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第三章 第四部
久しぶりに森で散歩(物騒な方)
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リゼッタと二人で森の中を歩く。前にここを二人で歩いたのは一年半以上前かあ。そうは言ってものんびりとピクニックをしに来たわけじゃないけどね。
リゼッタが「あの森の魔獣程度に後れを取ることはありません」と全身で主張したから、ナルヴァ町側から入ってきた。つまりここは大森林。
ルボルさんに大森林まで散歩に行ってくると伝えたら、珍しそうなものを狩ってきてくれと頼まれた。珍しそうなものって何かいたかな? とりあえずリゼッタが満足するまで狩りに付き合うつもり。あの蛇は僕が担当するから、リゼッタが前、僕が後ろを歩く。お尻には防具を付けている。さすがに妻には任せたくない。
バックスネーク。土の中に穴を掘って潜み、人が通過したらバネのように穴から飛び出してお尻に噛み付く毒蛇。パーティーを組んでいる場合は必ず最後衛が狙われる。飛び出した瞬間はまずお尻に噛み付こうとするから、お尻に剣山のような防具を付けておけばまず問題ない。でもトゲに刺さった瞬間はズムッとくる。ズムッと。それが嫌なので、今回からは鉄の防具じゃなく、結界を棘のような形にすることで衝撃がお尻に伝わらないようにした。
「ケネス、今日はどこまで進みますか?」
「かなり狩ったけど、まだ体を動かし足りない?」
熊や猪は十分在庫があるので飛ばしつつ、獅子や虎、犬、象、犀などの出入り口近くにはいない魔獣を狩りながらそれなりの距離を移動してきた。ただ、ルボルさんにとっては珍しいかもしれないけど、僕にとっては微妙かな。動物って、人から見ると適正な大きさってあるんだね。慣れかもしれないけど。スピアバードだってゴールデンレトリバーくらいあるから。
すべて暴走の時に見たことがあるけど、獅子と虎と犀は動物園で見た数倍は大きくて象くらいある。犬は馬くらいあって、象は……大きさとしては、海外の油田とかで活躍している超巨大なダンプ? タイヤの直径が五メートルも六メートルもあるあれ。あれが突進してきたら普通はまずパニックになる。僕は象という動物を知っていて、それが魔獣になったものだと理解しているけど、知らない人にとってはどんな建物よりも大きな生き物が唸り声を上げて突進してくるわけ。そりゃ逃げるよ。
暴走に遭遇した時は、できる限り威力を落とした[氷矢]をマシンガンのようにばら撒いたけど、今回は眉間を狙って打ち込む。できる限り毛皮を傷つけない。頭を潰すのが一番だからね。
でもまあ、そろそろ飽きてきたかな。
「まだまだ三割から四割くらいです」
「それじゃあ、残り三分の二か。午後の真ん中あたりまでかかるんじゃない?」
「それなら、夜の方でも発散できるようになりましたので、お昼で切り上げましょうか。夜まで待たずに昼でもいいですね。汗を流すついでに温泉に行きましょう」
「産後すぐって、さすがにどうなの? 体が弱ってるでしょ?」
「これでも治癒魔法で完全に回復させています。自分の体のことなら把握できますので問題ありません。痛みも不調もありません。万全です。さあ、久しぶりにガッツリといきましょう」
ああ、こうなったら無理だね。まあリゼッタとも久しぶりだから、それはそれでいいのかも。僕にだってごく平均的な男性くらいの性欲はあるからね。頑張ろうと思えばいくらでも頑張れる嫌な体質になったけど。
異空間の温泉で汗を流すとリゼッタが満足するまで夫婦らしいことをして、それからユーヴィ市に戻った。
◆ ◆ ◆
「ああっ、領主様っ! も、もう無理ですっ! ダメですっ!」
「声を出しすぎ……」
「あっ、無理ですっ! ダメですっ! あ、ああっ!」
おかしな話じゃないよ。農畜水産物ギルドの倉庫に魔獣を放り込みに来ただけの話。
