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第三章 第四部
香辛料畑、そして新素材
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インド料理のターリー、特に南インドではミールスという言い方をするけど、要するにカレー定食だ。地域によってはかなり違う。北インドはしっかりめでチャパティやナンが合う。南インドはシャパシャパでさっぱりめなのでライスが合う。このあたりは個人の好みがあると思うけど。
もう燃料問題も解決した。燃料箱を普及させたおかげで薪を使って料理をする必要がなくなった。また食用油も種類が増えた。それによって単に焼くだけじゃなくて、茹でる、蒸す、揚げるなどの時間がかかる料理も作りやすくなった。でも料理の幅が広がっても腕が追いつかないので料理を教えてほしいという希望が上がった。
服飾美容店の裏を使ってここしばらく料理教室を行っている。同じメンバーで数日間みっちり料理を習うことになる。一度徹底的に料理を覚えさせようという方針だ。そうなると今度は香辛料や香草の使い方も重要になってくる。そういうわけで町でも香辛料の栽培を行うことになった。
でも公営農場ばかり儲かってしまうと、前から農業をしていた人たちが困ることになる。だから農家にはより広い農地を与えたりして、様々な農業振興策をしている。逆に農家が公営農場で働きたいと言ってくる場合もあり、その場合はこれまで使っていた農地を買い取り、そこをユーヴィ市として別の使い方に転用することもある。
料理教室の時にも思ったけど、香辛料や香草の使われ方が僕の想像していたものと違った。例えばトウガラシやニンニクなどは野菜として食べられていたから、辛いのが好きな人しか使わない。そもそも調理方法が炒めるくらいしかなかったから、レパートリーの増えようがなかったんだけど。料理教室のおかげで熱した油の中に入れることで辛さと香りを移すということが広まった。そうなるとみんながこぞって使うようになる。すると足りなくなる。分かりやすいね。
もちろん王族や貴族などに雇われているような料理人たちは香辛料や香草の使い方についてはかなり知っているけど、庶民にまでは広がっていなかった。
この国では香辛料も香草もある程度は市場や商店で手に入る。例えばトウガラシなどはどこででも売っている。でもコショウは高い。暖かい地域でしか育たないからだ。この国は比較的温暖だけど、それでも南方の植物はなかなか育たないので必要に応じて温室を使うことになる。
一年草や多年草、あるいは低木から採れるようなものは比較的育てやすい。サンショウ、シソ、カラシ、コショウ、カルダモン、クミン、コリアンダー(パクチー)、タイム、オレガノ、セージ、フェンネル、バニラ、キャラウェイ、ミント、サフラン、ローズマリーあたりだろうか。種や実や花を使うものたち。
畑で育つものならいいけど、樹木のものはそう簡単には栽培できない。だから基本的には森へ行って採ってくるということがほとんどだった。町の中に生えていれば楽なんだけどね。これも植え替えることで、遠い森まで行かなくても近場で手に入るようにした。シナモン、ターメリック、クローブ、カレーリーフ、ローリエなどがそれに当たる。
シナモンは外皮を剥がし、さらに薄い内皮を剥がして乾燥させたもの。だからシナモンスティックはくるっと丸まっている。他は葉っぱや実を使うものだ。
これまで異空間の方で育てていたものはある程度こちらに持って来て屋敷の裏の温室で育てているので、そろそろ町中で栽培することにした。
◆ ◆ ◆
「これだけ植物が茂っているのを見ると、どこかの森にいるような気分になりますね」
「大森林?」
「絶対に嫌です」
職員に冗談を言ったら拒絶された。やはり大森林は怖いらしい。
それは横に置いておいて、まずは温室作り。ガラスと、今回は不銹鋼、つまりステンレスを使う。サスやステンとも呼ばれる。これはアシルさんの本気だ。
「探せば出てくるものだねー。久しぶりに本気になったよ」
