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第十部:家族を持つこと
ミカワヤとイネス
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⦅コンコン⦆
「ちわー、ミカワヤでーす」
イネスの研究室のドアをノックして声をかける。
「はい、いらっしゃいませ。相変わらずお好きですねえ」
「趣味ですからね」
イネスと初めて会った時も変装してたな。あの時は地方から出てきた裕福な若者って感じだった。今は気のいい行商人だ。
俺のこの変装を知ってるのはアンナさんとイネスだけ。他は知らない。さっきすれ違ったネリーとサビーも知らない。それに商会の建物内には人目もあるからあまり長居はしない。イネスが不貞を疑われたら可哀想だ。
「これが追加の素材になります」
「いつもありがとうございます」
まずは要件を済ませる。
「ところでミカワヤさんに探してもらいたいものがあるのですが」
「私に見つけられるようなものでしたら」
「おそらく見つけられると思いますよ。ここにあるものをお願いします」
「分かりました。では頑張ってみましょう」
俺はイネスから一覧を受け取るとそそくさとコワレ商会を後にした。
探してほしい素材があるというのは間違いじゃない。でも書類にお誘いの合図があった。俺は建物から出るとすぐに【転移】を使って商会内の特別室に移動した。
◆◆◆
「お待たせしてすみません」
先に部屋にいた俺に向かってイネスが頭を下げた。待たされたというほど時間は経っていない。一〇分少々か。
ここは俺がイネスを抱くためだけの部屋だ。外から【転移】で入れる距離にある。まだ俺の【転移】じゃ遠くまでは移動できない。だから窓際のこの部屋がちょうどいい。
「新しい薬を作りましたので、公爵様に使用感をお聞きしたくて」
「使用感?」
「はい。腸内清掃薬ですが、香りがしないものを作りました」
腸内清掃薬とは前にジゼルが使った薬だ。下剤と殺菌剤を合わせたような薬で、三時間ほど腸内をキレイな状態に維持する。使用中は素材の一つであるミントの香りがした。
「ああ、ミントの香りか。香りはあっても悪くないと思うけど?」
最初は香水かと思った。ミントなら悪くない香りだと思う。
「あれは試験的に作ったものですが、あれのせいでミントの香りの香水が使いにくくなるかもしれないと思いました」
「使いにくいって……ああ、ミントの匂いをさせていると、後ろを掃除したんだなって思われるからか?」
「はい。どうしても三時間ほどは匂いが取れません」
あれを使えば三時間ほどは舐めても突っ込んでも問題ない。突っ込んだものを舐めさせても汚くないから安心だ。【殺菌】や【浄化】を使う必要がなくなる。
でもミントの匂いが残る。つまりミントの香りがするのは腸内をキレイにした証拠となってしまう。腸内をキレイにして何をしたんだろうと思われてしまう可能性があると。考えすぎじゃないか?
「普通にミントの香水もあるだろう。むしろそっちだと思われるぞ」
「そうですか?」
まあ作った本人にとっては違うんだろう。でもその腸内清掃薬自体がまだ流通してないから、ミントの香りをさせてるから後ろの準備はOKって考える人はいないだろう。
でも気になるのなら逆に考えればいいだろう。みんなが使えば、どれが香水かどれが腸内清掃薬か分からないからだ。
「それなら併売すればいい。ミントの香りがするものとしないもの。さらにミントの香水も売れば誰も気にしなくなるだろう。それに他の香りも作ったら面白いんじゃないか?」
「‼ そうですね。香水の方をもっと流行らせればいいわけですね」
「普通ならそっちを先に思いつくと思うけどな」
自分でテストしてみて気になったんだろう。コイツは実験オタクだからな。たまに感覚がズレる。
「それで、さっそく匂いのしないものを使ってみました。シャワーもしっかりと浴びて汚いところはないはずです。さあどうぞ」
そう言うとイネスはスカートとパンツを下ろし、ソファーの背に手を置いて俺に尻を向けた。
「匂いを嗅げと?」
「はい。消臭効果はあるはずですので、臭わないはずです」
ああ、いきなり雇い主に尻の穴を見せる女。嫌いじゃない。嫌いじゃないぞ。それくらいぶっ飛んでても愛せる。
俺は別に尻が大好きというほどじゃない。前も後ろもどちらもOKというだけだ。それにこの世界には【殺菌】も【浄化】もある。それに加えて腸内清掃薬ができた。後ろに突っ込むのに何を躊躇う? 女を脱がせば抱くだろう。尻を見せれば突っ込むだろう。それが摂理だ。