朝は僕に子供が生まれたという報告がギルド前で市民に報告され、お祝いと言うかお祭りが始まった。酒樽が並べられ、みんなが好きに飲み食いしていた。そこで簡単に挨拶をするとリゼッタと大森林に狩りに出かけ、午後には溜まりに溜まった魔獣を倉庫に放り込みに来た。今はその倉庫の中。もういっぱいだね。
「でも領主様、この倉庫でもいっぱいになるんですね」
「まあ空間を広げたと言っても限度があるからね。もう少し広げようか」
「ああっ、領主様に広げられています……」
「まずその頭を治そうか」
この倉庫は僕が狩ってきた魔獣を保管しておくための倉庫兼解体所。以前は冒険者ギルドの管轄で、農畜水産物ギルドができてからはそこの管轄になっている。
魔獣を捌いて必要な部位と不要な部位に分ける。不要な部位はほとんどないけど、内臓の一部などは捨てさせている。何を食べているか分からないからね。
肉は食用。脂は食用油に。皮や毛皮は防具やコートなどに使われる。鳥の羽はおしゃれ用にもなる。内臓でも心臓や小腸などは食べられるけど、大腸は処分する。肝臓や胆嚢などは薬の材料にする。骨は肥料としても使われる。どこを保存してどこを捨てるかについては、薬剤師ギルドが協力することで捨てる部分が減った。
この倉庫はそれ自体が巨大な保存庫だから、この中に入れている限りは傷まない。だから焦らずに解体できるし、解体後も必要になるまで保存できる。
「リゼッタ様がお強いとは聞いていましたが、奥様方の中で一番強いのですか?」
「リゼッタ? えーと、妻の中では……四番目かな」
「え、もっと強い方が? 差し支えなければどなたか教えていただいてもいいですか?」
「カローラとカロリッタとマリアンの三人はリゼッタよりも強いよ」
「あの……あのカローラ様とマリアン様はほとんどお店の方にいらっしゃいましたよね」
「強いかどうかと戦うのが好きかどうかは違うんだよ。僕だって戦うのが好きなわけじゃないからね」
そう。強いから戦うことが好きなわけじゃない。うちの家族には戦わなければそれに越したことはないという性格が多いけど、実のところ、戦えば強い。だいぶ前にマリアンが順番を書いてくれたけど、カローラがそれを元にして、ステータスや性格を考慮して書き直したものによれば、現在はこうなる。
僕>(((((越えることが設定されていない壁)>カローラ>=カロリッタ>(理論上は越えられない壁)>マリアン>>リゼッタ>(努力では越えられない壁)>マノン>>ミシェル>セラ>=キラ>エリー>(やる気という名前の壁)>マイカ
やたらと壁が多くて一部で分厚い気もするけど、色々と考慮するとこうなるらしい。僕が戦闘狂みたいな扱いになっているけど、これは経験値の溜まり具合のバグみたいなものだから仕方がない。
僕は何かをすればその経験値がいっぱいになってレベルが上がる。剣を振れば[剣術]のレベルと【生命力】と【体力】と【腕力】の数値が上がり、水魔法を使えば[属性魔法(水)]のレベルが上がって【魔力】が増える。歩けば【脚力】の数値が上がり、絵を描けば[画家]と[審美眼]のレベルが上がる。何をしても何かのレベルが上がるから、もう自分のステータスは見ていない。大半が文字化けしてるから、みても分からないから。
カローラ、カロリッタ、マリアン、リゼッタは常識の枠外だろうね。カローラとマリアンは戦うのは好きじゃないけど戦えば強い。この四人の中ではリゼッタが一番弱いけど、それは他の三人がおかしいだけ。リゼッタだっておそらく地上トップクラスだと思うよ。マリアンには負けるけど、むしろマリアンが地上にいたのがおかしなくらい。参考にできるとしたらマノンから後ろだね。
マノンは冒険者として活動していて、あのあたりではそれなりに上位にあった。そこから少し落ちるのがミシェル。ミシェルはすばしっこいし精霊魔法が使えるから、戦闘力そのものは高い。でも使っているのを見たことがない……はず。結局[念話]くらいしか使っていないんじゃないのかな?
