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第二章 第二部
対策の続き
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「ええと次は、街道に普通の人が少ないのは、やっぱり危険があるからでいいのかな? 今までは護衛を連れた貴族や商人くらいしか見かけてないけど。エリー、マイカ、どうだった?」
「商人でない人が危険を避けて都市間を移動するなら、お金を払って商隊に加えてもらうのが一般的です。もちろん空きがあればですし、それなりに高いですね。目的なく移動するのは少々難しいかと。移動中の食料も基本的には自分で用意しなければなりません」
「先輩が一つ大きな盗賊団を潰してくれましたけど、地方に比べれば人通りの多い直轄領の中でさえ商人を狙う盗賊はいます。私も領内を視察したり王都へ移動したりする際には、それなりの数の護衛が付いていました」
「それなら観光目的で移動なんか無理だね」
「王族や貴族の道楽でなければ無理でしょう。貴族領なら領兵が巡回していますが、それでも隅から隅まで見回ることは無理だと思います。ちょっとした怪我でも、誰も人が通りかからなければそれが元で死ぬこともあります」
「危険な目には遭わなかったの?」
「私の場合は女性の多い商隊に参加させていただきました。旅の途中で何度も魔獣が現れましたが、護衛の人たちが守ってくれましたので、怪我人はいましたが死者はいなかったと思います」
このあたりの事情も想像内か。
「さっきの話に関係するけど、この国の冒険者ってそんなに強い人がいないよね」
「そこそこというところでしょうか。ユーヴィ市とキヴィオ市にはあれから何度か立ち寄りましたが、私よりも強い冒険者はいませんでした」
「そうですね~。マスターに分かりやすい基準で言えば~F、E、Dランクがほとんどで~Cランクがごくわずかだったでしょうか~」
「リゼッタよりも強いとなると、そもそもトップレベルじゃないの? とりあえず駆け出しから初級者がほとんどってことだね」
「領兵の方が熟練度が高いですね」
「それはその道のプロだからね」
兵士はもちろん警備のために雇われているので装備の質もいい。給料が支払われ、武器も支給され、宿舎と食事もあり、定期的に訓練も行われている。もし仕事中に命を落とした場合、家族がいれば一時金が支払われる。要するに公務員。
一方で冒険者は自ら望んでその仕事をしているのであって、装備は自腹、仕事がなければ収入はない。うまく大物の魔獣を仕留めることができれば、しばらく遊んで暮らせるだけの大金が手に入るけど、失敗すれば魔獣の胃袋に収まってしまう。要するにフリーランス。
リゼッタとカロリッタには、あれからもたまに大森林の様子を見に行ってもらっている。その際に狩った魔獣はできる限り冒険者ギルドで売却するように言ってある。そのために二人には[転移]を組み込んだ指輪を渡しておいた。魔力の消費量が多いから連続使用はできないけど。
「ユーヴィ市のギルドは、半分くらいは雑用の斡旋のような場所でしたからねぇ。一番危険な仕事が商隊などの護衛ですから、積極的に魔獣を倒すことを仕事にしている人はほとんどいません。ましてや西の大森林に入るというのは、それだけで勇気ある行動だとされています。大森林を抜けてきたあなたは国家勲章ものでしょう。妻としては鼻が高いです」
「抜けてきたんじゃなくてあそこがスタート地点だっただけなんだけど」
「申し訳ございません。罰をお与えください」
カローラが土下座した。そのムチは何に使うのかな?
