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第十一部:家族がいるということ
醸造所と樽(一)
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時間は少し遡る。王都が少し暑さを迎え始めた頃の話である。
「公爵様にヘタなワインを献上することはできないな」
「そうですね。まさかこんなことになるとは思いませんでしたけど」
ここは王都から北西に少し行ったショムニーの町。そこにあるワイン醸造所の一つ、ヴィクトリーヌ醸造所。ここの初代が妻のために最高のワインを作りたいと醸造所を作ったのが始まりだった。
このあたりは丘陵地のため、ワイン用のブドウを栽培するのに適した場所になっている。この町にいくつかあるワイン醸造所の一つであるヴィクトリーヌ醸造所はこの夏前、ある貴族の所有する商会の傘下に入った。もちろん醸造所のオーナーは所有者は強制されたわけではなく、金をちらつかされたわけでもなく、納得の上で買収してほしいと頼んだ。もちろん頭を下げた相手はシュウジだった。
切っ掛けはシュウジが直接ここに買い付けに来たことだった。コワレ商会は各醸造所のワインを買い付けていたが、その中でシュウジが気になったのはこのヴィクトリーヌ醸造所のものだった。
この醸造所はこの国で一番有名なわけではない。二番目でもない。五番目ですらない。だがシュウジはここで作られるワインに光るものを感じた。それがワインの安定感だった。
ワインは樽によって変わる。むしろ樽によってワインは作られる。フランスほど洗練された作り方をしていないこの国では、樽ごとにばらつきがあるのは珍しくはない。一方でヴィクトリーヌ醸造所のワインにはそれが少なかった。それもそのはず、ここでは高値で売るためではなく、より良いワインを作るために努力をしていたからだ。
エールと違ってワインはたしかに高級品ではあるが、庶民でも口にする機会は多い。貴族と庶民とどちらが人数が多いかといえば圧倒的に庶民になる。だから貴族には高品質のまま販売され、庶民には水が加えられて薄められることもある。そうなれば圧倒的に味は落ちるが、そもそも高級ワインを口にする機会がなければ味の違いは分からない。ワインとはこういうものだと思って口にしていれば、誰も不満は抱かないものだ。だがシュウジは高級品から安物まで全て自分の舌で確認していた。
◆◆◆
「公爵様、このような場所にわざわざご足労いただきまして、ありがとうございます」
「それだけの意味があると思ってここに来た。ここのワインを口にしたら、他のワインが霞んでしまう」
「それほどの評価を頂けるとは……」
俺の目の前にいるのがここのオーナーで醸造家のオーギュスト。この醸造所の名前にもなっているヴィクトリーヌの玄孫に当たるそうだ。偶然なのかどうか分からないけど、彼の妻の名前もヴィクトリーヌで、醸造家の一人として働いているらしい。
「俺にでも分かる感覚としては、まず混ぜ物がないのは当然として、樽の使い方が適正だな」
「そ、それがお分かりになりますか⁉」
一応断っておくと、俺はソムリエじゃない。店でよく口にしていたというだけだ。それも客として来ていたマダムたちの金で。でもビールじゃなくてワインを注文する客の場合はうんちくを口にしたがる傾向があった。もちろんあの店だけだったかもしれないし、全般的にそうだったのかもしれない。まあそういう客のおかげである程度詳しくなった。
それで一定のところまで詳しくなるとその先を調べたくなるのが人情というもので、俺も暇な時にワインの醸造について調べたことがある。ネットでだけどな。
「俺は醸造家ではなかったが、ワインについては元の世界で多少は話に聞いている。それで樽を少し見せてくれないか?」
「はい、もちろんでございます」
俺は醸造所の奥の方へ案内された。
「このあたりが前回使っていた樽でございます。洗浄をして、次に使うために置いてあります」
一つ手に取って穴から中を見せてもらう。ワインの色のせいもあるけど、中は明らかに炭化している。
「なるほど。やっぱりな」
