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第三章 第三部
魔道具技術者ギルド、そして精霊
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各地からの報告がギルドに入る。もちろん何か緊急事態でも起きれば、すぐに僕のところに連絡が来ることになっている。どうやって? サランたちからだ。
町の中にもサランたちはいる。逃げるのが得意な種族だからそれほど積極的には人前には姿を見せないけど、それなりの数がいる。サランたちは、環境だけなら異空間の方がいいと言っていたけど、仕事を与えられるならその方がいいとも言っていた。だから見回りと連絡をしてもらっている。
交代でギルドにいるサランたちに職員が僕への伝言を依頼するとすぐに[念話]が届く。直接が無理ならリレーで届く。もし連絡網の範囲外なら? 残念ながら範囲外はない。
異空間と屋敷を繋いでいるので、屋敷で連絡を受けた一匹が異空間に戻れば、確実に僕に[念話]が通じる。異空間は僕のすぐ側にあることになっているからだ。いまだに仕組みがよく分かっていない部分もあるけど、すべてを理解しようという方が無理なんだろう。
サラン連絡網は順調に稼働している。ちゃんと休憩と交代を取らせ、けっして無理はさせていない。まだパダ町とヴァスタ町の方へは連絡網は通していないけど、北街道の整備が終わって南街道の工事を始めるあたりには石畳を敷いて連絡網も通すことになっている。
サランたちは無事に一〇〇〇匹を超えたらしい。連絡網で働いてから異空間に戻りって休んだらまた体を動かす。それで体が活性化しているのか、またよく分裂するようになったそうだ。
◆ ◆ ◆
「謹んで拝命いたします」
「頼んだよ、アニエッタ」
総合ギルドの中に魔道具技術者ギルドを作ることになった。これまでは魔道具については僕がほとんど作っていて、それを元にしてジェナの同僚たちに作ってもらっていたけど、ギルドとして独立させることになった。
魔道具技術者ギルドのギルド長は妖精のアニエッタ。やはり部品に細かな書き込みを行うのは体の小さな妖精が得意とする分野で、カロリッタの一番弟子のようになっていた。
四月に王都からやって来ていた留学生たちは、ジェナを除いて魔道具技術者ギルドに所属。当面は自分たちも勉強も続けつつ、領地の内外で使う魔道具の製作を行ってもらう。これまで使っていた倉庫ではなく、これからはギルド内の倉庫の一つを使うことになっている。
魔道具作成を学びたいという住民は今のところはいないけど、もし素質がある人が見つかったら、この中から一人か二人くらい職業訓練学校の教員になってもらいたいと思う。でもなかなか素質がある人はいないんだよね。魔法や魔道具に関してはほとんどが天性みたいなものだから。
魔道具を作るためには、まず魔法に詳しいこと、そして魔道具製作の技術そのものに詳しいこと。魔法が分からないのに魔道具が作れるわけはないし、魔法が使えてもそれをどのように術式として書くかはまた別問題。英語が話せることと、きれいな文字で文法的に正しい文章が書けることは別問題なのと同じ。ここで英語と違うのは、崩れた文章では術式として認識されないこと。きちんと文法を守らないと魔道具には使えない専用の記述法になっている。
というわけで、そのあたりが一番得意なのが妖精ということになる。人間がどれだけ細かく書いたとしても、妖精の小さな字には適わない。精霊魔法が得意、属性魔法が得意、そこに魔道具製作が得意が加われば敵なしになる。
