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第七部:商会と今後のこと
厳しい指導(下着の着け方)
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ちょっと言い方を間違えたかもしれない。二人は顔を真っ赤にしてスカートに手をかけた。
「あ、いやいや、シャツだけでいい。ブラはどうせ着けるんだからそのままでいい」
「あ、はい」
「残念なようなそうでないような」
二人はいそいそとシャツを脱いだ。俺はソファーに座ったまま、上半身がブラだけの二人を眺める。場所が場所だから、面接でセクハラしてるみたいだな。「仕事が欲しいんだろう? それなら分かってるよな?」って感じだな。芸能関係で多そうだ。
二人は購入時にフィッティングはしたそうだからサイズは問題ない。問題なのは詰め方だ。補整ブラは肉を詰めてこそだ。胸に乗せるだけじゃ意味がない。
「まずは腰を曲げて、深いお辞儀の姿勢になれ」
「「はい」」
二人は四五度、つまり最敬礼のように腰を折った。
「右手で右のカップのストラップの付け根に指をかけて少し浮かせろ。そして隙間から左手を中に入れ、脇腹の周辺の肉を胸まで引っ張れ。一度にできなくてもいい。そして右が終われば左も同じようにするんだ」
「「はい」」
谷間を見たいからこの姿勢をさせたわけじゃないぞ。補整ブラならこの体勢が一番なだけだ。
「両方のカップに肉が入ったら、右手で右のカップの一番下を押さえるんだ。それから左手を上から差し込んで、カップの中の胸を引き上げろ。右が終われば左も同じようにな」
「「はい」」
入れただけだと収まりが悪い。きちんとカップに入れなければ綺麗に見えない。
「最後にまだ脇腹に肉がありそうなら最後にカップの中に入れろ」
「「はい」」
そこまでやったら明らかに胸にボリュームが出た。
「どうだ?」
「さっきまでとは全然違います」
「ブラの中にお肉が詰まったように感じます」
二人はブラの上から自分の胸を触って喜んでいる。さっきまでが七〇のBからギリギリCかどうかだとすれば、今は明らかにCになった感じだ。元々そこまで小さくはなかったから、余計にみっちり感が出た。
「だろ? それがそのブラを使う意味だ。それでネリーは問題ないが、サビー」
「はいっ」
「背筋を伸ばしてこっちを向け」
サビーが直立不動の姿勢になった。ふむ。
「ストラップを調節してもう少しだけ短くしろ。カップが下がりすぎだ。左右の鎖骨の間にあるこの部分、そしてバストトップが正三角形になるのが一番美しく見える位置になる。そこに鏡があるから見ながらやったらいい」
高すぎるとおかしいし、低すぎると垂れて見える。ちょうどいいのが大体その位置になる。
「公爵様、いかがですか?」
「いい感じになったな。バランスがよくなった。それで二人に言うけど、そのブラは毎日こうやってきちんと着けることに意味がある。少しずつ体のラインを整えるからな」
「「はいっ」」
シャツを着せると、さっきまでは普通に見えた胸が明らかに大きく見えた。パッドと違うのは、これは自分の胸だということだ。
「そのブラの着け方は分かったか?」
「はい、大丈夫です」
「頑張って周りからお肉を集めて入れます」
「そうだ。周りから集めて入れて形を整えるんだ。それでだな、二人にはそのブラの着け方を購入希望者に教える仕事をしてもらいたいんだけど、どうだ? 女性に肌を見せることもあるかもしれない。嫌なら別の仕事を割り当ててもいい」
受付をしていた二人だ、説明は上手だろう。それに俺が説明した時の手の動かし方なども問題なかった。それができるなら指導もできるんじゃないかと思った。
「女性が相手なら嫌ではありません」
「胸を大きくしたい願望は誰でも同じでしょうから」
「そうか、それなら頼む。同じ悩みの女性たちを助けてやってくれ」
「「はい」」
二人は商会の下着部門で働くことを了承してくれた。俺が説明したら通りのことを客にやってもらおうと思った。でもこの仕事は女性相手とはいえ、場合によっては肌を見せる必要がある。もちろんブラは着けたままだけど、嫌なら仕方がないと思った。
年齢は二人とも二〇代後半で、身長はネリーが少し高め、サビーが少し低めだから、動くサンプルとしてはちょうどバランスがいいだろう。
「女性が多いから働きやすい職場だと思うぞ。これから顔合わせに行こう」
話が終わって二人の荷物を回収すると、俺は二人を連れてギルドを出ることになった。
