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第三章 第二部
料理と服の件について
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「フランシスの料理を見るまでは自分で作ったものくらいしか見たことがなかったね-」
「そうですねー。私も自分で作る時くらいしかー見いひんかったですねー」
「やっぱり広まっていないんですね」
「油がもったいないって言われたねー」
「私もそうでしたー」
こちらの世界の先輩であるアシルさんとフランシスさんに話を聞きに来ている。僕がこちらの世界に来てまだ一年半も経っていないけど、外食をした限りでは料理の幅が狭すぎる。庶民レベルではそもそも調理方法があまりなく、燃料費の節約のためには基本は焼くことがほとんどだった。焼くだけなら焼いて調味料をかけるだけ。でも調理方法が増えるとそれでは対処できなくなってしまう。
焼く以外には茹でたり蒸したりすることはあるけど、時間も薪も必要。揚げたり揚げ焼きにしたりするには油が必要。そうなると結局焼くしかなくなる。
「ちなみにお二人は色々な料理を広めたりしようとは思わなかったのですか?」
「やろうとしたこともあったんだけどねー。あまりやると変な目で見られるんだよねー」
「どうしても村社会的なとこかありますねー。一軒だけおかしなことしてる家があるって目えつけられるんですー」
「なるほど。僕の場合はエルフとしてこっちに来たのがある意味プラスになっていたんですね」
目の前には僕の用意したフィッシュ・アンド・チップスが置かれている。白身魚のフライと棒状のフライドポテトだね。イギリスというかイングランドの伝統食。コーラも出している。
魚はカローラがこちらに来たからもう手に入らないと思ったら、カローラの部下の人がマイカに頼まれた少女漫画のついでに買ってきてくれるようで、今のところ魚介類にも困っていない。どなたか名前は知りませんが、わざわざすみません。そういうわけで領主邸ではたまに魚料理が出ることがある。
僕はエルフという人前に出るのが少ない種族が森から出てきたっていう設定にしているから、わりと好き勝手やってきた部分があるけど、普通に町中で生まれると周囲と合わせる必要もあるだろうね。変なやつと思われるとやりにくくなるから。
「そうそう、ケネスさんに聞こう思うてたんですけどー、北の方にある洋服屋の女の人は地球の方ですよねー?」
「ミレナさんですね。服飾ギルドのギルド長をしているペトラさんの娘さんです。ペトラさんは違いますけど」
「意外と近くにいたんだねー」
「僕の方から誰が転生者だとか転移者だとかはあまり言いたくないんですが、あの人がそうかなと思ったら僕に聞いてください。知っていたら教えますし、向こうにも伝えます。そうは言っても、今は他にはいませんけどね」
「今度お店に寄ってみますねー」
異世界人のコミュニティーを作ればいいのかもしれないけど、外から見た時にどう思われるかってのもあるんだよね。危険視されることがないとは言えないし、その危険を排除できるだけの力があると知られれば、それはそれでもっと危険視されそうだから。
僕がこの惑星の生まれではないことを一部の人は知っているけど、ペラペラと喋ったりしない人たちばかりだ。知ってもそれ以前と変わらない付き合い方をしてくれる。そういう人だと分かっているから言ったってことはあるけど。
僕は何かあっても自分で対処できるけど、ごく普通の家に生まれたごく普通の人が、過去の記憶があることを他人に言っても信じてもらえないし頭がおかしいと思われる、そういうことも多いんだと思う。だからと言ってそういう人たちを意図的に集めてもね。まあユーヴィ市で作られているものを見て、「これってひょっとして」と思って来てくれるのがいいんだけど……遠いからね。
◆ ◆ ◆
「気のいい人たちだから大丈夫ですよ」
「それじゃ、お会いできるのを楽しみにしています」
町の北部、ミレナさんのお店に来ている。アシルさんとフランシスさんが仲間だと伝えるためだ。
「それで、転生者や転移者って、どれくらいの人数がいるのですか?」
「はっきり分かっているのはミレナさんとさっき言ったお二人だけで、他にはうちの家族に数人かな」
「この町に集まった形ですね」
「意図して集めたわけじゃないですけどね」
アシルさんと会った時にはこっちに呼ぶつもりはなかったけど、コーラに引き寄せられるようにフランシスさんを連れてやって来た。ミレナさんは元々ここの生まれ。
ステータスで検索すればいくらでも見つかると思うけど、そういうことはしないようにしている。そもそも地球からの転生者とは限らないからね。
「おそらく各地にもっといっぱいいると思いますよ。それに地球以外の異世界の出身者もいるでしょうね。でもなかなか言い出せない人も多そうですけど」