ちなみに僕は、精霊魔法は使ったことがない。精霊がいるのは知っている。そこにもいるからね。でもわざわざ呼び出して力を使わせることにメリットがなかった。でもこの世界に来て一年半近く経ち、そろそろ使ってもいいのかなと思っている。
精霊は普段はこの世界にはいない。この世界の裏とでも言えばいいのか、カーテンの向こう側とでも言えばいいのか、そういう場所にいる。そして呼びかけられるとそこからやってくる。用事が終わると普通は帰って行くんだけど、たまに帰らずにこちら側に残っていたずらをする困ったちゃんもいるらしい。
それで、ちょうどここに水の精霊がいるんだけど、妙にウズウズしているみたいで、しきりにこっちを見てくる。話しかけるのもありかな。
《そこの水の精霊、これが聞こえる?》
《聞こえるで。めっちゃ無視してくれたなあ。今さら何か用か?》
関西弁……むしろコテコテの大阪弁? めっちゃ怒ってはるわ。
《無視したわけじゃなくて、声をかけなかっただけなんだけど》
《それは無視と同じちゃうん?》
《全然違う。用もないのに呼び出してどうするの?》
《むう……》
《それに無視されたと思うなら、別のところに行けばいいんじゃないの?》
《めっちゃ正論で腹立つわ》
《正論は得意だからね》
《あんた、ええ性格してんなー》
いい性格かどうかはともかく、まあ社会人としてそれなりの年数が経過すれば、どうでもいいことをそれなりの理屈を付けて言うことができるんだよ。煙に巻くというのも一つの技術ではあるよね。
「マスター、新しいペットですか~?」
《ペットちゃうわ!》
「さっきから近くにいた水の精霊だね」
「はは~。かまってちゃんですね~」
《ちゃうて》
「閣下、それは何ですか?」
「これ? 水の精霊。なぜか絡んできたんだよね。エルフや妖精が多いからかなあ」
「呼ばれていない精霊が存在をアピールするとは聞いたことがありませんが」
ジェナからすると普通じゃないのか。そもそもこれが初めての接触だし、他の精霊がどういうものかが分からない。この後は普通に水と風と土の精霊も呼び出してみようかと思っていたけど、今日のところはやめた方がよさそう。
「たまには例外もいるってことだね」
《例外言うな!》
「意外とマスターと~相性がいいのでは~?」
「じゃあ、うちに来る?」
《そんな犬や猫みたいに言われても……》
「じゃあ来なくてもいいよ」
《やっぱ行くわ》
精霊が気まぐれっていうのはこういうところかな。とりあえず落ち着きがない。そして発言がコロコロ変わる。三歩歩いたら前のことを忘れそう。
「兄さん、勝手に拾ってきちゃダメでしょ」
《犬や猫みたいに言うな!》
この子、沸点が低いんだな。
「お兄ちゃん、それは何ですか~?」
「水の精霊。[念話]が使えれば話ができるんだけどね。ちなみに口が悪いから」
「残念、何も聞こえないです」
「エルケ、聞こえなくても問題ないわよ。大したことは言ってないから」
《大したことない言うな!》
「じゃあ何か意味のあることを言いなさいよ」
《え? ……あー…………えー…………》
「「「「……」」」」
《……シクシクシク……》
「あーあ、マリーが泣かせた」
「え? 私のせい?」
「大したことが言えない精霊に意味のあることを言えってマリーが言ったからでしょ?」
「兄さんもひどくない?」
なぜか分からないけどいじりたくなるんだよね、この精霊。
「ケネス、その精霊は何ですか?」
「話しかけてほしそうだったんだよね。それで声をかけたら付いてきたんだけど」
「調べてみては?」
「また変なのが表示されたら嫌なんだけど、まあ気になるから調べてみようか」
【名前:[なし]】
【種族:[水の精霊]】
【特徴:[ケネスの弟(前前世)][マリーの兄(前前世)]】
もうネタかな?