これは直火で焼いたんだろう。ワイン樽は遠火でじっくりと焦がすトースティングというのを行う。一方でウイスキー樽は直火でしっかりと炭化させるチャーリングが基本だ。特にバーボンの樽は炭化層が一番厚くなる。この樽はバーボン樽ほどは焼いてないけど、内部が明らかに黒い。
「やはり、ですか?」
俺の言葉にオーギュストが反応した。職人としては気になるんだろう。
「樽の内側だ。これが俺のいた世界で標準的なワインを作るための醸造樽を再現したものだ」
そう言いながら【ストレージ】から樽を一つ取り出す。これは俺が作っている最中の樽を買って加工したものだ。蓋はまだしてないから中が見える。
「これは……焼いてないのですか?」
「いや、軽く炙っている。中央に火を置いて遠火で軽く表面だけを焦がしている感じだ。だからあまり黒くはならない」
俺はボトルを一本取りだした。日本で作られている白ワインだ。値段は三〇〇〇円台だったかな。
「これが向こうから持ってきたワインだ。味見して違いを確認してほしい」
グラスに注いでオーギュストに渡す。彼は香りを確認して目を見開き、そして口に入れてからもう一度見開いた。
「これは……天界の妙薬でございますか?」
「そう思うかもしれないが、こっちの価値に合わせれば小銀貨一枚で釣りが出るくらいだ」
「これが⁉」
オーギュストは驚くけど、そんな気軽に買える値段のワインでもこの国のどのワインよりも香りがいい。結局は樽だ。この国のワイン樽はワイン向きじゃない。蒸留酒向きだ。
樽を作る際には木を曲げる加工が必要になる。だから加熱をするために水をかけながら火で炙ることはごく普通だ。だから焼き色が付くこともある。そこからトースティングを超えてチャーリングの域まで炙ってしまっている。要するに火に当てすぎていた。
樽を焦がして香りが付くのはいいけど、ちょっと癖がありすぎるのがこの国のワインだ。かなりスモーキー。そしてボディがありすぎる。「みなさん、僕をその舌で味わってごらん」じゃなくて、「おい、そこのお前、俺をその喉で感じてみろよ」とガンガン攻めてくる。だからソーセージやチーズには合うのは間違いない。でも白ワインもそうだから魚には少し合わない気がした。そこは好みの問題と言ってしまえばそれまでだけどな。
「公爵様にヘタなワインを献上することはできないな」
「そうですね。まさかこんなことになるとは思いませんでしたけど」
ここは王都から北西に少し行ったショムニーの町。そこにあるワイン醸造所の一つ、ヴィクトリーヌ醸造所。ここの初代が妻のために最高のワインを作りたいと醸造所を作ったのが始まりだった。
このあたりは丘陵地のため、ワイン用のブドウを栽培するのに適した場所になっている。この町にいくつかあるワイン醸造所の一つであるヴィクトリーヌ醸造所はこの夏前、ある貴族の所有する商会の傘下に入った。もちろん醸造所のオーナーは所有者は強制されたわけではなく、金をちらつかされたわけでもなく、納得の上で買収してほしいと頼んだ。もちろん頭を下げた相手はシュウジだった。
切っ掛けはシュウジが直接ここに買い付けに来たことだった。コワレ商会は各醸造所のワインを買い付けていたが、その中でシュウジが気になったのはこのヴィクトリーヌ醸造所のものだった。
この醸造所はこの国で一番有名なわけではない。二番目でもない。五番目ですらない。だがシュウジはここで作られるワインに光るものを感じた。それがワインの安定感だった。
ワインは樽によって変わる。むしろ樽によってワインは作られる。フランスほど洗練された作り方をしていないこの国では、樽ごとにばらつきがあるのは珍しくはない。一方でヴィクトリーヌ醸造所のワインにはそれが少なかった。それもそのはず、ここでは高値で売るためではなく、より良いワインを作るために努力をしていたからだ。
エールと違ってワインはたしかに高級品ではあるが、庶民でも口にする機会は多い。貴族と庶民とどちらが人数が多いかといえば圧倒的に庶民になる。だから貴族には高品質のまま販売され、庶民には水が加えられて薄められることもある。そうなれば圧倒的に味は落ちるが、そもそも高級ワインを口にする機会がなければ味の違いは分からない。ワインとはこういうものだと思って口にしていれば、誰も不満は抱かないものだ。だがシュウジは高級品から安物まで全て自分の舌で確認していた。