「よし。それなら今から後ろを徹底的に調べ尽くすからな。今日と明日は椅子に座れないくらいハードに使い込むから覚悟しろ」
「えええっ⁉」
「まずはこれを飲め。それからだ」
「そ、それは……」
◆◆◆
俺はイネスに媚薬を飲ませると、一時間ひたすら後ろを攻め続けた。指と舌と欲棒を使って。途中で反応がなくなったら回復させ、ひたすら後ろだけを使った。なかなか後ろだけを使い続けるってことはないから俺も興奮した。
「こ、こうひゃくさま。いかがでひたか?」
「ああ、臭いは全くない。人の肌くらいだった。これなら全く気づかれずに使えるぞ」
「よかったれす」
媚薬の効果もあってヘロヘロになったけど、感想を聞くことが大事なんだろう。なんとか意識はあるようだ。プロだな。
「一時間使った感じはそうだった。でも三時間経てばどうなるかは分からないな。残り二時間だ。頑張れよ」
「ふへ⁉ ちょ、ちょ——」
三時間は清潔に保てるとイネスは言った。それなら三時間は経過しないと結果は分からない。俺はさらに二時間、イネスが白目を剥く寸前まで彼女を抱き続けた。
◆◆◆
「お。おに~」
ヘロヘロになったイネスは尻を押さえながら頬を膨らませた。
「ほう。こんな鬼は嫌いか?」
「いえ、だいすきれす」
気の抜けたへらっとした顔で抱きつかれた。抱きしめてキスをする。
「それなら問題ない。俺もお前が大好きだぞ。お前の前も後ろもな」
仰向けにベッドに寝て、上にイネスを乗せる。彼女の体重が心地いい。尻を撫でながら【治療】をかけてやる。椅子に座れないというのはさすがに冗談だ。そんなことをさせるつもりはない。
「えへへ」
研究バカで実験バカだけどそこが可愛い。今後も面白い薬を開発してくれることを期待しよう。
「ちわー、ミカワヤでーす」
イネスの研究室のドアをノックして声をかける。
「はい、いらっしゃいませ。相変わらずお好きですねえ」
「趣味ですからね」
イネスと初めて会った時も変装してたな。あの時は地方から出てきた裕福な若者って感じだった。今は気のいい行商人だ。
俺のこの変装を知ってるのはアンナさんとイネスだけ。他は知らない。さっきすれ違ったネリーとサビーも知らない。それに商会の建物内には人目もあるからあまり長居はしない。イネスが不貞を疑われたら可哀想だ。
「これが追加の素材になります」
「いつもありがとうございます」
まずは要件を済ませる。
「ところでミカワヤさんに探してもらいたいものがあるのですが」
「私に見つけられるようなものでしたら」
「おそらく見つけられると思いますよ。ここにあるものをお願いします」
「分かりました。では頑張ってみましょう」
俺はイネスから一覧を受け取るとそそくさとコワレ商会を後にした。
探してほしい素材があるというのは間違いじゃない。でも書類にお誘いの合図があった。俺は建物から出るとすぐに【転移】を使って商会内の特別室に移動した。
◆◆◆
「お待たせしてすみません」
先に部屋にいた俺に向かってイネスが頭を下げた。待たされたというほど時間は経っていない。一〇分少々か。
ここは俺がイネスを抱くためだけの部屋だ。外から【転移】で入れる距離にある。まだ俺の【転移】じゃ遠くまでは移動できない。だから窓際のこの部屋がちょうどいい。
「新しい薬を作りましたので、公爵様に使用感をお聞きしたくて」
「使用感?」
「はい。腸内清掃薬ですが、香りがしないものを作りました」
腸内清掃薬とは前にジゼルが使った薬だ。下剤と殺菌剤を合わせたような薬で、三時間ほど腸内をキレイな状態に維持する。使用中は素材の一つであるミントの香りがした。
「ああ、ミントの香りか。香りはあっても悪くないと思うけど?」
最初は香水かと思った。ミントなら悪くない香りだと思う。
「あれは試験的に作ったものですが、あれのせいでミントの香りの香水が使いにくくなるかもしれないと思いました」
「使いにくいって……ああ、ミントの匂いをさせていると、後ろを掃除したんだなって思われるからか?」
「はい。どうしても三時間ほどは匂いが取れません」
あれを使えば三時間ほどは舐めても突っ込んでも問題ない。突っ込んだものを舐めさせても汚くないから安心だ。【殺菌】や【浄化】を使う必要がなくなる。
でもミントの匂いが残る。つまりミントの香りがするのは腸内をキレイにした証拠となってしまう。腸内をキレイにして何をしたんだろうと思われてしまう可能性があると。考えすぎじゃないか?
