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第三章 第三部
家でゆっくり 八月
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街道工事を担当している職員から、予定よりも早く街道が開通しそうだと連絡があった。
前回も予定より早かったけど、前回とは違うのは、すでに慣れている作業員が多いこと、出稼ぎではなく自分の暮らしている土地の仕事であること、そしてもう一つ、いいところを見せたい相手がいること。
今年の一月に工事が始まったころ、作業員のほとんどは男性だったけど、徐々に女性も集まり始め、最終的には六〇〇人ほどの女性が参加していることが分かった。男性は二二〇〇人ほど。
定住できるところがあり、仕事もあってお金も稼げ、食事にも酒にも困らない。そうなれば次は……となるのは人として当然だろう。女性の半数近くはすでに結婚してユーヴィ市なり他の町で暮らしている。そこに新たに王都から呼んできた作業員たちが加わった。
追加は二五〇人ほどだけど、二〇〇人弱が女性。男性が集まらなかったということだけど、うちとしてはありがたい。ざっくり数えると、今回の工事には未婚も既婚も合わせて合計二四〇〇人が参加し、そのうち一九〇〇人が男性、五〇〇人が女性になった。
僕が指示を出したわけじゃないけど、現場の職員たちが上手く差配してくれたようで、男性四人に女性一人の割合で現場に派遣したらしい。男性の中にはすでに相手がいる人もいるから、競争率はもう少し下がるだろうか。
女性としても、より魅力的に見える男性を相手に選びたいと思うのはおかしなことじゃないだろう。男性陣はできる範囲で自分をアピールしているらしい。でも張り切りすぎて怪我をしては意味がないので、常にチェックするようにと指示は出した。
◆ ◆ ◆
「お前様、よろしく頼む」
「先生、よろしく」
マリアンとキラの順番になった。一応これで全員ということになる。結局リゼッタが取り仕切ってくれて、なし崩し的に一気に、というのはなかった。
「順番としては最後になったけど、ごめんね、キラ」
「大丈夫。できれば問題ない」
「そう? でも、どうしてそこまで急いで子供を作りたいのか分からないんだけど」
「お前様、それはドワーフの本能らしいぞ」
「本能?」
「うむ、ドワーフは基本的には町から町へと渡り歩いて仕事をする。定住するのは生活が安定した時。そこに仕事があり、生活していけるとなれば妻を迎え入れるそうじゃ。キラ殿はその逆じゃな」
「逆ってことは……定住して安定した仕事をしている夫がいればすぐに子供をってこと?」
「そう。そういう気分」
「そういうことじゃ。こればっかりは頭で考えてもどうにもならん。お前様は金に困っているわけでもないのじゃ。子供は作りたいだけ作ればいいじゃろ。ワシらはそれを求めておる」
「頑張る。目標は一〇人、できれば毎年」
「設定目標が高い」
◆ ◆ ◆
セラにも聞いたけど、やはり同じような意見だった。どうも異空間の家を見てからずっとウズウズしていたと。
「でもドワーフは岩山に穴を掘って住むのが好きなんじゃないの?」
「私もキラも、穴を掘って住むことには惹かれないですよ?」
「男のロマン」
「ああ、そういうことね。僕も男性にしか聞いたことがなかったなあ」
ドワーフは山が好きというのは、あくまで独身男性らしい。男のロマンというか夢というか、秘密基地とか隠れ家的な場所とか、そのようなものらしい。ユーヴィ市のドワーフ村に置いているカプセルホテルも、たしかに使っているのは独身ばっかりか。結婚した人は普通の住宅に住んでるからね。結婚が増えているから、大工ギルドは木材の調達に大忙しだ。
