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第十六部:領主になること
使用人たちへの報告、そして楽士の声
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夜になって使用人たちを小ホールに集めた。今後のことを説明するためだ。
「帰った時にすでに一部に報告した通り、エコ王女を正室にすることになった。そして来年からは領地持ちになることも決まった。ルニエ子爵が奪爵になったため、その領地をそのまま俺が預かることになる」
使用人たちを見ると一部は目を真っ赤にして涙を流しているけど、感激したとかそういうことじゃなくてトウガラシのせいだな。
「使用人をどれだけ連れて向こうへ行くか、それはまだ決めていない」
そう言った瞬間にみんなの顔に緊張が走った。聞いたところでは、この屋敷は他の貴族が領地に持つどんな屋敷よりも大きいそうだ。建物だけな。敷地まで入れればもっと広いものはあるそうだ。領主の屋敷の周囲って何もないそうだからな。
そもそも普通なら王都の屋敷はこんないデカくない。領地にある屋敷の方が生活の場で、王都の屋敷は社交のために冬から春先にかけて使うだけだ。だから領地の方が使用人は多く、その時期は一部の使用人を連れて王都に出てくることになる。シーズンが終わればまた領地に戻る。
でもうちを始めとして領地のない貴族は王都の屋敷しかないので、その唯一の屋敷を立派にするわけだ。ケントさんのところとかリュシエンヌの実家とか。こういう家は宮中伯として大臣の仕事をしているので、領地を持たずに常に王都にいる。つまり王都が生活の中心だ。ちなみにかつてのラヴァル公爵は領地持ちだったけどこんなデカい屋敷を建てた。そりゃ恨まれるわ。
そうそう、【異空間】と【化身】か【複体】か【分身】のどれかを組み合わせると異空間経由でワープのように移動できるけど、それはこの場ではハッキリとは口にしない。それは領地の方を確認してからだ。使用人同士の相性とかもあるだろうからな。
こっちから連れて行った使用人と向こうにいる使用人との相性が悪ければ、当たり前だけど行き来は減らすことになる。屋敷の中がギスギスするのは誰だって嫌だろう。
「今のところという前提で話をすると、ダヴィドとブランシュはここに残ってもらう。向こうは領地の管理もあるから前から勤めている者に任せるつもりでいる」
いくらダヴィドでも領内にある町や村の税についていきなり全て覚えろと言われても大変なことは俺にでも分かる。それにブランシュは引き締め役として重要だ。俺がどうしても緩い対応をしてしまうから、その分だけブランシュが厳しくしてくれる。
「畏まりました。いつお戻りいただいてもいいように、日頃から維持管理に気を配っておきます」
「王女殿下の嫁ぎ先として恥ずかしくないよう、これまで以上に厳しく使用人たちを教育することにいたします」
ダヴィドとブランシュの言葉を聞いた使用人たちが「ええっ⁉」て顔をしたけど、それは仕方ないよな。またトウガラシを鼻に詰められないように頑張ってくれ。
ちなみにこのトウガラシの件についてアドニス王やルブラン侯爵に確認したところ、使用人に対する罰としては非常に軽い罰だということが分かった。理由を聞けば納得できた。絶対に死なない上に傷が残らないからだそうだ。
貴族の当主が使用人に罰を与える場合、鞭打ちや石打ちが一般的なんだそうだ。鞭打ちは裸にして鞭で打つ。回数は一〇回から多ければ一〇〇回まで。当然だけど一〇〇回も叩けば血が出る。顔に当たれば鼻が折れる。目が潰れることもあるそうだ。
石打ちは下半身を生き埋めにして、身動きが取れないところに石を投げる。その石も小さくても拳くらいの大きさがあるし、大きければ頭くらいある。そんなものを何十個も投げつけられたらどうなるか。
どちらも拷問だ。実際にそこまでひどいことをする貴族は少ないそうだけど、娯楽が少ないこの世界だから、趣味として使用人をいたぶる貴族もいるそうだ。それを聞いた時は吐き気がしたけど、俺がいるのはそういう世界なんだなと思った。それならトウガラシはキツいと思うけど、死なないだけマシなんだろうと思うことにした。
「向こうでどの仕事の人手が足りないかまではまだ分からない。俺は近日中に一度向こうに行って確認してくる。その時にララとロラの二人も俺と一緒に行くことになる。二人はそれでいいな?」
「「はい」」
