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第17話 リゾット サウナ
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「え?どこですか?冒険者?一体何が」
「ねぇシン?私達ガスを吸って夢でも見てるんじゃないの?」
まあ混乱するよね、でも入り口から顔出して変なガス吸うの嫌だから回収スキル使わせて貰ったよ。
「混乱するのは分かるんだけどここは僕のユニークスキルで作った地下室なんだ。移動式の」
「あの、地下室って移動するんですか…」
そうだね、分からないよね、ごめんね。
「とりあえずここは安全だ、それは間違いない。まず座って少し落ち着こう」
二人をソファに案内し、スポーツドリンクを出す。
水分補給にはこれだよね。
二人は喉が乾いていたのかグイグイと飲み干し…
「なんですかこれ!美味すぎます!身体に染み渡って行く!!」
「ねぇシン!やっぱり夢なんじゃないの!?こんな美味しい水なんて聞いた事ないわ!」
好きなだけ飲んで良いよとドリンクバーに案内して使い方を教えるととんでもない量のスポーツドリンクを飲んでいる。
よっぽど水分が欲しかったのだろう。無事で良かったよ。
少し休んでてねと言って何か消化に良さそうな物を作ろうとしたのだが…
最近まで肉出しときゃいいだろって人が大半だったので何を作ろうか悩むな。
ステータス画面で探すと温めるだけのチーズリゾットを見つけた。リゾットなんてお粥みたいなもんだろ、これでいいや。
あまり急に食べると良くないのでとりあえず二人分用意し持って行った。
「リゾットっていう食べ物だよ、きっと消化に良いような気がするんだよね多分。」
ぶっちゃけ分からない、チーズとか入ってるし。
二人は匂いを嗅いで喉を鳴らし一気に食べようとするが熱いのでフーフーしながら食べている。
「美味すぎる…この世の物じゃない!夢かもしれない!」
「だから言ったでしょ!もう楽しんじゃおうよ!」
彼女は夢の中か…いつ目覚めるのかな…
食べ終わって落ち着いたところで話しかける。
「少し落ち着いた?一体なんでこんな危険な場所に?」
シン君はゆっくりと語り出す。
「俺、一人前って認めて貰いたくて…親父優秀なドワーフでなんでも作れるんだけど俺はそれなりの物しか作れないんだ。でも伝説の鉱石のヴァルハラ鉱石で武器を作ったらすごいの出来るかなって…」
「私はシンが無茶しないように止めに来たんだけど…シンと合流した時にはもう迷っちゃってて…」
気持ちは分からなくもないけど…無茶は良くないなぁ。
「俺のせいでキキも巻き込んじゃって…」
女の子の方はキキって言うのか、可愛らしいイメージにピッタリだね。
「じゃあ探しにいこうか、そのヴァルハラ鉱石ってヤツ、この地下室は移動できるからどんな深い場所も行けるし」
「本当ですか!?でも移動って言うのが全く理解できないんですけど…」
明日分かるさ、仕組みは一生分からないけど。
とりあえず風呂とトイレの説明、パジャマはTシャツとハーフパンツを準備、そして今お風呂に入っている男二人。
「このお風呂気持ちいいですね…疲れが溶けていきます…」
もうすっかりこの地下室を受け入れてくれたね。夢じゃないんだよ。
「このくらいぬるいお湯もたまには良いですね…」
ん?結構熱めだよ?僕はぬるい風呂嫌いだから。
「ぬるい?僕からしたら丁度良いんだけど」
「あ、別に文句を言ったわけでは…ドワーフは鍛治仕事をするので…いつも火の前にいますからね、熱に強いんです。」
なるほど、確かにそうかも。
じゃああそこ行くか。
「シン君、サウナ行こうか、多分気にいるよ。」
「サウナ?なんですかそれ」
前にアクティベートしといたんだ。僕はちょくちょく使っているけどかなり良いサウナだ。
「うわッ!なんですかこの部屋!鍛冶場より熱いんじゃないですか!?」
そんな事は無いけれど湿気も多いし体感温度はサウナの方が上だったりするのか?