軽い感じで話してくれたアシルさんだけど、各地の鉱山に問い合わせ、クロム、ニッケル、ボーキサイトらしき鉱脈のある鉱山と契約をしていた。六価クロムは毒性が強いから注意してねと伝えたから大丈夫だと思うけど、体調には気を付けるように言った。
クロムもニッケルも銀白色をした金属だけど、この国ではあまり扱いは良くない。軽くて美しい金属ならアクセサリーとして人気が出そうだけど、貴族なら金と宝石を使う。金と銀なら価値が二桁違うからね。感覚的には銀貨は一万円札三枚、金貨は一万円札の札束三つ。
それなら平民はと言えば、アクセサリーはあまり付けない。いや、ゼロではないけど、仕事の邪魔になるからほとんどないかな。あっても木でできた髪飾りやブローチ、ネックレスくらいのもの。結婚指輪でさえ貴族意外は滅多に付けないから、ジェナが欲しがったのも分からないでもない。
それで銀の話に戻るけど、銀はそのままだと表面が黒ずむけどクロムやニッケルは変化しにくい。だから銀の偽物のような扱いをされている。重さも違うし。そして使い道が見つかっていないのが大きい。
そんなクロムやニッケルだけど、合金を作る上では欠かせないし、メッキにも使える。メッキは電気を使わないとどうしても限度があるんだけど、無電解でもできるものはある。
アシルさんは瓶の値段が高いなら缶でコーラを売れないかと思って色々な素材を探していたらしい。それならアルミ缶かスチール缶ってことになるけど、コーティング素材が見つからない。
アルミだろうがスチールだろうが、内側には中身が変色や劣化をしないように塗装やコーティングがされている。そこまでやり始めるとかなりコストがかかるので諦めたようだ。でもその代わりに領内ではアルミやステンレスが使えるようになった。だからアシルさんには金一封。
ボーキサイトからアルミを精錬するには莫大な電力が必要になる。しかもここには電気はない。だから水酸化ナトリウムでアルミナを取り出し、炭素と反応させることで炭化アルミニウムと一酸化炭素ができ、さらに炭化アルミニウムにアルミナを反応させることで最終的にアルミニウムと一酸化炭素ができる。
ボーキサイトから直接[抽出]で取り出すことも可能。ボーキサイトも吸い込みすぎると塵肺になるから注意が必要。だからボーキサイトからアルミを取り出す魔道具を作った。
どうしても鉄や鋼は錆びる。その置き換えとして今後はアルミとステンレスが使えたらいいと思う。温室はガラスと石でできているから、今後は夏のメンテナンスの時期に置き換えていけばいいかな。強度が求められるものはステンレス、軽さが求められるものはアルミだろうね。
それ以外に何か使えないかな。武具なんかに使えればいいんだけどね。鋼よりも高くなるのは仕方ないとして、錆びないというのは大きい。鉄も鋼も錆びるからね。
ちなみに鉄という金属は炭素が〇・〇二パーセント未満のもので、そのままだと靭性、つまり粘り強さがない、硬いけど割れやすい金属になる。その炭素量を〇・〇二パーセントから二パーセントの範囲にして割れにくくなったのが鋼。日常生活で「鉄」と呼ばれているのはまず間違いなく「鋼」のこと。
そしてステンレスは、炭素量を一・二パーセント以下にしてクロムを一〇・五パーセント以上にした鋼のこと。ステンレスの規格って、組成によって細かな分け方をしたら二〇〇近くも種類があるから、奥が深い深い。一番よく使われているのが18-8ステンレスと呼ばれるもので、クロムが一八パーセント以上、ニッケルが八パーセント以上を含んだ鋼。
全身鎧、いわゆるプレートアーマーは衝撃を止めるという点では一番頑丈。でも重い。皮の鎧は重量的には軽いけど、槍や矢は貫通することもある。そして鎖帷子、いわゆるチェインメイルは軽さ的にはプレートアーマーよりもかなり軽く、しかも槍や矢を通しにくい。それを金属板で補強すれば強度も上がる。チェインメイルは扱いやすい反面、弱点もある。それは錆びやすさ。
チェインメイルは棒に巻いてコイルのような形にした鋼を一つ一つ切って繋いで作るのが一般的。雨に濡れた時にプレートアーマーなら拭けばいいけど、チェインメイルはなかなか水気が取れない。隙間に入るからね。するとあっという間に錆びる。錆びるとこれが大変。錆び落としにどれだけ時間がかかることか。