まあそういう話をしながら、今後の方針を決める。領主だからといって独裁者ではない。正直なところ、ユーヴィ市には家を建てる場所はまだまだある。いざとなれば広げればいいしね。でもユーヴィ市だけ大きくしたくはない。できれば他の町も大きくしたいと思っている。それならやっぱり移住策かな。移住者に対して補助金を出すとか。
北街道が完成すれば街道沿いに町を作り、そこに移住する人には何らかの優遇策を用意するとなれば、移住する人はいるんじゃないだろうか。長い街道だから、途中に一つか二つは宿場町が欲しいんだよね。安全の確保が必要だけど。
「それにしても兄さんは……」
「何か?」
「どれだけ子供を作る気?」
マリーがジト目で僕にそう聞いてくる。髪は僕が作ったシュシュでまとめているから、それなりに気に入ってくれたんだろう。
「それはみんなに聞いてほしい。とりあえず一周したら次は欲しい人から順番で、数周くらいはするらしいよ」
「数周?」
「ビックリするでしょ?」
「じゃあ、最低でも……三〇人弱?」
「キラは目標は一〇人でできれば毎年欲しいと言っていたから、もっと増えるかもね。マリーは一〇年もすれば五〇人以上からおばさんと呼ばれる可能性もある」
「いやーーーーー‼」
マリアンとキラも無事に子供ができたみたいで、これで今年の秋から来年の夏前にかけて、九人が続けて出産という恐ろしい事態になる。というわけで、僕の妹ということになったマリーは、ミシェルも含めて一〇人からおばさんと呼ばれる予定だ。
記憶にある限りは結婚したことがないらしく、兄に結婚相手がいた記憶もないらしい。何度も生まれ変わっているわりにはおばさん呼ばわりされるのに耐性がない。
「本当に仲がいいですね」
「おそらく育った環境が似てたんだろうね。記憶が残っている時代は違うけど、身分とか立ち位置とか、そういうのが似てたんじゃないかな」
「……ケネスは今の生活はどうですか?」
「そうだねえ……。色々とやりがいはあるかな。日本にいた頃は、とりあえずなんとか進学して社会に出て、それから与えられた仕事をこなすだけで精一杯だったけどね。今は自分ですべきことを選んで、やりたいことをやって……。すべてリゼッタがいてくれたおかげだと思っているけどね」
僕は気にしていないんだけど、たまにリゼッタは思い出したようにこの話を振ってくる。もう気にしなくていいと思うんだけどね。また落ち込み気味なので、こちらに引き寄せて抱きしめる。
「私はずいぶん迷惑をかけたと思いますが、それでも私でよかったのですか?」
「日本にいたらいたで別の人生があったかもしれないけど、この屋敷にいるみんなと知り合うことはなかったはずだからね」
「そうですか……」
「腐れ縁でマリーとはどこかでまた兄妹になっていたかもしれないけど」
「妹をオチに使うのはやめてくれる?」
今日も打てばよく響く。
「お茶をお持ちしました」
「ありがとう、ジェナ」
「いえ。これも仕事ですから」
「そう言えば、ジェナも時空間魔法が使えるようになったとカローラが言っていたけど、調子はどう?」
ジェナは僕が執務室にいる時は秘書をして、それ以外の時間はミシェルとカリンとリーセの魔法の先生をして、時間がある時にはカローラから魔法と魔道具について教わっている。カローラに言わせれば、ジェナは基本がしっかりしているから教えやすいそうだ。
「はい、マジックバッグの製作も問題なくできるようになりました。さすがに閣下ほどの容量にはできませんが、一般的な容量なら問題ありません」
「それなら、来月あたりから商人ギルドへ卸す分はジェナに頼んでもいいかな?」
「お任せください」
ジェナは普段はあまり表情が変わらないけど、口角が上がっている。秘書としては非常に優秀で、こんな仕事をさせるもがもったいないくらい。たまにちょっとしたミスをすると、ムチを取り出して罰を与えてほしいと口にするのが問題と言えば問題だけど、僕にそっちの趣味はないから。
これまでギルドが物資を運んだりするためのマジックバッグは僕が作っていたけど、たまに性能が良すぎるのが混じっていて、たまたまそれが当たると持つのが怖いと言われることがあった。気を抜くとそうなるんだよ。