ララとロラを連れていく理由として、一つ目は俺が領主になることがどのように受け取られているかを実際に確認してもらうこと。二つ目は領内のあちこちを回って情報を仕入れてもらうこと。そして三つ目は南部はあまり行ったことがないと言っていたので、どうせなら連れていってやろうと思ったこと。
正直に言うと、俺はこの双子を好ましく思っている。でもこの双子は俺にアピールしてくることもなく、二人で歌を歌ったり楽器を演奏したり踊ったりしている。他の使用人たちとはまた少し違ったタイプだ。
貴族なら演奏家を何人も召し抱えて演奏させることもあるそうだけど、俺はそこまでクラシックというかこの国の音楽が好きなわけじゃない。いや、嫌いなわけじゃない。慣れてないだけかもしれないけど、余計にそう感じるんだろう。
この二人についてはどう言ったらいいのか……毎年決まった時期に軒下にツバメがやって来て巣作りする、それを見ている感じに近いかもしれない。飼うのとは違うし、完全な野生でもない。何となく生活圏が一部だけ共通しているような、そんな不思議な気分だ。
「他は向こうを視察してからだ。足りないようならこちらから連れていくし、場合によっては向こうで雇った方がいいこともある。臨機応変だと思ってほしい」
◆◆◆
そのように使用人たちに説明して、久しぶりに自分の寝室に入った。ダンジョンの暴走の話しを聞いてから、スキュラとアラクネとセイレーンとエコしか抱いていない。それで十分と思うかもしれないけど、数が多ければ十分というわけでもないんだよな。贅沢な話だというのは分かる。でもそれは別だ。
そんなことを考えていると、ノックの音が聞こえた。
「誰だ?」
「ララです」
「ロラです」
二人が俺の寝室に来たことはない。来るとすれば特別な事情だろう。
「入ってくれ」
そう言って俺は椅子に座った。
部屋に入ったララとロラはいつもと変わらない表情だった。あまり表情が変わらないのが特徴だろうか。
「すでに報告は聞いた。何か言い残したことでもあるのか?」
こういう時はこちらから水を向ける方が話が早く進む。そう思ってわざとそういう聞き方をしてみた。
「はい、旦那様にお伝えしたいことがあります」
「これをお伝えしないのは使用人としては恥ずかしいことですので」
「それほどのことか」
大道芸人や吟遊詩人として各地を回っている二人だ。他の使用人たちとは手に入る情報量が全然違うだろう。
「はい。私ララと妹のロロ、どれだけ旦那様に大切にしていただいているかを今回の旅で思い知りました」
「マジックバッグに入っていた楽器だけではなく金貨に銀貨に野営の道具。あれだけで私たちが一生働いても稼げない金額だと分かりました」
「たしかにそれなりの金額に相当するものは入れたな」
手を出したらダメな気がするし、だからといって放置するわけにもいかない。だから小さなマジックバッグに金貨や銀貨、野営に必要そうな道具、そして楽器を詰め込んで渡している。俺には必要ないから好きに使えと。
「楽士として雇っていただけるだけではなく、これほどの厚遇を受けたとなれば、いかにお返しすればいいか、それをロラと話しました」
「はい。我々の全てをもって旦那様にお返ししようと」
俺の想像をことごとく裏切ってくれる双子だな。
「もし私たちに対して旦那様が興味を示してくださるなら、この身を旦那様にお任せしようと」
「先ほど湯浴みをいたしましたので汚くはないと思います。いかがでしょうか?」
これは断ってはダメな表情だ。
「細かいことは今は話せないが、俺に抱かれれば後戻りはできない。それでもいいのか?」
ステータスに余計な情報が付いたり不老になったり、そういうことだ。それに対して二人は小さく頷いた。
◆◆◆
「さすが楽士だけあっていい声だった」
「そう言っていただけると嬉しいです」
「練習してきた甲斐があります」
ララとロラが左右から俺に抱き付く。二人はベッドでも素晴らしい声を披露してくれた。声に関しては妻たちの中でも一番だろう。ミレーヌやフランの声さえ凌駕する、そう思えた。
ミレーヌとフランは美の女神だ。姿形だけでなく声も美しい。それすら上回るというのは並大抵のことではない。むしろ地上で暮らす者の中ではトップクラスだろう。よくこんな人材が見つかったものだ。
そして楽士だけあって感情を声に乗せるのが上手いんだろう。二人の想い、俺に対する感謝や愛情がしっかりと伝わってきた。それに対して俺も目一杯応えた。普段は無表情なのにベッドの中では表情が豊か。そのギャップも素晴らしい。張り切って当然だろう。むしろ張り切らないと二人に失礼だ。