セラとキラは体は丈夫だけどそこまで戦うのが好きなわけではなく、あくまで生きるために必要があれば魔獣を狩っていただけ。魔獣を狩るよりも畑を耕す方が好きな二人だからね。
エリーはそもそも戦うのが好きじゃないし、それよりも料理を始めとした家事スキルが高い。戦闘が苦手で料理が好きなのはマイカも同じで、ステータス上はこの国でトップクラスの冒険者を圧倒できるくらいの力はある。向き不向きは大きいね。マイカは料理や少女漫画が絡むと別人のように行動的になるけど、それ以外は基本的にぐーたらしている。
そういうわけで、うちはみんな強い。でも本気で戦うことはまずあり得ない。周辺が悲惨なことになるからね。カロリッタが冗談で「地球割り」ってやったら「ばかっ」て割れるかもしれない。
倉庫から出た。お祭りが続いている。今日から七日間続くらしい。さすがにこれだけ続くのは長男が生まれた時だけらしいけど、それを聞いて安心した。ここから子供が八人は生まれるから、その都度こんなお祭りをやっていたら町の運営が止まってしまう。北街道の工事も止まっているわけだからね。
しかしまあ、こうやって人が楽しんでいるのを見ると安心する。僕はどちらかと言うと、輪の中に入ってどんちゃん騒ぎをするより、輪の外から見ている方が楽しかったりするんだよね。
リゼッタが「あの森の魔獣程度に後れを取ることはありません」と全身で主張したから、ナルヴァ町側から入ってきた。つまりここは大森林。
ルボルさんに大森林まで散歩に行ってくると伝えたら、珍しそうなものを狩ってきてくれと頼まれた。珍しそうなものって何かいたかな? とりあえずリゼッタが満足するまで狩りに付き合うつもり。あの蛇は僕が担当するから、リゼッタが前、僕が後ろを歩く。お尻には防具を付けている。さすがに妻には任せたくない。
バックスネーク。土の中に穴を掘って潜み、人が通過したらバネのように穴から飛び出してお尻に噛み付く毒蛇。パーティーを組んでいる場合は必ず最後衛が狙われる。飛び出した瞬間はまずお尻に噛み付こうとするから、お尻に剣山のような防具を付けておけばまず問題ない。でもトゲに刺さった瞬間はズムッとくる。ズムッと。それが嫌なので、今回からは鉄の防具じゃなく、結界を棘のような形にすることで衝撃がお尻に伝わらないようにした。
「ケネス、今日はどこまで進みますか?」
「かなり狩ったけど、まだ体を動かし足りない?」
熊や猪は十分在庫があるので飛ばしつつ、獅子や虎、犬、象、犀などの出入り口近くにはいない魔獣を狩りながらそれなりの距離を移動してきた。ただ、ルボルさんにとっては珍しいかもしれないけど、僕にとっては微妙かな。動物って、人から見ると適正な大きさってあるんだね。慣れかもしれないけど。スピアバードだってゴールデンレトリバーくらいあるから。
すべて暴走の時に見たことがあるけど、獅子と虎と犀は動物園で見た数倍は大きくて象くらいある。犬は馬くらいあって、象は……大きさとしては、海外の油田とかで活躍している超巨大なダンプ? タイヤの直径が五メートルも六メートルもあるあれ。あれが突進してきたら普通はまずパニックになる。僕は象という動物を知っていて、それが魔獣になったものだと理解しているけど、知らない人にとってはどんな建物よりも大きな生き物が唸り声を上げて突進してくるわけ。そりゃ逃げるよ。
暴走に遭遇した時は、できる限り威力を落とした[氷矢]をマシンガンのようにばら撒いたけど、今回は眉間を狙って打ち込む。できる限り毛皮を傷つけない。頭を潰すのが一番だからね。
でもまあ、そろそろ飽きてきたかな。
「まだまだ三割から四割くらいです」
「それじゃあ、残り三分の二か。午後の真ん中あたりまでかかるんじゃない?」
「それなら、夜の方でも発散できるようになりましたので、お昼で切り上げましょうか。夜まで待たずに昼でもいいですね。汗を流すついでに温泉に行きましょう」
「産後すぐって、さすがにどうなの? 体が弱ってるでしょ?」
「これでも治癒魔法で完全に回復させています。自分の体のことなら把握できますので問題ありません。痛みも不調もありません。万全です。さあ、久しぶりにガッツリといきましょう」
ああ、こうなったら無理だね。まあリゼッタとも久しぶりだから、それはそれでいいのかも。僕にだってごく平均的な男性くらいの性欲はあるからね。頑張ろうと思えばいくらでも頑張れる嫌な体質になったけど。
異空間の温泉で汗を流すとリゼッタが満足するまで夫婦らしいことをして、それからユーヴィ市に戻った。
◆ ◆ ◆
「ああっ、領主様っ! も、もう無理ですっ! ダメですっ!」
「声を出しすぎ……」
「あっ、無理ですっ! ダメですっ! あ、ああっ!」
おかしな話じゃないよ。農畜水産物ギルドの倉庫に魔獣を放り込みに来ただけの話。
朝は僕に子供が生まれたという報告がギルド前で市民に報告され、お祝いと言うかお祭りが始まった。酒樽が並べられ、みんなが好きに飲み食いしていた。そこで簡単に挨拶をするとリゼッタと大森林に狩りに出かけ、午後には溜まりに溜まった魔獣を倉庫に放り込みに来た。今はその倉庫の中。もういっぱいだね。
