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第十三部:勇者とダンジョンと魔物(二)
シュウジが立ち去った後の会話
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「行きましたね」
「イクのはぁもう少ししてからでしょうけどねぇ」
「私の時もあんな感じでしたけど、何と言ったらいいのか、気づいたら騙されていた感じでしたね。でもそれが嫌な感じではないのが不思議です」
シュウジさんがフランシーヌさんを抱き上げて部屋を出ていきました。おそらく戻ってくる頃には彼女も素直になっているでしょう。
フランシーヌさんが素直じゃない性格なのは誰にでも分かります。ですがそれをそのまま伝えれば怒ります。少し面倒な性格なんです。ですのであんな風に焚きつけました。
私は彼女が嫌いではありませんよ? 言い方が少々キツイことはありますが、私のことを気にしてくれていたのはが間違いありません。今度は私が彼女のために人肌脱ぐ番です。ベッドで脱ぐのは彼女ですけど。
「オリエさんもぉそんなことをぉ言ってましたねぇ。巧ぁく乗せられてしまうとぉ」
「あの口の巧さは神だからだとかスキルがあるからだとか、そのようなこととは別なんでしょう」
初めてシュウジさんに会った時のことを思い出すと……凹みます。どうして最初にあのような頭の悪い言い方をしたのか。殺しておいて「ごめんね♡」って……。可愛く言えば許されるとでも思ったんでしょうね。今考えれば相当切羽詰まっていたようですね。よくシュウジさんは諦めずに私の相手をしてくれたものです。
今さらですけど、私の全てを捧げます。最初に前も後ろも、全てを捧げていますけど。シュウジさんが触っていない場所はありませんから。
「ミレーヌさん、一つ聞いてもいいですかぁ?」
「何ですか?」
「ミレーヌさんはぁシュウジくんがぁ他の女神様を抱いてもぉ嫌と思わないんですかぁ?」
「思いませんよ」
キッパリとそう言えます。嫉妬をしないように気をつけているわけではなく、そもそも人と違ってそのようなことでは嫉妬はしません。
「マルティーヌさん、どうして人は配偶者や恋人に別の相手が現れると嫉妬をするんだと思いますか?」
「そうですねぇ、奪われると思うからでしょうねぇ」
「そうでしょうね。たしかにその時は奪われますね。でも待っていればまた戻ってきてくれます」
「戻ってきますかぁ?」
マルティーヌさんは可愛らしく首を傾げました。この人は本当に小型犬のような可愛らしさがあります。見た目だけですけど。中身は完全にエロ特化です。
「はい。私たちは年を取りませんから、一〇年でも一〇〇年でも、それこそ一万年でも待てばいいだけです」
「ああぁ、なるほどぉ」
マルティーヌさんは手をポンと叩きました。
人には寿命があります。寿命の長いエルフでも一〇〇〇年、人間ならたったの一〇〇年。その人生で最も輝けるのはわずかな期間。その一番輝ける期間を愛する人と一緒に過ごして体を重ねたいと思うのは当然でしょう。
でも寿命のない私たちには、たとえ夫や恋人に新しい相手ができても座して待つというのが基本です。つまり気が長いのです。
それにシュウジさんも私に飽きる時があるでしょう。しばらく離れることがあっても不思議ではありません。ですがその新しい相手にも飽きるでしょう。そうなれまいずれまた戻ってきてくれます。
「そういうマルティーヌさんこそ、そもそも嫉妬しないじゃないですか」
マルティーヌさんはシュウジさんがどれだけ他の女性を抱いても気にしなかったそうです。
「シュウジくんのぉ恋人になりたいとはぁ思わなかったですからぁ。抱いてもらえるだけでぇ十分なんですぅ。でもぉフランシーヌさんはぁ嫉妬してませんでしたかぁ?」
「いえ、自分に恋人がいないのに顔見知りに恋人ができることはまた別の問題ですから」
配偶者や恋人に対して嫉妬はしないということです。ライバルには嫉妬するでしょうね。
「ひょっとしてぇ、ミレーヌさんはぁ勝ち組ですかぁ?」
「少し前までは落ちこぼれでしたけどね」
思わずニヤけてしまいます。そうなんです。一発逆転です。最初に一発どころか何百発もされましたけど、中出しされまくりましたけど、逆転人生です。
シュウジさんのいた日本には八百万の神という言葉があるように、実は神はたくさんいます。でも神の世界もそれなりに大変なんです。男神か女神かに関係なく、相手がいる神に手を出してはいけないという決まりがあります。でも本人が望めば浮気もアリです。ちなみに私はシュウジさん一筋ですから浮気はしませんよ。
