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第三章 第四部
閑話:あるドワーフの役人
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思えば遠くへ来たものだ。俺はこの国の北東部にあるヴォンクラという名前の小さな町で生まれた。それから仕事をして金を稼ぎつつ王都へ向かい、しばらく王都を中心に働いていた。そこでユーヴィ男爵領の街道工事の募集を知って申し込んだ。工事の完了後はギルド職員として働き、それから旧キヴィオ市、そして新キヴィオ市と職場が変わった。今では新キヴィオ市で領主の下に三人いる役人の一人になっている。
俺の生まれたヴォンクラ町の周辺はドワーフが多く、俺もその中の一人だ。別にそれを不満に思ったこともない。あの町で暮らす、ごく普通の住民の一人として、大人になるまではずっと町の中で生活していた。
ヴォンクラ町の西には大きな山があるが、南へ行けばこの国の中央街道がある。とりあえずフリム市まで出て、そこから西の王都へ向かうか東のカルラ辺境伯領へ向かうか悩んだが、結局は王都へ向かった。
王都はとにかく人が多い。もちろん王族や貴族の暮らすあたりは広々としているそうだが、残念ながらそんな場所には縁がない。縁があるとすれば城壁に近いごみごみした場所。貧民街とまではいかないが、仕事を探しにやって来たた者たちが屯している場所だ。そこにゴルジェイという名前の親父さんがやっている店があり、そこを中心に仕事を探して食い繋いでいた。
そんなある日だった。俺は仕事がなかったのでたまたま繁華街に出ていた。色々な種族がいる。亜人もいる。王都でもほとんど見かけないエルフもいる。そのエルフの横には真っ白な髪の犬人の女性がいた。恋人だろうか。向かっている方向が同じなので聞くともなしに二人の会話を聞いていると、その中に「マイカ」と「先輩」という言葉が聞こえた。
マイカ? 先輩?
その瞬間だった。頭を殴られたような気がした。先輩と呼ばれた背の高い男性、そして先輩と呼びかけるマイカという女性。この組み合わせを俺は見たことがある。
!
カミカワ先輩とマサキ先輩か!
カミカワ先輩もマサキ先輩も俺がいた部署の先輩だった。俺はどうも要領が悪くて失敗ばかりしていた。それをかばってくれていたのがカミカワ先輩だった。
俺は片親だったから、進学するのもそれなりに苦労した。だからできる限りいい会社に入って母を楽にさせてやろうと。だが入ってみて気がついた。調子に乗っていたとは思いたくはないが、仕事なんてどんな会社でも同じようなものだろうと。だが背伸びしすぎるとろくなことがないと気づかされた。入れたのはいいが、俺ではあの仕事の量は処理できなかったからだ。
カミカワ先輩は養護施設育ちで俺よりも環境は良くなかったはずがだ、それでも立派に仕事をこなしてみんなから信用も信頼もされていた。それに俺のことも気にかけてくれた。俺もあのようになりたい、そう思って頑張ったが、次第に仕事が滞るようになった。
休みの日にも出てきて死ぬまで働けと言われたことはない。いわゆる大手だからそのあたりは問題ない。世間的にはかなりホワイトだろう。仕事ができればという条件が付くが。自主的な休日出勤が少しずつ増えていったが、それでも仕事が終わらない。カミカワ先輩ももっと人を増やしてほしいと上にかけ合ってくれたが、なかなか増やしてもらえないようだった。
そのうち俺の限界に達してしまった。期間内に終わらない仕事が増え始めた。一度焦り始めるとミスはどんどん増える。その挙げ句、書類を机の中に隠すということをしてしまった。一度それをやってしまったら終わりだ。週が明けたらもう怖くて職場には行けなかった。
結局は辞表を郵送し、地元に帰って田んぼと畑をすることになった。生活はそれほど楽ではなかったが、食べるには困らないくらいの収入はあった。ただ、迷惑をかけた先輩たちに対して謝っていないということだけがずっと心残りだった。やってしまったことは取り返しがつかないが、あのときの二人がカミカワ先輩とマサキ先輩なら、もしかしたら恩返しができるかもしれない。
