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第三章 第四部
旧キヴィオ市の奮闘
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昨日は新キヴィオ市、今日は旧キヴィオ市。レオニートさんのところにお邪魔している。レオニートさんもギルド内に執務室を用意したらしい。元々冒険者ギルドのギルド長だから違和感は少ないだろうね。
「どうにかなっていると思いたいですが、正直なかなか大変です」
「そもそも町が大きいですからね」
「ええ。ですからかなりスカスカになってしまいました。ここからどのように直していくかです」
まだ旧キヴィオ市から新キヴィオ市に全員が移ってはいない。まずは領地経営のための公的な建物などが建てられ、それから一般の住居、そして最後に店や職人の工房が移動することになっている。住人はかなり減ったようだけど、まだ今後も減ることはあるだろう。おそらく農地などもかなり空きが出るはず。
「ユーヴィ市は農地を端の方に集約していましたよね?」
「いえいえ、全部というわけではありませんよ。前から農地を持っていた人もいました。働きたくても仕事がない人を雇うために公営の農場を作ったという形ですね」
貧民街があったわけじゃないけど、あまり仕事がない人もいた。特に女性に仕事がないというのが大きかった。だから服飾美容店で一気に雇って鍛えるというのをしていたけど、手っ取り早く日銭を稼ぎたいなら公営農場か魔獣の解体。
「なるほど。この町の場合は農家はかなり残ってくれることになりそうです。向こうはまだ農地が用意できるわけではありませんので。ですが空いた土地の場所がバラバラです。土地の一部は農家に譲ることになっていますが、難しいのはいかに土地を連続させるかですね」
「そこは上手く土地の交換を進められるかどうかでしょうね」
誰だって家と畑は近い方がいい。でも畑が複数あるなら隣同士の方が仕事は楽になる。所有権の交換を繰り返すしかないだろうね。場合によっては市の方で一度まとめて土地を買い上げて、それから区画整理をするというのもあるけどね。そうなれば引っ越しをさせることもあるだろうけど、そこは根気よく交渉だね。領主の命令ということにして強制的に立ち退かせることもできるけど、そうすると評価は一気に下がるから。
この町も同じだと思うけど、家の裏にある三〇メートル四方くらいの小さな畑はいっぱいある。彼らはその畑で作物を育てて朝市などで売る。そこには税金はかからない。商人ギルドを通していないから。
お金を払ってギルドに加われば店も持てるし、いざという時には支援も受けられる。でも小さな畑なら野菜を売りに行く程度だから入らない人がほとんど。でも彼らだって野菜以外は買わなければならないので、そこまで得はしない。町の外に住んでいる人たちと比べても、安全かどうかの違いくらいしかない。
ユーヴィ市の場合、家の裏の畑で野菜を育てつつ公営農場で働く人もいる。うちは兼業推奨だから。でも自分の畑を手放して公営農場でフルで働き始めた人も多い。雇われ人なら不作の場合に生活に困るということがないからね。そのような土地を買い取って家を建てる。そしてそこに引っ越しす人がいれば、前に住んでいた土地が空くのでそこを買い上げる。そうやって土地を少しずつ移動させつつまとめている。地上げじゃないよ。
「そのような交渉をギルド職員たちがやってくれています。本当に優秀ですね、ユーヴィ市の職員たちは」
「方向性さえ示せばある程度はやってくれますよ」
「彼らを使っているのか、それとも彼らに使われているのか、最近は分からなくなりました」
「上司を上手く使ってこその部下だと思っていますよ」
レオニートさんが苦笑いする。前に会った時には死にそうな顔をしていたけど、かなり戻ったようだ。うちは少数精鋭から始まったけど、今では多数精鋭になりつつある。ある程度の人数を旧キヴィオ市と新キヴィオ市に派遣しても問題ないくらいに。実際に結婚などでユーヴィ市の方に移籍した職員も多いから、随時追加が行われている。