「あの、一般的なマジックバッグの容量ってどれくらい?」
「えーと、容量だけなら、下級は一辺が一メートルから二メートルくらいの立方体、中級で三メートルから五メートルくらいの立方体。[重量軽減]や[時間遅延]が付くかどうかは作る職人の腕次第。片方だとそれなりの値段で、両方だと高くなるね」
「上級は?」
「容量は一辺が五メートルは超えるかな。それくらい作れる職人なら[重量軽減]じゃなくて[重量無視]、[時間遅延]じゃなくて[時間停止]が付けられる感じ」
「じゃあ兄さんが作ったのは?」
「容量は無制限。重さも感じないし時間も止まる。口だけ別に作って、誰でもどこからでも出し入れできるし、他の人には見られない個人用スペースもある。巨大な倉庫に個人用のロッカーがあると思えばいいかな。ポケットとマジックバッグを渡したでしょ?」
「え? あれがそうなの?」
「そう。エリーの割烹着のポケットやマイカのメイド服のポケットの中もそうだよ。言ったでしょ?」
「使うことがないから、部屋に仕舞ってあるわ」
仕舞って忘れないといいけどね。
「私はこの屋敷に来た時、自分の知識とのあまりの違いに絶望を感じるほどでした」
「へー、魔道具を作れる人でもそうなんだ」
「はい。まず規模が違います。食料の保存庫も拡張されていて、まさか内部に歩いて入っていって中に置くとは思ってもみませんでした。そして内部の棚がさらに魔道具化されていて、食材がそのまま置かれているのも斬新でした」
「あれはあたしもビックリした。皿に乗せた肉をそのままにしていいのかなって」
あれは部屋を広くしたいから空間を広げたやりかたを応用しただけなんだけどね。
「まず、既存の空間を広げるというのは私では不可能です。そして棚の棚板に[時間停止]を付けるという発想が私にはできませんでした。食材は収納するものと思い込んでいましたので」
「兄さんの発想が斜め上なのは分かったわ」
「ケネスはたまに突拍子もないことをしますから」
「リゼッタもよく似たものだって」
「ほんと、似た者夫婦ね」
前回も予定より早かったけど、前回とは違うのは、すでに慣れている作業員が多いこと、出稼ぎではなく自分の暮らしている土地の仕事であること、そしてもう一つ、いいところを見せたい相手がいること。
今年の一月に工事が始まったころ、作業員のほとんどは男性だったけど、徐々に女性も集まり始め、最終的には六〇〇人ほどの女性が参加していることが分かった。男性は二二〇〇人ほど。
定住できるところがあり、仕事もあってお金も稼げ、食事にも酒にも困らない。そうなれば次は……となるのは人として当然だろう。女性の半数近くはすでに結婚してユーヴィ市なり他の町で暮らしている。そこに新たに王都から呼んできた作業員たちが加わった。
追加は二五〇人ほどだけど、二〇〇人弱が女性。男性が集まらなかったということだけど、うちとしてはありがたい。ざっくり数えると、今回の工事には未婚も既婚も合わせて合計二四〇〇人が参加し、そのうち一九〇〇人が男性、五〇〇人が女性になった。
僕が指示を出したわけじゃないけど、現場の職員たちが上手く差配してくれたようで、男性四人に女性一人の割合で現場に派遣したらしい。男性の中にはすでに相手がいる人もいるから、競争率はもう少し下がるだろうか。
女性としても、より魅力的に見える男性を相手に選びたいと思うのはおかしなことじゃないだろう。男性陣はできる範囲で自分をアピールしているらしい。でも張り切りすぎて怪我をしては意味がないので、常にチェックするようにと指示は出した。
◆ ◆ ◆
「お前様、よろしく頼む」
「先生、よろしく」
マリアンとキラの順番になった。一応これで全員ということになる。結局リゼッタが取り仕切ってくれて、なし崩し的に一気に、というのはなかった。
「順番としては最後になったけど、ごめんね、キラ」
「大丈夫。できれば問題ない」