◆◆◆
「公爵様、このような場所にわざわざご足労いただきまして、ありがとうございます」
「それだけの意味があると思ってここに来た。ここのワインを口にしたら、他のワインが霞んでしまう」
「それほどの評価を頂けるとは……」
俺の目の前にいるのがここのオーナーで醸造家のオーギュスト。この醸造所の名前にもなっているヴィクトリーヌの玄孫に当たるそうだ。偶然なのかどうか分からないけど、彼の妻の名前もヴィクトリーヌで、醸造家の一人として働いているらしい。
「俺にでも分かる感覚としては、まず混ぜ物がないのは当然として、樽の使い方が適正だな」
「そ、それがお分かりになりますか⁉」
一応断っておくと、俺はソムリエじゃない。店でよく口にしていたというだけだ。それも客として来ていたマダムたちの金で。でもビールじゃなくてワインを注文する客の場合はうんちくを口にしたがる傾向があった。もちろんあの店だけだったかもしれないし、全般的にそうだったのかもしれない。まあそういう客のおかげである程度詳しくなった。
それで一定のところまで詳しくなるとその先を調べたくなるのが人情というもので、俺も暇な時にワインの醸造について調べたことがある。ネットでだけどな。
「俺は醸造家ではなかったが、ワインについては元の世界で多少は話に聞いている。それで樽を少し見せてくれないか?」
「はい、もちろんでございます」
俺は醸造所の奥の方へ案内された。
「このあたりが前回使っていた樽でございます。洗浄をして、次に使うために置いてあります」
一つ手に取って穴から中を見せてもらう。ワインの色のせいもあるけど、中は明らかに炭化している。
「なるほど。やっぱりな」
これは直火で焼いたんだろう。ワイン樽は遠火でじっくりと焦がすトースティングというのを行う。一方でウイスキー樽は直火でしっかりと炭化させるチャーリングが基本だ。特にバーボンの樽は炭化層が一番厚くなる。この樽はバーボン樽ほどは焼いてないけど、内部が明らかに黒い。
「やはり、ですか?」
俺の言葉にオーギュストが反応した。職人としては気になるんだろう。
「樽の内側だ。これが俺のいた世界で標準的なワインを作るための醸造樽を再現したものだ」
そう言いながら【ストレージ】から樽を一つ取り出す。これは俺が作っている最中の樽を買って加工したものだ。蓋はまだしてないから中が見える。
「これは……焼いてないのですか?」
「いや、軽く炙っている。中央に火を置いて遠火で軽く表面だけを焦がしている感じだ。だからあまり黒くはならない」
俺はボトルを一本取りだした。日本で作られている白ワインだ。値段は三〇〇〇円台だったかな。
「これが向こうから持ってきたワインだ。味見して違いを確認してほしい」
グラスに注いでオーギュストに渡す。彼は香りを確認して目を見開き、そして口に入れてからもう一度見開いた。
「これは……天界の妙薬でございますか?」
「そう思うかもしれないが、こっちの価値に合わせれば小銀貨一枚で釣りが出るくらいだ」
「これが⁉」
オーギュストは驚くけど、そんな気軽に買える値段のワインでもこの国のどのワインよりも香りがいい。結局は樽だ。この国のワイン樽はワイン向きじゃない。蒸留酒向きだ。
樽を作る際には木を曲げる加工が必要になる。だから加熱をするために水をかけながら火で炙ることはごく普通だ。だから焼き色が付くこともある。そこからトースティングを超えてチャーリングの域まで炙ってしまっている。要するに火に当てすぎていた。
樽を焦がして香りが付くのはいいけど、ちょっと癖がありすぎるのがこの国のワインだ。かなりスモーキー。そしてボディがありすぎる。「みなさん、僕をその舌で味わってごらん」じゃなくて、「おい、そこのお前、俺をその喉で感じてみろよ」とガンガン攻めてくる。だからソーセージやチーズには合うのは間違いない。でも白ワインもそうだから魚には少し合わない気がした。そこは好みの問題と言ってしまえばそれまでだけどな。
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