堕ちる君に愛を注ぐ~洗脳・歪んだ愛のカタチ~

Yura

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始まり(※少しシリアス)

変化

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(ガチャ…)

「ただいま」

セックスをしたあの日から僕の生活は何ひとつ変わってはいない。
監禁された時から変わったことと言えば、どんどん快楽に弱くなっていく自分自身の身体と、首輪が付いたこと…あとは毎日の御奉仕の仕方ぐらいだ。
今日もいつものソファがある部屋で待っていた僕は、帰ってきたこの部屋の主におかえりのキスをしていた。

『…んっ、あっ…おかえりなさい』

「うん、ただいま。早く帰って君の顔見たかった」

そう言いながら服の上から乳首を擦られ、とろんとした顔をしてしまう。ちょっと漏れ出た声に満足気な笑みを浮かべて僕を抱き抱えると先生はソファに腰掛けた。

「今日もしてくれるよね…?」

そう言った先生の言葉に躊躇することなく膝の上から降りた僕は先生の脚の間に身体を移動させる。

カチャカチャとベルトを外し、ズボンのボタンを外してチャックを降ろし先生のペニスを露出させる。
それを少し擦ってから僕は口の中に含み始めた。

『んっ…っふ、んんっ…っんう…』

自分の唾液と絡め合いながら音をどんどん大きくしていく。
そうすると先生は喜ぶのだ。
じゅぼじゅぼと音を立てながら慎重に御奉仕する。
最近、増えた御奉仕のひとつだった。

時折、口から出して亀頭を舌で舐めながら手で上下に擦りあげる。
無意識に上目遣いになる姿が良いらしく頭を撫でてもらえる。

そうしてまた口に含んでは吸うようにぐぽぐぽとまたフェラを始める。
先生がイクまでそれの繰り返しだ。

『んぐっ…じゅるっ…はあっ…あー…』

「最高に可愛い…。けど、今日はそれ以上の事してもらおうかな」

そう言うと先生は急に僕の頭を掴んだ。
「ほら、口に含んで?」と言われ、口にペニスを含んだ瞬間、グググッ…と僕の頭を掴んで先生の方に引き寄せるように奥に奥に侵入させられる。

『っ…んぐっ…んんんんっ!!!!』

「あー、喉奥気持ちい」

今すぐにでも吐き出したいぐらい喉奥まで突っ込まれた先生のペニスに僕は顔を歪ませながら歯を立てないように一生懸命耐えた。
歯を立てたら何をされるか分からない…歯を立てると痛いことぐらい自分も男だから知っている。

ググッと頭を掴んで押し込んだ後、グリグリと横に動かすように頭を移動させる。
喉奥でペニスが移動する。
嗚咽と共に吐き出したいのを耐えながら僕はヨダレをポタポタと垂らしていた。

暫くその行為が続いたあと、上を向かされた時には涙目で苦痛に歪んだ顔を先生に見られた。
そのままの状態でゆっくりとペニスが口から出ていく…。

『っかは…はあっ…はあっ…っう…』

「苦痛に歪む顔も凄くいいね」

ニコリと笑った顔に恐怖さえ感じたが、そんなことも言ってられない。
また頭を掴まれてペニスが口に侵入してきたのだ。
間髪入れずに今度は上下に動かされる。

『んぐっ…ぐっ…んんっ、ぐぅっ…』

ゴボゴボと音を立てながら繰り返される行為に喉奥がちょっとずつ開き始めているのが分かる。
先生のペニスも質量を増し、どんどん大きくなっていく。
それに合わせるかのように喉も開いていってるような感じだ。

『んんんんっ、ぐっ…んぐっっ!!!』

でも苦しいのは全然変わらなくて早くこの行為が終われ…と思いながら耐えるしかない。
喉奥が相当気持ちいいようで先生のペニスもブルブル震え始めた。
でもまだイク様子はない。
苦しさでいっぱいの僕は絶望感を味わいながらこの行為が終わることを願って先生の言う通りの御奉仕をする。

──────────────────

あれから相当な時間が経ったと思う。
まだ先生はイッてない。
口に含んだペニスを喉奥で擦り上げては取り出して…苦痛に歪む僕の顔を楽しんでいるようだった。
取り出される度に嗚咽に汚い声を上げる僕を見て笑みを零しているのだ。

『も…せんせ…早く…イッて…』

「ん?そんなに辛い?そうは見えないけど…」

ふと先生が僕の股間を右足でグッと踏んだ。『んあっ…』と言う声を出した瞬間、自分の股間を見ると既に起ちあがっていることに気付く。

『…っなんで…』

なんで、僕…こんなことしながら気持ちよくなってんだよ…。
苦しいだけなはずの行為がいつの間にか快感に変わって来ていたことに全然気付かなくて少し焦る。

「イラマチオ…しながらイッちゃう子もいるからね…そうだ。今日はイケるまで頑張ろうか…」

『む…むり…だよ…せんせ…っんぐっ!!!!』

また頭を掴まれて先生のペニスが口から侵入してきた。
いつもなら先生がイケば終わるのに…イラマチオして僕がイかないと終わらないって…なに…っ。
そう思いながら頭を掴まれた状態でぐぽぐぽと出たり入ったりしてくる。

だが、喉奥はもう完全に受け入れる体勢に入り始めていた。
長い時間、先生のを咥えていたから慣れ始めていたのだ。
それでも苦しいことには変わりなくて、ただよくよく考えてみると最初に入れられた時より喉奥が気持ちいいかもと思えてきた。
もう1種のマインドコントロールみたいなものだと思う。

『んぐっ…ぐっ…んんっ、んぅっ…』

「ほら、もっと吸うように口窄めて…」

イラマチオ=気持ちいいこと。と覚えさせられるのにそう時間は掛からなかった。
先生の言うことは絶対。
僕がイクまでこの行為が続けられるってことはこの行為は気持ちよくなっていって僕は果てる未来しかないのだ。

そう思ったら急に喉奥が気持ちよくなってきた。
なんでっ…!?と思ったが、さっきとは違うのは速度だった。
出し入れする速度が急に早くなったのだ。

大きなペニスを喉奥でゴツゴツされて、嗚咽を出しながらも感じてしまう。
先生も相当気持ちいいようで、時々「うっ…」と言う呻き声を出している。

『んんんんっ!!!!んぐっ、ぐっ!んーーー!!!』

先生が頭を掴んでいるせいで喉の再奥までペニスをググッと押し込まれる。
それが気持ちよかったのか先生が身震いしたあと…。

「…あ、イクっ…!!!!」

僕の口の中で精を吐き出した。
喉奥まで入ったペニスから出された精液を僕は吐き出せる訳もなく、ごくり…ごくり…と飲み込んでいった。
余韻に浸っている先生はいつまで経っても頭を離してくれなくて、僕はもごもごしながらペニスを抜かれるのを待った。

「はあ…ごめんね?つい気持ちよくなっちゃって…」

『…っげほっ…かはっ…はあっ…はあっ…』

漸く口からペニスを出された瞬間、先生の膝の上にぐったりと頭を置いた…。
撫で撫でと頭を撫でられながら、僕は呆然とした顔をしていた。

「ん?もしかしてイッた?」

喉奥で果てられた瞬間、僕もイッてしまったのだ。
パンツの中がぐちゃぐちゃになっているのが分かる。
イラマチオでイクなんて思わなかった。
恥ずかしさと自分の不甲斐なさに落胆した。

「これからは毎日、イケるように頑張ろうね」

こうやって変化していく日常と新しく増える快楽の種類に僕はまた適応していくのだ。
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