新米エルフとぶらり旅

椎井瑛弥

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余談

座談会(登場人物編)

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 この話はストーリーの進行とはまったく関係ありません。

 ただ単にメタな視点で設定や裏話を座談会のようにダラダラ続けるという内容です。

 ほぼ登場人物たちの会話で成り立っています。

 それでもよろしければどうぞ。

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「ケネス、本当に大丈夫ですか? 先は考えてあるんですか?」
「大丈夫は大丈夫なんだけど、こういうどうでもいい話を書き始めると長くなる傾向があるからね。飽きるまで書かせてみたら? そうしたらアイデアが出るかもしれないよ」

「はい、次の項目は登場人物です。閣下、お願いします」
「登場人物ねえ」
「これは妻兼愛人というポジションの私が一番でしょうか。なかなか他にはいないと思いますね」
「いえいえ、私はご主人様が生まれ変わる時にこの身を捧げていますので、ある意味では主人公の母親としての立場とも考えられますよ?」
「私のほぼストーカーという設定もなかなかのものだと思いますけど。急性アルコール中毒で頭ぶつけて死んだりとか」
「どうして一番を争うの? そもそも基準がバラバラじゃない」
「ワシはまあ、普通かのう。言葉遣い以外は」
「普通かどうかは分からないけど、マリアンは濃さ的には普通かな。濃さならエリーとカローラがダントツだろうね。リゼッタは、頭で外見をイメージした段階で完全にキャラができたから一番楽だった、そうだよ」
「やはり私はメインヒロインだけのことはあります。カロリッタさんはどうですか?」
「カロリッタは口調だけの問題で、キャラは濃いしふざけたことも口にするけど、性格はいたって真面目。真面目なリゼッタの相手役として口調を軽めにした。カローラのいい部分をかなり引き継いでいるらしい」
「さすが私ですね~。マスターに迷惑はかけませんよ~」
「最初だけだね」

「ちなみにエリーは最初はものすごくお淑やかで、古き良き時代の良妻賢母なキャラにするつもりだったらしい。それで割烹着を着せたようだね」
「それがどうしてこうなったのでしょうか?」
「ミシェルが口にした『ママはそんなにきれーじゃない』に対する『はうっ!』で方向が変わったそうだよ」
「目が覚めた時に知らない人がいたから思わず言っちゃった」
「それって最初も最初、目が覚めた直後じゃないですか……」
「それがあったから、ミシェルに対してはごく普通の母親、僕に対しては面白キャラにしたらしい」

「ケネス、エルケはどうなりますか? マイカさんが妹枠に押し込もうとしましたが」
「ええっと、最初は妹枠はエルケだったのに、思い付きで作ったマリーを話の中に入れてしまったので、幼妻枠にジョブチェンジした、らしい」
「扱いが雑ですけど~、結果的には良かったで~す」
「エルケ、もう少しですね」
「はい、リゼッタ様」

「兄さん、ちょっと待って。今聞き捨てならない言葉が聞こえたんだけど。思い付きって何?」
「そもそもマリーの登場予定は、あのシーンを書き始めるまではなかったらしいよ」
「え? 家族にならないだけじゃなくて? 登場すらなかったの?」
「そもそもマリアンが最初に登場した時にネタとして名前を出しただけらしいからね。それから次にあのシーンを書いている時に、墓石が話し始めたらビックリして面白いんじゃないかってうっかり思ってしまったらしい。だからそれ以降の話の予定がごっそり変わって困ったって。それでエルケの扱いも変更になったしレジスも登場することになったし。ちなみに日本人時代の名前の候補は真理か真里か麻里か茉莉らしい。多分出てこないけど」
「一番どうでもいい情報ね」
「でも頭の中身はいたって普通だから、常識論を展開するにはもってこいらしい」
「うーん、それならまあいいか」
「でも結婚はできない」
「まずそこを何とかしてよ」

「そう言えば、私とマイカさんが似ているという話はどうなりましたか?」
「ありましたね。私が真面目に話すとリゼッタさんに似てるってことでしたよね」
「元々リゼッタの方は『~しています』『~なのですが』『~ですね』、マイカの方は『~してます』『~なんですけど』『~ですよね』が多かったらしいけど、混ざっていたらしい。でも途中で統一して修正したらしいよ。漏れはあるかもしれないけど、だって。マイカは基本的に『い』が抜けるね。それ以外にもリゼッタの方が少ししっかりしていて、マイカの方が少し甘えた感じ。音声がないのが残念だけど」
「私とリゼッタさんも似てますけど、エリーさんとカローラさんもかなり似てませんか?」
「そうだね。エリーもカローラもは『~ですが』が基本なんだけど、カローラはたまに『~ですけど』になる。それとエリーは最後が『~ですね』で終わって、カローラの方は『~ですよ?』とセラみたいになる、らしい」
「いつの間にパクったです?」
「パクっていません。あくまでご主人様に対する愛情表現です。ご主人様に身も心も捧げて以降、少し甘えるようになりましたので、口調がたまに変化しています。音声がないのが残念ですが」

「お約束キャラが意外といません。そのあたりはどうなっているです?」
「筋肉僧侶とか筋肉魔術師とか。私とセラみたいな」
「いや、セラとキラはシスターの格好をしていただけで聖職者じゃないでしょ。まあ話し方に癖のあるキャラは話が作りやすいけど、あまり多いとくどくなるからほどほどらしい。『ご主人様』とか『旦那様』とかを付けなくても誰が喋っているかが分かるのが理想だけど、かなり難しいらしいよ。セラとキラはほとんどセットだから分かりやすいらしい。しかもほとんど順番はセラが先でキラが後」

「そう言えば、ケネス、ほとんど冒険者が出ていませんが、そのあたりはどうなっていますか?」
「この話は冒険者として成り上がるとか、バトルが盛りだくさんとか、邪神と戦うとか、そういうのじゃないから」
「では内政モノですか?」
「それも違うんだよね。結果としてそうなりつつあるけど。そもそもタイトルが『ぶらり旅』だからね。旅モノ?」
「それならまた旅に出ますか?」
「出るよ。でも子供もできたから、旅の仕方が変わるけどね。予定とは大違いだけど」

「先輩の口調もたまに変わりますよね」
「僕のは仕事用と普段用かな。たまにもっとくだけるけど」
「私は先輩のことなら社会人時代から一時間あたりの呼吸の回数や瞬きの回数まで知っていましたけど、みなさんに説明をお願いします」
「何それ怖い。いやいや、ギルドで仕事をしている時は会社で話をするような話し方。『~ですね』とか。相手がルボルさんでもシュチェパーンカさんでも変わらない。基本はさん付けだし」
「俺らには他人行儀ってことでいいのか?」
「仕事とプライベートは分けましょうよ、ってことらしいですよ」
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