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第一章 第三部
スーレ子爵の歓待、そして馬車
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領主への報告はヨーナスさんに任せて宿を取りに行こうかと思ったら、領主邸から使いが来てぜひ話を聞きたいと。ヨーナスさんが領主邸に先に簡易な報告を済ませていたらしい。
「ここの領主はどんな人?」
「好感が持てる人ですよ」
「マイカが言うなら大丈夫だね」
「そもそも直轄領の町の領主は王家に忠誠を誓う真面目な人でなければ更迭されますからね」
「町が領地というわけじゃないんだね」
「直轄領ですからね、領主は国王の代理人して派遣されている形ですね。問題がない限りは子が継げるようですが、真面目やらなければ更迭されると聞きました。実際のところは代官なのですが、一般的には領主という呼び方をしています」」
「頼れる部下を集めて周りを固める感じだね。町の成り立ちみたいに」
僕たちは迎えの馬車に乗り込んで領主邸に向かった。
領主邸は詰所から馬車で五分ほどだった。ラクヴィ伯爵の邸宅よりは小さいけど、こざっぱりとした建物。応接室に案内されると一分とたたずに領主がやってきた。ここに来るまでに、話は基本的にはマイカに任せて、僕たちは聞かれたら答えるということにしている。
「マイカ嬢、そしてお連れ様方もようこそお越しくださいました。スーレ子爵カレルヴォと申します」
思った以上に腰が低い人だった。管理職なのに妙に腰が低くて話しやすくて、でもしっかりしてる人。たしかにいい人っぽい。優しいお爺ちゃんって感じ。お爺ちゃんと言うほど高齢ではないけど。
「それにしても、徒歩で来られるとは少々驚きましたな」
「そうでしょうね。今はこちらのケネス殿に旅に同行しています」
「それはそれは。良き殿方と巡り会えたということでしょうか」
「はい」
カレルヴォさんとマイカの表情を見ていると、遠方に住んでいるお爺ちゃんの家を訪れた孫、もしくは恩師の家を訪れた元教え子って感じがしてほんわかする。
「それはそうと、盗賊の話でしたな。ケネス殿、大変助かりました。被害が出ているらしいということは聞いていたのですが、なにぶん証拠らしい証拠もなく、それが盗賊のせいなのか魔獣のせいなのか、はたまた盗賊のせいで荷物が届かないと嘘を言っているだけなのか、調べれば調べるほど分からなくなっていたのです」
「いえ、たまたま向こうから接触がありましたので、大した手間もかかっていません。放っておくとラクヴィ伯爵領にも影響が出るでしょうし、ちょうどタイミングがよかったですね」
「報告によれば三五人の盗賊団を潰したとか。それで『大した手間もかかっていない』とは、なんとも頼もしい限りで。これならマイカ嬢を任せられますね。私にとっては孫のような存在ですから」
「ああ、お二人をそのような関係だろうなと思って先ほどから見ていました」
「ええ、ラクヴィ伯爵領から王都へ向かうにはこの町を通りますからな。昔からマイカ嬢をよく知っています。今代のラクヴィ伯爵はあのような性格ですからな、まあ大変だろうと思って、ここに泊まる時くらいは愚痴聞きをしてあげようと。私のことはマイカ嬢の祖父だと思って気楽に呼んでくれて構いません」
「ではカレルヴォさんとお呼びしてもよろしいでしょうか?」
「ああ、それくらいがいいですね。他のみなさんもそう呼んでください」
しばらく子爵と話をした後、こちらで一緒に食事をということになったので、話の続きは食事をしながらになった。
どうしても話の中心がマイカになる。昔の話をされて真っ赤になってたけど、基本的にはあまり変わってないらしい。衛兵に『白姫様』って呼ばれてたけど、一部ではそんな呼び方をされているらしい。獣人で髪が白い種族は他にもいるけど、マイカは真っ白だからね。ちょっと珍しくて有名人らしい。もしかしてトゥーリ市の衛兵に宿を教えてもらったけど、マイカを知っていて貴族が泊まる宿を教えてくれたんだろうか。
