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俺はその日の昼休み、裏庭のベンチでジュリアスと話をする事にした。
「そうですか……夢で、神とシオンの魂にお会いしたのですか。」
「うん。ジュリアスの言った通り、俺の中には聖なる力が宿ってたんだ。普段は闇の魔力に隠れ、それが分からないけれど。それよりも……ジュリアスは、俺に心配するなって言ったよね?なのに、たった一晩でこの魔力の減り方はどうして……?昨日、何があったの!?」
「実は……あの魔方陣に加え、シオンがあの魔法薬を俺にもと言って持って来ましてね。」
「まさか、飲んだの!?」
「えぇ。何度も勧められ、断っては返って怪しまれると、仕方なく。会長たちの様子を見れば、即効性のない物だという事は分かっていましたし、何より俺の中には聖剣が眠ってますし……そう思い、一粒だけ。」
「そんな……!お願い、残りはもう飲まないで……?あの子の本命は、会長たちの中の誰かじゃなく、ジュリアスかも知れないんだから!」
「俺が……?」
「前にあの子は、ジュリアスの事を紳士的で素敵だって、会長たちと違うって言ってた。彼らをあんなふうにしたのは、ジュリアスをおびき寄せる為の罠だよ、きっと……!」
「兄上、落ち着いて下さい。人が来てしまいます。」
「ごめん……。」
「兄上……シオンは、俺をそういう目で見ていないと思います。」
「……え?」
「あの男の言動は、確かに俺に好意があるように見えますが……彼のあの目は、俺を愛している様な目には見えません。愛とは……相手を支配する事とは違います。それに、俺を愛していると言うならば、あなたの様な目で俺を見てくるはずです。」
「俺は……どんな目でジュリアスを見てる?」
「慈しむかの様な、優しくて暖かい目です。そして……俺の全てが欲しいと乞うてくる、情熱的な目です。」
俺、いつもそんな目でジュリアスを見てたんだ……恥ずかしいい、な。
ジュリアスは赤くなった俺の頬に手を添え、俺の顔を上げさせると……熱い目で俺を見た。
「兄上……また俺に魔力を下さいますか?」
「うん、一杯あげる。それで、ジュリアスを守ってあげる。あなたの身体に入ったあの子の魔力なんか、俺が消してあげるよ。」
ジュリアスは俺の頬に手を添え、深く口づけた。
お願い……俺の中にある聖なる力……どうかジュリアスを守って?
ジュリアスは、やっと手にした俺の幸せなんだ……あの子にだけは、絶対奪われたくない──。
ジュリアスは、何度も角度を変え、俺の唇を奪う。
そして俺の息が上がる頃には、彼の魔力はすっかり元に戻っていた──。
「兄上……俺は今日の放課後、もう一度寮に行きます。あそこで、もう少し調べたい事があるので。」
「分かった。マルスさんが一度学園長と話をするって言ってたから、きっともうすぐ学園も動き出すと思う。ジュリアス、どうか無茶はしないね──?」
「そうですか……夢で、神とシオンの魂にお会いしたのですか。」
「うん。ジュリアスの言った通り、俺の中には聖なる力が宿ってたんだ。普段は闇の魔力に隠れ、それが分からないけれど。それよりも……ジュリアスは、俺に心配するなって言ったよね?なのに、たった一晩でこの魔力の減り方はどうして……?昨日、何があったの!?」
「実は……あの魔方陣に加え、シオンがあの魔法薬を俺にもと言って持って来ましてね。」
「まさか、飲んだの!?」
「えぇ。何度も勧められ、断っては返って怪しまれると、仕方なく。会長たちの様子を見れば、即効性のない物だという事は分かっていましたし、何より俺の中には聖剣が眠ってますし……そう思い、一粒だけ。」
「そんな……!お願い、残りはもう飲まないで……?あの子の本命は、会長たちの中の誰かじゃなく、ジュリアスかも知れないんだから!」
「俺が……?」
「前にあの子は、ジュリアスの事を紳士的で素敵だって、会長たちと違うって言ってた。彼らをあんなふうにしたのは、ジュリアスをおびき寄せる為の罠だよ、きっと……!」
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「……え?」
「あの男の言動は、確かに俺に好意があるように見えますが……彼のあの目は、俺を愛している様な目には見えません。愛とは……相手を支配する事とは違います。それに、俺を愛していると言うならば、あなたの様な目で俺を見てくるはずです。」
「俺は……どんな目でジュリアスを見てる?」
「慈しむかの様な、優しくて暖かい目です。そして……俺の全てが欲しいと乞うてくる、情熱的な目です。」
俺、いつもそんな目でジュリアスを見てたんだ……恥ずかしいい、な。
ジュリアスは赤くなった俺の頬に手を添え、俺の顔を上げさせると……熱い目で俺を見た。
「兄上……また俺に魔力を下さいますか?」
「うん、一杯あげる。それで、ジュリアスを守ってあげる。あなたの身体に入ったあの子の魔力なんか、俺が消してあげるよ。」
ジュリアスは俺の頬に手を添え、深く口づけた。
お願い……俺の中にある聖なる力……どうかジュリアスを守って?
ジュリアスは、やっと手にした俺の幸せなんだ……あの子にだけは、絶対奪われたくない──。
ジュリアスは、何度も角度を変え、俺の唇を奪う。
そして俺の息が上がる頃には、彼の魔力はすっかり元に戻っていた──。
「兄上……俺は今日の放課後、もう一度寮に行きます。あそこで、もう少し調べたい事があるので。」
「分かった。マルスさんが一度学園長と話をするって言ってたから、きっともうすぐ学園も動き出すと思う。ジュリアス、どうか無茶はしないね──?」
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