「異世界で暮らした記憶があるとか言ったら頭がおかしいと思われそうですね」
「だから異世界の文化が思ったほどは広がっていないんでしょうね」
「それは思いました! 領主様が前に作っていたクレープなんか、もっと広まっていてもおかしくないと思いました。日本で食べていた料理なんてほとんどありませんね。そう言えば、今から思えばハンバーグなどは領主様が広めようとしたんですね」
料理の参考になるかと思って市民生活ギルドに色々なレシピを渡しているんだけど、なかなか上手く調理できないと相談が寄せられている。
「こっちに来たら家庭料理の種類が少ないのに驚いて、それで少しずつ広めているところでしょうか。王都の方ではレオンツィオ殿下の料理長にかなりの数のレシピを渡しているから、王都の貴族の間では少しずつ広まっていると思いますけど」
「王都の王族や貴族とユーヴィ市の庶民が同じものを食べているのは面白いですね。そう言えば、私も記憶が戻ってから料理の幅が広がりました。夫には驚かれたので記憶のことは伝えましたけど」
「どうでしたか?」
「特に何も。あっそうか、と言われたくらいでした。料理の味が良くなったので喜ばれています」
「それならよかった。そうそう、それで服のことで一つ相談に乗ってもらいたいんですが」
「服ですか? もちろん私に分かることなら」
「実はですね……」
僕はミレナさんに市民生活ギルドで聞いた服のことを話した。
現在ユーヴィ市を中心に町全体がおしゃれになってきている。服も値段が上がったわけではないので、以前と同じ予算でおしゃれな服が買えるようになった。それはそれでいい。でも古くなったから処分するわけではなく、服は直して着続けるものという感覚も残っている。だから痛んだところを直そうとしても、自分で直した部分がものすごく目立つと感じてしまう。破れた袖だけ付け替えるにしても、左右の袖があまりに違えばおかしく思える。おしゃれだけど尖りすぎていないのが現在のユーヴィ市。
「直した部分が目立ちすぎますか。うーん、それならいっそ逆に目立たせればどうですか?」
「目立たせる?」
「はい。領主様も日本で見たと思いますが、左右の袖の色が違うとか、前後の身頃の色が違うとか、そもそも身頃が斜めに切り替えになっているとか、階段状になっているとか、そういう服がありました。パッチワークの一種ですが」
「ああ、ありましたね。着たことはありませんけど」
「領主様がそういう服を着てみてはどうですか? おそらく最新のファッションと見なされると思いますが」
「たしかに。それなら自分で袖を付け替えてもそこまでおかしくは見えないでしょうね」
「切り替えシャツなどは実際に縫っていましたので、型は作れます」
「あのブランドに勤めていたのですか?」
「いえいえまさか。私がいたのはシャツの専門店です。定番のシャツと、たまにぶっ飛んだシャツがあって、どちらも愛用者の方が多かったですね」
ぶっ飛んだシャツ? ちょっと怖いけどミレナさんに頼んでみてもいいかな。
「それでは三枚ほど面白そうなシャツを仕立ててもらえませんか? どのような種類があるのか僕にはよく分かりませんので、デザインはお任せでお願いします」
「分かりました。領主様は普段着のシャツはインとアウトのどちらでしたか?」
「普段着は入れません。スーツの時はさすがに入れましたけど」
「では完全にカジュアルシャツにします。では採寸しますね」
ミレナさんはテキパキと採寸を済ませてくれた。
「カジュアルシャツってスーツ用のシャツと違うのですか?」
「ええっとですね。スーツの下に着るようなドレスシャツと違ってネクタイを締めませんので、台襟というネクタイの当たる部分が低くなります。第一ボタンのある輪っか状のパーツです」
ミレナさんは縫っていないシャツのパーツを取り出して説明してくれた。シャツをバラしたところは見たことがなかった。なるほど、ここのことか。こうやって取り付けるのか、なるほど。
「台襟の低いカジュアルシャツでネクタイを締めると高さが足りないので、襟が浮いて崩れますね。もしくはネクタイがはみ出してしまいます。裾もズボンから出しますので、ドレスシャツよりも短くて、横に切ったようなデザインになります」
「ああ、たしかに。言われてみればそうですね」
「逆に襟の高いキッチリとしたドレスシャツにネクタイをしないと、どうしても襟元がスカスカします。そしてズボンにインするのが普通です。出すと長すぎてだらしないですから」
「なるほど。ミレナさんに怒られないように気を付けないといけませんね」
「領主様は普段からキッチリしているから大丈夫ですよ。今日みたいにTシャツとカーゴパンツで着崩してもキッチリして見えるのは才能ですよ。では三日あればお渡しできます。お持ちしますね」