「そう? でも、どうしてそこまで急いで子供を作りたいのか分からないんだけど」
「お前様、それはドワーフの本能らしいぞ」
「本能?」
「うむ、ドワーフは基本的には町から町へと渡り歩いて仕事をする。定住するのは生活が安定した時。そこに仕事があり、生活していけるとなれば妻を迎え入れるそうじゃ。キラ殿はその逆じゃな」
「逆ってことは……定住して安定した仕事をしている夫がいればすぐに子供をってこと?」
「そう。そういう気分」
「そういうことじゃ。こればっかりは頭で考えてもどうにもならん。お前様は金に困っているわけでもないのじゃ。子供は作りたいだけ作ればいいじゃろ。ワシらはそれを求めておる」
「頑張る。目標は一〇人、できれば毎年」
「設定目標が高い」
◆ ◆ ◆
セラにも聞いたけど、やはり同じような意見だった。どうも異空間の家を見てからずっとウズウズしていたと。
「でもドワーフは岩山に穴を掘って住むのが好きなんじゃないの?」
「私もキラも、穴を掘って住むことには惹かれないですよ?」
「男のロマン」
「ああ、そういうことね。僕も男性にしか聞いたことがなかったなあ」
ドワーフは山が好きというのは、あくまで独身男性らしい。男のロマンというか夢というか、秘密基地とか隠れ家的な場所とか、そのようなものらしい。ユーヴィ市のドワーフ村に置いているカプセルホテルも、たしかに使っているのは独身ばっかりか。結婚した人は普通の住宅に住んでるからね。結婚が増えているから、大工ギルドは木材の調達に大忙しだ。
まあそういう話をしながら、今後の方針を決める。領主だからといって独裁者ではない。正直なところ、ユーヴィ市には家を建てる場所はまだまだある。いざとなれば広げればいいしね。でもユーヴィ市だけ大きくしたくはない。できれば他の町も大きくしたいと思っている。それならやっぱり移住策かな。移住者に対して補助金を出すとか。
北街道が完成すれば街道沿いに町を作り、そこに移住する人には何らかの優遇策を用意するとなれば、移住する人はいるんじゃないだろうか。長い街道だから、途中に一つか二つは宿場町が欲しいんだよね。安全の確保が必要だけど。
「それにしても兄さんは……」
「何か?」
「どれだけ子供を作る気?」
マリーがジト目で僕にそう聞いてくる。髪は僕が作ったシュシュでまとめているから、それなりに気に入ってくれたんだろう。
「それはみんなに聞いてほしい。とりあえず一周したら次は欲しい人から順番で、数周くらいはするらしいよ」
「数周?」
「ビックリするでしょ?」
「じゃあ、最低でも……三〇人弱?」
「キラは目標は一〇人でできれば毎年欲しいと言っていたから、もっと増えるかもね。マリーは一〇年もすれば五〇人以上からおばさんと呼ばれる可能性もある」
「いやーーーーー‼」
マリアンとキラも無事に子供ができたみたいで、これで今年の秋から来年の夏前にかけて、九人が続けて出産という恐ろしい事態になる。というわけで、僕の妹ということになったマリーは、ミシェルも含めて一〇人からおばさんと呼ばれる予定だ。
記憶にある限りは結婚したことがないらしく、兄に結婚相手がいた記憶もないらしい。何度も生まれ変わっているわりにはおばさん呼ばわりされるのに耐性がない。
「本当に仲がいいですね」
「おそらく育った環境が似てたんだろうね。記憶が残っている時代は違うけど、身分とか立ち位置とか、そういうのが似てたんじゃないかな」
「……ケネスは今の生活はどうですか?」
「そうだねえ……。色々とやりがいはあるかな。日本にいた頃は、とりあえずなんとか進学して社会に出て、それから与えられた仕事をこなすだけで精一杯だったけどね。今は自分ですべきことを選んで、やりたいことをやって……。すべてリゼッタがいてくれたおかげだと思っているけどね」
僕は気にしていないんだけど、たまにリゼッタは思い出したようにこの話を振ってくる。もう気にしなくていいと思うんだけどね。また落ち込み気味なので、こちらに引き寄せて抱きしめる。
