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第四章 第一部
運河を通って
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フェリン王国のシグルド市からクルディ王国のリーグ市に向かう船の中。フロレスタと一緒に船に乗りながら色々なことを話し合っている。
ちなみにフロレスタは僕にピッタリとくっついている。他人に見せ付けるとかそのような意味ではなく、近くにいる方がより多くの魔素を吸い取れるかららしい。彼女には魔素を吸引するためのアクセサリーを渡している。これは大森林を転がっている魔素吸引丸太の形を大きく変えてアクセサリーにしたもの。ブレスレット、アンクレット、チョーカーでセットになっている。
「このようにあなた様と一緒にいると、あなた様と私の魔素が絡み合ってすぐにでも二人目ができそうです」
「そんなにすぐなら大変なことになるよ」
異空間の方はマメにチェックしているけど、今のところは変化はない。そんなにポンポンと子供ができても困るから。
◆ ◆ ◆
シグルド市からリーグ市までは歩けば一〇日ほど。途中に宿場町があるけど、船なら朝にシグルド市を出発して夕方にリーグ市に到着する。時速四〇キロほど。船の速度はノットで表すけど、それだと二二ノット。この世界ではかなり速い方になる。
他の国は分からないけど、クルディ王国の船はエンジン代わりの魔道具が積まれている。当然ながらそれなりに運賃も高い。途中で下りてジェナが凹んでしまったのも、この運賃のことも関係している。
この世界の人は健脚だけど、徒歩で移動する場合、時速五キロで一日八時間くらい。一日で四〇キロが普通。僕が歩いたのもだいたいそれくらいだった。一日だけならもっと歩けると思うけど、何日も続けて歩くならそれくらいにした方がいい。途中で足を痛めて動けなくなったら危険だからね。
馬車は人が歩くのとほぼ同じかもやや速いくらいなので、普通なら一日で四〇キロ、急ぎ気味で五〇キロくらい。瞬間的なら速く走らせることはできるけど、生き物だから限度がある。荷物もあるからなおさら。
この船の運賃は四〇キロ、つまり一日歩く距離を一つの単位として値段が決められている。一番近くて一人当たり銀貨二枚。さらに荷物は別料金で、一立方メートルで銀貨一枚。つまり荷物があれば近くても少なくとも銀貨三枚が必要になる。日本円なら六万円から九万円の計算になる。低賃金の労働者なら一か月の賃金に等しい。
シグルド市からリーグ市まで歩いて一〇日かかるけど、船に乗れば一日で着く。この間を船で移動すれば、二人で銀貨二〇枚、日本円なら四〇万円から六〇万円。大きな荷物がないという前提でそれだけかかる。
もちろん貴族であれば船を所有している人も多いから、お抱えの商人がフェリン王国に行くとすれば自分の船を使う。そうすれば運賃はかからない。もちろん維持費はかかるけど。
それに魔石を十分に用意しておく必要がある。例えば船は巡航速度に乗れば魔力の節約ができるけど、動き出しから速度を上げる段階が一番魔力を食う。後学のためにちょっと見せてもらったけど、魔石をまとめて入れる場所があって、その場所が複数あった。
僕の作った燃料箱と違うのは、燃料箱は魔石が壊れないように、並列にした四八個の魔石から少しずつ魔力を使うようにしている。魔石は満タンになったり空になった際に壊れやすいからね。
でも魔石で船を動かすのなら、魔石で馬車を走らせるのもありかなあ。でも船と違って、馬車は馬がいるから、やはり馬の疲労軽減しかないか。馬なし馬車もありかもしれないけど、どうしたものかな。
「今日はリーグ市まで行ったら屋敷に帰るからね。明日はスラープ市あたりまで行って泊まって、次の日はトゥークン市までになるかな」
「まだまだあなた様と一緒にいられるというわけですね」
スラープ市はリーグ市からさらに運河を船で進んで一日のところ。そこからさらに半日進むとトゥークン市がある。トゥークン市はリーグ市から王都クルドゥスに向かうおよそ三分の一くらいの場所にあるけど、ここで船を下りて南へ向かうと一〇日から二週間ほどでジェナの実家のあるサニティに辿り着く。とりあえずフロレスタとはトゥークン市まで一緒に行く予定をしている。
「おっとっと」
船を降りたフロレスタがバランスを崩した。
「大丈夫?」
「これまで地面から足を離すことがほとんどありませんでしたのでフラフラします」
「それじゃ掴まって」
「はい」
「はいって、どうして前から抱きつくの?」
「まだ少しフラフラしますので、もう少し支えていただければと」
結局は船着場でフロレスタに抱きつかれたまましばらくそこにいて、それから町の方に向かった。「まあ、お熱いカップルね」とか言われるのが聞こえたけど、夫婦だからね。何を遠慮する必要もないけど、多少は恥ずかしい。
◆ ◆ ◆
「お帰りなさいませ」
「戻ったよ」
「戻りました」
イェルンに挨拶して居間に向かう。
「閣下、お帰りなさいませ。いかがでしたか?」
「今日はリーグ市まて行ったから、次はその続きからね」
「ご迷惑をおかけしました」
「迷惑でもないよ」
「そうですよ、ジェナさん。お陰で私はこの方の膝の上に乗って船旅をするという経験が得られましたので」
「膝に乗って船に乗る……」
ジェナが羨ましそうな顔をしたけど、君は空を飛んだでしょ?
「ひょっとして膝の上に座らせていただければ船酔いしないのかもと考えると、もう一度機会を与えていただくようにお願いをしたほうがいいのか、それとも無謀な挑戦は避けるべきなのか……」
「無理だったら無理でいいから、もう一度試してみたら?」
「いえ、閣下のお手を煩わせるのも問題ですので、まずは自分が努力するという方向で頑張りたいと思います」
◆ ◆ ◆
今日はリーグ市からスラープ市まで、そこで一泊して明日はトゥークン市まで行く予定。行程としては一日半だけど、無理をして先を急ぐ必要もない。
「やはりお魚は美味しいですね」
「フロレスタは魚の方が口に合う?」
「いえ、そういう訳では。お肉ももちろん美味しいと思いますが、お魚も味わいがあって好きだと分かりました。森では基本的に何も口にしませんでしたので」
「それはそれですごいね」
彼女は三八、四七六歳だけど、覚えている限りでは大森林から出たことはないらしい。だから何でも美味しく食べてくれるので作り甲斐がある。ただ元々が精霊なので、食べても食べなくても問題ないらしい。
「木の実とか果物とか茸とか、山の恵みは口にしなかったの?」
「そうですね……。昔のことですが、大森林の端あたりに暮らしていた人たちと交換したことはあります」
「人がいたんだね」
人がいたのには驚きだけど、まあ魔獣が増える前なら住めたかも。とても今の状況では難しいと思うけど。フロレスタによると魔素が急に増えたのが三〇〇〇年ほど前らしいから、それよりも前は普通の森だったんだろう。
「私がいたあのあたりよりももっと北の方になります。そしてさらに東の山の近くでした」
「それならヴェリキ王国のすぐ西側かな?」
大森林はフェリン王国の西側からヴェリキ王国の西側を通り、さらに北に伸びている。そして全体が山に囲まれている。その山も他と比べると低いところが何か所かあって、そのうちの一つがユーヴィ男爵領の西側のところ。ここは特に低くて抜けやすいため、暴走の時には魔獣の多くはここから出て来る。
そのフェリン王国はこのあたりでも歴史が浅い方で、建国から二〇〇〇年ほど。周辺の国は三〇〇〇年を超えるらしい。そしてフェリン王国のあたりにはあまり人が住み着かなかった。どうしても起伏がね。
北のヴェリキ王国、東のレトモ王国、南のクルディ王国はそこまで起伏が激しくなく平野が多い。でもフェリン王国は盆地が連続した地形になっていて山が多い。
三〇〇〇年前に魔素が増え始め、二〇〇〇年前にフェリン王国ができた頃はすでに大森林から魔獣が出ていただろう。でもその頃は西部にはほとんど人はいなかったし、強い魔獣も今ほどは多くなかった可能性もあるから、フェリン王国には影響はあまりなかったかもしれない。
「地図を見せていただいた限りではおそらくそうでしょう。山裾のあたりに暮らしていた人たちがいましたので、私が木の実や果物などを実らせ、その代わりとして彼らから食事を提供されたことがあります」
「本当に森の精だね」
「メリアス様と呼ばれたこともありました。ニットのことでしょうか?」
それはメリヤスでしょ。何で知ってるの?
「メリアスという名前は、僕が生まれた世界でギリシャ神話と呼ばれる一連の物語に出て来る木の精霊のこと。特にトネリコの木の精霊のこと」
「どのような方だったのですか?」
「ええとね……まずウラノスという名前の天空神がいて、彼には母でもあり妻でもある地母神のガイアとの間に一二神の息子がいた」
「その時点で何かがおかしくありませんか?」
「ギリシャ神話ってその手の話が多いから、そういうものだと思って」
「分かりました」
親子関係とか見ていると混乱するからね。
「その息子たちの中に、単眼のキュクロプスと五〇頭一〇〇手のヘカトンケイルの二神がいた。ウラノスはその二神の醜悪さを嫌い、タルタロスに幽閉した。タルタロスというのは奈落の神の名前でもあり、奈落そのものも指している。ここまではどう?」
「はい、分かります」
「怒ったガイアは末の息子である大地と農耕の神クロノスに命じて、ウラノスの男性器を切り落とさせた」
「急に血なまぐさくなりましたね」
「それもそういうものだと思って」
「はい」
血なまぐさい内容が多いね。場合によっては食べるからね。
「その時に流れ出した血から復讐の女神のエリニュスたち、巨人族のギガースたち、そしてトネリコの木の精霊であるメリアスたちが生まれた、とされている」
「なるほど、生みの痛みですね」
「そんなに可愛いものでもないけどね」
ちなみにフロレスタは僕にピッタリとくっついている。他人に見せ付けるとかそのような意味ではなく、近くにいる方がより多くの魔素を吸い取れるかららしい。彼女には魔素を吸引するためのアクセサリーを渡している。これは大森林を転がっている魔素吸引丸太の形を大きく変えてアクセサリーにしたもの。ブレスレット、アンクレット、チョーカーでセットになっている。
「このようにあなた様と一緒にいると、あなた様と私の魔素が絡み合ってすぐにでも二人目ができそうです」
「そんなにすぐなら大変なことになるよ」
異空間の方はマメにチェックしているけど、今のところは変化はない。そんなにポンポンと子供ができても困るから。
◆ ◆ ◆
シグルド市からリーグ市までは歩けば一〇日ほど。途中に宿場町があるけど、船なら朝にシグルド市を出発して夕方にリーグ市に到着する。時速四〇キロほど。船の速度はノットで表すけど、それだと二二ノット。この世界ではかなり速い方になる。
他の国は分からないけど、クルディ王国の船はエンジン代わりの魔道具が積まれている。当然ながらそれなりに運賃も高い。途中で下りてジェナが凹んでしまったのも、この運賃のことも関係している。
この世界の人は健脚だけど、徒歩で移動する場合、時速五キロで一日八時間くらい。一日で四〇キロが普通。僕が歩いたのもだいたいそれくらいだった。一日だけならもっと歩けると思うけど、何日も続けて歩くならそれくらいにした方がいい。途中で足を痛めて動けなくなったら危険だからね。
馬車は人が歩くのとほぼ同じかもやや速いくらいなので、普通なら一日で四〇キロ、急ぎ気味で五〇キロくらい。瞬間的なら速く走らせることはできるけど、生き物だから限度がある。荷物もあるからなおさら。
この船の運賃は四〇キロ、つまり一日歩く距離を一つの単位として値段が決められている。一番近くて一人当たり銀貨二枚。さらに荷物は別料金で、一立方メートルで銀貨一枚。つまり荷物があれば近くても少なくとも銀貨三枚が必要になる。日本円なら六万円から九万円の計算になる。低賃金の労働者なら一か月の賃金に等しい。
シグルド市からリーグ市まで歩いて一〇日かかるけど、船に乗れば一日で着く。この間を船で移動すれば、二人で銀貨二〇枚、日本円なら四〇万円から六〇万円。大きな荷物がないという前提でそれだけかかる。
もちろん貴族であれば船を所有している人も多いから、お抱えの商人がフェリン王国に行くとすれば自分の船を使う。そうすれば運賃はかからない。もちろん維持費はかかるけど。
それに魔石を十分に用意しておく必要がある。例えば船は巡航速度に乗れば魔力の節約ができるけど、動き出しから速度を上げる段階が一番魔力を食う。後学のためにちょっと見せてもらったけど、魔石をまとめて入れる場所があって、その場所が複数あった。
僕の作った燃料箱と違うのは、燃料箱は魔石が壊れないように、並列にした四八個の魔石から少しずつ魔力を使うようにしている。魔石は満タンになったり空になった際に壊れやすいからね。
でも魔石で船を動かすのなら、魔石で馬車を走らせるのもありかなあ。でも船と違って、馬車は馬がいるから、やはり馬の疲労軽減しかないか。馬なし馬車もありかもしれないけど、どうしたものかな。
「今日はリーグ市まで行ったら屋敷に帰るからね。明日はスラープ市あたりまで行って泊まって、次の日はトゥークン市までになるかな」
「まだまだあなた様と一緒にいられるというわけですね」
スラープ市はリーグ市からさらに運河を船で進んで一日のところ。そこからさらに半日進むとトゥークン市がある。トゥークン市はリーグ市から王都クルドゥスに向かうおよそ三分の一くらいの場所にあるけど、ここで船を下りて南へ向かうと一〇日から二週間ほどでジェナの実家のあるサニティに辿り着く。とりあえずフロレスタとはトゥークン市まで一緒に行く予定をしている。
「おっとっと」
船を降りたフロレスタがバランスを崩した。
「大丈夫?」
「これまで地面から足を離すことがほとんどありませんでしたのでフラフラします」
「それじゃ掴まって」
「はい」
「はいって、どうして前から抱きつくの?」
「まだ少しフラフラしますので、もう少し支えていただければと」
結局は船着場でフロレスタに抱きつかれたまましばらくそこにいて、それから町の方に向かった。「まあ、お熱いカップルね」とか言われるのが聞こえたけど、夫婦だからね。何を遠慮する必要もないけど、多少は恥ずかしい。
◆ ◆ ◆
「お帰りなさいませ」
「戻ったよ」
「戻りました」
イェルンに挨拶して居間に向かう。
「閣下、お帰りなさいませ。いかがでしたか?」
「今日はリーグ市まて行ったから、次はその続きからね」
「ご迷惑をおかけしました」
「迷惑でもないよ」
「そうですよ、ジェナさん。お陰で私はこの方の膝の上に乗って船旅をするという経験が得られましたので」
「膝に乗って船に乗る……」
ジェナが羨ましそうな顔をしたけど、君は空を飛んだでしょ?
「ひょっとして膝の上に座らせていただければ船酔いしないのかもと考えると、もう一度機会を与えていただくようにお願いをしたほうがいいのか、それとも無謀な挑戦は避けるべきなのか……」
「無理だったら無理でいいから、もう一度試してみたら?」
「いえ、閣下のお手を煩わせるのも問題ですので、まずは自分が努力するという方向で頑張りたいと思います」
◆ ◆ ◆
今日はリーグ市からスラープ市まで、そこで一泊して明日はトゥークン市まで行く予定。行程としては一日半だけど、無理をして先を急ぐ必要もない。
「やはりお魚は美味しいですね」
「フロレスタは魚の方が口に合う?」
「いえ、そういう訳では。お肉ももちろん美味しいと思いますが、お魚も味わいがあって好きだと分かりました。森では基本的に何も口にしませんでしたので」
「それはそれですごいね」
彼女は三八、四七六歳だけど、覚えている限りでは大森林から出たことはないらしい。だから何でも美味しく食べてくれるので作り甲斐がある。ただ元々が精霊なので、食べても食べなくても問題ないらしい。
「木の実とか果物とか茸とか、山の恵みは口にしなかったの?」
「そうですね……。昔のことですが、大森林の端あたりに暮らしていた人たちと交換したことはあります」
「人がいたんだね」
人がいたのには驚きだけど、まあ魔獣が増える前なら住めたかも。とても今の状況では難しいと思うけど。フロレスタによると魔素が急に増えたのが三〇〇〇年ほど前らしいから、それよりも前は普通の森だったんだろう。
「私がいたあのあたりよりももっと北の方になります。そしてさらに東の山の近くでした」
「それならヴェリキ王国のすぐ西側かな?」
大森林はフェリン王国の西側からヴェリキ王国の西側を通り、さらに北に伸びている。そして全体が山に囲まれている。その山も他と比べると低いところが何か所かあって、そのうちの一つがユーヴィ男爵領の西側のところ。ここは特に低くて抜けやすいため、暴走の時には魔獣の多くはここから出て来る。
そのフェリン王国はこのあたりでも歴史が浅い方で、建国から二〇〇〇年ほど。周辺の国は三〇〇〇年を超えるらしい。そしてフェリン王国のあたりにはあまり人が住み着かなかった。どうしても起伏がね。
北のヴェリキ王国、東のレトモ王国、南のクルディ王国はそこまで起伏が激しくなく平野が多い。でもフェリン王国は盆地が連続した地形になっていて山が多い。
三〇〇〇年前に魔素が増え始め、二〇〇〇年前にフェリン王国ができた頃はすでに大森林から魔獣が出ていただろう。でもその頃は西部にはほとんど人はいなかったし、強い魔獣も今ほどは多くなかった可能性もあるから、フェリン王国には影響はあまりなかったかもしれない。
「地図を見せていただいた限りではおそらくそうでしょう。山裾のあたりに暮らしていた人たちがいましたので、私が木の実や果物などを実らせ、その代わりとして彼らから食事を提供されたことがあります」
「本当に森の精だね」
「メリアス様と呼ばれたこともありました。ニットのことでしょうか?」
それはメリヤスでしょ。何で知ってるの?
「メリアスという名前は、僕が生まれた世界でギリシャ神話と呼ばれる一連の物語に出て来る木の精霊のこと。特にトネリコの木の精霊のこと」
「どのような方だったのですか?」
「ええとね……まずウラノスという名前の天空神がいて、彼には母でもあり妻でもある地母神のガイアとの間に一二神の息子がいた」
「その時点で何かがおかしくありませんか?」
「ギリシャ神話ってその手の話が多いから、そういうものだと思って」
「分かりました」
親子関係とか見ていると混乱するからね。
「その息子たちの中に、単眼のキュクロプスと五〇頭一〇〇手のヘカトンケイルの二神がいた。ウラノスはその二神の醜悪さを嫌い、タルタロスに幽閉した。タルタロスというのは奈落の神の名前でもあり、奈落そのものも指している。ここまではどう?」
「はい、分かります」
「怒ったガイアは末の息子である大地と農耕の神クロノスに命じて、ウラノスの男性器を切り落とさせた」
「急に血なまぐさくなりましたね」
「それもそういうものだと思って」
「はい」
血なまぐさい内容が多いね。場合によっては食べるからね。
「その時に流れ出した血から復讐の女神のエリニュスたち、巨人族のギガースたち、そしてトネリコの木の精霊であるメリアスたちが生まれた、とされている」
「なるほど、生みの痛みですね」
「そんなに可愛いものでもないけどね」
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