そういう状況ですから、人気のある神はモテモテです。たくさんの配偶者を持ちます。そして配偶者同士は仲がいいんですけど、相手がいない神からは嫉妬されます。今のシュウジさんと私とフランシーヌさんの関係がそれです。もう今頃はフランシーヌさんもこっち側ですけどね。
「そういえばぁ、フランシーヌさんはぁお仕事をしてるんですよねぇ。仕事は続けるんでしょうかぁ?」
「そうですね……。おそらくですけど、化身を使っていると思います。今まで通りでしょうね」
フランシーヌさんなら仕事を放り出すというのはなさそうです。後継者を探すか、それとも作り出すか。
「それに仕事をさせてぇ自分はこのお屋敷にってぇことですねぇ」
「いえ、本体はこの屋敷というか神域の方でしょう。化身を増やすことはありそうです。本体は神域、今の化身をここですね。そして仕事用に別の化身を作って、自分の知り合いだと紹介して引き継がせるかもしれません。神が地上に降りるのは悪くはないんですけど、向こうは向こうでやることがありますから」
「そうでしたぁ。今のミレーヌさんもぉ本体はぁ向こうでしたねぇ」
「ええ、そうです」
はい、私は化身、つまり身代わりのようなものを作ってそれをこの屋敷に置いています。ここでマルティーヌさんと話をしているのは化身の方です。神の処理能力を以てすれば、化身を自分と同じように動かすのは問題ありません。ほぼ自動ですけどね。CPUに例えるなら、私はまだ未熟なので自分以外に一体が精一杯のディアルコアですけど、おそらくフランシーヌさんなら二体や三体は作れるクアッドコアでしょう。
「ミレーヌさんとぉフランシーヌさんにぃできるならぁ、シュウジくんにもぉできるんですよねぇ?」
「できますね。今はまだ無理かもしれませんけど」
「前後にぃシュウジくんのをぉ入れてもらうのもぉ、やろうと思えばぁできるわけですよねぇ?」
前後? 前の穴と後ろの穴に同時に……。
「……マルティーヌさん、あなたは天才ですか?」
化身はどんな神も使います。地上に神託を下したり、あるいは神の使いとして派遣したり。そのようなことは教本にも載っていました。でもベッドで使うことは載っていませんでした。教本だから当然でしょうか。
「シュウジくんならぁ気合いで習得しそうですけどねぇ」
「シュウジさんが戻ってきたら訓練方法を教えますね」
「なんとなくですけどぉ、シュウジくんはぁソッチのことならぁすぐに身に付けられると思いますよぉ」
近いうちに訓練してもらいましょう。フランシーヌさんも喜んで協力してくれるでしょう。
「イクのはぁもう少ししてからでしょうけどねぇ」
「私の時もあんな感じでしたけど、何と言ったらいいのか、気づいたら騙されていた感じでしたね。でもそれが嫌な感じではないのが不思議です」
シュウジさんがフランシーヌさんを抱き上げて部屋を出ていきました。おそらく戻ってくる頃には彼女も素直になっているでしょう。
フランシーヌさんが素直じゃない性格なのは誰にでも分かります。ですがそれをそのまま伝えれば怒ります。少し面倒な性格なんです。ですのであんな風に焚きつけました。
私は彼女が嫌いではありませんよ? 言い方が少々キツイことはありますが、私のことを気にしてくれていたのはが間違いありません。今度は私が彼女のために人肌脱ぐ番です。ベッドで脱ぐのは彼女ですけど。
「オリエさんもぉそんなことをぉ言ってましたねぇ。巧ぁく乗せられてしまうとぉ」
「あの口の巧さは神だからだとかスキルがあるからだとか、そのようなこととは別なんでしょう」
初めてシュウジさんに会った時のことを思い出すと……凹みます。どうして最初にあのような頭の悪い言い方をしたのか。殺しておいて「ごめんね♡」って……。可愛く言えば許されるとでも思ったんでしょうね。今考えれば相当切羽詰まっていたようですね。よくシュウジさんは諦めずに私の相手をしてくれたものです。
今さらですけど、私の全てを捧げます。最初に前も後ろも、全てを捧げていますけど。シュウジさんが触っていない場所はありませんから。
「ミレーヌさん、一つ聞いてもいいですかぁ?」
「何ですか?」
「ミレーヌさんはぁシュウジくんがぁ他の女神様を抱いてもぉ嫌と思わないんですかぁ?」
「思いませんよ」
キッパリとそう言えます。嫉妬をしないように気をつけているわけではなく、そもそも人と違ってそのようなことでは嫉妬はしません。
「マルティーヌさん、どうして人は配偶者や恋人に別の相手が現れると嫉妬をするんだと思いますか?」
