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第五部:勉強と試験
夜這いじゃない、夜這いでもいいけど、まあどっちでも同じだ
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「あ~~~う~~~」
「いい復習ができたな。リュシエンヌのおかげだ。今日も時間は未定だが、しっかりと勉強するぞ。全身全霊で指導してくれよ」
厳密には全身を使った指導だな。
「ふぁいぃ、どりょくいたしましゅぅ」
ヘロヘロになったリュシエンヌをお姫様抱っこでシャワーに運ぶ。勉強と同じくらい復習をしてしまった。実際には予習と復習こそが上達の早道と言われるからな。でもちょっと頑張りすぎたか。とりあえずリュシエンヌを椅子に座らせると、肩からお湯をかけて汗を洗い流す。
昨日の勉強はエミリアの時と同じように【カメラ】を使って保存した。そして一度休憩すると、次の復習はその映像を二人で見ながら行った。
リュシエンヌは【カメラ】に驚いてかなり興奮して我を忘れてしまった。本来あの年頃ならそんなもんだろう。お淑やかな彼女が目をまん丸にして「え~~~っ! すごいすご~~~い! どうなってるんですか~~~?」って前のめりで。いや、新鮮だった。
俺には動画再生なんて珍しくも何ともないけど、昭和の頭までしか生きていなかった彼女にはものすごい技術に見えたんだろう。年齢相応の雰囲気に戻ったリュシエンヌを相手に新鮮味を感じてハッスルしてしまった。精神的に若返ったせいだろうけど、明らかに対象年齢の下限が下がったのが分かる。この状態で日本に戻ればかなり危ない。お巡りさんと毎日お話をしそうだ。
リュシエンヌを部屋に連れて戻ると、もう寝落ちしそうだったから着替えさせてベッドに寝かせた。俺はステータス的にもまだまだ元気だけど、リュシエンヌはそうじゃない。そろそろ寝る時間だった。
「公爵様、一つお願いがございます」
布団をかけるとリュシエンヌが真面目な顔で俺を見た。
「何だ?」
「寝る前に恋人とするキスをしてくださいませ」
先ほどまでのは勉強だった。つまりここからは家庭教師と教え子じゃなくて恋人として接することになる。そうなりたいという彼女の意思だ。俺はそれに応えよう。
「……分かった」
俺の言葉を聞いてリュシエンヌが目を閉じたのを見ると、ゆっくりと唇を重ねる。しばらくしてどちらともなく舌を絡ませる。たっぷり一分ほどはそうしていただろうか、ゆっくりと唇を離した。
「……これでいいか?」
声をかけるとリュシエンヌは一度目を開けて微笑んでから、また目を閉じた。
「はい、満足でございます。では私は明日に備えて体を休めます。シュウジ様」
「リュシエンヌ、ゆっくりお休み」
◆◆◆
リュシエンヌには【体力回復】と【睡眠】をかけて寝かせた。俺はこれから何をしようか。もう深夜だ。ミレーヌの部屋に向かうか。いや、夜這いじゃない。ちょっと確認したいことあるだけだ。夜這いでもいいけど、多分ミレーヌは寝てないだろう。そうしたらすることは同じだ。
人間と違ってミレーヌは寝る必要がない。寝ようと思えば寝られるけど、寝なくても活動はできるらしい。体を休めるという意味はほとんどなく、スイッチのオンオフくらいの意味しかないそうだ。
確認したいことは一つ。それは俺の中で起きている変化。
俺は女を褒めようと思えばいくらでも誉められる。でも嘘はつかない。外見でも性格でも、短所がないように言うんじゃなくて、長所を徹底して褒める。
自分の顔に自信がないと言う女に向かって「全然そんなことはないよ」と言ってもなかなか受け入れてはもらえない。それよりも「唇がふっくらして可愛いね」とか「指が綺麗だね」とか「そのホクロがセクシーだよ」とか、褒められる部分を褒める。褒め方はベタでもいい。プラスでマイナスを補う感じだ。
ちなみにこれは店や同業者だから通じる話で、会社で同僚や部下に向かって言ったら一発でセクハラになるからやめておけ。そのせいでたまに客が会社を追われると知り合いのホステスたちは言っていた。勘違いはしちゃいけない。