カレルヴォさんの息子たちは王宮勤めらしい。スーレ市の領主はおそらくその息子さんが継ぐことになるんだろう。
食事の後は部屋を用意してもらったので、今夜はこちらに泊まることになった。貴族のお屋敷というとラクヴィ伯爵邸にも泊まったけど、なんとなく落ち着かなかったからね。
◆ ◆ ◆
スーレ子爵邸で歓待を受けた翌日、朝食をいただいてからお暇することにした。カレルヴォさんはマイカの母であるアンナさんへ盗賊の件で感謝の手紙を送ると言っていた。マイカが無事にこの町まで来たことを一言伝えてくれるように頼んだ。もちろん喜んで伝えてくれると言っていた。
そしてもう一つ、カレルヴォさんからマイカに馬車が贈られた。キャリッジと呼ばれる四頭立ての大型の四輪馬車。
貴族が乗る馬車にはその家の紋章が取り付けられる。マイカの場合はまだ正式に結婚しているわけではないので、普段から乗る馬車にはラクヴィ伯爵家の紋章が付くけど、そもそも相手が僕なのでいずれは貴族ではなくなる。
この馬車には二つの紋章が取り付けられている。一つはラクヴィ伯爵家の紋章、もう一つはスーレ子爵家の関係者であるという紋章。そして証明する身分証も用意されていた。
カレルヴォさんはマイカからそれっぽいことを打ち明けられていたらしく、マイカが結婚する際には馬車を贈る準備をしていたらしい。彼女が歩いて町に来たという話を聞いて、それなら早めに渡してしまおうと、急いで紋章を取り付けてくれたそうだ。
異空間に家があるからマイカが歩くのは町に入る時だけ、と説明するのに一度異空間に入ってもらったら、顎を落として驚いていた。マリアンでさえ最初は驚いていたから、やはり普通ではないのだろう。でもお爺ちゃんを安心させるには孫の安全を説明しないとね。
さすがに急だったので馬は準備できなかったらしいけど、馬はちょうどうちに四頭いる。領主邸の庭で馬たちを異空間から出して馬車を引いてもらうことにした。四頭とも盗賊の馬車を引いていた経験があるから問題なし。
ここからはパルツィ市、王都ヴィリョン、そしてその東側へと大きな都市が続くから、これからはマイカに馬車に乗ってもらう機会がそれなりにありそう。
「ではマイカ嬢、お元気で。ケネス殿、よろしく頼みます」
「はい、これまでありがとうございました。機会があれば必ず顔を見せに来ます」
「マイカの安全はお任せください」
僕が御者台に座り、女性陣にはいかにもいい家のお嬢様というようなドレスを着せて馬車に乗ってもらった。まあ町を出てしばらく行くまではね。
スーレ市を出たら次の大きな町はパルツィ市。これは二重都市群の内側の輪にあって人スーレ市よりも大きい。そこまでの街道はかなり整備されているので、もっと人も馬車も増えてくるだろうね。
スーレ市を出てしばらく走らせたところで馬車は異空間へと戻してあった。マイカが乗りながら言ってたけど、この世界の馬車は腰とお尻に優しくない。荷馬車であれ貴族が乗る馬車であれ。
板バネのサスペンションなら開発されていて、荷馬車ですら付いていることが多い。当然マイカの馬車にも付いているけどそこまで高性能ではない。立派なのは外装と内装で、足回りはそれほど変わらない。そもそも左右の車輪の間を車軸がまっすぐ通っているわけなので、傾きを抑えるにしても限度がある。
やっぱり独立懸架に改造するのが一番いいかなあ。カレルヴォさんには申し訳ないけど、一部をバラして組み立て直すことにした。なるべく元の形に近くなることを前提に。彼なら「マイカ嬢が乗りやすいようにしたらいいのですよ」とか言いそうだけど。
マイカが貰った馬車は車台に客室が乗っている形だったので、これを一度完全に分けた。客室はそこまでいじらなくてもいいだろう。とりあえずは足回りからだね。
