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第三章 第一部
アレイダのお相手、そして新しい使用人
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「アレイダ、ちょっと来てもらえるかな?」
「入浴を済ませてから参ります」
「いや、そっちの話じゃないから」
午前中にユーヴィ市に戻ってきてすぐ、アレイダに声をかけたらこうなった。誰の影響を受けたのか。いや、エリーだということは分かってはいるけど。
もちろん要件はロベールさんのことだ。アレイダにとっては僕よりもロベールさんの方が結婚相手としてはふさわしい。この町の中だけで考えれば僕が一番になるんだろうけど、そうでなければたくさん見つかるはず。
「もう一度正直に聞くけど、アレイダは結婚相手が欲しくて、できれば自分だけを見てくれる相手がよくて、必ずしも僕じゃなくてもいいってことで間違いないよね?」
「はい。旦那様のお相手が一番堅実だとは思いますが、堅実な仕事をしている方と結婚したいと思っています」
「まあ僕には妻がいっぱいいるからね。それで、こんな話を持ち出したのはね、堅実な仕事をしている男性で、アレイダのような女性が好みだと言ってい「どなたですか?」
一気に間合いを詰められた。調べてないけど[居合術]とか持ってそう。
「ちょっ、そこまで近付かなくても大丈夫だから……。相手はエリーのお兄さんで、年齢は僕よりも一つ上。住んでいる場所は遠いけど、ヴァリガ市でかなり大きな商会の跡取り息子さん。これがそのロベールさんの写真ね」
アレイダは僕の手からその写真を奪うように受け取ると穴が開くほどじっと見ている。普段はあまり表情が変わらないけど、今は口角が少し上がっている。
「……旦那様、この方が結婚相手を探していて、私のような女性が好みだと言っているのですね?」
「そう。なかなかいい人が見つからないらしくてね。面白い人だよ。キリッとした女性が好みらしいから、アレイダがピッタリだと思ってね」
「確実に結婚できると思ってもよろしいのですね?」
「相手が見つからなくて困っているようだし、昨日聞いたばかりだからね。場所は離れているけど、もし会うつもりがあるなら連れ「よろしくお願いします」
「分かった分かった。近い近い」
「できれば早いうちにお会いしたいのですが」
「いつでもいいって言っていたから、これから連れて行ってもいいけど?」
「では準備をして参ります」
そう言うとアレイダは走って出て行った。いつも礼儀正しい彼女にしては珍しい、というか走っているのを初めて見た。ロベールさんの写真を見てピンと来たんだろう。
◆ ◆ ◆
「おお、この女性が!」
「はい、うちの使用人のアレイダです。仕事ぶりはまったく問題ありません。言葉遣いも丁寧で、読み書き計算もできます。ロベールさんの妻として、商家に入ることに問題はありません。非常にしっかりしていますよ」
「アレイダさん、ああ、なんと美しい……」
「ロベールさん、ああ、なんて素敵な方……」
お芝居かな?
「しばらくお二人で話を散歩でもしてみてはどうでしょうか? 僕のことは気にせずに。ご両親と話をしていますので」
「ありがとうございます。アレイダさん、こちらへどうぞ」
「はい……」
ロベールさんはアレイダの手を取ってきれいに手入れされた庭の方へと歩いて行った。
「あの息子が一目で気に入る女性が現れるとは……。どれだけパーティーに連れて行っても反応がもう一つでして」
「男爵様、ありがとうございます」
「まあ出会いは一期一会ですからね。アレイダにロベールさんの写真を見せた時も一目で気に入ったようでした。何か惹かれるものを感じたのでしょう」
ロベールさんはどうもパーティーが苦手らしい。ノリは悪くないと思うけど。どうも及び腰だとか。エリーも昔はそうだったらしい。相手にアピールするのが苦手だったとか。あれで?
