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第四章 第二部
南街道の開通と宿場町の建設
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「残りは一週間ほどでしょうか。かなり終わりが近づきました」
「それなら町の建設準備もお願いします」
「分かりました」
ゴルジェイさんとアルカジーさんに、街道が開通したら町の建設準備を始めるように伝えた。作るなら一気に作る。今回は四か所。
中央街道のユーヴィ市と旧キヴィオ市の中間点に一つ。北街道のアルメ町とエレーダ町の間に二つ、南街道のヴァスタ町とサガード市の間に一つ。これによって三日から五日程度で隣町ができることになる。
特に北街道はアルメ町からレブ男爵領のエレーダ町まではおよそ二週間かかる。うちとレブ男爵のところの兵士が巡回しているけど、魔獣の心配だけではなく補給の心配もある。
山の中を通したから湧き水はあるとは思うけど、食料を手に入れるのは難しい。すれ違う商人から売ってもらうことはできるかもしれないけど。そういう訳で、これまでユーヴィ市で行った工事の要領で、領内の街道沿いに四つの町を作ることになった。
町の名前は、ユーヴィ市と旧キヴィオ市の間がセルヴァ町、アルメ町とエレーダ町の間がムスターナ町とクツナ町、ヴァスタ町とサガード市の間がマリーナ町となった。最初からある程度大きくなることを考えて、最初から町と呼ぶことにした。
実際に村と町の差は人数くらいしかない。三〇〇人を超えているかどうか。他には……村長と町長なら、町長の方が給料は高くなるくらいかな。
「それはいいとして、住民はどうするんだ? ユーヴィ市から数百人ずつ連れていくのか?」
「引っ越し希望の住民も一定数いますが、そこまでごっそり連れていくことはありませんよ。王都から呼ぶ方が多いでしょうか」
「それならいいが、順番がおかしくないか? 集まるのを前提に計画してるだろ」
「集まる見込みがあるからですよ。そうでなければさすがに一度に四つも作りません」
さすがに僕でもそこまで無計画ではない。王都の公営商店を通じて移住希望者を集めてもらっている。昨年終わり頃から使い始めた小型転移ドアを使ってユーヴィ市のギルドと各地を繋ぐようにした。その一つが王都の公営商店に設置されている。
王都の公営商店では、「ユーヴィ男爵領では、新しく作られる四つの町への移住者を募集しています。家と当面の食料は用意するので、向こうへ行ってそのまま生活できます。アットホームな領地です。先着一〇〇〇名限定。今すぐご応募を!」と募集している。後半はギルド職員の悪乗りだね。
◆ ◆ ◆
「新しくできる町に引っ越したい?」
「はい。木を切ったり畑を耕したりする仕事はあるようですし、お願いすれば家を広くしてもらえるのではないかと職員の方に言われました」
「どうしても体格的には広い場所の方が楽ですから」
「二階の窓から入る方が楽ではあります」
「下半身を踏まれる心配が減ります」
ミノタウロス、ケンタウロス、ハーピー、ラミアたちの話を聞いている。この四種族の全員ではないけど、新しく町を作るのを聞いて、そこへの移住を希望している。二階の窓から入ると言ったのはハーピーで、踏まれる心配がないと言ったのはラミアだね。ラミアは以前はいなかったけど少しずつ増えてきたらしい。
ラミアは下半身が蛇になっている。当たり前だけど体が長い。人が多い場所だと踏まれたり蹴られたりするし、下手をすると馬車に踏まれることもあるらしい。頑丈だからもちろん千切れたりはしないけどものすごく痛いらしく、そうすると人の多いところには近づきたくないと思うようになる。
でも移動のためには下半身を使うしかない。だから仕事ができるなら人が少ない方がいいと。ミノタウロスは天井が高い家の方が楽で、ケンタウロスは後ろを向くにもそれなりの広さが必要だし、ハーピーは玄関よりも二階から入る方が楽だと。来客のために玄関は必要だろうけど。
「町の規模そのものは他の町と同じくらいにはなるけど、道を広くして建物を大きくする感じかな。家を建てる段階でリクエストしてくれればいいから。いずれ仕事を色々割り振るとして、最初は木を切るか畑をするくらいしかないけど大丈夫?」