まずは足回りを外し、安定感を増すために車台の幅を少しだけ広くする。車輪は駆動輪があるわけじゃないから四輪ともシンプルなストラット式の独立懸架にする。一般的な車の前輪に使われるサスだね。僕はそれくらいしか分からないんだけど。
車輪は木製で、周りには金属が巻かれていたけど外してしまう。金属を巻くと車輪は割れにくくなるけど、石畳の上を走る時にはギャリギャリ音がするので乗り心地が悪くなる。車輪は木のままだけど[強化]をかけるので問題なし。外側には金属の代わりに蛇の革を巻くことにした。あの蛇は伸び上がって噛み付いてくるくらいよく伸びるので、その皮もよく伸びるし強度もある。タイヤと呼ぶには心許ないけど、こちらも[強化]をかけておけば大丈夫だろう。交換用の皮もいっぱいあるしね。いずれはゴムも作るか。
広げた車台の上に客室を乗せるけど、振動を抑えるために客室を[浮遊]で少し浮かせる。これで振動が伝わらない上に坂道でも客室がある程度は水平を保てるようになった。もちろん外れないようにはしてあるし、装飾で偽装することで分かりにくくしている。客室を鎖で吊るす馬車もあるから、それに近い感じかな。
客室の内部を広くしようかと考えたけど、そうすると外から見た時におかしくなるので、さすがにそれはやめた。外から見たら客室が大広間みたいなのはさすがにまずいでしょ。一応六人乗りなのでそこまでは狭くないから空間はいじらない。座席の背もたれをリクライニングできるようにした。
ドアにマジックバッグ的な収納を付けたので、軽食や飲み物なども取り出せる。
さすがに客室内にトイレはないけど、その時は客室から家に移動すればいい。座席の横に少しだけ隙間があるから、そこから後部へ移動できるようにして、そこに異空間への出入り口を設置した。ボタンを押せば開くようになっている。トイレのたびに僕に声をかけて家に戻るのも嫌だろうしね。ただし一度閉じてしまうと戻ってこられなくなるから、出入り口は開けたままになる。
馬車の存在を全否定してるみたいだけど、馬車というのは快適でもなんでもない。いずれは見た目は馬車で中身はトレーラーハウスのような馬車ができればもっと楽ができると思うけど、それでも家にいる方がずっと居心地がいいんだから、どこまで本気で取り組んだらいいんだろう。
「ここの領主はどんな人?」
「好感が持てる人ですよ」
「マイカが言うなら大丈夫だね」
「そもそも直轄領の町の領主は王家に忠誠を誓う真面目な人でなければ更迭されますからね」
「町が領地というわけじゃないんだね」
「直轄領ですからね、領主は国王の代理人して派遣されている形ですね。問題がない限りは子が継げるようですが、真面目やらなければ更迭されると聞きました。実際のところは代官なのですが、一般的には領主という呼び方をしています」」
「頼れる部下を集めて周りを固める感じだね。町の成り立ちみたいに」
僕たちは迎えの馬車に乗り込んで領主邸に向かった。
領主邸は詰所から馬車で五分ほどだった。ラクヴィ伯爵の邸宅よりは小さいけど、こざっぱりとした建物。応接室に案内されると一分とたたずに領主がやってきた。ここに来るまでに、話は基本的にはマイカに任せて、僕たちは聞かれたら答えるということにしている。
「マイカ嬢、そしてお連れ様方もようこそお越しくださいました。スーレ子爵カレルヴォと申します」
思った以上に腰が低い人だった。管理職なのに妙に腰が低くて話しやすくて、でもしっかりしてる人。たしかにいい人っぽい。優しいお爺ちゃんって感じ。お爺ちゃんと言うほど高齢ではないけど。
「それにしても、徒歩で来られるとは少々驚きましたな」
「そうでしょうね。今はこちらのケネス殿に旅に同行しています」
「それはそれは。良き殿方と巡り会えたということでしょうか」
「はい」
カレルヴォさんとマイカの表情を見ていると、遠方に住んでいるお爺ちゃんの家を訪れた孫、もしくは恩師の家を訪れた元教え子って感じがしてほんわかする。