しばらくお二人と話をしていると、ロベールさんとアレイダが頬を紅潮させながら戻ってきた。
「男爵様、まさかこのような素晴らしい女性と出会えるとは思いませんでした」
「旦那様、私はこの方に出会うために生まれてきたのだと感じました。この方と添い遂げたく思います」
「うーん、正直まさかここまで相性がいいとは僕も思わなかった」
「はい、このような冷たい目を向けてくれる女性が現れるとは……」
「この怯えるような目が大変そそられます……」
「あ、そっちか……」
◆ ◆ ◆
「旦那様、いかがでしたか?」
「うん、うまくいったからアレイダは向こうに置いてきたよ。今頃はロベールさんと仲良くやってるんじゃないかな。そのまま結婚だろうね」
「あの兄は面白いわりに奥手と言ったらいいのか、気が弱いと言ったらいいのか、そのようなところがありましたから、なかなか相手が見つからなかったようです」
「いや、どちらかと言うと、媚びてすり寄ってくる女性に興味がなかっただけだよ」
「それなら問題ありませんね」
まあ本人同士は問題ないし、子供もすぐにできるだろうけどね。ご両親が聞いたらどう思うだろうか。
「うーん、問題ねえ……。帰り際にお祝いは何がいいか聞いたら、アレイダは何が欲しいと言ったと思う?」
「現実的ですからね。例えは現金とか?」
「他では絶対に手に入らない最新の拘束具など、あちら方面のものを一式」
「おや、やはりお仲間でしたか」
「いや逆。付けられるのはロベールさん」
「逆って……あの兄が?」
「ロベールさんはアレイダの冷たい目に惹かれたそうで、アレイダはロベールさんの怯えるような目の奥が好みなんだって」
「……我が兄ながら……どう言ったらいいのか……」
エリーがこめかみに手をやる。
「いや、むしろ似た者兄妹じゃない?」
◆ ◆ ◆
「よろしくお願いします」
「あれ、シルッカさん。どうしてここに?」
正式にアレイダが辞職してから数日後、白い宿木亭の看板娘シルッカさんがフェナに促されてやってきた。うちの使用人の服を着てるんだけど、いつの間に……。
「使用人に欠員が出たと聞いて申し込みました」
「白い宿木亭の方はいいんですか?」
「はい。利用者が増えてきましたので、私がいなくても店の方は問題ありません。むしろ新しい人を雇うそうですので、私はこちらで使用人としてお世話になることになりました。両親もぜひにと。今後はシルッカとお呼びください」
「じゃあシルッカ、仕事は屋敷の管理だけど、宿屋の娘だから慣れてるよね」
「はい。炊事洗濯掃除は一通りこなせます。読み書き計算も大丈夫です。夜の方はまだ経験はありませんが、精一杯頑張ります。旦那様は非常にお盛んだと聞きましたので、壊れない程度によろしくお願いします。子供は三人は欲しいと思っています。お声がかかるのはいつからでしょうか?」
うえっ?
「……いや、あの、そっち要員は募集してないよ?」
「そうなのですか? 母がその話を聞いてきたようなのですが」
「どこで?」
「旦那様のお店です。今後は使用人を増やす予定だそうで、夜伽要員も兼ねられればお給料ももグッと上がって将来も保証されると聞きました」
「そんなことを言ったのは誰?」
「私でございます」
「フェナ……」
悪びれもせずにそう言う。全く悪いと思っていないのは顔を見れば分かる。フェナの持っている価値観は、地方都市なら当たり前のものではある。どうしても女性は働く場所が少ないから。今はそれを改善しようとしてるんだけど、すぐに直るものじゃないからね。
「今後は領地も栄え、いずれはもっと町もできるかと存じます。お子様はどれだけいらしてもよろしいかと。そう思って奥様方にお願いいたしました」
「一応本人にも相談してくれると嬉しいんだけど。そういったことはほとんどが事後承諾だから」
「旦那様にとっては、奥様が一〇人でも一〇〇人でも、同じことでございましょう。お子様も一〇〇でも一〇〇〇でも好きにお作りになればよろしいかと」
「いや、どっちも数がいればいいわけじゃないからね?」
「ところで旦那様、どのような下着がお好みでしょうか?」
「シルッカ、ちょっと待ちなさい」