「何が表示されたの?」
「[ケネスの弟(前前世)]と[マリーの兄(前前世)]の二つ。僕の弟だったらしい」
「ということは、兄さんはケヴィン兄さんの生まれ変わりだから、これがレジス兄さんの生まれ変わりってことかしら?」
「僕の方に[水の精霊(名前なし)の兄(前前前世)]があって、マリーの方に[水の精霊(名前なし)の妹(前前前前世)]ってあるから、二回目の兄妹の時がパリっぽい」
「そう言えば、こんな感じだったわ、レジス兄さんは。お調子者で適当なことばかり言ってすぐに凹んで。でも記憶はないみたいね」
「僕たちだって記憶は一部だけだからね」
《ちょい待ち。兄とか弟とか妹とか、何の話?》
「記憶にないと思うけど、僕もないんだけどね、パリって町で暮らしていた時に、僕が兄、君が弟、彼女が妹だってこと」
《兄? 妹?》
説明するのも面倒くさいけど、これは仕方ないよね。
「それで兄さん、これはどうするの?」
《これ言うな!》
「だって名前がないじゃない」
《付けてくださいお願いします》
「下手に出たわね。じゃあレジスで」
《よし、俺レジスね》
「それで、どうするの? この家に置くの?」
「うーん、悪さをしないなら置いておいてもいいんだけど、どこにいてもらうか……」
《悪いことせーへんて。大人しゅうするし》
「じゃあ、これにでも宿ってもらおうか」
「えー、その石?」
「加工するから大丈夫」
マリーは不満そうだけど、墓石の残った部分を加工して、池の真ん中に立っている噴水を作ってみた。池はあるからそこに置いてみるか。
《あー、なんか落ち着くわー》
「一応注意しておくと、悪さをしたら向こうに還すからね」
《分かってるて》
なんとなくだけど、一番信用できない言葉のような気がする。
翌日以降、レジスは庭にある噴水でぼーっとしている。噴水はマリーの生まれ変わり先だった墓石を加工して作ったもの。それだけじゃ足りないから、他の石も使っているけど。
レジスはほとんど一日中、その縁の部分に座っているけど、たまにうとうとするのか、後ろにひっくり返って水の中に落ちている。這い上がってぶるぶる体を振って水を飛ばしているけど、前世は犬だったのかも。
「彼には懲りるということはないのでしょうか」
そんな感想をジェナが口にする。
「そういうジェナも、事あるごとに『罰をお与えください』って言ってない?」
「それは私の性のようなものです」
─────────────────────
ケネスとマリーの関係一覧。
不明 不明
ケヴィン マリー パリ
不明 不明
ケン 不明 日本(双子)
マリー マリアンと友人
ケネス マリー
町の中にもサランたちはいる。逃げるのが得意な種族だからそれほど積極的には人前には姿を見せないけど、それなりの数がいる。サランたちは、環境だけなら異空間の方がいいと言っていたけど、仕事を与えられるならその方がいいとも言っていた。だから見回りと連絡をしてもらっている。
交代でギルドにいるサランたちに職員が僕への伝言を依頼するとすぐに[念話]が届く。直接が無理ならリレーで届く。もし連絡網の範囲外なら? 残念ながら範囲外はない。
異空間と屋敷を繋いでいるので、屋敷で連絡を受けた一匹が異空間に戻れば、確実に僕に[念話]が通じる。異空間は僕のすぐ側にあることになっているからだ。いまだに仕組みがよく分かっていない部分もあるけど、すべてを理解しようという方が無理なんだろう。
サラン連絡網は順調に稼働している。ちゃんと休憩と交代を取らせ、けっして無理はさせていない。まだパダ町とヴァスタ町の方へは連絡網は通していないけど、北街道の整備が終わって南街道の工事を始めるあたりには石畳を敷いて連絡網も通すことになっている。
サランたちは無事に一〇〇〇匹を超えたらしい。連絡網で働いてから異空間に戻りって休んだらまた体を動かす。それで体が活性化しているのか、またよく分裂するようになったそうだ。
◆ ◆ ◆
「謹んで拝命いたします」
「頼んだよ、アニエッタ」