「それと、経済状態が上向いていないように見えるのは、以前がもっと下だったからなのか、それとも上がってからまた下がってきたのか、どっちだと思う?」
「ラクヴィ伯爵領を見て回った感じでは、良くもなく悪くもなくというところですね。不況という話は聞いたことがありませんでした。景気が良くなったとも聞きませんけど」
「それなら、上がってきてここなのかな? それならテコ入れ策があればもっと上がりそうなんだけどね」
「ユーヴィ市のギルドにいた間は景気が悪くなったという話は聞きませんでした。冒険者時代でもキヴィオ市周辺では不況という話はあまり聞きませんでしたねぇ」
「ワシはシムーナ市と直轄領の中を見ることが多かったのじゃが、いつ行っても物の価格が急に上がったり下がったりしたことはなかったのう。それでも以前に比べれば高くはなったとは思うが」
マイカとマノン、マリアンからは知っている町の経済状態を教えてもらった。徐々に上がっているけど急激には変化していない。マリアンが長いスパンで見てくれたから間違いないだろう。
「最後にもう一つ、欲の問題なんだけど、この国の人たちは食べられるだけで満足している感じがするんだよね。村だろうが大都市だろうが」
「世界が違うと言ってしまえばそれまでじゃろうが、お前様の生きてきた世界とは違って、ここは時間がゆっくり流れとるんじゃろう。人間でも寿命が倍くらい違うとか。それに魅力的な娯楽、頬が落ちるような食事、そのようなものがあるわけでもなし、外へ出て危険な目に遭うよりは中にいてゆっくり過ごす、それをずっと選んでおるんじゃろう」
「やっぱりそうなるよねえ……」
「それが悪いというわけではないのじゃが、刺激という点では何も得るところがないのう。結局は一ヶ所にずっと留まっていることに耐えられなくなった者が商人や冒険者として外へ出るんじゃろ」
マリアンたまに山から町に下りて刺激を受けていたそうだからね。その一番の刺激が服装。今日はドレスではあるけど、なぜかゴスロリになっている。路線の変更かな?
「少しまとめると、種族の関係で人口はあまり増えないけど、それは問題にはなっていない。人口が急激に増えないので食糧問題は発生していない。人口が増えているから物価も少しずつ上がっているけど、とりあえず生きていく程度には食べられるので不満もなくなんとか経済は成り立っている。だから何かを求めて危険のある町の外にはほとんど出ない。結果として町の中だけで色々なことが完結してしまっている。そこから抜け出すのが商人と冒険者。こんな感じかな」
「あなた、この話は前にも聞かせてもらいましたけど、このようにしてあらためて考えると、この国は成長がないのではありませんか?」
「それで今すぐ何かがあることはないだろうけどねえ。おかしな停滞の仕方をしているような気はするね。カローラ、こういう時には派遣されている準管理者って何かをするものなの?」
ようやく土下座をやめたカローラが嬉しそうにムチを片付けてからこちらを向いた。
「ふふっ。ご主人様に放置されました。放置……。悪くありませんね」
「……」
「あ、いえ、管理者の仕事はその世界の維持管理です。悪くならないようにするのが目的です。現在この世界全体を考えると、特に何かが悪化しているわけではありませんので、必ずしも何かをする必要はありません。言い方は悪いですが、この国がなくなっても全体への影響は軽微です。何かをするのであれば、急激な変化を伴わないものということになります」
「急激な変化を伴わないものか……」
「いきなり車や電話や映画を持ち込むと文化が崩壊しますのでお薦めはできません」
「さすがにそれは無理だと思ってるよ。もう少し基本的なところで何かできないかなって……」
「先ほどの話ですが、人を動かす力というのは結局は欲です。でも欲を刺激しすぎると危険な状態になりかねません。侵略や戦争というのも結局は欲から出た行動です。ただし、この国は色々なものがかなり低いところで留まってしまっている状態ですので、多少は刺激をしてもいいと思いますよ」
「それなら少しずつかな。僕にできそうなことと言えば、食事関係か魔獣を狩ってくるか。エリーとミシェルの服でもいいのかな?」
