8 / 9
8
しおりを挟む
「先生、締めすぎ。もう少し緩めて」
そんなことを言われてもどうすればいいのか分からないオレは、ひたすら痛みに耐えていた。
「息を吐いて。そうゆっくり。ほら、はーって」
言われるままにぎこちなく息を吐くと、わずかに痛みが引いた。
「上手い上手い。ゆっくり吸ったら吐いて」
そうやって何度か呼吸を繰り返すと、ようやく痛みが薄れて違和感だけになった。
「もう、逃げようなんてするから一気に挿れちゃったじゃん。もう少しゆっくり痛くないように挿れようと思ったのに。落ち着いた?もう動いてもいい?」
そう言うと、オレの返事など待たずに腰を動かし始めた。
せっかく痛みが引いたそこはゆっくりと出ていくそれに再び刺激され、さらに挿入ってくる時には痛みが増した。
その痛みと慣れない感触にオレは呻き声を上げて耐えるしか無かった。
とにかく痛かった。
出ても挿入っても痛い。ずっと痛い。快感なんてない。だけど、その苦行を与えている本人は気持ちがいいらしい。
「すごい、先生の中熱くて狭くて、ぎゅうぎゅう僕を締め付けて、すごく気持ちいい」
欲に濡れた声でそういい、腰のスピードを上げる。オレはその痛みと内臓を掻き回されるような異様な感覚に耐え、口から呻き声を上げていた。
狭い音楽準備室は卑猥な水音と乾いた腰を打ち付ける音、そしてオレの呻き声が響いていた。
いつまで続くのかと思ったその抽挿は不意に止み、腰をぐいぐい押し付けられた。
「うぅ・・・っ」
小さな呻き声と共にぴったりと腰をつけられ、身震いしたかと思うとその子はオレの中から出ていった。
支えを失ったオレの身体はそのまま横に倒れ込み、動けないでいると、自分の後処理を終えたその子はオレのもしてくれた。
オレの下肢を清め、後孔に薬を塗ってくれた。そして衣服を整えてくれる。
オレの頭は動かず、されるがままだった。おそらくショック状態だったんだろう。
「先生、切れてなかったけど腫れてたから薬塗っといたね。大丈夫?帰れる?タクシー呼ぶね」
その子はスッキリとした顔をにこにこさせて、スマホでタクシーを呼ぶとオレの肩に手をかけて立ち上がらせた。
その瞬間痛みが走る。
顔を顰めて身体を固くしたオレを気にかけながらどうにか校門まで連れてきてくれたその子は、やってきたタクシーにオレを乗せると笑顔で言った。
「また明日ね」
オレの意識は半分飛んでて、その言葉の意味を深く考えなかった。
ただ何となく、明日はもう来ないのに、と思ったような気がする。
そんなことを言われてもどうすればいいのか分からないオレは、ひたすら痛みに耐えていた。
「息を吐いて。そうゆっくり。ほら、はーって」
言われるままにぎこちなく息を吐くと、わずかに痛みが引いた。
「上手い上手い。ゆっくり吸ったら吐いて」
そうやって何度か呼吸を繰り返すと、ようやく痛みが薄れて違和感だけになった。
「もう、逃げようなんてするから一気に挿れちゃったじゃん。もう少しゆっくり痛くないように挿れようと思ったのに。落ち着いた?もう動いてもいい?」
そう言うと、オレの返事など待たずに腰を動かし始めた。
せっかく痛みが引いたそこはゆっくりと出ていくそれに再び刺激され、さらに挿入ってくる時には痛みが増した。
その痛みと慣れない感触にオレは呻き声を上げて耐えるしか無かった。
とにかく痛かった。
出ても挿入っても痛い。ずっと痛い。快感なんてない。だけど、その苦行を与えている本人は気持ちがいいらしい。
「すごい、先生の中熱くて狭くて、ぎゅうぎゅう僕を締め付けて、すごく気持ちいい」
欲に濡れた声でそういい、腰のスピードを上げる。オレはその痛みと内臓を掻き回されるような異様な感覚に耐え、口から呻き声を上げていた。
狭い音楽準備室は卑猥な水音と乾いた腰を打ち付ける音、そしてオレの呻き声が響いていた。
いつまで続くのかと思ったその抽挿は不意に止み、腰をぐいぐい押し付けられた。
「うぅ・・・っ」
小さな呻き声と共にぴったりと腰をつけられ、身震いしたかと思うとその子はオレの中から出ていった。
支えを失ったオレの身体はそのまま横に倒れ込み、動けないでいると、自分の後処理を終えたその子はオレのもしてくれた。
オレの下肢を清め、後孔に薬を塗ってくれた。そして衣服を整えてくれる。
オレの頭は動かず、されるがままだった。おそらくショック状態だったんだろう。
「先生、切れてなかったけど腫れてたから薬塗っといたね。大丈夫?帰れる?タクシー呼ぶね」
その子はスッキリとした顔をにこにこさせて、スマホでタクシーを呼ぶとオレの肩に手をかけて立ち上がらせた。
その瞬間痛みが走る。
顔を顰めて身体を固くしたオレを気にかけながらどうにか校門まで連れてきてくれたその子は、やってきたタクシーにオレを乗せると笑顔で言った。
「また明日ね」
オレの意識は半分飛んでて、その言葉の意味を深く考えなかった。
ただ何となく、明日はもう来ないのに、と思ったような気がする。
1
あなたにおすすめの小説
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
結婚間近だったのに、殿下の皇太子妃に選ばれたのは僕だった
釦
BL
皇太子妃を輩出する家系に産まれた主人公は半ば政略的な結婚を控えていた。
にも関わらず、皇太子が皇妃に選んだのは皇太子妃争いに参加していない見目のよくない五男の主人公だった、というお話。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /チャッピー
AI比較企画作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる