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余談
座談会(内政編)
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この話はストーリーの進行とはまったく関係ありません。
ただ単にメタな視点で設定や裏話を座談会のようにダラダラ続けるという内容です。
ほぼ登場人物たちの会話で成り立っています。
それでもよろしければどうぞ。
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「もう読んでいる人は飽きているかもしれませんが、大丈夫ですか? このあたりで内政についての話に移りたいと思います。」
「今のところのメインだな」
「そうですね。まずぶっちゃけると、僕は領主になる予定は全くありませんでした」
「……領主になる予定はなかったなら、当初はどうなってたんだ??」
「元々は異空間の方にもう少し住人が増える方針だったらしいですよ。異空間の村のようなものを作って、そこで暮らすという。でも領主になったから、町を中心に発展させる方向に変えたみたいですね。最初の予定ではただ東へ進んで、それでエリーの両親に会ったらそこで一度止めて、それからあらためて東の方へ行くことになっていたらしいですね」
「完全に筋が崩壊してるな」
「元々が、エルフの肩にリスが乗っているという、なぜか昔から持っていたイメージだけで書き始めたらしいですからね。なぜリスなのかは今でも分からないそうですが」
「ケネス、それはナウ○カではないのですか?」
「いや、ナ○シカはエルフじゃないでしょ」
「では私がケネスを吹き飛ばしてしまったとか、あのあたりは?」
「あれは僕のステータスがおかしくなった理由を作るのに、一度死んでからカローラに襲われる必要があったかららしい」
「実はアレで私のステータスも壊れました。ご主人様に対する愛情度が文字化けしています。蘇生薬などはその結果として作られたようですね」
「領主になってしまったせいで話の流れが悪くなったけど、それはどうしようもないね」
「旅に出なくなったからのう」
「どうしても内政モードというのはあれかこれかそれかみたいになるから、順番を考えたくらいかな」
「お前様が食事にこだわるから、領内の食事は明らかに良くなったのう。食事に恨みでも?」
「いや、ないけどね。でも一日三回、一年で一〇〇〇回、一〇〇年でもたったの一〇万回。睡眠と同じで、生涯の間に取れる回数は限られるからね」
「お前様は寿命がないじゃろう」
「僕じゃなくて住民のことだよ」
「それなら……麦と肉は十分のようじゃから、後はやはりレシピかのう」
「そうだね。フェリン王国だけじゃないんだけど、料理自体がヨーロッパの近世から近代で止まってるんだよ。話から分かると思うけど、情報が共有されないから食材が活用されていない。それに珍しいものは高いから使えない。そうするとその土地で採れた物を使った料理ばかりになる」
「毎日同じ料理になるのも飽きるからのう」
「でも日本でも料理のバリエーションが増えたのは江戸時代に入ってからだと言われているから、似たようなものかも。それまでは少量の米に雑穀を加えて嵩増ししたり、それと芋や野菜くらいだったはずだから」
「先輩、一つ気になったんですけど、どうして主食が小麦なんですか?」
「ヨーロッパはジャガイモだけど、フェリン王国は小麦なのはなぜかってこと?」
「そうです」
「土地自体がそこまで痩せていない上に広いからね」
「連作障害は出ないんですか?」
「そこも魔素でOK、ってのは半分冗談で、土地によっては三圃制になっている場所もあるよ」
「でも農地も町の城壁の中にありますよね」
「だから町の面積は広いよ」
「パパ、町の大きさってはっきり書かれてないけどどれくらい?」
「これは町ごとに全然違うけど、ざっくりと数字で言うと、ナルヴァ町とユーヴィ市で六平方キロ、旧キヴィオ市も六平方キロくらい、新キヴィオ市で一二平方キロ、ラクヴィ市で二五平方キロ、王都は一三〇平方キロ」
「ナルヴァ町とユーヴィ市はもっと小さいのかと思った」
「かなり広げたからね。ナルヴァ町はかつては直径一・八キロの丸い町だったのを二・八キロに拡張。ユーヴィ市は以前が南北が一・六キロ、東西が一・八キロに収まるくらいの歪んだ八角形で、今が二・五キロ四方くらいだから、面積なら二倍半くらいになったよ」
「じゃあ増えた分は畑?」
「さすがに全部じゃないね。一部は農地で使っているけど、城門が増えて兵士も増えたから、詰所や訓練所なども増やしたし、新しい広場もできた。城門に近い当たりに店を出したい人はそちらへ引っ越し始めているから、町の中は意外にスカスカ。でもラクヴィ市は五万人を超えているからそれなりかな。王都は正式な住民だけで一五万人以上。商人や労働者のように一時的に来ている人たちや貧民街などは数字には入っていない。王都は王族や貴族が暮らす場所が広く、平民が暮らす場所が狭いから、密度の違いがひどいね。でも広さ的には十分あるから、ひどい貧民街はできていない」
「多いのか少ないのか分からない。それと町が遠すぎる」
「そうだね。同じ国の中にある領地同士というよりも、もはや小さい国がポツポツとあちこちにあるくらいの感じになるよ。距離的にもナルヴァ町からユーヴィ市まででも二〇〇キロはあるからね。旧キヴィオ市からラクヴィ市までで歩いておよそ一か月。一〇〇〇キロを超える。下関から仙台くらい。ちょっとした国くらいの広さだね」
「クルディ王国までは?」
「ざっくりとだけど、ユーヴィ市から王都フェリンまで、東に向かって直線距離でおよそ四〇〇〇キロ、王都からクルディ王国の王都クルドゥスまで南へ向かって同じく直線距離でおよそ四〇〇〇キロ」
「斜めにまっすぐなら五六〇〇キロちょっと?」
「お、三角比を覚えたね。だいたいそれくらいかな。ユーヴィ市からクルドゥスまでの距離としては、東京からオーストラリアのケアンズ、インドネシアのジャカルタ、アメリカのアラスカ州にあるアンカレジ、インドのニューデリーあたりがだいたいそれくらいかな」
「遠い……」
「内政の話だが、お前の力があれば一気に発展させられないか?」
「できますけどね。でもこの立地なら、経済力を底上げしておかないといずれは潰れましたよ。キヴィオ市の巻き添えを食らって。徹底的に吸い上げるつもりだったそうですからね」
「代官の件は、あの時点では俺にはどうしようもなかったからな」
「結局のところ、何をすれば町の景気が良くなるかをみんなが知ればいいんです。分からないままただ発展した町をポンと与えられても応用が利きません。お金を使い切ったら終わりです。町の人たちには少しずつでもいいから経済状態が良くなることを体験してもらうことが大事ですね」
「いきなり金貨をばら撒かれても困るわな」
「使う場所もありませんからね」
「それなら街道はどうだったんだ? 領主になる予定がないなら、最初は考えてなかったんだろ?」
「そうらしいですね。ユーヴィ市を領都に定めた時点で、発展させるならあれしかないと考えたようです。ちなみにパダ町周辺の曲がりくねった旧街道は、元々は獣道だったらしいです。大森林から出てきた魔獣が今のユーヴィ男爵領で暴れ回って帰る際に、一部が東へ向かおうとしたその名残のようです」
「そんな場所に町や村を作ってたのか」
「かつての領主の意地ですね」
ただ単にメタな視点で設定や裏話を座談会のようにダラダラ続けるという内容です。
ほぼ登場人物たちの会話で成り立っています。
それでもよろしければどうぞ。
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「もう読んでいる人は飽きているかもしれませんが、大丈夫ですか? このあたりで内政についての話に移りたいと思います。」
「今のところのメインだな」
「そうですね。まずぶっちゃけると、僕は領主になる予定は全くありませんでした」
「……領主になる予定はなかったなら、当初はどうなってたんだ??」
「元々は異空間の方にもう少し住人が増える方針だったらしいですよ。異空間の村のようなものを作って、そこで暮らすという。でも領主になったから、町を中心に発展させる方向に変えたみたいですね。最初の予定ではただ東へ進んで、それでエリーの両親に会ったらそこで一度止めて、それからあらためて東の方へ行くことになっていたらしいですね」
「完全に筋が崩壊してるな」
「元々が、エルフの肩にリスが乗っているという、なぜか昔から持っていたイメージだけで書き始めたらしいですからね。なぜリスなのかは今でも分からないそうですが」
「ケネス、それはナウ○カではないのですか?」
「いや、ナ○シカはエルフじゃないでしょ」
「では私がケネスを吹き飛ばしてしまったとか、あのあたりは?」
「あれは僕のステータスがおかしくなった理由を作るのに、一度死んでからカローラに襲われる必要があったかららしい」
「実はアレで私のステータスも壊れました。ご主人様に対する愛情度が文字化けしています。蘇生薬などはその結果として作られたようですね」
「領主になってしまったせいで話の流れが悪くなったけど、それはどうしようもないね」
「旅に出なくなったからのう」
「どうしても内政モードというのはあれかこれかそれかみたいになるから、順番を考えたくらいかな」
「お前様が食事にこだわるから、領内の食事は明らかに良くなったのう。食事に恨みでも?」
「いや、ないけどね。でも一日三回、一年で一〇〇〇回、一〇〇年でもたったの一〇万回。睡眠と同じで、生涯の間に取れる回数は限られるからね」
「お前様は寿命がないじゃろう」
「僕じゃなくて住民のことだよ」
「それなら……麦と肉は十分のようじゃから、後はやはりレシピかのう」
「そうだね。フェリン王国だけじゃないんだけど、料理自体がヨーロッパの近世から近代で止まってるんだよ。話から分かると思うけど、情報が共有されないから食材が活用されていない。それに珍しいものは高いから使えない。そうするとその土地で採れた物を使った料理ばかりになる」
「毎日同じ料理になるのも飽きるからのう」
「でも日本でも料理のバリエーションが増えたのは江戸時代に入ってからだと言われているから、似たようなものかも。それまでは少量の米に雑穀を加えて嵩増ししたり、それと芋や野菜くらいだったはずだから」
「先輩、一つ気になったんですけど、どうして主食が小麦なんですか?」
「ヨーロッパはジャガイモだけど、フェリン王国は小麦なのはなぜかってこと?」
「そうです」
「土地自体がそこまで痩せていない上に広いからね」
「連作障害は出ないんですか?」
「そこも魔素でOK、ってのは半分冗談で、土地によっては三圃制になっている場所もあるよ」
「でも農地も町の城壁の中にありますよね」
「だから町の面積は広いよ」
「パパ、町の大きさってはっきり書かれてないけどどれくらい?」
「これは町ごとに全然違うけど、ざっくりと数字で言うと、ナルヴァ町とユーヴィ市で六平方キロ、旧キヴィオ市も六平方キロくらい、新キヴィオ市で一二平方キロ、ラクヴィ市で二五平方キロ、王都は一三〇平方キロ」
「ナルヴァ町とユーヴィ市はもっと小さいのかと思った」
「かなり広げたからね。ナルヴァ町はかつては直径一・八キロの丸い町だったのを二・八キロに拡張。ユーヴィ市は以前が南北が一・六キロ、東西が一・八キロに収まるくらいの歪んだ八角形で、今が二・五キロ四方くらいだから、面積なら二倍半くらいになったよ」
「じゃあ増えた分は畑?」
「さすがに全部じゃないね。一部は農地で使っているけど、城門が増えて兵士も増えたから、詰所や訓練所なども増やしたし、新しい広場もできた。城門に近い当たりに店を出したい人はそちらへ引っ越し始めているから、町の中は意外にスカスカ。でもラクヴィ市は五万人を超えているからそれなりかな。王都は正式な住民だけで一五万人以上。商人や労働者のように一時的に来ている人たちや貧民街などは数字には入っていない。王都は王族や貴族が暮らす場所が広く、平民が暮らす場所が狭いから、密度の違いがひどいね。でも広さ的には十分あるから、ひどい貧民街はできていない」
「多いのか少ないのか分からない。それと町が遠すぎる」
「そうだね。同じ国の中にある領地同士というよりも、もはや小さい国がポツポツとあちこちにあるくらいの感じになるよ。距離的にもナルヴァ町からユーヴィ市まででも二〇〇キロはあるからね。旧キヴィオ市からラクヴィ市までで歩いておよそ一か月。一〇〇〇キロを超える。下関から仙台くらい。ちょっとした国くらいの広さだね」
「クルディ王国までは?」
「ざっくりとだけど、ユーヴィ市から王都フェリンまで、東に向かって直線距離でおよそ四〇〇〇キロ、王都からクルディ王国の王都クルドゥスまで南へ向かって同じく直線距離でおよそ四〇〇〇キロ」
「斜めにまっすぐなら五六〇〇キロちょっと?」
「お、三角比を覚えたね。だいたいそれくらいかな。ユーヴィ市からクルドゥスまでの距離としては、東京からオーストラリアのケアンズ、インドネシアのジャカルタ、アメリカのアラスカ州にあるアンカレジ、インドのニューデリーあたりがだいたいそれくらいかな」
「遠い……」
「内政の話だが、お前の力があれば一気に発展させられないか?」
「できますけどね。でもこの立地なら、経済力を底上げしておかないといずれは潰れましたよ。キヴィオ市の巻き添えを食らって。徹底的に吸い上げるつもりだったそうですからね」
「代官の件は、あの時点では俺にはどうしようもなかったからな」
「結局のところ、何をすれば町の景気が良くなるかをみんなが知ればいいんです。分からないままただ発展した町をポンと与えられても応用が利きません。お金を使い切ったら終わりです。町の人たちには少しずつでもいいから経済状態が良くなることを体験してもらうことが大事ですね」
「いきなり金貨をばら撒かれても困るわな」
「使う場所もありませんからね」
「それなら街道はどうだったんだ? 領主になる予定がないなら、最初は考えてなかったんだろ?」
「そうらしいですね。ユーヴィ市を領都に定めた時点で、発展させるならあれしかないと考えたようです。ちなみにパダ町周辺の曲がりくねった旧街道は、元々は獣道だったらしいです。大森林から出てきた魔獣が今のユーヴィ男爵領で暴れ回って帰る際に、一部が東へ向かおうとしたその名残のようです」
「そんな場所に町や村を作ってたのか」
「かつての領主の意地ですね」
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