総合ギルドの中に魔道具技術者ギルドを作ることになった。これまでは魔道具については僕がほとんど作っていて、それを元にしてジェナの同僚たちに作ってもらっていたけど、ギルドとして独立させることになった。
魔道具技術者ギルドのギルド長は妖精のアニエッタ。やはり部品に細かな書き込みを行うのは体の小さな妖精が得意とする分野で、カロリッタの一番弟子のようになっていた。
四月に王都からやって来ていた留学生たちは、ジェナを除いて魔道具技術者ギルドに所属。当面は自分たちも勉強も続けつつ、領地の内外で使う魔道具の製作を行ってもらう。これまで使っていた倉庫ではなく、これからはギルド内の倉庫の一つを使うことになっている。
魔道具作成を学びたいという住民は今のところはいないけど、もし素質がある人が見つかったら、この中から一人か二人くらい職業訓練学校の教員になってもらいたいと思う。でもなかなか素質がある人はいないんだよね。魔法や魔道具に関してはほとんどが天性みたいなものだから。
魔道具を作るためには、まず魔法に詳しいこと、そして魔道具製作の技術そのものに詳しいこと。魔法が分からないのに魔道具が作れるわけはないし、魔法が使えてもそれをどのように術式として書くかはまた別問題。英語が話せることと、きれいな文字で文法的に正しい文章が書けることは別問題なのと同じ。ここで英語と違うのは、崩れた文章では術式として認識されないこと。きちんと文法を守らないと魔道具には使えない専用の記述法になっている。
というわけで、そのあたりが一番得意なのが妖精ということになる。人間がどれだけ細かく書いたとしても、妖精の小さな字には適わない。精霊魔法が得意、属性魔法が得意、そこに魔道具製作が得意が加われば敵なしになる。
ちなみに僕は、精霊魔法は使ったことがない。精霊がいるのは知っている。そこにもいるからね。でもわざわざ呼び出して力を使わせることにメリットがなかった。でもこの世界に来て一年半近く経ち、そろそろ使ってもいいのかなと思っている。
精霊は普段はこの世界にはいない。この世界の裏とでも言えばいいのか、カーテンの向こう側とでも言えばいいのか、そういう場所にいる。そして呼びかけられるとそこからやってくる。用事が終わると普通は帰って行くんだけど、たまに帰らずにこちら側に残っていたずらをする困ったちゃんもいるらしい。
それで、ちょうどここに水の精霊がいるんだけど、妙にウズウズしているみたいで、しきりにこっちを見てくる。話しかけるのもありかな。
《そこの水の精霊、これが聞こえる?》
《聞こえるで。めっちゃ無視してくれたなあ。今さら何か用か?》
関西弁……むしろコテコテの大阪弁? めっちゃ怒ってはるわ。
《無視したわけじゃなくて、声をかけなかっただけなんだけど》
《それは無視と同じちゃうん?》
《全然違う。用もないのに呼び出してどうするの?》
《むう……》
《それに無視されたと思うなら、別のところに行けばいいんじゃないの?》
《めっちゃ正論で腹立つわ》
《正論は得意だからね》
《あんた、ええ性格してんなー》
いい性格かどうかはともかく、まあ社会人としてそれなりの年数が経過すれば、どうでもいいことをそれなりの理屈を付けて言うことができるんだよ。煙に巻くというのも一つの技術ではあるよね。
「マスター、新しいペットですか~?」
《ペットちゃうわ!》
「さっきから近くにいた水の精霊だね」
「はは~。かまってちゃんですね~」
《ちゃうて》
「閣下、それは何ですか?」
「これ? 水の精霊。なぜか絡んできたんだよね。エルフや妖精が多いからかなあ」
「呼ばれていない精霊が存在をアピールするとは聞いたことがありませんが」
ジェナからすると普通じゃないのか。そもそもこれが初めての接触だし、他の精霊がどういうものかが分からない。この後は普通に水と風と土の精霊も呼び出してみようかと思っていたけど、今日のところはやめた方がよさそう。
「たまには例外もいるってことだね」
《例外言うな!》
「意外とマスターと~相性がいいのでは~?」
「じゃあ、うちに来る?」
《そんな犬や猫みたいに言われても……》
「じゃあ来なくてもいいよ」
《やっぱ行くわ》