「食事関係ならご主人様がキヴィオ市で広めた新しい玉焼きですね。あのようなものを広めるのもいいのではないでしょうか。さほど高級なものではありませんので、町の経済がいきなり傾くこともないと思います。庶民がもっと食事や食材に興味を持てば、もう少し物も人も動くと思いますよ。貴族よりも平民の方が圧倒的に多いのですから」
「そうだね。それじゃ僕はあまり高級にならないお菓子や料理から考えるかな。それと、前にマリアンとエリーが言ってみた店も、そろそろやってみてもいいかもしれないね」
「うむ、そちらの方は高価ではない素材を使いつつも華やかに見えるような服をいくつか考えて準備を始めておる」
「それと、手に入りやすい素材で作った基礎化粧品類ですね。マイカ様からもアドバイスを受けましたが、女性と美容は切っても切り離せません。女性の心を鷲掴みにするような化粧品を作りたいと思います」
「コンビニコスメのような感じです。時間をかけずにパッと買えるものですよね。コスパも重要です」
「それならそちらの方は三人に任せるよ。僕の方は食べ物でいくから」
「商人でない人が危険を避けて都市間を移動するなら、お金を払って商隊に加えてもらうのが一般的です。もちろん空きがあればですし、それなりに高いですね。目的なく移動するのは少々難しいかと。移動中の食料も基本的には自分で用意しなければなりません」
「先輩が一つ大きな盗賊団を潰してくれましたけど、地方に比べれば人通りの多い直轄領の中でさえ商人を狙う盗賊はいます。私も領内を視察したり王都へ移動したりする際には、それなりの数の護衛が付いていました」
「それなら観光目的で移動なんか無理だね」
「王族や貴族の道楽でなければ無理でしょう。貴族領なら領兵が巡回していますが、それでも隅から隅まで見回ることは無理だと思います。ちょっとした怪我でも、誰も人が通りかからなければそれが元で死ぬこともあります」
「危険な目には遭わなかったの?」
「私の場合は女性の多い商隊に参加させていただきました。旅の途中で何度も魔獣が現れましたが、護衛の人たちが守ってくれましたので、怪我人はいましたが死者はいなかったと思います」
このあたりの事情も想像内か。
「さっきの話に関係するけど、この国の冒険者ってそんなに強い人がいないよね」
「そこそこというところでしょうか。ユーヴィ市とキヴィオ市にはあれから何度か立ち寄りましたが、私よりも強い冒険者はいませんでした」
「そうですね~。マスターに分かりやすい基準で言えば~F、E、Dランクがほとんどで~Cランクがごくわずかだったでしょうか~」
「リゼッタよりも強いとなると、そもそもトップレベルじゃないの? とりあえず駆け出しから初級者がほとんどってことだね」
「領兵の方が熟練度が高いですね」
「それはその道のプロだからね」
兵士はもちろん警備のために雇われているので装備の質もいい。給料が支払われ、武器も支給され、宿舎と食事もあり、定期的に訓練も行われている。もし仕事中に命を落とした場合、家族がいれば一時金が支払われる。要するに公務員。
一方で冒険者は自ら望んでその仕事をしているのであって、装備は自腹、仕事がなければ収入はない。うまく大物の魔獣を仕留めることができれば、しばらく遊んで暮らせるだけの大金が手に入るけど、失敗すれば魔獣の胃袋に収まってしまう。要するにフリーランス。
リゼッタとカロリッタには、あれからもたまに大森林の様子を見に行ってもらっている。その際に狩った魔獣はできる限り冒険者ギルドで売却するように言ってある。そのために二人には[転移]を組み込んだ指輪を渡しておいた。魔力の消費量が多いから連続使用はできないけど。
「ユーヴィ市のギルドは、半分くらいは雑用の斡旋のような場所でしたからねぇ。一番危険な仕事が商隊などの護衛ですから、積極的に魔獣を倒すことを仕事にしている人はほとんどいません。ましてや西の大森林に入るというのは、それだけで勇気ある行動だとされています。大森林を抜けてきたあなたは国家勲章ものでしょう。妻としては鼻が高いです」
「抜けてきたんじゃなくてあそこがスタート地点だっただけなんだけど」
「申し訳ございません。罰をお与えください」
カローラが土下座した。そのムチは何に使うのかな?