「でも領主様、この倉庫でもいっぱいになるんですね」
「まあ空間を広げたと言っても限度があるからね。もう少し広げようか」
「ああっ、領主様に広げられています……」
「まずその頭を治そうか」
この倉庫は僕が狩ってきた魔獣を保管しておくための倉庫兼解体所。以前は冒険者ギルドの管轄で、農畜水産物ギルドができてからはそこの管轄になっている。
魔獣を捌いて必要な部位と不要な部位に分ける。不要な部位はほとんどないけど、内臓の一部などは捨てさせている。何を食べているか分からないからね。
肉は食用。脂は食用油に。皮や毛皮は防具やコートなどに使われる。鳥の羽はおしゃれ用にもなる。内臓でも心臓や小腸などは食べられるけど、大腸は処分する。肝臓や胆嚢などは薬の材料にする。骨は肥料としても使われる。どこを保存してどこを捨てるかについては、薬剤師ギルドが協力することで捨てる部分が減った。
この倉庫はそれ自体が巨大な保存庫だから、この中に入れている限りは傷まない。だから焦らずに解体できるし、解体後も必要になるまで保存できる。
「リゼッタ様がお強いとは聞いていましたが、奥様方の中で一番強いのですか?」
「リゼッタ? えーと、妻の中では……四番目かな」
「え、もっと強い方が? 差し支えなければどなたか教えていただいてもいいですか?」
「カローラとカロリッタとマリアンの三人はリゼッタよりも強いよ」
「あの……あのカローラ様とマリアン様はほとんどお店の方にいらっしゃいましたよね」
「強いかどうかと戦うのが好きかどうかは違うんだよ。僕だって戦うのが好きなわけじゃないからね」
そう。強いから戦うことが好きなわけじゃない。うちの家族には戦わなければそれに越したことはないという性格が多いけど、実のところ、戦えば強い。だいぶ前にマリアンが順番を書いてくれたけど、カローラがそれを元にして、ステータスや性格を考慮して書き直したものによれば、現在はこうなる。
僕>(((((越えることが設定されていない壁)>カローラ>=カロリッタ>(理論上は越えられない壁)>マリアン>>リゼッタ>(努力では越えられない壁)>マノン>>ミシェル>セラ>=キラ>エリー>(やる気という名前の壁)>マイカ
やたらと壁が多くて一部で分厚い気もするけど、色々と考慮するとこうなるらしい。僕が戦闘狂みたいな扱いになっているけど、これは経験値の溜まり具合のバグみたいなものだから仕方がない。
僕は何かをすればその経験値がいっぱいになってレベルが上がる。剣を振れば[剣術]のレベルと【生命力】と【体力】と【腕力】の数値が上がり、水魔法を使えば[属性魔法(水)]のレベルが上がって【魔力】が増える。歩けば【脚力】の数値が上がり、絵を描けば[画家]と[審美眼]のレベルが上がる。何をしても何かのレベルが上がるから、もう自分のステータスは見ていない。大半が文字化けしてるから、みても分からないから。
カローラ、カロリッタ、マリアン、リゼッタは常識の枠外だろうね。カローラとマリアンは戦うのは好きじゃないけど戦えば強い。この四人の中ではリゼッタが一番弱いけど、それは他の三人がおかしいだけ。リゼッタだっておそらく地上トップクラスだと思うよ。マリアンには負けるけど、むしろマリアンが地上にいたのがおかしなくらい。参考にできるとしたらマノンから後ろだね。
マノンは冒険者として活動していて、あのあたりではそれなりに上位にあった。そこから少し落ちるのがミシェル。ミシェルはすばしっこいし精霊魔法が使えるから、戦闘力そのものは高い。でも使っているのを見たことがない……はず。結局[念話]くらいしか使っていないんじゃないのかな?
セラとキラは体は丈夫だけどそこまで戦うのが好きなわけではなく、あくまで生きるために必要があれば魔獣を狩っていただけ。魔獣を狩るよりも畑を耕す方が好きな二人だからね。
エリーはそもそも戦うのが好きじゃないし、それよりも料理を始めとした家事スキルが高い。戦闘が苦手で料理が好きなのはマイカも同じで、ステータス上はこの国でトップクラスの冒険者を圧倒できるくらいの力はある。向き不向きは大きいね。マイカは料理や少女漫画が絡むと別人のように行動的になるけど、それ以外は基本的にぐーたらしている。
そういうわけで、うちはみんな強い。でも本気で戦うことはまずあり得ない。周辺が悲惨なことになるからね。カロリッタが冗談で「地球割り」ってやったら「ばかっ」て割れるかもしれない。
倉庫から出た。お祭りが続いている。今日から七日間続くらしい。さすがにこれだけ続くのは長男が生まれた時だけらしいけど、それを聞いて安心した。ここから子供が八人は生まれるから、その都度こんなお祭りをやっていたら町の運営が止まってしまう。北街道の工事も止まっているわけだからね。
しかしまあ、こうやって人が楽しんでいるのを見ると安心する。僕はどちらかと言うと、輪の中に入ってどんちゃん騒ぎをするより、輪の外から見ている方が楽しかったりするんだよね。
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