「それはそうと、盗賊の話でしたな。ケネス殿、大変助かりました。被害が出ているらしいということは聞いていたのですが、なにぶん証拠らしい証拠もなく、それが盗賊のせいなのか魔獣のせいなのか、はたまた盗賊のせいで荷物が届かないと嘘を言っているだけなのか、調べれば調べるほど分からなくなっていたのです」
「いえ、たまたま向こうから接触がありましたので、大した手間もかかっていません。放っておくとラクヴィ伯爵領にも影響が出るでしょうし、ちょうどタイミングがよかったですね」
「報告によれば三五人の盗賊団を潰したとか。それで『大した手間もかかっていない』とは、なんとも頼もしい限りで。これならマイカ嬢を任せられますね。私にとっては孫のような存在ですから」
「ああ、お二人をそのような関係だろうなと思って先ほどから見ていました」
「ええ、ラクヴィ伯爵領から王都へ向かうにはこの町を通りますからな。昔からマイカ嬢をよく知っています。今代のラクヴィ伯爵はあのような性格ですからな、まあ大変だろうと思って、ここに泊まる時くらいは愚痴聞きをしてあげようと。私のことはマイカ嬢の祖父だと思って気楽に呼んでくれて構いません」
「ではカレルヴォさんとお呼びしてもよろしいでしょうか?」
「ああ、それくらいがいいですね。他のみなさんもそう呼んでください」
しばらく子爵と話をした後、こちらで一緒に食事をということになったので、話の続きは食事をしながらになった。
どうしても話の中心がマイカになる。昔の話をされて真っ赤になってたけど、基本的にはあまり変わってないらしい。衛兵に『白姫様』って呼ばれてたけど、一部ではそんな呼び方をされているらしい。獣人で髪が白い種族は他にもいるけど、マイカは真っ白だからね。ちょっと珍しくて有名人らしい。もしかしてトゥーリ市の衛兵に宿を教えてもらったけど、マイカを知っていて貴族が泊まる宿を教えてくれたんだろうか。
カレルヴォさんの息子たちは王宮勤めらしい。スーレ市の領主はおそらくその息子さんが継ぐことになるんだろう。
食事の後は部屋を用意してもらったので、今夜はこちらに泊まることになった。貴族のお屋敷というとラクヴィ伯爵邸にも泊まったけど、なんとなく落ち着かなかったからね。
◆ ◆ ◆
スーレ子爵邸で歓待を受けた翌日、朝食をいただいてからお暇することにした。カレルヴォさんはマイカの母であるアンナさんへ盗賊の件で感謝の手紙を送ると言っていた。マイカが無事にこの町まで来たことを一言伝えてくれるように頼んだ。もちろん喜んで伝えてくれると言っていた。
そしてもう一つ、カレルヴォさんからマイカに馬車が贈られた。キャリッジと呼ばれる四頭立ての大型の四輪馬車。
貴族が乗る馬車にはその家の紋章が取り付けられる。マイカの場合はまだ正式に結婚しているわけではないので、普段から乗る馬車にはラクヴィ伯爵家の紋章が付くけど、そもそも相手が僕なのでいずれは貴族ではなくなる。
この馬車には二つの紋章が取り付けられている。一つはラクヴィ伯爵家の紋章、もう一つはスーレ子爵家の関係者であるという紋章。そして証明する身分証も用意されていた。
カレルヴォさんはマイカからそれっぽいことを打ち明けられていたらしく、マイカが結婚する際には馬車を贈る準備をしていたらしい。彼女が歩いて町に来たという話を聞いて、それなら早めに渡してしまおうと、急いで紋章を取り付けてくれたそうだ。
異空間に家があるからマイカが歩くのは町に入る時だけ、と説明するのに一度異空間に入ってもらったら、顎を落として驚いていた。マリアンでさえ最初は驚いていたから、やはり普通ではないのだろう。でもお爺ちゃんを安心させるには孫の安全を説明しないとね。
さすがに急だったので馬は準備できなかったらしいけど、馬はちょうどうちに四頭いる。領主邸の庭で馬たちを異空間から出して馬車を引いてもらうことにした。四頭とも盗賊の馬車を引いていた経験があるから問題なし。
ここからはパルツィ市、王都ヴィリョン、そしてその東側へと大きな都市が続くから、これからはマイカに馬車に乗ってもらう機会がそれなりにありそう。