「もちろんそれで問題ありません」
◆ ◆ ◆
少し前にそのような話があった。前から宿場町を作る話は出ていたから、どうせ住むなら自分たちの住む町の建設もしたいと。みんな人間よりも力が強いから、十分戦力になるだろうね。
それに王都とのやり取りの中でもそれなりに移住希望者が出ているらしい。小型転移ドアを使って連絡できるようにしたから、職員たちだけで連絡が取れるようになった。
ユーヴィ市のギルドには小型転移ドア専用の部屋を用意し、総合ギルドと領内の各町、王都の公営商店と手紙を送ることができる。
向こうが見えるので、顔を見ながら説明することもできる。大きさは一三インチのノートパソコンの画面くらい。頭は入るけど肩は通らないと思う。前にデボラさんが頭を突っ込んでいたけど。
今の仕様では一対一でしか繋げないから、ユーヴィ市と各地を繋ぐだけ。例えばナルヴァ町と王都を繋ぐようなことはしていない。できなくはないけど、それぞれ用意するのは大変。
もし別の町に連絡をしたいなら、ユーヴィ市のギルドに送って、それを別のところに転送してもらうことになる。今のところはそれで十分。
ただ、そのせいで仕事が減る場合もある。それは……
《ないならないで問題ありません。むしろ危険が減るので安心であります》
「そう言ってくれると助かるよ。でも町の中では重宝してるからね」
町を繋ぐ連絡網に一部変更を加えることになった。
これまでユーヴィ市と各町の間の連絡にはサランたちの[念話]で繋ぐ連絡網を使っていた。でも今後はそれが難しくなる。町が増えるから。
システムとしては町が増えても問題ないけど、彼女たちの負担がどんどん大きくなる。それに小型転移ドアを使うことにしたから、ユーヴィ市と各町とのやり取りは問題ない。
彼女たちには今後は町の中での連絡係をしてもらうことになる。
《ところで一つ気になることがあるのですが》
「ん? どんなこと?」
《小官たちは群れから一定以上離れると接続が切れて一切連絡できなくなるであります。ですが、これまでそのようなことはありませんでした。一部は王都にも行っているはずですが、あれはどのようなカラクリなのでしょうか?》
「ああ、あれね」
殿下の離宮にも交代で派遣している。今後の連絡は小型転移ドアを使うので派遣はやめるつもりだけど。
「王都の離宮は異空間から繋いだでしょ?」
《はい》
「異空間は僕のすぐ側にある。その出口があちこちにあるという訳」
《つまり異空間の出口の近くは閣下のすぐ側ということでありますね》
「そう。理屈ではそうだけど、納得できない気もするけどね」
転移ドアだって理屈は同じ。ドアのこちらと向こうは空間が捻じ曲げられて繋がっている。だから仮に王都に小型転移ドアを置いてユーヴィ市と繋ぎっぱなしにすれば、二つの場所は空間的には繋がっていることになる。
ただ、繋がっていれば同じ場所にいるのと同じかというとそういう訳でもなく、異空間の出口や転移ドアから近ければ、という条件が付く。
転移ドア越しで通じるのは同じ家の中くらいかな。それ以上離れると繋がらなくなる。これは実験しているうちに分かってきたことだけど。
《頭がこんがらがりそうであります》
「そうだろうね。僕にもよく分からないから」
考えれば考えるほど分からなくなる。
「サランたちにはあの一里塚に常駐してもらうのはやめて、その代わりに新しくできる町にもいてもらうことになる」
《移動は異空間経由でありますか?》
「そうすれば向こうとこっちで[念話]が使えるからね」
サランたちには連絡網を通って移動してもらっていた。でも異空間から出入り口をあちこちに繋げば、無理しなくても連絡ができることが分かった。僕の手間だけの問題。
ただ連絡網には連絡以外の役目もあった。例えばどこで魔獣が出たとか、どこで馬車が故障したとか、場合によってはサランたちが教えてくれた。つまり防犯カメラの役割もしてくれていた。
でも最近では商人の馬車や公営馬車が増えたので、大きなトラブルもなくなった。公営馬車には常に護衛がいるから。
「サランにはまた色々と頼むことになるよ」