シルッカには家の仕事の流れを覚えてもらうため、フランカに説明を頼むことにした。フランカは既婚だからそっち方面のことで余計なことは言わないはずだ。言わないでくれるといいなあ……。
「アレイダに相手が見つかったと思えば、次はシルッカか……」
「旦那様~。後ろがつかえていますから、早くお願いしますね~」
この子は三本の指を使った下品なゼスチャーをよくするんだけど、カロリッタの影響を受けまくりだね。
「エルケ、そのジェスチャーは下品だからやめなさい」
「そうですか~? 見たまんまで分かりやすいと思いますけど~」
「見たまんま過ぎます」
「入浴を済ませてから参ります」
「いや、そっちの話じゃないから」
午前中にユーヴィ市に戻ってきてすぐ、アレイダに声をかけたらこうなった。誰の影響を受けたのか。いや、エリーだということは分かってはいるけど。
もちろん要件はロベールさんのことだ。アレイダにとっては僕よりもロベールさんの方が結婚相手としてはふさわしい。この町の中だけで考えれば僕が一番になるんだろうけど、そうでなければたくさん見つかるはず。
「もう一度正直に聞くけど、アレイダは結婚相手が欲しくて、できれば自分だけを見てくれる相手がよくて、必ずしも僕じゃなくてもいいってことで間違いないよね?」
「はい。旦那様のお相手が一番堅実だとは思いますが、堅実な仕事をしている方と結婚したいと思っています」
「まあ僕には妻がいっぱいいるからね。それで、こんな話を持ち出したのはね、堅実な仕事をしている男性で、アレイダのような女性が好みだと言ってい「どなたですか?」
一気に間合いを詰められた。調べてないけど[居合術]とか持ってそう。
「ちょっ、そこまで近付かなくても大丈夫だから……。相手はエリーのお兄さんで、年齢は僕よりも一つ上。住んでいる場所は遠いけど、ヴァリガ市でかなり大きな商会の跡取り息子さん。これがそのロベールさんの写真ね」
アレイダは僕の手からその写真を奪うように受け取ると穴が開くほどじっと見ている。普段はあまり表情が変わらないけど、今は口角が少し上がっている。
「……旦那様、この方が結婚相手を探していて、私のような女性が好みだと言っているのですね?」
「そう。なかなかいい人が見つからないらしくてね。面白い人だよ。キリッとした女性が好みらしいから、アレイダがピッタリだと思ってね」
「確実に結婚できると思ってもよろしいのですね?」
「相手が見つからなくて困っているようだし、昨日聞いたばかりだからね。場所は離れているけど、もし会うつもりがあるなら連れ「よろしくお願いします」
「分かった分かった。近い近い」
「できれば早いうちにお会いしたいのですが」
「いつでもいいって言っていたから、これから連れて行ってもいいけど?」
「では準備をして参ります」
そう言うとアレイダは走って出て行った。いつも礼儀正しい彼女にしては珍しい、というか走っているのを初めて見た。ロベールさんの写真を見てピンと来たんだろう。
◆ ◆ ◆
「おお、この女性が!」
「はい、うちの使用人のアレイダです。仕事ぶりはまったく問題ありません。言葉遣いも丁寧で、読み書き計算もできます。ロベールさんの妻として、商家に入ることに問題はありません。非常にしっかりしていますよ」
「アレイダさん、ああ、なんと美しい……」
「ロベールさん、ああ、なんて素敵な方……」
お芝居かな?
「しばらくお二人で話を散歩でもしてみてはどうでしょうか? 僕のことは気にせずに。ご両親と話をしていますので」
「ありがとうございます。アレイダさん、こちらへどうぞ」
「はい……」
ロベールさんはアレイダの手を取ってきれいに手入れされた庭の方へと歩いて行った。
「あの息子が一目で気に入る女性が現れるとは……。どれだけパーティーに連れて行っても反応がもう一つでして」
「男爵様、ありがとうございます」
「まあ出会いは一期一会ですからね。アレイダにロベールさんの写真を見せた時も一目で気に入ったようでした。何か惹かれるものを感じたのでしょう」
ロベールさんはどうもパーティーが苦手らしい。ノリは悪くないと思うけど。どうも及び腰だとか。エリーも昔はそうだったらしい。相手にアピールするのが苦手だったとか。あれで?
