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第十三部:勇者とダンジョンと魔物(二)
それぞれの家
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「シュウジくん、こっちですぅ」
「「「マスター、完成しました」」」
ワンコが俺を呼んでいると言われて裏庭に向かえば、そこには立派な家、いや小屋があった。丸太と角材を使った建物で、なんとなくスイスにありそうだと思った。ハイジの山小屋だな。裏に山はないけど木があって、まあイメージは合うな。
「早いなあ」
「材料や道具を揃えていただきましたので、作業するだけです」
「力はありますので」
この子たちの力は普通の兵士たちよりもずっと上だ。さすがにトップレベルの冒険者ほどじゃないけど、十分な体力も腕力もある。持ち上げられさえすれば下半身はまだ子犬でも大型犬だ。俺が見たところでは、あのパワーはブルドーザーだ。俺が資材を積んでおいた場所から石材や木材を持ち出して組み上げていた。上手に漆喰も使われているなあ。
「何にしても雨が降らなくてよかったな」
この国には梅雨はない。冬もそこまで寒くもなく、夏もそこまで暑くもなく、雨季も乾季もない。おそらく過ごしやすいだろう。
「それにしてもワンコも仲良くなったな」
「種族は違いますけどぉ、共通点がありますからねぇ」
そう。いつの間にかワンコはスキュラたちと仲良くなった。やっぱりお互いに犬の部分があるからだろう。性格は全然違うけどな。
そしてこの家がハイジっぽくなったのはワンコの指示だろう。まあこの敷地にいきなり純和風建築が建ったらそれはそれは違和感が凄いだろうな。リュシエンヌは喜ぶだろうけど。
「家具とかは必要か?」
「そうですね。テーブルくらいあれば」
「椅子は……必要ないか。ベッドはどうだ?」
この子たちは基本的に立ったまま眠る。犬たちは寝そべるけど、上半身は直立したままだ。たまにグタッと前に倒れるのでビックリする。
「なくてもいいですけど、あれば上半身だけ横になります」
「なら用意させよう。そしてこれが新しい印だ」
「「「わあ~~~っ‼」」」
俺が取り出したのは植物をモチーフにした大きなバレッタだ。従魔を町の中に入れるなら所有者が分かるものを身に付けさせなければならない。従魔と一口に言っても種類は多く、農作業用の魔獣なんかだと首輪がほとんどだ。でもスキュラたちは上半身は女の子だから首輪ってのもな。だからバレッタにした。今は単なるリボンだ。
「五種類あるから話し合って決めてくれ」
「「「はい!」」」
ハイビスカス(赤)、クレマチス(青)、クローバー(緑)、ヒマワリ(黄)、サクラ(ピンク)の五色。戦隊モノだ。クローバーって地味に思えるかもしれないけど、デザインとしてはアイビーと並んで人気があるから選んでみた。
「決まりました」
「揉めなかったか?」
「はい、一瞬で決まりました」
「元々髪に花を付けたりしていましたので」
「好きな色もバラバラでしたので」
「みんなの好みが分かるって、さすがマスターですね」
「それはたまたまだ」
そんなところを持ち上げられても困る。区別のために花を付けていたと聞いた気がしたから、モチーフを花にしてみただけだ。
「シュウジくん?」
スキュラたちを見ていたワンコがこっちを向いた。そんな目をするな。
「みんなの分も作る。デザインは要相談だ」
ワンコが物欲しそうな顔をしたからつい言ってしまった。ワンコも女だ。人並みに身だしなみには気を使う。
「それならぁ、く——」
「首輪はナシだからな」
「……」
釘を刺しておいた。おそらく首輪に鎖が付いたものを欲しがるはずだ。ワンコとリュシエンヌなら首輪だろうが拘束具だろうが喜んで付けるだろうけど、使用人たちに見られるからな。夜ならともかく首輪を普段使いされても俺が困る。
スキュラたちは髪をハーフアップにして、後頭部の真ん中やや上寄りにバレッタを付けていた。こんなのを付けている野生も魔物はいないだろう。お互いに見せ合ってキャイキャイやってるのを見て、ふと一人いないことを思い出した。
「そういえばトゥーリアがどこに行ったか知らないか?」