うちの職員たちの手によってキヴィオ市側の職員たちもかなり鍛えられているのはよく分かる。でも少し鍛え方が間違っていると思う時もある。僕がこのギルドに入ったら一斉に頭を下げられたから。僕は貴族だけどここの領主じゃないからね。領主はキヴィオ子爵、レオニートさんがその代官。僕はあくまで隣の領主。勘違いしないように。
「そう言えば、ガラスの件はどうなりましたか?」
「ああ、彼らには残ってもらえることになりました。やはりあの窯が使えるというのは大きいですね」
「職人の中には汗を流してこその窯だという人もいますけどね」
ユーヴィ市の職業訓練学校と同じく、ガラスを作るための窯は魔道具になっている。新キヴィオ市の方はギルドの建物と一般の住宅は魔化にするけど、職人が使う窯などはどうしても後回しになる。いずれは魔化になるかもしれないけど、まずは市民生活からだからね。
「それで、以前教えていただいた切子でしたか、あれを再現したのがこれです。ケネス殿に渡してほしいと頼まれました」
そう言ってレオニートさんが机に置いたのが切子のワイングラス。青と赤が一つずつ。
「ああ、立派なワイングラスができましたね」
「かなり苦労したようですが、とりあえず技術的には再現することが可能になったそうです。これでまずは一段落というところですね」
「さすがガラスに慣れている職人だけはありますね」
レオニートさんに切子のグラスを渡した後、旧キヴィオ市の職人たちには酸化雰囲気と還元雰囲気、そして着色剤のことも伝えた。ガラス職人たちには着色剤として金属を使うという発想はなかったようだね。とりあえず青と赤は出せるようになったらしい。
窯の中の酸素が多いと酸化雰囲気、酸素が少ないと還元雰囲気という言い方をする。酸化雰囲気は寒色、還元雰囲気は暖色になる。還元雰囲気では金属だけで着色をすること無理なこともあって、酸素を奪うために還元剤として炭素がよく使われる。それ以外にも硫黄、錫、亜鉛なども使う。
透明なガラスの上に色ガラスを重ね、透明な部分に達するまで研磨する。すると模様が浮き出るようになる。研磨用のグラインダーも魔道具で作り、粗削り用から仕上げ用まで数種類、さらに磨き用の魔獣の皮でできたものまで一通り用意した。上手く使いこなしてくれているようだ。
僕が以前に見本として渡したのはごく一般的なタンブラーグラス、いわゆるガラスのコップだった。ビールを瓶で注文すると一緒に出て来るような。しかも見本で作っただけだから少し歪んでいた。
「ここから先は試行錯誤でしょうね。とりあえずユーヴィ市で用意できるのは、銅、鉄、クロム、ニッケル、それから酸化銅、酸化鉄、酸化クロム、酸化ニッケルです。説明にも書いておきましたが、特にニッケルはどうなるか分からなくて面白いですよ」
酸化ニッケルは元となるガラスの成分や温度によっても色や表情が変わるので、同じ色にしようと思ってもなかなかうまく行かない。大量生産しているならまだしも、少量ずつ作っているなら、毎回色が違うこともあり得る。
「ではこれも彼らに渡しておきます。いずれは七色のガラスを作りたいと言っています」
「それはいいですね。量ができるなら建材にも使えますね」
「建材ですか?」
「ええ。実は町をもう少し華やかにしたいと思いましてね」
ユーヴィ市は全体的に地味な町だ。ヴァリガ市のように色彩的に華やかな町と比べると、全体的に土色と言える。土壁やレンガが多いから。総合ギルドの建物は丹下健三の香川県庁舎東館を元にしたけど、色そのものはあくまで白とベージュに近い。そこにガラスをはめ込んでいる。
ギルド以外の公的な建物——職業訓練学校や集合住宅、衛兵の詰所や訓練所など——は外壁を白にしているので、少しずつ町の中が明るくなっている。