《小官にとっては閣下にお仕えすることが喜びであります。あとはこの場所でありましょうか》
「好きだねえ」
《大好きであります》
サランはいつものように僕の頭の上で丸くなっていた。
「それなら町の建設準備もお願いします」
「分かりました」
ゴルジェイさんとアルカジーさんに、街道が開通したら町の建設準備を始めるように伝えた。作るなら一気に作る。今回は四か所。
中央街道のユーヴィ市と旧キヴィオ市の中間点に一つ。北街道のアルメ町とエレーダ町の間に二つ、南街道のヴァスタ町とサガード市の間に一つ。これによって三日から五日程度で隣町ができることになる。
特に北街道はアルメ町からレブ男爵領のエレーダ町まではおよそ二週間かかる。うちとレブ男爵のところの兵士が巡回しているけど、魔獣の心配だけではなく補給の心配もある。
山の中を通したから湧き水はあるとは思うけど、食料を手に入れるのは難しい。すれ違う商人から売ってもらうことはできるかもしれないけど。そういう訳で、これまでユーヴィ市で行った工事の要領で、領内の街道沿いに四つの町を作ることになった。
町の名前は、ユーヴィ市と旧キヴィオ市の間がセルヴァ町、アルメ町とエレーダ町の間がムスターナ町とクツナ町、ヴァスタ町とサガード市の間がマリーナ町となった。最初からある程度大きくなることを考えて、最初から町と呼ぶことにした。
実際に村と町の差は人数くらいしかない。三〇〇人を超えているかどうか。他には……村長と町長なら、町長の方が給料は高くなるくらいかな。
「それはいいとして、住民はどうするんだ? ユーヴィ市から数百人ずつ連れていくのか?」
「引っ越し希望の住民も一定数いますが、そこまでごっそり連れていくことはありませんよ。王都から呼ぶ方が多いでしょうか」
「それならいいが、順番がおかしくないか? 集まるのを前提に計画してるだろ」
「集まる見込みがあるからですよ。そうでなければさすがに一度に四つも作りません」
さすがに僕でもそこまで無計画ではない。王都の公営商店を通じて移住希望者を集めてもらっている。昨年終わり頃から使い始めた小型転移ドアを使ってユーヴィ市のギルドと各地を繋ぐようにした。その一つが王都の公営商店に設置されている。
王都の公営商店では、「ユーヴィ男爵領では、新しく作られる四つの町への移住者を募集しています。家と当面の食料は用意するので、向こうへ行ってそのまま生活できます。アットホームな領地です。先着一〇〇〇名限定。今すぐご応募を!」と募集している。後半はギルド職員の悪乗りだね。
◆ ◆ ◆
「新しくできる町に引っ越したい?」
「はい。木を切ったり畑を耕したりする仕事はあるようですし、お願いすれば家を広くしてもらえるのではないかと職員の方に言われました」
「どうしても体格的には広い場所の方が楽ですから」
「二階の窓から入る方が楽ではあります」
「下半身を踏まれる心配が減ります」
ミノタウロス、ケンタウロス、ハーピー、ラミアたちの話を聞いている。この四種族の全員ではないけど、新しく町を作るのを聞いて、そこへの移住を希望している。二階の窓から入ると言ったのはハーピーで、踏まれる心配がないと言ったのはラミアだね。ラミアは以前はいなかったけど少しずつ増えてきたらしい。
ラミアは下半身が蛇になっている。当たり前だけど体が長い。人が多い場所だと踏まれたり蹴られたりするし、下手をすると馬車に踏まれることもあるらしい。頑丈だからもちろん千切れたりはしないけどものすごく痛いらしく、そうすると人の多いところには近づきたくないと思うようになる。
でも移動のためには下半身を使うしかない。だから仕事ができるなら人が少ない方がいいと。ミノタウロスは天井が高い家の方が楽で、ケンタウロスは後ろを向くにもそれなりの広さが必要だし、ハーピーは玄関よりも二階から入る方が楽だと。来客のために玄関は必要だろうけど。
「町の規模そのものは他の町と同じくらいにはなるけど、道を広くして建物を大きくする感じかな。家を建てる段階でリクエストしてくれればいいから。いずれ仕事を色々割り振るとして、最初は木を切るか畑をするくらいしかないけど大丈夫?」