「まあまず座ろう、ここは汗をかく場所なんだよ」
数分後。
「なんか言ってる事が分かった気がします…気持ちいい…吹き出す汗、なんかリラックスします…」
「だよね、身体の深い所まで温まって気持ち良いんだよ…これを整うって言うらしいよ…」
「整うか…これは整いますねぇ…」
そしてサウナを出て冷たいシャワーを浴びる僕たち。
「整うなぁ…」
「整いますねぇ…」
なんか弟が出来たみたいで嬉しいな…。
外に出るとキキはもう上がってスポーツドリンクを飲んでいた。
「ショウさん!あのシャンプーとリンスっていうの!!」
「借金してでも買いたいんでしょ?好きに持って行って良いよ」
みんなすぐ借金して買いたがるから…
「なんで分かったんですか?でも良いんですね?貰っちゃいますよ!」
髪の毛が潤いに満ちたキキはとても嬉しそうだ。
二人ともお酒は飲めるらしいのでビールを進める(勧める)とどうやら炭酸が苦手らしい。
ノドが痛くて飲めませんと言われてしまった。
それならとウィスキーを出すとガブガブ飲み始めた。
大丈夫?
「このお酒、どうやって作るんですか!?こんな美味しいお酒飲んだ事ないんですけど!」
いや知らないよごめん、消費者であって生産者じゃないの、自慢げに出したけど。
「なんか穀物を糖化させたり発酵させたりするらしいよ?良く分からないんだけど」
「村の酒屋に見せたら何か分かるかしら?少し貰って良いですか?」
良いよ、というか全部飲まないで残せば良い話だよ?
体調も戻ってきたようなので鉄板焼きをみんなで食べる。若いからかどんどん肉を食べるが3人前ほどでギブアップ、普通はそうだ。
「美味しかったぁ!最高の気分です!整います!」
整うなぁ。
「シン、整う?って何?」
キキは聞き慣れない言葉が気になったようだ。
「後で一緒に整いに行こうよ!サウナの楽しみ方を教えてあげる!」
ちょっと待って、いや薄々勘付いてたけど…
「あの、二人って恋人?そして何歳なの?」
「もう20年付き合ってる恋人です!僕は80歳でキキは81歳ですね!ドワーフは長寿なのでまだまだ子供ですけど!」
弟が出来たと思ってたら歳はお爺ちゃんじゃないか、深く考えるのはよそう。弟で良いじゃないか。
あと恋人でサウナか…良いなぁ…
僕もユキさんとかと入りたい…
明日はヴァルハラ鉱石を見つけに行こうと気合いを入れて明日に備えて早めに眠る。
シン君とキキちゃんは同じ部屋で良いそうです。
良いんだそうです。
起きたら探検か…ちょっとテンション上がっちゃうな。
「ねぇシン?私達ガスを吸って夢でも見てるんじゃないの?」
まあ混乱するよね、でも入り口から顔出して変なガス吸うの嫌だから回収スキル使わせて貰ったよ。
「混乱するのは分かるんだけどここは僕のユニークスキルで作った地下室なんだ。移動式の」
「あの、地下室って移動するんですか…」
そうだね、分からないよね、ごめんね。
「とりあえずここは安全だ、それは間違いない。まず座って少し落ち着こう」
二人をソファに案内し、スポーツドリンクを出す。
水分補給にはこれだよね。
二人は喉が乾いていたのかグイグイと飲み干し…
「なんですかこれ!美味すぎます!身体に染み渡って行く!!」
「ねぇシン!やっぱり夢なんじゃないの!?こんな美味しい水なんて聞いた事ないわ!」
好きなだけ飲んで良いよとドリンクバーに案内して使い方を教えるととんでもない量のスポーツドリンクを飲んでいる。
よっぽど水分が欲しかったのだろう。無事で良かったよ。
少し休んでてねと言って何か消化に良さそうな物を作ろうとしたのだが…
最近まで肉出しときゃいいだろって人が大半だったので何を作ろうか悩むな。
ステータス画面で探すと温めるだけのチーズリゾットを見つけた。リゾットなんてお粥みたいなもんだろ、これでいいや。
あまり急に食べると良くないのでとりあえず二人分用意し持って行った。
「リゾットっていう食べ物だよ、きっと消化に良いような気がするんだよね多分。」
ぶっちゃけ分からない、チーズとか入ってるし。
二人は匂いを嗅いで喉を鳴らし一気に食べようとするが熱いのでフーフーしながら食べている。
「美味すぎる…この世の物じゃない!夢かもしれない!」
「だから言ったでしょ!もう楽しんじゃおうよ!」
彼女は夢の中か…いつ目覚めるのかな…