この点を考えれば、少し値段が上がったとしてもステンレスで甲冑を作ることにはある程度は意味があると思う。飾りとして置いておく甲冑にもいいかも。鉄も鋼も、単に放っておくだけでも空気中の湿気で錆びるからね。
もう燃料問題も解決した。燃料箱を普及させたおかげで薪を使って料理をする必要がなくなった。また食用油も種類が増えた。それによって単に焼くだけじゃなくて、茹でる、蒸す、揚げるなどの時間がかかる料理も作りやすくなった。でも料理の幅が広がっても腕が追いつかないので料理を教えてほしいという希望が上がった。
服飾美容店の裏を使ってここしばらく料理教室を行っている。同じメンバーで数日間みっちり料理を習うことになる。一度徹底的に料理を覚えさせようという方針だ。そうなると今度は香辛料や香草の使い方も重要になってくる。そういうわけで町でも香辛料の栽培を行うことになった。
でも公営農場ばかり儲かってしまうと、前から農業をしていた人たちが困ることになる。だから農家にはより広い農地を与えたりして、様々な農業振興策をしている。逆に農家が公営農場で働きたいと言ってくる場合もあり、その場合はこれまで使っていた農地を買い取り、そこをユーヴィ市として別の使い方に転用することもある。
料理教室の時にも思ったけど、香辛料や香草の使われ方が僕の想像していたものと違った。例えばトウガラシやニンニクなどは野菜として食べられていたから、辛いのが好きな人しか使わない。そもそも調理方法が炒めるくらいしかなかったから、レパートリーの増えようがなかったんだけど。料理教室のおかげで熱した油の中に入れることで辛さと香りを移すということが広まった。そうなるとみんながこぞって使うようになる。すると足りなくなる。分かりやすいね。
もちろん王族や貴族などに雇われているような料理人たちは香辛料や香草の使い方についてはかなり知っているけど、庶民にまでは広がっていなかった。
この国では香辛料も香草もある程度は市場や商店で手に入る。例えばトウガラシなどはどこででも売っている。でもコショウは高い。暖かい地域でしか育たないからだ。この国は比較的温暖だけど、それでも南方の植物はなかなか育たないので必要に応じて温室を使うことになる。
一年草や多年草、あるいは低木から採れるようなものは比較的育てやすい。サンショウ、シソ、カラシ、コショウ、カルダモン、クミン、コリアンダー(パクチー)、タイム、オレガノ、セージ、フェンネル、バニラ、キャラウェイ、ミント、サフラン、ローズマリーあたりだろうか。種や実や花を使うものたち。
畑で育つものならいいけど、樹木のものはそう簡単には栽培できない。だから基本的には森へ行って採ってくるということがほとんどだった。町の中に生えていれば楽なんだけどね。これも植え替えることで、遠い森まで行かなくても近場で手に入るようにした。シナモン、ターメリック、クローブ、カレーリーフ、ローリエなどがそれに当たる。
シナモンは外皮を剥がし、さらに薄い内皮を剥がして乾燥させたもの。だからシナモンスティックはくるっと丸まっている。他は葉っぱや実を使うものだ。
これまで異空間の方で育てていたものはある程度こちらに持って来て屋敷の裏の温室で育てているので、そろそろ町中で栽培することにした。
◆ ◆ ◆
「これだけ植物が茂っているのを見ると、どこかの森にいるような気分になりますね」
「大森林?」
「絶対に嫌です」
職員に冗談を言ったら拒絶された。やはり大森林は怖いらしい。
それは横に置いておいて、まずは温室作り。ガラスと、今回は不銹鋼、つまりステンレスを使う。サスやステンとも呼ばれる。これはアシルさんの本気だ。
「探せば出てくるものだねー。久しぶりに本気になったよ」
軽い感じで話してくれたアシルさんだけど、各地の鉱山に問い合わせ、クロム、ニッケル、ボーキサイトらしき鉱脈のある鉱山と契約をしていた。六価クロムは毒性が強いから注意してねと伝えたから大丈夫だと思うけど、体調には気を付けるように言った。
クロムもニッケルも銀白色をした金属だけど、この国ではあまり扱いは良くない。軽くて美しい金属ならアクセサリーとして人気が出そうだけど、貴族なら金と宝石を使う。金と銀なら価値が二桁違うからね。感覚的には銀貨は一万円札三枚、金貨は一万円札の札束三つ。