でもリュシエンヌを相手にした時をあらためて思い返すと、どうもおかしい気がした。いや、こっちに来てから全体的におかしいか。女は好きだったけど、至高とか究極とか無窮とか、そういうことを口にすることはなかった。禅がどうとか、そういうこともだ。
こうやって冷静に考えると、例えば以前ならリュシエンヌに手を出そうとはしなかったはずだ。いや、美少女なのは間違いない。この国では結婚できる年齢なのは間違いないけど、元日本人の俺としては少々若いと思ってしまう。やっぱり趣味が変わったんだろう。ヤったことそのものには後悔はない。大満足だ。
ミレーヌに言わせれば体が少し若返り、精神もそれに引っ張られるように若返ったそうだけど、趣味まで変わるとはさすがに思わなかった。もしかして薬でも盛られたか、それとも魔法でもかけられたか、それともこの世界のおかしな病気にでもかかったかと思ってステータスのログ画面を見たら、気になるものがあった。
俺の目に入ったのは「【神の愛】を行使した」という一文だった。表示的には魔法かスキルのはずだ。さらにログを遡るとエミリアを抱いた時にも「【神の愛】を行使した」とある。でもステータスを見ても、【神の愛】なんて存在しない。神域でチェックした時にもなかったはずだ。
俺が所有する魔法やスキルはかなり多いから見落としがあったかもしれないけど、検索してもないんだからあの時もなかったんだろう。そもそも【神の愛】なんだからミレーヌ絡みだろうと思ってどんどん遡ると、ほぼ最初にあった。
あれはミレーヌのうなじを舐めた時だ。ピリッとした感覚があった気がしたけど、そこで「神の欠片を手に入れた」とあり、そのすぐ下に「【神の愛】を身に付けた」と出ていた。これだ。
あれからミレーヌを何回も抱いたけど、そこには表示されていない。エミリアとリュシエンヌの時だけだ。それでこの【神の愛】というのを【鑑定】で調べようと思ったけど、そもそも一覧に表示されていないんだから調べようがない。それなら聞く相手はミレーヌしかいない。
「いい復習ができたな。リュシエンヌのおかげだ。今日も時間は未定だが、しっかりと勉強するぞ。全身全霊で指導してくれよ」
厳密には全身を使った指導だな。
「ふぁいぃ、どりょくいたしましゅぅ」
ヘロヘロになったリュシエンヌをお姫様抱っこでシャワーに運ぶ。勉強と同じくらい復習をしてしまった。実際には予習と復習こそが上達の早道と言われるからな。でもちょっと頑張りすぎたか。とりあえずリュシエンヌを椅子に座らせると、肩からお湯をかけて汗を洗い流す。
昨日の勉強はエミリアの時と同じように【カメラ】を使って保存した。そして一度休憩すると、次の復習はその映像を二人で見ながら行った。
リュシエンヌは【カメラ】に驚いてかなり興奮して我を忘れてしまった。本来あの年頃ならそんなもんだろう。お淑やかな彼女が目をまん丸にして「え~~~っ! すごいすご~~~い! どうなってるんですか~~~?」って前のめりで。いや、新鮮だった。
俺には動画再生なんて珍しくも何ともないけど、昭和の頭までしか生きていなかった彼女にはものすごい技術に見えたんだろう。年齢相応の雰囲気に戻ったリュシエンヌを相手に新鮮味を感じてハッスルしてしまった。精神的に若返ったせいだろうけど、明らかに対象年齢の下限が下がったのが分かる。この状態で日本に戻ればかなり危ない。お巡りさんと毎日お話をしそうだ。
リュシエンヌを部屋に連れて戻ると、もう寝落ちしそうだったから着替えさせてベッドに寝かせた。俺はステータス的にもまだまだ元気だけど、リュシエンヌはそうじゃない。そろそろ寝る時間だった。
「公爵様、一つお願いがございます」
布団をかけるとリュシエンヌが真面目な顔で俺を見た。
「何だ?」
「寝る前に恋人とするキスをしてくださいませ」
先ほどまでのは勉強だった。つまりここからは家庭教師と教え子じゃなくて恋人として接することになる。そうなりたいという彼女の意思だ。俺はそれに応えよう。
