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第三章 第三部
北街道の工事、そして酒造ギルド 七月
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今年も後半に入り、北街道の工事が始まった。アルメ町からエレーダ町まで、北東に進んで途中で東に折れ曲がりながらおよそ七〇〇キロ。前回の三倍あるので、年内に終われば十分だと思っている。
道具などは僕が用意しておいたし、食事に関してもギルドで前もって用意してもらった。それと、必需品ではないけど、夜の食事に出すお酒も僕が用意した。前回の工事に参加した作業員たちに聞くと、やはり蒸留酒が一番人気があったから、大量生産した。作業員も職員も、そして食事の担当係も前回と同じ人が多い。エレーダ町側で食事の準備をしてくれている人は今回が初めてだけど、うちのギルド職員を派遣しているから大きな混乱はなかったそうだ。
そしてお酒については需要が高まっているから、まだはっきりとは日程は決まっていないけど、酒造ギルドを作ることになっている。その前に昔からある醸造所を整備している。元からエールの醸造所が一つ、蒸留酒の醸造所が一つあったけど、どちらもかなり設備が古くなっているので、もし可能なら新しくしてほしいという陳情があった。もちろんOK。でも醸造所は酵母の関係とかもあるから、まったく新しくするのではなく、現在の設備も残しつつ、新しい設備を並べて使えるようになっている。
「領主様、かなり早くありませんか?」
「発酵させる部分と寝かせる部分は魔道具になっていますので、通常よりもかなり早く進みます。これまでとは少し感覚が変わるかもしれませんが、新しい方はこの方式ですので、早めに慣れてください。前の味は気に入っていますので、維持してもらえると嬉しいです」
「はい! 品質を落とさないように気を付けます」
一方で疑問をぶつけられることもある。
「熟成を早く進ませると、樽の風味が移らないのではありませんか?」
「そうならないように気を付けています。この熟成庫の中に入れたものは、通常よりも早く時間が進みます。ですので、普通に熟成させるのと変わりありません」
「中に入っても大丈夫なのですか?」
「はい。人が入っても問題ありません。液体の入った樽だけ時間が早く進みます。これは終わってますね」
「おお、この香りは……。たしかに熟成されています」
「はい。この熟成庫は一晩で三年経過します。三年経過後は普通の進み具合になります。隣が五年で、その向こうが一〇年です。醸造家の方にとっては待つ時間が楽しみなのかもしれませんが、量も必要ですから」
「いえ、問題ありません。少しだけ通常の熟成をして、できあがったら比べてみようと思います」
「それも楽しいですね。試飲の時は呼んでください」
「はい、必ず」
エールは発酵を促進する樽を用意した。蒸留酒の方は、中身だけ熟成させても樽の香りが移らないので、樽ごと大型の熟成庫に入れる形にした。
既存の民間の醸造所に加えて、新しくエールの醸造所を一つ、蒸留酒の醸造所を二つ建てた。公営だけど、民間の醸造所を補完する形だね。街道の工事中は作業員に出す蒸留酒の量が半端ない。大量に作るにはこれまでの醸造所では全然追いつかない。住民が増えてきたから、醸造所も作れるようになった。僕が作ったストックもまだあるけど、最近はあまり時間が作れないから、まとめて作れない。
「領主様はどこまで強い酒を造れるので?」
「理屈の上では酒精が一〇〇パーセントのものもできますね。逆にお酒から酒精を完全に抜くこともできます」
「一〇〇パーセントですか……。これでも十分に強いですが」
「それで四〇パーセントくらいですね。それの二・五倍くらい強いのがこれ」
そう言って小瓶に入った純アルコールを渡した。
「飲んでみます? 一気に飲むと喉を痛めますよ」
「ではお言葉に甘えて……⁉」
「口の中が痛いでしょ?」
「……くかーーーーっ! これはキますなあ!」
「飲用ではなく、ほとんど燃料です。燃える水ですね。蓋を開けっぱなしにすると揮発してしまうので危険です。うっかり室内で火を使えば燃え広がる恐れがあります。それに純粋な酒精には味がありませんので、飲んでも面白くありませんよ」