そう思ったが我に返ったときには二人はもういなかった。
あの二人を王都で見かけてから数か月、俺はある程度までは情報を集めることができた。エルフと犬人という組み合わせは、良くも悪くも人目を引く。この国の一番西に新しくユーヴィ男爵領ができ、男爵になったのがケネスという名前のエルフで、妻の一人にマイカという女性がいることが分かった。
それならユーヴィ市まで行ってみるか、と思っていたら、街道工事の仕事があるらしいということで、俺もそこに混ぜてもらうことになった。久しぶりに先輩の声を聞いたが、声は少し変わっていたものの、話し方はまったく変わっていなかった。
六日働いたら翌日は休みだったのでユーヴィ市に移動して飲み食いや買い物をすることもあったが、あの総合ギルドという名前のこの街で一番高い建物はモダニズム建築じゃないか? 思い込みもあるかもしれないが、先輩は建築とかも好きだったからな。八階建てのわりにはかなり高い気もするが。これで男爵は元日本人で間違いないだろうと思った。
工事が終わると俺はギルド職員になり、罪滅ぼしとばかりに一生懸命働いた。ユーヴィ男爵領には砂糖、バナナ、パイナップル、カカオ、ココナッツ、ゴムなど、この国にはない物がいくらでもあった。なかなか他では手に入りにくいミルクや卵も出回るようになった。固形のスープの素まで売られるようになった。先輩は小さな頃は食べ物で苦労したそうだから、特に食事には力を入れているようだ。ただ内政チートと呼ぶには微妙だよな。
そのうち隣のキヴィオ子爵領が傾いたということで、ギルドが応援を出すことになった。圧倒的に女性が多かったが、男性も必要らしいので俺も行くことにした。役に立てるなら何でもしよう。
そうこうしているうちに働きぶりが評価され、役人として来てほしいと子爵直々に頼まれた。少し悩んだが、男爵の許可が出ればと言ったら許可が出た。それなら問題ない。ここでしっかり働かせてもらおう。
移籍という形でやって来たなら、俺が真面目に働かなければユーヴィ市のギルドの評価が下がる。しかし、今の俺なら十分にできる仕事の量と内容だ。あのときは大失態を犯してしまったが、それでもあのとき鍛えられた事務処理能力はギルドでも重宝された。調子に乗ると失敗しそうだから、二度と気は抜かない。誠心誠意働かせてもらう。そして無理なら無理と言おう。
ただ一つだけあの管理者とやらには文句を言いたい。俺が生まれた町がヴォンクラってどういうことだ? たまたまなら仕方がないが、絶対に作為的だろう。何も言い返せないのが悔しいが。
俺の生まれたヴォンクラ町の周辺はドワーフが多く、俺もその中の一人だ。別にそれを不満に思ったこともない。あの町で暮らす、ごく普通の住民の一人として、大人になるまではずっと町の中で生活していた。
ヴォンクラ町の西には大きな山があるが、南へ行けばこの国の中央街道がある。とりあえずフリム市まで出て、そこから西の王都へ向かうか東のカルラ辺境伯領へ向かうか悩んだが、結局は王都へ向かった。
王都はとにかく人が多い。もちろん王族や貴族の暮らすあたりは広々としているそうだが、残念ながらそんな場所には縁がない。縁があるとすれば城壁に近いごみごみした場所。貧民街とまではいかないが、仕事を探しにやって来たた者たちが屯している場所だ。そこにゴルジェイという名前の親父さんがやっている店があり、そこを中心に仕事を探して食い繋いでいた。
そんなある日だった。俺は仕事がなかったのでたまたま繁華街に出ていた。色々な種族がいる。亜人もいる。王都でもほとんど見かけないエルフもいる。そのエルフの横には真っ白な髪の犬人の女性がいた。恋人だろうか。向かっている方向が同じなので聞くともなしに二人の会話を聞いていると、その中に「マイカ」と「先輩」という言葉が聞こえた。
マイカ? 先輩?
その瞬間だった。頭を殴られたような気がした。先輩と呼ばれた背の高い男性、そして先輩と呼びかけるマイカという女性。この組み合わせを俺は見たことがある。
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カミカワ先輩とマサキ先輩か!