フランシスさんの陶芸教室では、最近はタイルの量産に入っている。今のところは家の中、特にモルタルと合わせて水回りで使われることがほとんどだけど、いずれは屋外の装飾にも使いたいところ。焼き物はまだ高いから、そこまで使われていないのが現状。一番多いのは壺や甕のような保存容器。
そして最近では壁に色を塗った建物も出始めている。でも土壁の上に天然素材なので、どうしても雨や風、日光によって傷んでしまう。そこでタイルや色ガラスを貼ることはできないかと思っている。技術的には可能。問題は量産や予算。
さすがに建物全面を色ガラスのタイルにするのはもったいないし目が痛いと思うけど、アクセント的に使えばかなり印象が変わると思う。白やベージュの壁面にタイルやガラスが使われているのは映えると思う。
「なるほど、外壁の一部だけということですね?」
「はい。例えばここの壁にこうやって、青いガラスを一列並べて貼ってみます。どんな感じに見えますか?」
レオニートさんの執務室は白っぽい壁になっていて、シンプルではあるけど味気ないと思えてしまう。個人的にはもう少し色が欲しいと思ったところ。だから目線より少し低いくらいの高さで、とりあえず仮留めにしてあるけど、青のタイルを右の壁に、赤のタイルを左の壁に、高さを少し変えて幅二メートルほどに渡って一列に貼ってみた。
「そこだけ色があるだけですが……急に締まったように思えますね」
「全面をこれにすると、どう感じますか?」
試しに壁面をすべてガラスタイルにしてみた。半分が青、半分が赤。非常に暑苦しい。
「正直なところかなり暑苦しいですね」
「目線の高さに貼って、ちらっと目に入るくらいがアクセントになりますね」
「たしかにそうですね」
次はもう一つ、タイルを変形させてドーム状にし、その中に照明の魔道具を入れる。それから照明を消す。
「それは?」
「ちょっとしたお遊びです。気分転換にいいでしょう」
スポットライトではなく部屋全体になってしまうけど、雰囲気を変えるのにいいね。今は部屋全体が緑色になっている。こういうインテリアとかあるよね。
「光の前に色ガラスを置くことで、こうやってお遊びにも使えます。お遊びと言ったら言い方が悪いかもしれませんが、使い道は色々とあると思いますよ」
この時ユーヴィ市では、色ガラスを使った演出が使われることになっていた。
「どうにかなっていると思いたいですが、正直なかなか大変です」
「そもそも町が大きいですからね」
「ええ。ですからかなりスカスカになってしまいました。ここからどのように直していくかです」
まだ旧キヴィオ市から新キヴィオ市に全員が移ってはいない。まずは領地経営のための公的な建物などが建てられ、それから一般の住居、そして最後に店や職人の工房が移動することになっている。住人はかなり減ったようだけど、まだ今後も減ることはあるだろう。おそらく農地などもかなり空きが出るはず。
「ユーヴィ市は農地を端の方に集約していましたよね?」
「いえいえ、全部というわけではありませんよ。前から農地を持っていた人もいました。働きたくても仕事がない人を雇うために公営の農場を作ったという形ですね」
貧民街があったわけじゃないけど、あまり仕事がない人もいた。特に女性に仕事がないというのが大きかった。だから服飾美容店で一気に雇って鍛えるというのをしていたけど、手っ取り早く日銭を稼ぎたいなら公営農場か魔獣の解体。
「なるほど。この町の場合は農家はかなり残ってくれることになりそうです。向こうはまだ農地が用意できるわけではありませんので。ですが空いた土地の場所がバラバラです。土地の一部は農家に譲ることになっていますが、難しいのはいかに土地を連続させるかですね」
「そこは上手く土地の交換を進められるかどうかでしょうね」
誰だって家と畑は近い方がいい。でも畑が複数あるなら隣同士の方が仕事は楽になる。所有権の交換を繰り返すしかないだろうね。場合によっては市の方で一度まとめて土地を買い上げて、それから区画整理をするというのもあるけどね。そうなれば引っ越しをさせることもあるだろうけど、そこは根気よく交渉だね。領主の命令ということにして強制的に立ち退かせることもできるけど、そうすると評価は一気に下がるから。