「それと、経済状態が上向いていないように見えるのは、以前がもっと下だったからなのか、それとも上がってからまた下がってきたのか、どっちだと思う?」
「ラクヴィ伯爵領を見て回った感じでは、良くもなく悪くもなくというところですね。不況という話は聞いたことがありませんでした。景気が良くなったとも聞きませんけど」
「それなら、上がってきてここなのかな? それならテコ入れ策があればもっと上がりそうなんだけどね」
「ユーヴィ市のギルドにいた間は景気が悪くなったという話は聞きませんでした。冒険者時代でもキヴィオ市周辺では不況という話はあまり聞きませんでしたねぇ」
「ワシはシムーナ市と直轄領の中を見ることが多かったのじゃが、いつ行っても物の価格が急に上がったり下がったりしたことはなかったのう。それでも以前に比べれば高くはなったとは思うが」
マイカとマノン、マリアンからは知っている町の経済状態を教えてもらった。徐々に上がっているけど急激には変化していない。マリアンが長いスパンで見てくれたから間違いないだろう。
「最後にもう一つ、欲の問題なんだけど、この国の人たちは食べられるだけで満足している感じがするんだよね。村だろうが大都市だろうが」
「世界が違うと言ってしまえばそれまでじゃろうが、お前様の生きてきた世界とは違って、ここは時間がゆっくり流れとるんじゃろう。人間でも寿命が倍くらい違うとか。それに魅力的な娯楽、頬が落ちるような食事、そのようなものがあるわけでもなし、外へ出て危険な目に遭うよりは中にいてゆっくり過ごす、それをずっと選んでおるんじゃろう」
「やっぱりそうなるよねえ……」
「それが悪いというわけではないのじゃが、刺激という点では何も得るところがないのう。結局は一ヶ所にずっと留まっていることに耐えられなくなった者が商人や冒険者として外へ出るんじゃろ」
マリアンたまに山から町に下りて刺激を受けていたそうだからね。その一番の刺激が服装。今日はドレスではあるけど、なぜかゴスロリになっている。路線の変更かな?
「少しまとめると、種族の関係で人口はあまり増えないけど、それは問題にはなっていない。人口が急激に増えないので食糧問題は発生していない。人口が増えているから物価も少しずつ上がっているけど、とりあえず生きていく程度には食べられるので不満もなくなんとか経済は成り立っている。だから何かを求めて危険のある町の外にはほとんど出ない。結果として町の中だけで色々なことが完結してしまっている。そこから抜け出すのが商人と冒険者。こんな感じかな」
「あなた、この話は前にも聞かせてもらいましたけど、このようにしてあらためて考えると、この国は成長がないのではありませんか?」
「それで今すぐ何かがあることはないだろうけどねえ。おかしな停滞の仕方をしているような気はするね。カローラ、こういう時には派遣されている準管理者って何かをするものなの?」
ようやく土下座をやめたカローラが嬉しそうにムチを片付けてからこちらを向いた。
「ふふっ。ご主人様に放置されました。放置……。悪くありませんね」
「……」
「あ、いえ、管理者の仕事はその世界の維持管理です。悪くならないようにするのが目的です。現在この世界全体を考えると、特に何かが悪化しているわけではありませんので、必ずしも何かをする必要はありません。言い方は悪いですが、この国がなくなっても全体への影響は軽微です。何かをするのであれば、急激な変化を伴わないものということになります」
「急激な変化を伴わないものか……」
「いきなり車や電話や映画を持ち込むと文化が崩壊しますのでお薦めはできません」
「さすがにそれは無理だと思ってるよ。もう少し基本的なところで何かできないかなって……」
「先ほどの話ですが、人を動かす力というのは結局は欲です。でも欲を刺激しすぎると危険な状態になりかねません。侵略や戦争というのも結局は欲から出た行動です。ただし、この国は色々なものがかなり低いところで留まってしまっている状態ですので、多少は刺激をしてもいいと思いますよ」
「それなら少しずつかな。僕にできそうなことと言えば、食事関係か魔獣を狩ってくるか。エリーとミシェルの服でもいいのかな?」
「食事関係ならご主人様がキヴィオ市で広めた新しい玉焼きですね。あのようなものを広めるのもいいのではないでしょうか。さほど高級なものではありませんので、町の経済がいきなり傾くこともないと思います。庶民がもっと食事や食材に興味を持てば、もう少し物も人も動くと思いますよ。貴族よりも平民の方が圧倒的に多いのですから」
「そうだね。それじゃ僕はあまり高級にならないお菓子や料理から考えるかな。それと、前にマリアンとエリーが言ってみた店も、そろそろやってみてもいいかもしれないね」
「うむ、そちらの方は高価ではない素材を使いつつも華やかに見えるような服をいくつか考えて準備を始めておる」
「それと、手に入りやすい素材で作った基礎化粧品類ですね。マイカ様からもアドバイスを受けましたが、女性と美容は切っても切り離せません。女性の心を鷲掴みにするような化粧品を作りたいと思います」
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