カミカワ先輩もマサキ先輩も俺がいた部署の先輩だった。俺はどうも要領が悪くて失敗ばかりしていた。それをかばってくれていたのがカミカワ先輩だった。
俺は片親だったから、進学するのもそれなりに苦労した。だからできる限りいい会社に入って母を楽にさせてやろうと。だが入ってみて気がついた。調子に乗っていたとは思いたくはないが、仕事なんてどんな会社でも同じようなものだろうと。だが背伸びしすぎるとろくなことがないと気づかされた。入れたのはいいが、俺ではあの仕事の量は処理できなかったからだ。
カミカワ先輩は養護施設育ちで俺よりも環境は良くなかったはずがだ、それでも立派に仕事をこなしてみんなから信用も信頼もされていた。それに俺のことも気にかけてくれた。俺もあのようになりたい、そう思って頑張ったが、次第に仕事が滞るようになった。
休みの日にも出てきて死ぬまで働けと言われたことはない。いわゆる大手だからそのあたりは問題ない。世間的にはかなりホワイトだろう。仕事ができればという条件が付くが。自主的な休日出勤が少しずつ増えていったが、それでも仕事が終わらない。カミカワ先輩ももっと人を増やしてほしいと上にかけ合ってくれたが、なかなか増やしてもらえないようだった。
そのうち俺の限界に達してしまった。期間内に終わらない仕事が増え始めた。一度焦り始めるとミスはどんどん増える。その挙げ句、書類を机の中に隠すということをしてしまった。一度それをやってしまったら終わりだ。週が明けたらもう怖くて職場には行けなかった。
結局は辞表を郵送し、地元に帰って田んぼと畑をすることになった。生活はそれほど楽ではなかったが、食べるには困らないくらいの収入はあった。ただ、迷惑をかけた先輩たちに対して謝っていないということだけがずっと心残りだった。やってしまったことは取り返しがつかないが、あのときの二人がカミカワ先輩とマサキ先輩なら、もしかしたら恩返しができるかもしれない。
そう思ったが我に返ったときには二人はもういなかった。
あの二人を王都で見かけてから数か月、俺はある程度までは情報を集めることができた。エルフと犬人という組み合わせは、良くも悪くも人目を引く。この国の一番西に新しくユーヴィ男爵領ができ、男爵になったのがケネスという名前のエルフで、妻の一人にマイカという女性がいることが分かった。
それならユーヴィ市まで行ってみるか、と思っていたら、街道工事の仕事があるらしいということで、俺もそこに混ぜてもらうことになった。久しぶりに先輩の声を聞いたが、声は少し変わっていたものの、話し方はまったく変わっていなかった。
六日働いたら翌日は休みだったのでユーヴィ市に移動して飲み食いや買い物をすることもあったが、あの総合ギルドという名前のこの街で一番高い建物はモダニズム建築じゃないか? 思い込みもあるかもしれないが、先輩は建築とかも好きだったからな。八階建てのわりにはかなり高い気もするが。これで男爵は元日本人で間違いないだろうと思った。
工事が終わると俺はギルド職員になり、罪滅ぼしとばかりに一生懸命働いた。ユーヴィ男爵領には砂糖、バナナ、パイナップル、カカオ、ココナッツ、ゴムなど、この国にはない物がいくらでもあった。なかなか他では手に入りにくいミルクや卵も出回るようになった。固形のスープの素まで売られるようになった。先輩は小さな頃は食べ物で苦労したそうだから、特に食事には力を入れているようだ。ただ内政チートと呼ぶには微妙だよな。
そのうち隣のキヴィオ子爵領が傾いたということで、ギルドが応援を出すことになった。圧倒的に女性が多かったが、男性も必要らしいので俺も行くことにした。役に立てるなら何でもしよう。
そうこうしているうちに働きぶりが評価され、役人として来てほしいと子爵直々に頼まれた。少し悩んだが、男爵の許可が出ればと言ったら許可が出た。それなら問題ない。ここでしっかり働かせてもらおう。
移籍という形でやって来たなら、俺が真面目に働かなければユーヴィ市のギルドの評価が下がる。しかし、今の俺なら十分にできる仕事の量と内容だ。あのときは大失態を犯してしまったが、それでもあのとき鍛えられた事務処理能力はギルドでも重宝された。調子に乗ると失敗しそうだから、二度と気は抜かない。誠心誠意働かせてもらう。そして無理なら無理と言おう。
ただ一つだけあの管理者とやらには文句を言いたい。俺が生まれた町がヴォンクラってどういうことだ? たまたまなら仕方がないが、絶対に作為的だろう。何も言い返せないのが悔しいが。
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