「私はずいぶん迷惑をかけたと思いますが、それでも私でよかったのですか?」
「日本にいたらいたで別の人生があったかもしれないけど、この屋敷にいるみんなと知り合うことはなかったはずだからね」
「そうですか……」
「腐れ縁でマリーとはどこかでまた兄妹になっていたかもしれないけど」
「妹をオチに使うのはやめてくれる?」
今日も打てばよく響く。
「お茶をお持ちしました」
「ありがとう、ジェナ」
「いえ。これも仕事ですから」
「そう言えば、ジェナも時空間魔法が使えるようになったとカローラが言っていたけど、調子はどう?」
ジェナは僕が執務室にいる時は秘書をして、それ以外の時間はミシェルとカリンとリーセの魔法の先生をして、時間がある時にはカローラから魔法と魔道具について教わっている。カローラに言わせれば、ジェナは基本がしっかりしているから教えやすいそうだ。
「はい、マジックバッグの製作も問題なくできるようになりました。さすがに閣下ほどの容量にはできませんが、一般的な容量なら問題ありません」
「それなら、来月あたりから商人ギルドへ卸す分はジェナに頼んでもいいかな?」
「お任せください」
ジェナは普段はあまり表情が変わらないけど、口角が上がっている。秘書としては非常に優秀で、こんな仕事をさせるもがもったいないくらい。たまにちょっとしたミスをすると、ムチを取り出して罰を与えてほしいと口にするのが問題と言えば問題だけど、僕にそっちの趣味はないから。
これまでギルドが物資を運んだりするためのマジックバッグは僕が作っていたけど、たまに性能が良すぎるのが混じっていて、たまたまそれが当たると持つのが怖いと言われることがあった。気を抜くとそうなるんだよ。
「あの、一般的なマジックバッグの容量ってどれくらい?」
「えーと、容量だけなら、下級は一辺が一メートルから二メートルくらいの立方体、中級で三メートルから五メートルくらいの立方体。[重量軽減]や[時間遅延]が付くかどうかは作る職人の腕次第。片方だとそれなりの値段で、両方だと高くなるね」
「上級は?」
「容量は一辺が五メートルは超えるかな。それくらい作れる職人なら[重量軽減]じゃなくて[重量無視]、[時間遅延]じゃなくて[時間停止]が付けられる感じ」
「じゃあ兄さんが作ったのは?」
「容量は無制限。重さも感じないし時間も止まる。口だけ別に作って、誰でもどこからでも出し入れできるし、他の人には見られない個人用スペースもある。巨大な倉庫に個人用のロッカーがあると思えばいいかな。ポケットとマジックバッグを渡したでしょ?」
「え? あれがそうなの?」
「そう。エリーの割烹着のポケットやマイカのメイド服のポケットの中もそうだよ。言ったでしょ?」
「使うことがないから、部屋に仕舞ってあるわ」
仕舞って忘れないといいけどね。
「私はこの屋敷に来た時、自分の知識とのあまりの違いに絶望を感じるほどでした」
「へー、魔道具を作れる人でもそうなんだ」
「はい。まず規模が違います。食料の保存庫も拡張されていて、まさか内部に歩いて入っていって中に置くとは思ってもみませんでした。そして内部の棚がさらに魔道具化されていて、食材がそのまま置かれているのも斬新でした」
「あれはあたしもビックリした。皿に乗せた肉をそのままにしていいのかなって」
あれは部屋を広くしたいから空間を広げたやりかたを応用しただけなんだけどね。
「まず、既存の空間を広げるというのは私では不可能です。そして棚の棚板に[時間停止]を付けるという発想が私にはできませんでした。食材は収納するものと思い込んでいましたので」
「兄さんの発想が斜め上なのは分かったわ」
「ケネスはたまに突拍子もないことをしますから」
「リゼッタもよく似たものだって」
「ほんと、似た者夫婦ね」
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