そしてこの二人の扱いはイネスやエステルと同じく情婦として扱うことになった。屋敷に縛りつけるのはもったいないとも感じたからだ。いつでも好きな時に出かけて、気が向いたら屋敷に戻ればいい。
昨夜はそんなことがあったけど、今朝になって【避妊】を使っていなかったことを思い出した。
「帰った時にすでに一部に報告した通り、エコ王女を正室にすることになった。そして来年からは領地持ちになることも決まった。ルニエ子爵が奪爵になったため、その領地をそのまま俺が預かることになる」
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「使用人をどれだけ連れて向こうへ行くか、それはまだ決めていない」
そう言った瞬間にみんなの顔に緊張が走った。聞いたところでは、この屋敷は他の貴族が領地に持つどんな屋敷よりも大きいそうだ。建物だけな。敷地まで入れればもっと広いものはあるそうだ。領主の屋敷の周囲って何もないそうだからな。
そもそも普通なら王都の屋敷はこんないデカくない。領地にある屋敷の方が生活の場で、王都の屋敷は社交のために冬から春先にかけて使うだけだ。だから領地の方が使用人は多く、その時期は一部の使用人を連れて王都に出てくることになる。シーズンが終わればまた領地に戻る。
でもうちを始めとして領地のない貴族は王都の屋敷しかないので、その唯一の屋敷を立派にするわけだ。ケントさんのところとかリュシエンヌの実家とか。こういう家は宮中伯として大臣の仕事をしているので、領地を持たずに常に王都にいる。つまり王都が生活の中心だ。ちなみにかつてのラヴァル公爵は領地持ちだったけどこんなデカい屋敷を建てた。そりゃ恨まれるわ。
そうそう、【異空間】と【化身】か【複体】か【分身】のどれかを組み合わせると異空間経由でワープのように移動できるけど、それはこの場ではハッキリとは口にしない。それは領地の方を確認してからだ。使用人同士の相性とかもあるだろうからな。
こっちから連れて行った使用人と向こうにいる使用人との相性が悪ければ、当たり前だけど行き来は減らすことになる。屋敷の中がギスギスするのは誰だって嫌だろう。
「今のところという前提で話をすると、ダヴィドとブランシュはここに残ってもらう。向こうは領地の管理もあるから前から勤めている者に任せるつもりでいる」
いくらダヴィドでも領内にある町や村の税についていきなり全て覚えろと言われても大変なことは俺にでも分かる。それにブランシュは引き締め役として重要だ。俺がどうしても緩い対応をしてしまうから、その分だけブランシュが厳しくしてくれる。
「畏まりました。いつお戻りいただいてもいいように、日頃から維持管理に気を配っておきます」
「王女殿下の嫁ぎ先として恥ずかしくないよう、これまで以上に厳しく使用人たちを教育することにいたします」
ダヴィドとブランシュの言葉を聞いた使用人たちが「ええっ⁉」て顔をしたけど、それは仕方ないよな。またトウガラシを鼻に詰められないように頑張ってくれ。
ちなみにこのトウガラシの件についてアドニス王やルブラン侯爵に確認したところ、使用人に対する罰としては非常に軽い罰だということが分かった。理由を聞けば納得できた。絶対に死なない上に傷が残らないからだそうだ。
貴族の当主が使用人に罰を与える場合、鞭打ちや石打ちが一般的なんだそうだ。鞭打ちは裸にして鞭で打つ。回数は一〇回から多ければ一〇〇回まで。当然だけど一〇〇回も叩けば血が出る。顔に当たれば鼻が折れる。目が潰れることもあるそうだ。
石打ちは下半身を生き埋めにして、身動きが取れないところに石を投げる。その石も小さくても拳くらいの大きさがあるし、大きければ頭くらいある。そんなものを何十個も投げつけられたらどうなるか。
どちらも拷問だ。実際にそこまでひどいことをする貴族は少ないそうだけど、娯楽が少ないこの世界だから、趣味として使用人をいたぶる貴族もいるそうだ。それを聞いた時は吐き気がしたけど、俺がいるのはそういう世界なんだなと思った。それならトウガラシはキツいと思うけど、死なないだけマシなんだろうと思うことにした。
「向こうでどの仕事の人手が足りないかまではまだ分からない。俺は近日中に一度向こうに行って確認してくる。その時にララとロラの二人も俺と一緒に行くことになる。二人はそれでいいな?」
「「はい」」
ララとロラを連れていく理由として、一つ目は俺が領主になることがどのように受け取られているかを実際に確認してもらうこと。二つ目は領内のあちこちを回って情報を仕入れてもらうこと。そして三つ目は南部はあまり行ったことがないと言っていたので、どうせなら連れていってやろうと思ったこと。