「……分かった」
俺の言葉を聞いてリュシエンヌが目を閉じたのを見ると、ゆっくりと唇を重ねる。しばらくしてどちらともなく舌を絡ませる。たっぷり一分ほどはそうしていただろうか、ゆっくりと唇を離した。
「……これでいいか?」
声をかけるとリュシエンヌは一度目を開けて微笑んでから、また目を閉じた。
「はい、満足でございます。では私は明日に備えて体を休めます。シュウジ様」
「リュシエンヌ、ゆっくりお休み」
◆◆◆
リュシエンヌには【体力回復】と【睡眠】をかけて寝かせた。俺はこれから何をしようか。もう深夜だ。ミレーヌの部屋に向かうか。いや、夜這いじゃない。ちょっと確認したいことあるだけだ。夜這いでもいいけど、多分ミレーヌは寝てないだろう。そうしたらすることは同じだ。
人間と違ってミレーヌは寝る必要がない。寝ようと思えば寝られるけど、寝なくても活動はできるらしい。体を休めるという意味はほとんどなく、スイッチのオンオフくらいの意味しかないそうだ。
確認したいことは一つ。それは俺の中で起きている変化。
俺は女を褒めようと思えばいくらでも誉められる。でも嘘はつかない。外見でも性格でも、短所がないように言うんじゃなくて、長所を徹底して褒める。
自分の顔に自信がないと言う女に向かって「全然そんなことはないよ」と言ってもなかなか受け入れてはもらえない。それよりも「唇がふっくらして可愛いね」とか「指が綺麗だね」とか「そのホクロがセクシーだよ」とか、褒められる部分を褒める。褒め方はベタでもいい。プラスでマイナスを補う感じだ。
ちなみにこれは店や同業者だから通じる話で、会社で同僚や部下に向かって言ったら一発でセクハラになるからやめておけ。そのせいでたまに客が会社を追われると知り合いのホステスたちは言っていた。勘違いはしちゃいけない。
でもリュシエンヌを相手にした時をあらためて思い返すと、どうもおかしい気がした。いや、こっちに来てから全体的におかしいか。女は好きだったけど、至高とか究極とか無窮とか、そういうことを口にすることはなかった。禅がどうとか、そういうこともだ。
こうやって冷静に考えると、例えば以前ならリュシエンヌに手を出そうとはしなかったはずだ。いや、美少女なのは間違いない。この国では結婚できる年齢なのは間違いないけど、元日本人の俺としては少々若いと思ってしまう。やっぱり趣味が変わったんだろう。ヤったことそのものには後悔はない。大満足だ。
ミレーヌに言わせれば体が少し若返り、精神もそれに引っ張られるように若返ったそうだけど、趣味まで変わるとはさすがに思わなかった。もしかして薬でも盛られたか、それとも魔法でもかけられたか、それともこの世界のおかしな病気にでもかかったかと思ってステータスのログ画面を見たら、気になるものがあった。
俺の目に入ったのは「【神の愛】を行使した」という一文だった。表示的には魔法かスキルのはずだ。さらにログを遡るとエミリアを抱いた時にも「【神の愛】を行使した」とある。でもステータスを見ても、【神の愛】なんて存在しない。神域でチェックした時にもなかったはずだ。
俺が所有する魔法やスキルはかなり多いから見落としがあったかもしれないけど、検索してもないんだからあの時もなかったんだろう。そもそも【神の愛】なんだからミレーヌ絡みだろうと思ってどんどん遡ると、ほぼ最初にあった。
あれはミレーヌのうなじを舐めた時だ。ピリッとした感覚があった気がしたけど、そこで「神の欠片を手に入れた」とあり、そのすぐ下に「【神の愛】を身に付けた」と出ていた。これだ。
あれからミレーヌを何回も抱いたけど、そこには表示されていない。エミリアとリュシエンヌの時だけだ。それでこの【神の愛】というのを【鑑定】で調べようと思ったけど、そもそも一覧に表示されていないんだから調べようがない。それなら聞く相手はミレーヌしかいない。
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