「たしかに。我々は強い酒が好きですが、それは美味いから好きなのであって、酔うためだけに飲むわけではないですから」
「技術としては教えることはできますが、危険ですので注意してくださいね」
醸造の技術に関しては、マイカがラクヴィ伯爵領で集めてくれたものに僕が色々と手を加えていた。
蒸留器はすでに存在しているので、僕も作っている。僕が作ったのは単式蒸留という方式の昔ながらの蒸留器。もちろんかなり効率がよくなっている。
ワインやエールなどの醸造酒を加熱しすると、水よりも先にアルコールが蒸発する。先に蒸発したアルコールだけを冷却して蒸留液とする。もちろんアルコールだけが上手く蒸発するわけではないので、理屈の上では蒸留を繰り返しても一〇〇パーセントにはできない。この単式蒸留を連続して行うようにしたのが連続式蒸留。連続式蒸留だと不純物を除去していくので風味が残りにくく、癖のないお酒を造るのに適していると言われている。
僕の場合は魔法でアルコールだけを取り出せるので、純度一〇〇パーセントのものも造ることはできるけど、それだけでは全然美味しくはないからね。果物を搾ったジュースと混ぜ合わせるとかの使い方もできるけど、下手をすると火事になるから、できれば使わないようにしたい。
逆にアルコールだけを取り出すことによって完全なノンアルコールのエールやワインもできる。ノンアルコール飲料を一から作るわけではなく、すでに完成したものからアルコールだけを抜くから、味は気になるほどは落ちない。これはこれで使えるかな。
◆ ◆ ◆
「ボグダンと言います。これまで様々な酒を口にしてきました。酒に関しては妥協はありません」
ゴルジェイさんから推薦されたドワーフのボクダンさんには酒造ギルドのギルド長をお願いした。王都で酒屋を経営していたこともあるそうだ。
「すでに公営の醸造所でも酒造りは始まっています。今後は新しい酒の開発や、どの町に新しい醸造所を建てるかなど、商品開発や流通も含めてお願いします」
「分かりました。精一杯頑張ります」
これまで僕が造ったお酒についてはレシピを渡している。そこまで詳しくはないけど蒸留酒を使ったカクテルのレシピも渡している。そのまま使ってもらってもいいし、それを発展させてもらってもいい。任せたからには文句は言わない。
「ところで領主様、ブドウを原料にした蒸留酒は造っていないのでしょうか?」
「元のワインがこの国では高価ですからね。ブドウを栽培して、そこからワインとブランデーを造るのもありだと思いますよ」
「もし栽培ができるようならブドウやリンゴを使った酒も造りたいと思います」
「それなら温室を用意しましょうか。それ以外の酒造りについては全面的にお任せします。成功も失敗も含めて報告してください。何を使用してどのように進めたら失敗したかも貴重な情報ですからね」
「分かりました。遺漏なくお伝えします」
地球で見たお酒の多くはこの世界に存在している。でも名前だけが伝わっていたり、名前と製法は伝わっていても、実際の酒造りは途絶えているものも多いらしい。もちろん地球以外からやって来たお酒もあり、魚を原料にしたものや、肉を原料にしたものもある。魚って……。魚醤じゃなくてお酒らしい。いや、草や穀物や果物を使ったお酒があるんだから、魚や肉を使ったお酒があってもおかしくはないだろう。多分。
ボグダンさん率いるドワーフの醸造集団が公営醸造所を稼働させると一気に量が増えた。現在はユーヴィ市だけで作っているけど、いずれは別の町に移してもいいと思う。
候補の一つとしては、北街道の途中に作ろうかと思っている町。ここは山裾になる。ドワーフたちが好みそうな場所だと思ってゴルジェイさんに聞いてみたら、移住を希望する作業員は多そうだということだった。ユーヴィ市ばっかり人が増えても困る。
もう一つの候補はナルヴァ町とソルディ町の間。この領地を時計に例えると一〇時半の方向。ソルディ町からずっと続く岩山が近いから、ここもドワーフたちの移住場所の候補にしている。ソルディ町の北の山って、いい石が切り出せるんだよ。ただ、以前のユーヴィ市周辺だけでは使い道がなかった。この国はあちこちに岩山があるから、建設現場の近くで切り出して運んだ方が楽なのは当然。だから宝の持ち腐れだった。