受付に降りると笑顔のパスカル殿がいた。彼は何も言わずに俺に向かって丁寧に頭を下げただけだ。その満足げな顔に「お前は間違ってるからな」と言おうかどうか迷った。言わなかったけどな。ブラの着け方を指導して、商会と仕事のことを説明しただけだ。
そもそも二人が貴賓室に来てから三〇分少々しか経っていない。その間に二人を抱くのは、まあできなくはないけど、出すためだけに出すみたいで味気ないだろう。
俺は女は好きだけど、出すためだけに女を抱くようなことはしたくない。愛した結果として抱くだけだ。だからどれだけ顔が良くても性格ブスはノーサンキューだし、顔は良くなくても性格が可愛いと思えばいくらでも抱く。それに年齢もあまり気にしない。ストライクゾーンは広いからな。
◆◆◆
三人で馬車に乗って商会に向かった。そこで下着の販売について確認したところ、これまで販売期間はわずかだったけど、やっぱり肉を入れるだけのようなザックリした説明をしていただけだった。そこでネリーとサビーに販売員たちに説明させた。さっき俺が二人にしたように。その結果……
「下っ端でしたのに」
「まさか一番上とは」
「二人の説明は分かりやすいと評判だ。このまま上に立って続けてくれ」
「「はいっ」」
二人には下着部門の部門長と副部門長をしてもらい、販売員の指導をしつつ販売もしてもらうことになった。ギルドの受付嬢だったから説明をするのが上手いようだ。
そもそも補正下着を作ろうと言ったのはミレーヌから話を聞いたエミリアで、彼女自身は胸は小さくない。だから周りの肉を入れると販売員たちに説明はしたけど、そこまで切実じゃなかったわけだ。だから説明が中途半端だった。
一方でネリーとサビーはBになるかCになるか微妙なところだったから、胸を大きくしたいという願望がしっかりと理解できたみたいだ。この二人に引きずられるように、彼女たちの指導を受けた販売員たちの胸もサイズが上がった。
これでネリーとサビーを入れて六人の販売員が所属することになった。目の前には六人が俺にブラだけを着けた上半身を見せている。なかなか壮観だ。
胸のサイズもBの下からDの上まで、そして年齢も一〇代から四〇代。もう少し大きくしたいという販売員もいれば、崩れかけたボディーラインを何とかしたいという販売員もいる。これだけバリエーションに富んでいれば、客の相談に乗ることができるだろう。
まだ販売数はそんなに多くないそうだから、説明不足のまま購入した客を見かけたら正しい着用方法を説明するようにと伝えた。
しかし……中途半端な教え方をしたエミリアにはお仕置きが必要だな。
「あ、いやいや、シャツだけでいい。ブラはどうせ着けるんだからそのままでいい」
「あ、はい」
「残念なようなそうでないような」
二人はいそいそとシャツを脱いだ。俺はソファーに座ったまま、上半身がブラだけの二人を眺める。場所が場所だから、面接でセクハラしてるみたいだな。「仕事が欲しいんだろう? それなら分かってるよな?」って感じだな。芸能関係で多そうだ。
二人は購入時にフィッティングはしたそうだからサイズは問題ない。問題なのは詰め方だ。補整ブラは肉を詰めてこそだ。胸に乗せるだけじゃ意味がない。
「まずは腰を曲げて、深いお辞儀の姿勢になれ」
「「はい」」
二人は四五度、つまり最敬礼のように腰を折った。
「右手で右のカップのストラップの付け根に指をかけて少し浮かせろ。そして隙間から左手を中に入れ、脇腹の周辺の肉を胸まで引っ張れ。一度にできなくてもいい。そして右が終われば左も同じようにするんだ」
「「はい」」
谷間を見たいからこの姿勢をさせたわけじゃないぞ。補整ブラならこの体勢が一番なだけだ。
「両方のカップに肉が入ったら、右手で右のカップの一番下を押さえるんだ。それから左手を上から差し込んで、カップの中の胸を引き上げろ。右が終われば左も同じようにな」
「「はい」」
入れただけだと収まりが悪い。きちんとカップに入れなければ綺麗に見えない。
「最後にまだ脇腹に肉がありそうなら最後にカップの中に入れろ」
「「はい」」
そこまでやったら明らかに胸にボリュームが出た。
「どうだ?」
「さっきまでとは全然違います」
「ブラの中にお肉が詰まったように感じます」
二人はブラの上から自分の胸を触って喜んでいる。さっきまでが七〇のBからギリギリCかどうかだとすれば、今は明らかにCになった感じだ。元々そこまで小さくはなかったから、余計にみっちり感が出た。
「だろ? それがそのブラを使う意味だ。それでネリーは問題ないが、サビー」
「はいっ」
「背筋を伸ばしてこっちを向け」
サビーが直立不動の姿勢になった。ふむ。