正直に言うと、俺はこの双子を好ましく思っている。でもこの双子は俺にアピールしてくることもなく、二人で歌を歌ったり楽器を演奏したり踊ったりしている。他の使用人たちとはまた少し違ったタイプだ。
貴族なら演奏家を何人も召し抱えて演奏させることもあるそうだけど、俺はそこまでクラシックというかこの国の音楽が好きなわけじゃない。いや、嫌いなわけじゃない。慣れてないだけかもしれないけど、余計にそう感じるんだろう。
この二人についてはどう言ったらいいのか……毎年決まった時期に軒下にツバメがやって来て巣作りする、それを見ている感じに近いかもしれない。飼うのとは違うし、完全な野生でもない。何となく生活圏が一部だけ共通しているような、そんな不思議な気分だ。
「他は向こうを視察してからだ。足りないようならこちらから連れていくし、場合によっては向こうで雇った方がいいこともある。臨機応変だと思ってほしい」
◆◆◆
そのように使用人たちに説明して、久しぶりに自分の寝室に入った。ダンジョンの暴走の話しを聞いてから、スキュラとアラクネとセイレーンとエコしか抱いていない。それで十分と思うかもしれないけど、数が多ければ十分というわけでもないんだよな。贅沢な話だというのは分かる。でもそれは別だ。
そんなことを考えていると、ノックの音が聞こえた。
「誰だ?」
「ララです」
「ロラです」
二人が俺の寝室に来たことはない。来るとすれば特別な事情だろう。
「入ってくれ」
そう言って俺は椅子に座った。
部屋に入ったララとロラはいつもと変わらない表情だった。あまり表情が変わらないのが特徴だろうか。
「すでに報告は聞いた。何か言い残したことでもあるのか?」
こういう時はこちらから水を向ける方が話が早く進む。そう思ってわざとそういう聞き方をしてみた。
「はい、旦那様にお伝えしたいことがあります」
「これをお伝えしないのは使用人としては恥ずかしいことですので」
「それほどのことか」
大道芸人や吟遊詩人として各地を回っている二人だ。他の使用人たちとは手に入る情報量が全然違うだろう。
「はい。私ララと妹のロロ、どれだけ旦那様に大切にしていただいているかを今回の旅で思い知りました」
「マジックバッグに入っていた楽器だけではなく金貨に銀貨に野営の道具。あれだけで私たちが一生働いても稼げない金額だと分かりました」
「たしかにそれなりの金額に相当するものは入れたな」
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「はい。我々の全てをもって旦那様にお返ししようと」
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「もし私たちに対して旦那様が興味を示してくださるなら、この身を旦那様にお任せしようと」
「先ほど湯浴みをいたしましたので汚くはないと思います。いかがでしょうか?」
これは断ってはダメな表情だ。
「細かいことは今は話せないが、俺に抱かれれば後戻りはできない。それでもいいのか?」
ステータスに余計な情報が付いたり不老になったり、そういうことだ。それに対して二人は小さく頷いた。
◆◆◆
「さすが楽士だけあっていい声だった」
「そう言っていただけると嬉しいです」
「練習してきた甲斐があります」
ララとロラが左右から俺に抱き付く。二人はベッドでも素晴らしい声を披露してくれた。声に関しては妻たちの中でも一番だろう。ミレーヌやフランの声さえ凌駕する、そう思えた。
ミレーヌとフランは美の女神だ。姿形だけでなく声も美しい。それすら上回るというのは並大抵のことではない。むしろ地上で暮らす者の中ではトップクラスだろう。よくこんな人材が見つかったものだ。
そして楽士だけあって感情を声に乗せるのが上手いんだろう。二人の想い、俺に対する感謝や愛情がしっかりと伝わってきた。それに対して俺も目一杯応えた。普段は無表情なのにベッドの中では表情が豊か。そのギャップも素晴らしい。張り切って当然だろう。むしろ張り切らないと二人に失礼だ。
そしてこの二人の扱いはイネスやエステルと同じく情婦として扱うことになった。屋敷に縛りつけるのはもったいないとも感じたからだ。いつでも好きな時に出かけて、気が向いたら屋敷に戻ればいい。
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