それなら平民はと言えば、アクセサリーはあまり付けない。いや、ゼロではないけど、仕事の邪魔になるからほとんどないかな。あっても木でできた髪飾りやブローチ、ネックレスくらいのもの。結婚指輪でさえ貴族意外は滅多に付けないから、ジェナが欲しがったのも分からないでもない。
それで銀の話に戻るけど、銀はそのままだと表面が黒ずむけどクロムやニッケルは変化しにくい。だから銀の偽物のような扱いをされている。重さも違うし。そして使い道が見つかっていないのが大きい。
そんなクロムやニッケルだけど、合金を作る上では欠かせないし、メッキにも使える。メッキは電気を使わないとどうしても限度があるんだけど、無電解でもできるものはある。
アシルさんは瓶の値段が高いなら缶でコーラを売れないかと思って色々な素材を探していたらしい。それならアルミ缶かスチール缶ってことになるけど、コーティング素材が見つからない。
アルミだろうがスチールだろうが、内側には中身が変色や劣化をしないように塗装やコーティングがされている。そこまでやり始めるとかなりコストがかかるので諦めたようだ。でもその代わりに領内ではアルミやステンレスが使えるようになった。だからアシルさんには金一封。
ボーキサイトからアルミを精錬するには莫大な電力が必要になる。しかもここには電気はない。だから水酸化ナトリウムでアルミナを取り出し、炭素と反応させることで炭化アルミニウムと一酸化炭素ができ、さらに炭化アルミニウムにアルミナを反応させることで最終的にアルミニウムと一酸化炭素ができる。
ボーキサイトから直接[抽出]で取り出すことも可能。ボーキサイトも吸い込みすぎると塵肺になるから注意が必要。だからボーキサイトからアルミを取り出す魔道具を作った。
どうしても鉄や鋼は錆びる。その置き換えとして今後はアルミとステンレスが使えたらいいと思う。温室はガラスと石でできているから、今後は夏のメンテナンスの時期に置き換えていけばいいかな。強度が求められるものはステンレス、軽さが求められるものはアルミだろうね。
それ以外に何か使えないかな。武具なんかに使えればいいんだけどね。鋼よりも高くなるのは仕方ないとして、錆びないというのは大きい。鉄も鋼も錆びるからね。
ちなみに鉄という金属は炭素が〇・〇二パーセント未満のもので、そのままだと靭性、つまり粘り強さがない、硬いけど割れやすい金属になる。その炭素量を〇・〇二パーセントから二パーセントの範囲にして割れにくくなったのが鋼。日常生活で「鉄」と呼ばれているのはまず間違いなく「鋼」のこと。
そしてステンレスは、炭素量を一・二パーセント以下にしてクロムを一〇・五パーセント以上にした鋼のこと。ステンレスの規格って、組成によって細かな分け方をしたら二〇〇近くも種類があるから、奥が深い深い。一番よく使われているのが18-8ステンレスと呼ばれるもので、クロムが一八パーセント以上、ニッケルが八パーセント以上を含んだ鋼。
全身鎧、いわゆるプレートアーマーは衝撃を止めるという点では一番頑丈。でも重い。皮の鎧は重量的には軽いけど、槍や矢は貫通することもある。そして鎖帷子、いわゆるチェインメイルは軽さ的にはプレートアーマーよりもかなり軽く、しかも槍や矢を通しにくい。それを金属板で補強すれば強度も上がる。チェインメイルは扱いやすい反面、弱点もある。それは錆びやすさ。
チェインメイルは棒に巻いてコイルのような形にした鋼を一つ一つ切って繋いで作るのが一般的。雨に濡れた時にプレートアーマーなら拭けばいいけど、チェインメイルはなかなか水気が取れない。隙間に入るからね。するとあっという間に錆びる。錆びるとこれが大変。錆び落としにどれだけ時間がかかることか。
この点を考えれば、少し値段が上がったとしてもステンレスで甲冑を作ることにはある程度は意味があると思う。飾りとして置いておく甲冑にもいいかも。鉄も鋼も、単に放っておくだけでも空気中の湿気で錆びるからね。
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