この町も同じだと思うけど、家の裏にある三〇メートル四方くらいの小さな畑はいっぱいある。彼らはその畑で作物を育てて朝市などで売る。そこには税金はかからない。商人ギルドを通していないから。
お金を払ってギルドに加われば店も持てるし、いざという時には支援も受けられる。でも小さな畑なら野菜を売りに行く程度だから入らない人がほとんど。でも彼らだって野菜以外は買わなければならないので、そこまで得はしない。町の外に住んでいる人たちと比べても、安全かどうかの違いくらいしかない。
ユーヴィ市の場合、家の裏の畑で野菜を育てつつ公営農場で働く人もいる。うちは兼業推奨だから。でも自分の畑を手放して公営農場でフルで働き始めた人も多い。雇われ人なら不作の場合に生活に困るということがないからね。そのような土地を買い取って家を建てる。そしてそこに引っ越しす人がいれば、前に住んでいた土地が空くのでそこを買い上げる。そうやって土地を少しずつ移動させつつまとめている。地上げじゃないよ。
「そのような交渉をギルド職員たちがやってくれています。本当に優秀ですね、ユーヴィ市の職員たちは」
「方向性さえ示せばある程度はやってくれますよ」
「彼らを使っているのか、それとも彼らに使われているのか、最近は分からなくなりました」
「上司を上手く使ってこその部下だと思っていますよ」
レオニートさんが苦笑いする。前に会った時には死にそうな顔をしていたけど、かなり戻ったようだ。うちは少数精鋭から始まったけど、今では多数精鋭になりつつある。ある程度の人数を旧キヴィオ市と新キヴィオ市に派遣しても問題ないくらいに。実際に結婚などでユーヴィ市の方に移籍した職員も多いから、随時追加が行われている。
うちの職員たちの手によってキヴィオ市側の職員たちもかなり鍛えられているのはよく分かる。でも少し鍛え方が間違っていると思う時もある。僕がこのギルドに入ったら一斉に頭を下げられたから。僕は貴族だけどここの領主じゃないからね。領主はキヴィオ子爵、レオニートさんがその代官。僕はあくまで隣の領主。勘違いしないように。
「そう言えば、ガラスの件はどうなりましたか?」
「ああ、彼らには残ってもらえることになりました。やはりあの窯が使えるというのは大きいですね」
「職人の中には汗を流してこその窯だという人もいますけどね」
ユーヴィ市の職業訓練学校と同じく、ガラスを作るための窯は魔道具になっている。新キヴィオ市の方はギルドの建物と一般の住宅は魔化にするけど、職人が使う窯などはどうしても後回しになる。いずれは魔化になるかもしれないけど、まずは市民生活からだからね。
「それで、以前教えていただいた切子でしたか、あれを再現したのがこれです。ケネス殿に渡してほしいと頼まれました」
そう言ってレオニートさんが机に置いたのが切子のワイングラス。青と赤が一つずつ。
「ああ、立派なワイングラスができましたね」
「かなり苦労したようですが、とりあえず技術的には再現することが可能になったそうです。これでまずは一段落というところですね」
「さすがガラスに慣れている職人だけはありますね」
レオニートさんに切子のグラスを渡した後、旧キヴィオ市の職人たちには酸化雰囲気と還元雰囲気、そして着色剤のことも伝えた。ガラス職人たちには着色剤として金属を使うという発想はなかったようだね。とりあえず青と赤は出せるようになったらしい。
窯の中の酸素が多いと酸化雰囲気、酸素が少ないと還元雰囲気という言い方をする。酸化雰囲気は寒色、還元雰囲気は暖色になる。還元雰囲気では金属だけで着色をすること無理なこともあって、酸素を奪うために還元剤として炭素がよく使われる。それ以外にも硫黄、錫、亜鉛なども使う。
透明なガラスの上に色ガラスを重ね、透明な部分に達するまで研磨する。すると模様が浮き出るようになる。研磨用のグラインダーも魔道具で作り、粗削り用から仕上げ用まで数種類、さらに磨き用の魔獣の皮でできたものまで一通り用意した。上手く使いこなしてくれているようだ。