「ストラップを調節してもう少しだけ短くしろ。カップが下がりすぎだ。左右の鎖骨の間にあるこの部分、そしてバストトップが正三角形になるのが一番美しく見える位置になる。そこに鏡があるから見ながらやったらいい」
高すぎるとおかしいし、低すぎると垂れて見える。ちょうどいいのが大体その位置になる。
「公爵様、いかがですか?」
「いい感じになったな。バランスがよくなった。それで二人に言うけど、そのブラは毎日こうやってきちんと着けることに意味がある。少しずつ体のラインを整えるからな」
「「はいっ」」
シャツを着せると、さっきまでは普通に見えた胸が明らかに大きく見えた。パッドと違うのは、これは自分の胸だということだ。
「そのブラの着け方は分かったか?」
「はい、大丈夫です」
「頑張って周りからお肉を集めて入れます」
「そうだ。周りから集めて入れて形を整えるんだ。それでだな、二人にはそのブラの着け方を購入希望者に教える仕事をしてもらいたいんだけど、どうだ? 女性に肌を見せることもあるかもしれない。嫌なら別の仕事を割り当ててもいい」
受付をしていた二人だ、説明は上手だろう。それに俺が説明した時の手の動かし方なども問題なかった。それができるなら指導もできるんじゃないかと思った。
「女性が相手なら嫌ではありません」
「胸を大きくしたい願望は誰でも同じでしょうから」
「そうか、それなら頼む。同じ悩みの女性たちを助けてやってくれ」
「「はい」」
二人は商会の下着部門で働くことを了承してくれた。俺が説明したら通りのことを客にやってもらおうと思った。でもこの仕事は女性相手とはいえ、場合によっては肌を見せる必要がある。もちろんブラは着けたままだけど、嫌なら仕方がないと思った。
年齢は二人とも二〇代後半で、身長はネリーが少し高め、サビーが少し低めだから、動くサンプルとしてはちょうどバランスがいいだろう。
「女性が多いから働きやすい職場だと思うぞ。これから顔合わせに行こう」
話が終わって二人の荷物を回収すると、俺は二人を連れてギルドを出ることになった。
受付に降りると笑顔のパスカル殿がいた。彼は何も言わずに俺に向かって丁寧に頭を下げただけだ。その満足げな顔に「お前は間違ってるからな」と言おうかどうか迷った。言わなかったけどな。ブラの着け方を指導して、商会と仕事のことを説明しただけだ。
そもそも二人が貴賓室に来てから三〇分少々しか経っていない。その間に二人を抱くのは、まあできなくはないけど、出すためだけに出すみたいで味気ないだろう。
俺は女は好きだけど、出すためだけに女を抱くようなことはしたくない。愛した結果として抱くだけだ。だからどれだけ顔が良くても性格ブスはノーサンキューだし、顔は良くなくても性格が可愛いと思えばいくらでも抱く。それに年齢もあまり気にしない。ストライクゾーンは広いからな。
◆◆◆
三人で馬車に乗って商会に向かった。そこで下着の販売について確認したところ、これまで販売期間はわずかだったけど、やっぱり肉を入れるだけのようなザックリした説明をしていただけだった。そこでネリーとサビーに販売員たちに説明させた。さっき俺が二人にしたように。その結果……
「下っ端でしたのに」
「まさか一番上とは」
「二人の説明は分かりやすいと評判だ。このまま上に立って続けてくれ」
「「はいっ」」
二人には下着部門の部門長と副部門長をしてもらい、販売員の指導をしつつ販売もしてもらうことになった。ギルドの受付嬢だったから説明をするのが上手いようだ。
そもそも補正下着を作ろうと言ったのはミレーヌから話を聞いたエミリアで、彼女自身は胸は小さくない。だから周りの肉を入れると販売員たちに説明はしたけど、そこまで切実じゃなかったわけだ。だから説明が中途半端だった。
一方でネリーとサビーはBになるかCになるか微妙なところだったから、胸を大きくしたいという願望がしっかりと理解できたみたいだ。この二人に引きずられるように、彼女たちの指導を受けた販売員たちの胸もサイズが上がった。
これでネリーとサビーを入れて六人の販売員が所属することになった。目の前には六人が俺にブラだけを着けた上半身を見せている。なかなか壮観だ。
胸のサイズもBの下からDの上まで、そして年齢も一〇代から四〇代。もう少し大きくしたいという販売員もいれば、崩れかけたボディーラインを何とかしたいという販売員もいる。これだけバリエーションに富んでいれば、客の相談に乗ることができるだろう。
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