精霊が気まぐれっていうのはこういうところかな。とりあえず落ち着きがない。そして発言がコロコロ変わる。三歩歩いたら前のことを忘れそう。
「兄さん、勝手に拾ってきちゃダメでしょ」
《犬や猫みたいに言うな!》
この子、沸点が低いんだな。
「お兄ちゃん、それは何ですか~?」
「水の精霊。[念話]が使えれば話ができるんだけどね。ちなみに口が悪いから」
「残念、何も聞こえないです」
「エルケ、聞こえなくても問題ないわよ。大したことは言ってないから」
《大したことない言うな!》
「じゃあ何か意味のあることを言いなさいよ」
《え? ……あー…………えー…………》
「「「「……」」」」
《……シクシクシク……》
「あーあ、マリーが泣かせた」
「え? 私のせい?」
「大したことが言えない精霊に意味のあることを言えってマリーが言ったからでしょ?」
「兄さんもひどくない?」
なぜか分からないけどいじりたくなるんだよね、この精霊。
「ケネス、その精霊は何ですか?」
「話しかけてほしそうだったんだよね。それで声をかけたら付いてきたんだけど」
「調べてみては?」
「また変なのが表示されたら嫌なんだけど、まあ気になるから調べてみようか」
【名前:[なし]】
【種族:[水の精霊]】
【特徴:[ケネスの弟(前前世)][マリーの兄(前前世)]】
もうネタかな?
「何が表示されたの?」
「[ケネスの弟(前前世)]と[マリーの兄(前前世)]の二つ。僕の弟だったらしい」
「ということは、兄さんはケヴィン兄さんの生まれ変わりだから、これがレジス兄さんの生まれ変わりってことかしら?」
「僕の方に[水の精霊(名前なし)の兄(前前前世)]があって、マリーの方に[水の精霊(名前なし)の妹(前前前前世)]ってあるから、二回目の兄妹の時がパリっぽい」
「そう言えば、こんな感じだったわ、レジス兄さんは。お調子者で適当なことばかり言ってすぐに凹んで。でも記憶はないみたいね」
「僕たちだって記憶は一部だけだからね」
《ちょい待ち。兄とか弟とか妹とか、何の話?》
「記憶にないと思うけど、僕もないんだけどね、パリって町で暮らしていた時に、僕が兄、君が弟、彼女が妹だってこと」
《兄? 妹?》
説明するのも面倒くさいけど、これは仕方ないよね。
「それで兄さん、これはどうするの?」
《これ言うな!》
「だって名前がないじゃない」
《付けてくださいお願いします》
「下手に出たわね。じゃあレジスで」
《よし、俺レジスね》
「それで、どうするの? この家に置くの?」
「うーん、悪さをしないなら置いておいてもいいんだけど、どこにいてもらうか……」
《悪いことせーへんて。大人しゅうするし》
「じゃあ、これにでも宿ってもらおうか」
「えー、その石?」
「加工するから大丈夫」
マリーは不満そうだけど、墓石の残った部分を加工して、池の真ん中に立っている噴水を作ってみた。池はあるからそこに置いてみるか。
《あー、なんか落ち着くわー》
「一応注意しておくと、悪さをしたら向こうに還すからね」
《分かってるて》
なんとなくだけど、一番信用できない言葉のような気がする。
翌日以降、レジスは庭にある噴水でぼーっとしている。噴水はマリーの生まれ変わり先だった墓石を加工して作ったもの。それだけじゃ足りないから、他の石も使っているけど。
レジスはほとんど一日中、その縁の部分に座っているけど、たまにうとうとするのか、後ろにひっくり返って水の中に落ちている。這い上がってぶるぶる体を振って水を飛ばしているけど、前世は犬だったのかも。
「彼には懲りるということはないのでしょうか」
そんな感想をジェナが口にする。
「そういうジェナも、事あるごとに『罰をお与えください』って言ってない?」
「それは私の性のようなものです」
─────────────────────
ケネスとマリーの関係一覧。
不明 不明
ケヴィン マリー パリ
不明 不明
ケン 不明 日本(双子)
マリー マリアンと友人
ケネス マリー
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