だからいっそのこと石材も名産品にしてもいいかと思う。そうは言っても大量に切り出してあちこちに持ち運ぶと、石切り場での仕事失ってしまう人が出てくるかもしれないから、売るなら王都だろうね。あの周辺はかなり切り拓かれているから、資材が手に入りにくくなっている。
道具などは僕が用意しておいたし、食事に関してもギルドで前もって用意してもらった。それと、必需品ではないけど、夜の食事に出すお酒も僕が用意した。前回の工事に参加した作業員たちに聞くと、やはり蒸留酒が一番人気があったから、大量生産した。作業員も職員も、そして食事の担当係も前回と同じ人が多い。エレーダ町側で食事の準備をしてくれている人は今回が初めてだけど、うちのギルド職員を派遣しているから大きな混乱はなかったそうだ。
そしてお酒については需要が高まっているから、まだはっきりとは日程は決まっていないけど、酒造ギルドを作ることになっている。その前に昔からある醸造所を整備している。元からエールの醸造所が一つ、蒸留酒の醸造所が一つあったけど、どちらもかなり設備が古くなっているので、もし可能なら新しくしてほしいという陳情があった。もちろんOK。でも醸造所は酵母の関係とかもあるから、まったく新しくするのではなく、現在の設備も残しつつ、新しい設備を並べて使えるようになっている。
「領主様、かなり早くありませんか?」
「発酵させる部分と寝かせる部分は魔道具になっていますので、通常よりもかなり早く進みます。これまでとは少し感覚が変わるかもしれませんが、新しい方はこの方式ですので、早めに慣れてください。前の味は気に入っていますので、維持してもらえると嬉しいです」
「はい! 品質を落とさないように気を付けます」
一方で疑問をぶつけられることもある。
「熟成を早く進ませると、樽の風味が移らないのではありませんか?」
「そうならないように気を付けています。この熟成庫の中に入れたものは、通常よりも早く時間が進みます。ですので、普通に熟成させるのと変わりありません」
「中に入っても大丈夫なのですか?」
「はい。人が入っても問題ありません。液体の入った樽だけ時間が早く進みます。これは終わってますね」
「おお、この香りは……。たしかに熟成されています」
「はい。この熟成庫は一晩で三年経過します。三年経過後は普通の進み具合になります。隣が五年で、その向こうが一〇年です。醸造家の方にとっては待つ時間が楽しみなのかもしれませんが、量も必要ですから」
「いえ、問題ありません。少しだけ通常の熟成をして、できあがったら比べてみようと思います」
「それも楽しいですね。試飲の時は呼んでください」
「はい、必ず」
エールは発酵を促進する樽を用意した。蒸留酒の方は、中身だけ熟成させても樽の香りが移らないので、樽ごと大型の熟成庫に入れる形にした。
既存の民間の醸造所に加えて、新しくエールの醸造所を一つ、蒸留酒の醸造所を二つ建てた。公営だけど、民間の醸造所を補完する形だね。街道の工事中は作業員に出す蒸留酒の量が半端ない。大量に作るにはこれまでの醸造所では全然追いつかない。住民が増えてきたから、醸造所も作れるようになった。僕が作ったストックもまだあるけど、最近はあまり時間が作れないから、まとめて作れない。
「領主様はどこまで強い酒を造れるので?」
「理屈の上では酒精が一〇〇パーセントのものもできますね。逆にお酒から酒精を完全に抜くこともできます」
「一〇〇パーセントですか……。これでも十分に強いですが」
「それで四〇パーセントくらいですね。それの二・五倍くらい強いのがこれ」
そう言って小瓶に入った純アルコールを渡した。
「飲んでみます? 一気に飲むと喉を痛めますよ」
「ではお言葉に甘えて……⁉」
「口の中が痛いでしょ?」
「……くかーーーーっ! これはキますなあ!」
「飲用ではなく、ほとんど燃料です。燃える水ですね。蓋を開けっぱなしにすると揮発してしまうので危険です。うっかり室内で火を使えば燃え広がる恐れがあります。それに純粋な酒精には味がありませんので、飲んでも面白くありませんよ」
「たしかに。我々は強い酒が好きですが、それは美味いから好きなのであって、酔うためだけに飲むわけではないですから」
「技術としては教えることはできますが、危険ですので注意してくださいね」
醸造の技術に関しては、マイカがラクヴィ伯爵領で集めてくれたものに僕が色々と手を加えていた。