「いいですか? 僕がいなければ預けておいてください」
「大丈夫です。久しぶりで腕が鳴ります。全力で行きますね」
ぶっ飛びすぎてないといいな。
「そうですねー。私も自分で作る時くらいしかー見いひんかったですねー」
「やっぱり広まっていないんですね」
「油がもったいないって言われたねー」
「私もそうでしたー」
こちらの世界の先輩であるアシルさんとフランシスさんに話を聞きに来ている。僕がこちらの世界に来てまだ一年半も経っていないけど、外食をした限りでは料理の幅が狭すぎる。庶民レベルではそもそも調理方法があまりなく、燃料費の節約のためには基本は焼くことがほとんどだった。焼くだけなら焼いて調味料をかけるだけ。でも調理方法が増えるとそれでは対処できなくなってしまう。
焼く以外には茹でたり蒸したりすることはあるけど、時間も薪も必要。揚げたり揚げ焼きにしたりするには油が必要。そうなると結局焼くしかなくなる。
「ちなみにお二人は色々な料理を広めたりしようとは思わなかったのですか?」
「やろうとしたこともあったんだけどねー。あまりやると変な目で見られるんだよねー」
「どうしても村社会的なとこかありますねー。一軒だけおかしなことしてる家があるって目えつけられるんですー」
「なるほど。僕の場合はエルフとしてこっちに来たのがある意味プラスになっていたんですね」
目の前には僕の用意したフィッシュ・アンド・チップスが置かれている。白身魚のフライと棒状のフライドポテトだね。イギリスというかイングランドの伝統食。コーラも出している。
魚はカローラがこちらに来たからもう手に入らないと思ったら、カローラの部下の人がマイカに頼まれた少女漫画のついでに買ってきてくれるようで、今のところ魚介類にも困っていない。どなたか名前は知りませんが、わざわざすみません。そういうわけで領主邸ではたまに魚料理が出ることがある。
僕はエルフという人前に出るのが少ない種族が森から出てきたっていう設定にしているから、わりと好き勝手やってきた部分があるけど、普通に町中で生まれると周囲と合わせる必要もあるだろうね。変なやつと思われるとやりにくくなるから。
「そうそう、ケネスさんに聞こう思うてたんですけどー、北の方にある洋服屋の女の人は地球の方ですよねー?」
「ミレナさんですね。服飾ギルドのギルド長をしているペトラさんの娘さんです。ペトラさんは違いますけど」
「意外と近くにいたんだねー」
「僕の方から誰が転生者だとか転移者だとかはあまり言いたくないんですが、あの人がそうかなと思ったら僕に聞いてください。知っていたら教えますし、向こうにも伝えます。そうは言っても、今は他にはいませんけどね」
「今度お店に寄ってみますねー」
異世界人のコミュニティーを作ればいいのかもしれないけど、外から見た時にどう思われるかってのもあるんだよね。危険視されることがないとは言えないし、その危険を排除できるだけの力があると知られれば、それはそれでもっと危険視されそうだから。
僕がこの惑星の生まれではないことを一部の人は知っているけど、ペラペラと喋ったりしない人たちばかりだ。知ってもそれ以前と変わらない付き合い方をしてくれる。そういう人だと分かっているから言ったってことはあるけど。
僕は何かあっても自分で対処できるけど、ごく普通の家に生まれたごく普通の人が、過去の記憶があることを他人に言っても信じてもらえないし頭がおかしいと思われる、そういうことも多いんだと思う。だからと言ってそういう人たちを意図的に集めてもね。まあユーヴィ市で作られているものを見て、「これってひょっとして」と思って来てくれるのがいいんだけど……遠いからね。
◆ ◆ ◆
「気のいい人たちだから大丈夫ですよ」
「それじゃ、お会いできるのを楽しみにしています」
町の北部、ミレナさんのお店に来ている。アシルさんとフランシスさんが仲間だと伝えるためだ。
「それで、転生者や転移者って、どれくらいの人数がいるのですか?」
「はっきり分かっているのはミレナさんとさっき言ったお二人だけで、他にはうちの家族に数人かな」
「この町に集まった形ですね」
「意図して集めたわけじゃないですけどね」
アシルさんと会った時にはこっちに呼ぶつもりはなかったけど、コーラに引き寄せられるようにフランシスさんを連れてやって来た。ミレナさんは元々ここの生まれ。
ステータスで検索すればいくらでも見つかると思うけど、そういうことはしないようにしている。そもそも地球からの転生者とは限らないからね。
「おそらく各地にもっといっぱいいると思いますよ。それに地球以外の異世界の出身者もいるでしょうね。でもなかなか言い出せない人も多そうですけど」
「異世界で暮らした記憶があるとか言ったら頭がおかしいと思われそうですね」
「だから異世界の文化が思ったほどは広がっていないんでしょうね」