「ではマイカ嬢、お元気で。ケネス殿、よろしく頼みます」
「はい、これまでありがとうございました。機会があれば必ず顔を見せに来ます」
「マイカの安全はお任せください」
僕が御者台に座り、女性陣にはいかにもいい家のお嬢様というようなドレスを着せて馬車に乗ってもらった。まあ町を出てしばらく行くまではね。
スーレ市を出たら次の大きな町はパルツィ市。これは二重都市群の内側の輪にあって人スーレ市よりも大きい。そこまでの街道はかなり整備されているので、もっと人も馬車も増えてくるだろうね。
スーレ市を出てしばらく走らせたところで馬車は異空間へと戻してあった。マイカが乗りながら言ってたけど、この世界の馬車は腰とお尻に優しくない。荷馬車であれ貴族が乗る馬車であれ。
板バネのサスペンションなら開発されていて、荷馬車ですら付いていることが多い。当然マイカの馬車にも付いているけどそこまで高性能ではない。立派なのは外装と内装で、足回りはそれほど変わらない。そもそも左右の車輪の間を車軸がまっすぐ通っているわけなので、傾きを抑えるにしても限度がある。
やっぱり独立懸架に改造するのが一番いいかなあ。カレルヴォさんには申し訳ないけど、一部をバラして組み立て直すことにした。なるべく元の形に近くなることを前提に。彼なら「マイカ嬢が乗りやすいようにしたらいいのですよ」とか言いそうだけど。
マイカが貰った馬車は車台に客室が乗っている形だったので、これを一度完全に分けた。客室はそこまでいじらなくてもいいだろう。とりあえずは足回りからだね。
まずは足回りを外し、安定感を増すために車台の幅を少しだけ広くする。車輪は駆動輪があるわけじゃないから四輪ともシンプルなストラット式の独立懸架にする。一般的な車の前輪に使われるサスだね。僕はそれくらいしか分からないんだけど。
車輪は木製で、周りには金属が巻かれていたけど外してしまう。金属を巻くと車輪は割れにくくなるけど、石畳の上を走る時にはギャリギャリ音がするので乗り心地が悪くなる。車輪は木のままだけど[強化]をかけるので問題なし。外側には金属の代わりに蛇の革を巻くことにした。あの蛇は伸び上がって噛み付いてくるくらいよく伸びるので、その皮もよく伸びるし強度もある。タイヤと呼ぶには心許ないけど、こちらも[強化]をかけておけば大丈夫だろう。交換用の皮もいっぱいあるしね。いずれはゴムも作るか。
広げた車台の上に客室を乗せるけど、振動を抑えるために客室を[浮遊]で少し浮かせる。これで振動が伝わらない上に坂道でも客室がある程度は水平を保てるようになった。もちろん外れないようにはしてあるし、装飾で偽装することで分かりにくくしている。客室を鎖で吊るす馬車もあるから、それに近い感じかな。
客室の内部を広くしようかと考えたけど、そうすると外から見た時におかしくなるので、さすがにそれはやめた。外から見たら客室が大広間みたいなのはさすがにまずいでしょ。一応六人乗りなのでそこまでは狭くないから空間はいじらない。座席の背もたれをリクライニングできるようにした。
ドアにマジックバッグ的な収納を付けたので、軽食や飲み物なども取り出せる。
さすがに客室内にトイレはないけど、その時は客室から家に移動すればいい。座席の横に少しだけ隙間があるから、そこから後部へ移動できるようにして、そこに異空間への出入り口を設置した。ボタンを押せば開くようになっている。トイレのたびに僕に声をかけて家に戻るのも嫌だろうしね。ただし一度閉じてしまうと戻ってこられなくなるから、出入り口は開けたままになる。
馬車の存在を全否定してるみたいだけど、馬車というのは快適でもなんでもない。いずれは見た目は馬車で中身はトレーラーハウスのような馬車ができればもっと楽ができると思うけど、それでも家にいる方がずっと居心地がいいんだから、どこまで本気で取り組んだらいいんだろう。
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