「普通にミントの香水もあるだろう。むしろそっちだと思われるぞ」
「そうですか?」
まあ作った本人にとっては違うんだろう。でもその腸内清掃薬自体がまだ流通してないから、ミントの香りをさせてるから後ろの準備はOKって考える人はいないだろう。
でも気になるのなら逆に考えればいいだろう。みんなが使えば、どれが香水かどれが腸内清掃薬か分からないからだ。
「それなら併売すればいい。ミントの香りがするものとしないもの。さらにミントの香水も売れば誰も気にしなくなるだろう。それに他の香りも作ったら面白いんじゃないか?」
「‼ そうですね。香水の方をもっと流行らせればいいわけですね」
「普通ならそっちを先に思いつくと思うけどな」
自分でテストしてみて気になったんだろう。コイツは実験オタクだからな。たまに感覚がズレる。
「それで、さっそく匂いのしないものを使ってみました。シャワーもしっかりと浴びて汚いところはないはずです。さあどうぞ」
そう言うとイネスはスカートとパンツを下ろし、ソファーの背に手を置いて俺に尻を向けた。
「匂いを嗅げと?」
「はい。消臭効果はあるはずですので、臭わないはずです」
ああ、いきなり雇い主に尻の穴を見せる女。嫌いじゃない。嫌いじゃないぞ。それくらいぶっ飛んでても愛せる。
俺は別に尻が大好きというほどじゃない。前も後ろもどちらもOKというだけだ。それにこの世界には【殺菌】も【浄化】もある。それに加えて腸内清掃薬ができた。後ろに突っ込むのに何を躊躇う? 女を脱がせば抱くだろう。尻を見せれば突っ込むだろう。それが摂理だ。
「よし。それなら今から後ろを徹底的に調べ尽くすからな。今日と明日は椅子に座れないくらいハードに使い込むから覚悟しろ」
「えええっ⁉」
「まずはこれを飲め。それからだ」
「そ、それは……」
◆◆◆
俺はイネスに媚薬を飲ませると、一時間ひたすら後ろを攻め続けた。指と舌と欲棒を使って。途中で反応がなくなったら回復させ、ひたすら後ろだけを使った。なかなか後ろだけを使い続けるってことはないから俺も興奮した。
「こ、こうひゃくさま。いかがでひたか?」
「ああ、臭いは全くない。人の肌くらいだった。これなら全く気づかれずに使えるぞ」
「よかったれす」
媚薬の効果もあってヘロヘロになったけど、感想を聞くことが大事なんだろう。なんとか意識はあるようだ。プロだな。
「一時間使った感じはそうだった。でも三時間経てばどうなるかは分からないな。残り二時間だ。頑張れよ」
「ふへ⁉ ちょ、ちょ——」
三時間は清潔に保てるとイネスは言った。それなら三時間は経過しないと結果は分からない。俺はさらに二時間、イネスが白目を剥く寸前まで彼女を抱き続けた。
◆◆◆
「お。おに~」
ヘロヘロになったイネスは尻を押さえながら頬を膨らませた。
「ほう。こんな鬼は嫌いか?」
「いえ、だいすきれす」
気の抜けたへらっとした顔で抱きつかれた。抱きしめてキスをする。
「それなら問題ない。俺もお前が大好きだぞ。お前の前も後ろもな」
仰向けにベッドに寝て、上にイネスを乗せる。彼女の体重が心地いい。尻を撫でながら【治療】をかけてやる。椅子に座れないというのはさすがに冗談だ。そんなことをさせるつもりはない。
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