「それは思いました! 領主様が前に作っていたクレープなんか、もっと広まっていてもおかしくないと思いました。日本で食べていた料理なんてほとんどありませんね。そう言えば、今から思えばハンバーグなどは領主様が広めようとしたんですね」
料理の参考になるかと思って市民生活ギルドに色々なレシピを渡しているんだけど、なかなか上手く調理できないと相談が寄せられている。
「こっちに来たら家庭料理の種類が少ないのに驚いて、それで少しずつ広めているところでしょうか。王都の方ではレオンツィオ殿下の料理長にかなりの数のレシピを渡しているから、王都の貴族の間では少しずつ広まっていると思いますけど」
「王都の王族や貴族とユーヴィ市の庶民が同じものを食べているのは面白いですね。そう言えば、私も記憶が戻ってから料理の幅が広がりました。夫には驚かれたので記憶のことは伝えましたけど」
「どうでしたか?」
「特に何も。あっそうか、と言われたくらいでした。料理の味が良くなったので喜ばれています」
「それならよかった。そうそう、それで服のことで一つ相談に乗ってもらいたいんですが」
「服ですか? もちろん私に分かることなら」
「実はですね……」
僕はミレナさんに市民生活ギルドで聞いた服のことを話した。
現在ユーヴィ市を中心に町全体がおしゃれになってきている。服も値段が上がったわけではないので、以前と同じ予算でおしゃれな服が買えるようになった。それはそれでいい。でも古くなったから処分するわけではなく、服は直して着続けるものという感覚も残っている。だから痛んだところを直そうとしても、自分で直した部分がものすごく目立つと感じてしまう。破れた袖だけ付け替えるにしても、左右の袖があまりに違えばおかしく思える。おしゃれだけど尖りすぎていないのが現在のユーヴィ市。
「直した部分が目立ちすぎますか。うーん、それならいっそ逆に目立たせればどうですか?」
「目立たせる?」
「はい。領主様も日本で見たと思いますが、左右の袖の色が違うとか、前後の身頃の色が違うとか、そもそも身頃が斜めに切り替えになっているとか、階段状になっているとか、そういう服がありました。パッチワークの一種ですが」
「ああ、ありましたね。着たことはありませんけど」
「領主様がそういう服を着てみてはどうですか? おそらく最新のファッションと見なされると思いますが」
「たしかに。それなら自分で袖を付け替えてもそこまでおかしくは見えないでしょうね」
「切り替えシャツなどは実際に縫っていましたので、型は作れます」
「あのブランドに勤めていたのですか?」
「いえいえまさか。私がいたのはシャツの専門店です。定番のシャツと、たまにぶっ飛んだシャツがあって、どちらも愛用者の方が多かったですね」
ぶっ飛んだシャツ? ちょっと怖いけどミレナさんに頼んでみてもいいかな。
「それでは三枚ほど面白そうなシャツを仕立ててもらえませんか? どのような種類があるのか僕にはよく分かりませんので、デザインはお任せでお願いします」
「分かりました。領主様は普段着のシャツはインとアウトのどちらでしたか?」
「普段着は入れません。スーツの時はさすがに入れましたけど」
「では完全にカジュアルシャツにします。では採寸しますね」
ミレナさんはテキパキと採寸を済ませてくれた。
「カジュアルシャツってスーツ用のシャツと違うのですか?」
「ええっとですね。スーツの下に着るようなドレスシャツと違ってネクタイを締めませんので、台襟というネクタイの当たる部分が低くなります。第一ボタンのある輪っか状のパーツです」
ミレナさんは縫っていないシャツのパーツを取り出して説明してくれた。シャツをバラしたところは見たことがなかった。なるほど、ここのことか。こうやって取り付けるのか、なるほど。
「台襟の低いカジュアルシャツでネクタイを締めると高さが足りないので、襟が浮いて崩れますね。もしくはネクタイがはみ出してしまいます。裾もズボンから出しますので、ドレスシャツよりも短くて、横に切ったようなデザインになります」
「ああ、たしかに。言われてみればそうですね」
「逆に襟の高いキッチリとしたドレスシャツにネクタイをしないと、どうしても襟元がスカスカします。そしてズボンにインするのが普通です。出すと長すぎてだらしないですから」
「なるほど。ミレナさんに怒られないように気を付けないといけませんね」
「領主様は普段からキッチリしているから大丈夫ですよ。今日みたいにTシャツとカーゴパンツで着崩してもキッチリして見えるのは才能ですよ。では三日あればお渡しできます。お持ちしますね」
「いいですか? 僕がいなければ預けておいてください」
「大丈夫です。久しぶりで腕が鳴ります。全力で行きますね」
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