「そうですねぇ、奪われると思うからでしょうねぇ」
「そうでしょうね。たしかにその時は奪われますね。でも待っていればまた戻ってきてくれます」
「戻ってきますかぁ?」
マルティーヌさんは可愛らしく首を傾げました。この人は本当に小型犬のような可愛らしさがあります。見た目だけですけど。中身は完全にエロ特化です。
「はい。私たちは年を取りませんから、一〇年でも一〇〇年でも、それこそ一万年でも待てばいいだけです」
「ああぁ、なるほどぉ」
マルティーヌさんは手をポンと叩きました。
人には寿命があります。寿命の長いエルフでも一〇〇〇年、人間ならたったの一〇〇年。その人生で最も輝けるのはわずかな期間。その一番輝ける期間を愛する人と一緒に過ごして体を重ねたいと思うのは当然でしょう。
でも寿命のない私たちには、たとえ夫や恋人に新しい相手ができても座して待つというのが基本です。つまり気が長いのです。
それにシュウジさんも私に飽きる時があるでしょう。しばらく離れることがあっても不思議ではありません。ですがその新しい相手にも飽きるでしょう。そうなれまいずれまた戻ってきてくれます。
「そういうマルティーヌさんこそ、そもそも嫉妬しないじゃないですか」
マルティーヌさんはシュウジさんがどれだけ他の女性を抱いても気にしなかったそうです。
「シュウジくんのぉ恋人になりたいとはぁ思わなかったですからぁ。抱いてもらえるだけでぇ十分なんですぅ。でもぉフランシーヌさんはぁ嫉妬してませんでしたかぁ?」
「いえ、自分に恋人がいないのに顔見知りに恋人ができることはまた別の問題ですから」
配偶者や恋人に対して嫉妬はしないということです。ライバルには嫉妬するでしょうね。
「ひょっとしてぇ、ミレーヌさんはぁ勝ち組ですかぁ?」
「少し前までは落ちこぼれでしたけどね」
思わずニヤけてしまいます。そうなんです。一発逆転です。最初に一発どころか何百発もされましたけど、中出しされまくりましたけど、逆転人生です。
シュウジさんのいた日本には八百万の神という言葉があるように、実は神はたくさんいます。でも神の世界もそれなりに大変なんです。男神か女神かに関係なく、相手がいる神に手を出してはいけないという決まりがあります。でも本人が望めば浮気もアリです。ちなみに私はシュウジさん一筋ですから浮気はしませんよ。
そういう状況ですから、人気のある神はモテモテです。たくさんの配偶者を持ちます。そして配偶者同士は仲がいいんですけど、相手がいない神からは嫉妬されます。今のシュウジさんと私とフランシーヌさんの関係がそれです。もう今頃はフランシーヌさんもこっち側ですけどね。
「そういえばぁ、フランシーヌさんはぁお仕事をしてるんですよねぇ。仕事は続けるんでしょうかぁ?」
「そうですね……。おそらくですけど、化身を使っていると思います。今まで通りでしょうね」
フランシーヌさんなら仕事を放り出すというのはなさそうです。後継者を探すか、それとも作り出すか。
「それに仕事をさせてぇ自分はこのお屋敷にってぇことですねぇ」
「いえ、本体はこの屋敷というか神域の方でしょう。化身を増やすことはありそうです。本体は神域、今の化身をここですね。そして仕事用に別の化身を作って、自分の知り合いだと紹介して引き継がせるかもしれません。神が地上に降りるのは悪くはないんですけど、向こうは向こうでやることがありますから」
「そうでしたぁ。今のミレーヌさんもぉ本体はぁ向こうでしたねぇ」
「ええ、そうです」
はい、私は化身、つまり身代わりのようなものを作ってそれをこの屋敷に置いています。ここでマルティーヌさんと話をしているのは化身の方です。神の処理能力を以てすれば、化身を自分と同じように動かすのは問題ありません。ほぼ自動ですけどね。CPUに例えるなら、私はまだ未熟なので自分以外に一体が精一杯のディアルコアですけど、おそらくフランシーヌさんなら二体や三体は作れるクアッドコアでしょう。
「ミレーヌさんとぉフランシーヌさんにぃできるならぁ、シュウジくんにもぉできるんですよねぇ?」
「できますね。今はまだ無理かもしれませんけど」
「前後にぃシュウジくんのをぉ入れてもらうのもぉ、やろうと思えばぁできるわけですよねぇ?」
前後? 前の穴と後ろの穴に同時に……。
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「シュウジさんが戻ってきたら訓練方法を教えますね」
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