ここのところトゥーリアは敷地の西の端の方、芝が生えているあたりでゴロゴロしていた。ドラゴンというよりも猫に近い。寝るのが好きなんだそうだ。寝すぎて体が成長するくらいに。そのトゥーリアの姿がなかった。
アドニス王には伝えているし、うちにドラゴンがいることは日報紙で王都の住民たちも知っている。出歩いても問題ないけど、人の多い王都でドラゴンの離着陸ができそうな場所は王宮か練兵場くらいしかない。歩いて移動したら迷惑だからな。
「庭に穴を掘っていました」
「穴は通るたびに塞いでいますね」
「穴?」
よく見ると芝の生えた横に芝も草もない、土が剥き出しになった丸い地面が見えた。
「巣を作るそうです」
「まあ掘っちゃダメとは言わなかったけどな」
そんな話をしているうちにボコッと穴ができ、トゥーリアが顔を出した。
《おお、シュウジ。少し掘らせてもらった》
「人が落ちないように気をつけてくれよ」
《掘るごとに固めておるから問題ない。それに作業中は出入り口は塞ぐからのう》
中を覗くと、出入り口付近は斜面になって、そこから巣穴が続いている。こいつはドラゴンじゃなくてモグラか? たしかモグラって土竜って漢字だったよな。鯉は滝を登って竜になる。モグラは地面に潜ってドラゴンになる。そんなわけはないか。
「そうそう、一つ聞きたいことがあったんだ」
《ほう。何じゃ?》
「あの五一階のことだ。あそこから五〇階に戻ったらボス部屋があったけど、あの扉は五一階の側からしか開かないのか?」
階段を上がって通路を進んだらエグランティーヌがいたボス部屋に入れた。ただ扉を閉めたら二度と開かなくなった。
《あれは我だけが通れるようになっておる》
「それなら五〇階に戻った時に確認したら開かなかったのは、トゥーリアが異空間に入ってたからか?」
《開かなかったのならそうじゃろう。確証はないがのう》
まあトゥーリアは自由に通れるんだから確証はなくて当然だな。
「とりあえずそれだけだ。それとあの部屋にあった財宝はどうすればいい?」
《ん? あれか。好きに使うてくれ。我には必要ない》
「それなら預かっておくけど、もし必要になったら言ってくれ。鱗一枚だけは贈り物に使ったけど、他はそのままだ」
ドラゴンは財宝の番人だと言われる。溜め込んだ財宝を守るようにして寝ているからだ。それならドラゴンの財宝を与預かっている俺は財宝の番人の番人か?
「「「マスター、完成しました」」」
ワンコが俺を呼んでいると言われて裏庭に向かえば、そこには立派な家、いや小屋があった。丸太と角材を使った建物で、なんとなくスイスにありそうだと思った。ハイジの山小屋だな。裏に山はないけど木があって、まあイメージは合うな。
「早いなあ」
「材料や道具を揃えていただきましたので、作業するだけです」
「力はありますので」
この子たちの力は普通の兵士たちよりもずっと上だ。さすがにトップレベルの冒険者ほどじゃないけど、十分な体力も腕力もある。持ち上げられさえすれば下半身はまだ子犬でも大型犬だ。俺が見たところでは、あのパワーはブルドーザーだ。俺が資材を積んでおいた場所から石材や木材を持ち出して組み上げていた。上手に漆喰も使われているなあ。
「何にしても雨が降らなくてよかったな」
この国には梅雨はない。冬もそこまで寒くもなく、夏もそこまで暑くもなく、雨季も乾季もない。おそらく過ごしやすいだろう。
「それにしてもワンコも仲良くなったな」
「種族は違いますけどぉ、共通点がありますからねぇ」
そう。いつの間にかワンコはスキュラたちと仲良くなった。やっぱりお互いに犬の部分があるからだろう。性格は全然違うけどな。
そしてこの家がハイジっぽくなったのはワンコの指示だろう。まあこの敷地にいきなり純和風建築が建ったらそれはそれは違和感が凄いだろうな。リュシエンヌは喜ぶだろうけど。
「家具とかは必要か?」
「そうですね。テーブルくらいあれば」
「椅子は……必要ないか。ベッドはどうだ?」
この子たちは基本的に立ったまま眠る。犬たちは寝そべるけど、上半身は直立したままだ。たまにグタッと前に倒れるのでビックリする。
「なくてもいいですけど、あれば上半身だけ横になります」
「なら用意させよう。そしてこれが新しい印だ」
「「「わあ~~~っ‼」」」