蒸留器はすでに存在しているので、僕も作っている。僕が作ったのは単式蒸留という方式の昔ながらの蒸留器。もちろんかなり効率がよくなっている。
ワインやエールなどの醸造酒を加熱しすると、水よりも先にアルコールが蒸発する。先に蒸発したアルコールだけを冷却して蒸留液とする。もちろんアルコールだけが上手く蒸発するわけではないので、理屈の上では蒸留を繰り返しても一〇〇パーセントにはできない。この単式蒸留を連続して行うようにしたのが連続式蒸留。連続式蒸留だと不純物を除去していくので風味が残りにくく、癖のないお酒を造るのに適していると言われている。
僕の場合は魔法でアルコールだけを取り出せるので、純度一〇〇パーセントのものも造ることはできるけど、それだけでは全然美味しくはないからね。果物を搾ったジュースと混ぜ合わせるとかの使い方もできるけど、下手をすると火事になるから、できれば使わないようにしたい。
逆にアルコールだけを取り出すことによって完全なノンアルコールのエールやワインもできる。ノンアルコール飲料を一から作るわけではなく、すでに完成したものからアルコールだけを抜くから、味は気になるほどは落ちない。これはこれで使えるかな。
◆ ◆ ◆
「ボグダンと言います。これまで様々な酒を口にしてきました。酒に関しては妥協はありません」
ゴルジェイさんから推薦されたドワーフのボクダンさんには酒造ギルドのギルド長をお願いした。王都で酒屋を経営していたこともあるそうだ。
「すでに公営の醸造所でも酒造りは始まっています。今後は新しい酒の開発や、どの町に新しい醸造所を建てるかなど、商品開発や流通も含めてお願いします」
「分かりました。精一杯頑張ります」
これまで僕が造ったお酒についてはレシピを渡している。そこまで詳しくはないけど蒸留酒を使ったカクテルのレシピも渡している。そのまま使ってもらってもいいし、それを発展させてもらってもいい。任せたからには文句は言わない。
「ところで領主様、ブドウを原料にした蒸留酒は造っていないのでしょうか?」
「元のワインがこの国では高価ですからね。ブドウを栽培して、そこからワインとブランデーを造るのもありだと思いますよ」
「もし栽培ができるようならブドウやリンゴを使った酒も造りたいと思います」
「それなら温室を用意しましょうか。それ以外の酒造りについては全面的にお任せします。成功も失敗も含めて報告してください。何を使用してどのように進めたら失敗したかも貴重な情報ですからね」
「分かりました。遺漏なくお伝えします」
地球で見たお酒の多くはこの世界に存在している。でも名前だけが伝わっていたり、名前と製法は伝わっていても、実際の酒造りは途絶えているものも多いらしい。もちろん地球以外からやって来たお酒もあり、魚を原料にしたものや、肉を原料にしたものもある。魚って……。魚醤じゃなくてお酒らしい。いや、草や穀物や果物を使ったお酒があるんだから、魚や肉を使ったお酒があってもおかしくはないだろう。多分。
ボグダンさん率いるドワーフの醸造集団が公営醸造所を稼働させると一気に量が増えた。現在はユーヴィ市だけで作っているけど、いずれは別の町に移してもいいと思う。
候補の一つとしては、北街道の途中に作ろうかと思っている町。ここは山裾になる。ドワーフたちが好みそうな場所だと思ってゴルジェイさんに聞いてみたら、移住を希望する作業員は多そうだということだった。ユーヴィ市ばっかり人が増えても困る。
もう一つの候補はナルヴァ町とソルディ町の間。この領地を時計に例えると一〇時半の方向。ソルディ町からずっと続く岩山が近いから、ここもドワーフたちの移住場所の候補にしている。ソルディ町の北の山って、いい石が切り出せるんだよ。ただ、以前のユーヴィ市周辺だけでは使い道がなかった。この国はあちこちに岩山があるから、建設現場の近くで切り出して運んだ方が楽なのは当然。だから宝の持ち腐れだった。
だからいっそのこと石材も名産品にしてもいいかと思う。そうは言っても大量に切り出してあちこちに持ち運ぶと、石切り場での仕事失ってしまう人が出てくるかもしれないから、売るなら王都だろうね。あの周辺はかなり切り拓かれているから、資材が手に入りにくくなっている。
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