「もちろんそれで問題ありません」
◆ ◆ ◆
少し前にそのような話があった。前から宿場町を作る話は出ていたから、どうせ住むなら自分たちの住む町の建設もしたいと。みんな人間よりも力が強いから、十分戦力になるだろうね。
それに王都とのやり取りの中でもそれなりに移住希望者が出ているらしい。小型転移ドアを使って連絡できるようにしたから、職員たちだけで連絡が取れるようになった。
ユーヴィ市のギルドには小型転移ドア専用の部屋を用意し、総合ギルドと領内の各町、王都の公営商店と手紙を送ることができる。
向こうが見えるので、顔を見ながら説明することもできる。大きさは一三インチのノートパソコンの画面くらい。頭は入るけど肩は通らないと思う。前にデボラさんが頭を突っ込んでいたけど。
今の仕様では一対一でしか繋げないから、ユーヴィ市と各地を繋ぐだけ。例えばナルヴァ町と王都を繋ぐようなことはしていない。できなくはないけど、それぞれ用意するのは大変。
もし別の町に連絡をしたいなら、ユーヴィ市のギルドに送って、それを別のところに転送してもらうことになる。今のところはそれで十分。
ただ、そのせいで仕事が減る場合もある。それは……
《ないならないで問題ありません。むしろ危険が減るので安心であります》
「そう言ってくれると助かるよ。でも町の中では重宝してるからね」
町を繋ぐ連絡網に一部変更を加えることになった。
これまでユーヴィ市と各町の間の連絡にはサランたちの[念話]で繋ぐ連絡網を使っていた。でも今後はそれが難しくなる。町が増えるから。
システムとしては町が増えても問題ないけど、彼女たちの負担がどんどん大きくなる。それに小型転移ドアを使うことにしたから、ユーヴィ市と各町とのやり取りは問題ない。
彼女たちには今後は町の中での連絡係をしてもらうことになる。
《ところで一つ気になることがあるのですが》
「ん? どんなこと?」
《小官たちは群れから一定以上離れると接続が切れて一切連絡できなくなるであります。ですが、これまでそのようなことはありませんでした。一部は王都にも行っているはずですが、あれはどのようなカラクリなのでしょうか?》
「ああ、あれね」
殿下の離宮にも交代で派遣している。今後の連絡は小型転移ドアを使うので派遣はやめるつもりだけど。
「王都の離宮は異空間から繋いだでしょ?」
《はい》
「異空間は僕のすぐ側にある。その出口があちこちにあるという訳」
《つまり異空間の出口の近くは閣下のすぐ側ということでありますね》
「そう。理屈ではそうだけど、納得できない気もするけどね」
転移ドアだって理屈は同じ。ドアのこちらと向こうは空間が捻じ曲げられて繋がっている。だから仮に王都に小型転移ドアを置いてユーヴィ市と繋ぎっぱなしにすれば、二つの場所は空間的には繋がっていることになる。
ただ、繋がっていれば同じ場所にいるのと同じかというとそういう訳でもなく、異空間の出口や転移ドアから近ければ、という条件が付く。
転移ドア越しで通じるのは同じ家の中くらいかな。それ以上離れると繋がらなくなる。これは実験しているうちに分かってきたことだけど。
《頭がこんがらがりそうであります》
「そうだろうね。僕にもよく分からないから」
考えれば考えるほど分からなくなる。
「サランたちにはあの一里塚に常駐してもらうのはやめて、その代わりに新しくできる町にもいてもらうことになる」
《移動は異空間経由でありますか?》
「そうすれば向こうとこっちで[念話]が使えるからね」
サランたちには連絡網を通って移動してもらっていた。でも異空間から出入り口をあちこちに繋げば、無理しなくても連絡ができることが分かった。僕の手間だけの問題。
ただ連絡網には連絡以外の役目もあった。例えばどこで魔獣が出たとか、どこで馬車が故障したとか、場合によってはサランたちが教えてくれた。つまり防犯カメラの役割もしてくれていた。
でも最近では商人の馬車や公営馬車が増えたので、大きなトラブルもなくなった。公営馬車には常に護衛がいるから。
「サランにはまた色々と頼むことになるよ」
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