しばらくお二人と話をしていると、ロベールさんとアレイダが頬を紅潮させながら戻ってきた。
「男爵様、まさかこのような素晴らしい女性と出会えるとは思いませんでした」
「旦那様、私はこの方に出会うために生まれてきたのだと感じました。この方と添い遂げたく思います」
「うーん、正直まさかここまで相性がいいとは僕も思わなかった」
「はい、このような冷たい目を向けてくれる女性が現れるとは……」
「この怯えるような目が大変そそられます……」
「あ、そっちか……」
◆ ◆ ◆
「旦那様、いかがでしたか?」
「うん、うまくいったからアレイダは向こうに置いてきたよ。今頃はロベールさんと仲良くやってるんじゃないかな。そのまま結婚だろうね」
「あの兄は面白いわりに奥手と言ったらいいのか、気が弱いと言ったらいいのか、そのようなところがありましたから、なかなか相手が見つからなかったようです」
「いや、どちらかと言うと、媚びてすり寄ってくる女性に興味がなかっただけだよ」
「それなら問題ありませんね」
まあ本人同士は問題ないし、子供もすぐにできるだろうけどね。ご両親が聞いたらどう思うだろうか。
「うーん、問題ねえ……。帰り際にお祝いは何がいいか聞いたら、アレイダは何が欲しいと言ったと思う?」
「現実的ですからね。例えは現金とか?」
「他では絶対に手に入らない最新の拘束具など、あちら方面のものを一式」
「おや、やはりお仲間でしたか」
「いや逆。付けられるのはロベールさん」
「逆って……あの兄が?」
「ロベールさんはアレイダの冷たい目に惹かれたそうで、アレイダはロベールさんの怯えるような目の奥が好みなんだって」
「……我が兄ながら……どう言ったらいいのか……」
エリーがこめかみに手をやる。
「いや、むしろ似た者兄妹じゃない?」
◆ ◆ ◆
「よろしくお願いします」
「あれ、シルッカさん。どうしてここに?」
正式にアレイダが辞職してから数日後、白い宿木亭の看板娘シルッカさんがフェナに促されてやってきた。うちの使用人の服を着てるんだけど、いつの間に……。
「使用人に欠員が出たと聞いて申し込みました」
「白い宿木亭の方はいいんですか?」
「はい。利用者が増えてきましたので、私がいなくても店の方は問題ありません。むしろ新しい人を雇うそうですので、私はこちらで使用人としてお世話になることになりました。両親もぜひにと。今後はシルッカとお呼びください」
「じゃあシルッカ、仕事は屋敷の管理だけど、宿屋の娘だから慣れてるよね」
「はい。炊事洗濯掃除は一通りこなせます。読み書き計算も大丈夫です。夜の方はまだ経験はありませんが、精一杯頑張ります。旦那様は非常にお盛んだと聞きましたので、壊れない程度によろしくお願いします。子供は三人は欲しいと思っています。お声がかかるのはいつからでしょうか?」
うえっ?
「……いや、あの、そっち要員は募集してないよ?」
「そうなのですか? 母がその話を聞いてきたようなのですが」
「どこで?」
「旦那様のお店です。今後は使用人を増やす予定だそうで、夜伽要員も兼ねられればお給料ももグッと上がって将来も保証されると聞きました」
「そんなことを言ったのは誰?」
「私でございます」
「フェナ……」
悪びれもせずにそう言う。全く悪いと思っていないのは顔を見れば分かる。フェナの持っている価値観は、地方都市なら当たり前のものではある。どうしても女性は働く場所が少ないから。今はそれを改善しようとしてるんだけど、すぐに直るものじゃないからね。
「今後は領地も栄え、いずれはもっと町もできるかと存じます。お子様はどれだけいらしてもよろしいかと。そう思って奥様方にお願いいたしました」
「一応本人にも相談してくれると嬉しいんだけど。そういったことはほとんどが事後承諾だから」
「旦那様にとっては、奥様が一〇人でも一〇〇人でも、同じことでございましょう。お子様も一〇〇でも一〇〇〇でも好きにお作りになればよろしいかと」
「いや、どっちも数がいればいいわけじゃないからね?」
「ところで旦那様、どのような下着がお好みでしょうか?」
「シルッカ、ちょっと待ちなさい」
シルッカには家の仕事の流れを覚えてもらうため、フランカに説明を頼むことにした。フランカは既婚だからそっち方面のことで余計なことは言わないはずだ。言わないでくれるといいなあ……。
「アレイダに相手が見つかったと思えば、次はシルッカか……」
「旦那様~。後ろがつかえていますから、早くお願いしますね~」
この子は三本の指を使った下品なゼスチャーをよくするんだけど、カロリッタの影響を受けまくりだね。
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