僕が以前に見本として渡したのはごく一般的なタンブラーグラス、いわゆるガラスのコップだった。ビールを瓶で注文すると一緒に出て来るような。しかも見本で作っただけだから少し歪んでいた。
「ここから先は試行錯誤でしょうね。とりあえずユーヴィ市で用意できるのは、銅、鉄、クロム、ニッケル、それから酸化銅、酸化鉄、酸化クロム、酸化ニッケルです。説明にも書いておきましたが、特にニッケルはどうなるか分からなくて面白いですよ」
酸化ニッケルは元となるガラスの成分や温度によっても色や表情が変わるので、同じ色にしようと思ってもなかなかうまく行かない。大量生産しているならまだしも、少量ずつ作っているなら、毎回色が違うこともあり得る。
「ではこれも彼らに渡しておきます。いずれは七色のガラスを作りたいと言っています」
「それはいいですね。量ができるなら建材にも使えますね」
「建材ですか?」
「ええ。実は町をもう少し華やかにしたいと思いましてね」
ユーヴィ市は全体的に地味な町だ。ヴァリガ市のように色彩的に華やかな町と比べると、全体的に土色と言える。土壁やレンガが多いから。総合ギルドの建物は丹下健三の香川県庁舎東館を元にしたけど、色そのものはあくまで白とベージュに近い。そこにガラスをはめ込んでいる。
ギルド以外の公的な建物——職業訓練学校や集合住宅、衛兵の詰所や訓練所など——は外壁を白にしているので、少しずつ町の中が明るくなっている。
フランシスさんの陶芸教室では、最近はタイルの量産に入っている。今のところは家の中、特にモルタルと合わせて水回りで使われることがほとんどだけど、いずれは屋外の装飾にも使いたいところ。焼き物はまだ高いから、そこまで使われていないのが現状。一番多いのは壺や甕のような保存容器。
そして最近では壁に色を塗った建物も出始めている。でも土壁の上に天然素材なので、どうしても雨や風、日光によって傷んでしまう。そこでタイルや色ガラスを貼ることはできないかと思っている。技術的には可能。問題は量産や予算。
さすがに建物全面を色ガラスのタイルにするのはもったいないし目が痛いと思うけど、アクセント的に使えばかなり印象が変わると思う。白やベージュの壁面にタイルやガラスが使われているのは映えると思う。
「なるほど、外壁の一部だけということですね?」
「はい。例えばここの壁にこうやって、青いガラスを一列並べて貼ってみます。どんな感じに見えますか?」
レオニートさんの執務室は白っぽい壁になっていて、シンプルではあるけど味気ないと思えてしまう。個人的にはもう少し色が欲しいと思ったところ。だから目線より少し低いくらいの高さで、とりあえず仮留めにしてあるけど、青のタイルを右の壁に、赤のタイルを左の壁に、高さを少し変えて幅二メートルほどに渡って一列に貼ってみた。
「そこだけ色があるだけですが……急に締まったように思えますね」
「全面をこれにすると、どう感じますか?」
試しに壁面をすべてガラスタイルにしてみた。半分が青、半分が赤。非常に暑苦しい。
「正直なところかなり暑苦しいですね」
「目線の高さに貼って、ちらっと目に入るくらいがアクセントになりますね」
「たしかにそうですね」
次はもう一つ、タイルを変形させてドーム状にし、その中に照明の魔道具を入れる。それから照明を消す。
「それは?」
「ちょっとしたお遊びです。気分転換にいいでしょう」
スポットライトではなく部屋全体になってしまうけど、雰囲気を変えるのにいいね。今は部屋全体が緑色になっている。こういうインテリアとかあるよね。
「光の前に色ガラスを置くことで、こうやってお遊びにも使えます。お遊びと言ったら言い方が悪いかもしれませんが、使い道は色々とあると思いますよ」
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