俺が取り出したのは植物をモチーフにした大きなバレッタだ。従魔を町の中に入れるなら所有者が分かるものを身に付けさせなければならない。従魔と一口に言っても種類は多く、農作業用の魔獣なんかだと首輪がほとんどだ。でもスキュラたちは上半身は女の子だから首輪ってのもな。だからバレッタにした。今は単なるリボンだ。
「五種類あるから話し合って決めてくれ」
「「「はい!」」」
ハイビスカス(赤)、クレマチス(青)、クローバー(緑)、ヒマワリ(黄)、サクラ(ピンク)の五色。戦隊モノだ。クローバーって地味に思えるかもしれないけど、デザインとしてはアイビーと並んで人気があるから選んでみた。
「決まりました」
「揉めなかったか?」
「はい、一瞬で決まりました」
「元々髪に花を付けたりしていましたので」
「好きな色もバラバラでしたので」
「みんなの好みが分かるって、さすがマスターですね」
「それはたまたまだ」
そんなところを持ち上げられても困る。区別のために花を付けていたと聞いた気がしたから、モチーフを花にしてみただけだ。
「シュウジくん?」
スキュラたちを見ていたワンコがこっちを向いた。そんな目をするな。
「みんなの分も作る。デザインは要相談だ」
ワンコが物欲しそうな顔をしたからつい言ってしまった。ワンコも女だ。人並みに身だしなみには気を使う。
「それならぁ、く——」
「首輪はナシだからな」
「……」
釘を刺しておいた。おそらく首輪に鎖が付いたものを欲しがるはずだ。ワンコとリュシエンヌなら首輪だろうが拘束具だろうが喜んで付けるだろうけど、使用人たちに見られるからな。夜ならともかく首輪を普段使いされても俺が困る。
スキュラたちは髪をハーフアップにして、後頭部の真ん中やや上寄りにバレッタを付けていた。こんなのを付けている野生も魔物はいないだろう。お互いに見せ合ってキャイキャイやってるのを見て、ふと一人いないことを思い出した。
「そういえばトゥーリアがどこに行ったか知らないか?」
ここのところトゥーリアは敷地の西の端の方、芝が生えているあたりでゴロゴロしていた。ドラゴンというよりも猫に近い。寝るのが好きなんだそうだ。寝すぎて体が成長するくらいに。そのトゥーリアの姿がなかった。
アドニス王には伝えているし、うちにドラゴンがいることは日報紙で王都の住民たちも知っている。出歩いても問題ないけど、人の多い王都でドラゴンの離着陸ができそうな場所は王宮か練兵場くらいしかない。歩いて移動したら迷惑だからな。
「庭に穴を掘っていました」
「穴は通るたびに塞いでいますね」
「穴?」
よく見ると芝の生えた横に芝も草もない、土が剥き出しになった丸い地面が見えた。
「巣を作るそうです」
「まあ掘っちゃダメとは言わなかったけどな」
そんな話をしているうちにボコッと穴ができ、トゥーリアが顔を出した。
《おお、シュウジ。少し掘らせてもらった》
「人が落ちないように気をつけてくれよ」
《掘るごとに固めておるから問題ない。それに作業中は出入り口は塞ぐからのう》
中を覗くと、出入り口付近は斜面になって、そこから巣穴が続いている。こいつはドラゴンじゃなくてモグラか? たしかモグラって土竜って漢字だったよな。鯉は滝を登って竜になる。モグラは地面に潜ってドラゴンになる。そんなわけはないか。
「そうそう、一つ聞きたいことがあったんだ」
《ほう。何じゃ?》
「あの五一階のことだ。あそこから五〇階に戻ったらボス部屋があったけど、あの扉は五一階の側からしか開かないのか?」
階段を上がって通路を進んだらエグランティーヌがいたボス部屋に入れた。ただ扉を閉めたら二度と開かなくなった。
《あれは我だけが通れるようになっておる》
「それなら五〇階に戻った時に確認したら開かなかったのは、トゥーリアが異空間に入ってたからか?」
《開かなかったのならそうじゃろう。確証はないがのう》
まあトゥーリアは自由に通れるんだから確証はなくて当然だな。
「とりあえずそれだけだ。それとあの部屋にあった財宝はどうすればいい?」
《ん? あれか。好きに使うてくれ。我には必要ない》
「それなら預かっておくけど、もし必要になったら言ってくれ。鱗一枚だけは贈り物に使ったけど、他はそのままだ」
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