食べ終わって落ち着いたところで話しかける。
「少し落ち着いた?一体なんでこんな危険な場所に?」
シン君はゆっくりと語り出す。
「俺、一人前って認めて貰いたくて…親父優秀なドワーフでなんでも作れるんだけど俺はそれなりの物しか作れないんだ。でも伝説の鉱石のヴァルハラ鉱石で武器を作ったらすごいの出来るかなって…」
「私はシンが無茶しないように止めに来たんだけど…シンと合流した時にはもう迷っちゃってて…」
気持ちは分からなくもないけど…無茶は良くないなぁ。
「俺のせいでキキも巻き込んじゃって…」
女の子の方はキキって言うのか、可愛らしいイメージにピッタリだね。
「じゃあ探しにいこうか、そのヴァルハラ鉱石ってヤツ、この地下室は移動できるからどんな深い場所も行けるし」
「本当ですか!?でも移動って言うのが全く理解できないんですけど…」
明日分かるさ、仕組みは一生分からないけど。
とりあえず風呂とトイレの説明、パジャマはTシャツとハーフパンツを準備、そして今お風呂に入っている男二人。
「このお風呂気持ちいいですね…疲れが溶けていきます…」
もうすっかりこの地下室を受け入れてくれたね。夢じゃないんだよ。
「このくらいぬるいお湯もたまには良いですね…」
ん?結構熱めだよ?僕はぬるい風呂嫌いだから。
「ぬるい?僕からしたら丁度良いんだけど」
「あ、別に文句を言ったわけでは…ドワーフは鍛治仕事をするので…いつも火の前にいますからね、熱に強いんです。」
なるほど、確かにそうかも。
じゃああそこ行くか。
「シン君、サウナ行こうか、多分気にいるよ。」
「サウナ?なんですかそれ」
前にアクティベートしといたんだ。僕はちょくちょく使っているけどかなり良いサウナだ。
「うわッ!なんですかこの部屋!鍛冶場より熱いんじゃないですか!?」
そんな事は無いけれど湿気も多いし体感温度はサウナの方が上だったりするのか?
「まあまず座ろう、ここは汗をかく場所なんだよ」
数分後。
「なんか言ってる事が分かった気がします…気持ちいい…吹き出す汗、なんかリラックスします…」
「だよね、身体の深い所まで温まって気持ち良いんだよ…これを整うって言うらしいよ…」
「整うか…これは整いますねぇ…」
そしてサウナを出て冷たいシャワーを浴びる僕たち。
「整うなぁ…」
「整いますねぇ…」
なんか弟が出来たみたいで嬉しいな…。
外に出るとキキはもう上がってスポーツドリンクを飲んでいた。
「ショウさん!あのシャンプーとリンスっていうの!!」
「借金してでも買いたいんでしょ?好きに持って行って良いよ」
みんなすぐ借金して買いたがるから…
「なんで分かったんですか?でも良いんですね?貰っちゃいますよ!」
髪の毛が潤いに満ちたキキはとても嬉しそうだ。
二人ともお酒は飲めるらしいのでビールを進める(勧める)とどうやら炭酸が苦手らしい。
ノドが痛くて飲めませんと言われてしまった。
それならとウィスキーを出すとガブガブ飲み始めた。
大丈夫?
「このお酒、どうやって作るんですか!?こんな美味しいお酒飲んだ事ないんですけど!」
いや知らないよごめん、消費者であって生産者じゃないの、自慢げに出したけど。
「なんか穀物を糖化させたり発酵させたりするらしいよ?良く分からないんだけど」
「村の酒屋に見せたら何か分かるかしら?少し貰って良いですか?」
良いよ、というか全部飲まないで残せば良い話だよ?
体調も戻ってきたようなので鉄板焼きをみんなで食べる。若いからかどんどん肉を食べるが3人前ほどでギブアップ、普通はそうだ。
「美味しかったぁ!最高の気分です!整います!」
整うなぁ。
「シン、整う?って何?」
キキは聞き慣れない言葉が気になったようだ。
「後で一緒に整いに行こうよ!サウナの楽しみ方を教えてあげる!」
ちょっと待って、いや薄々勘付いてたけど…
「あの、二人って恋人?そして何歳なの?」
「もう20年付き合ってる恋人です!僕は80歳でキキは81歳ですね!ドワーフは長寿なのでまだまだ子供ですけど!」
弟が出来たと思ってたら歳はお爺ちゃんじゃないか、深く考えるのはよそう。弟で良いじゃないか。
あと恋人でサウナか…良いなぁ…
僕もユキさんとかと入りたい…
明日はヴァルハラ鉱石を見つけに行こうと気合いを入れて明日に備えて早めに眠る。
シン君とキキちゃんは同じ部屋で良いそうです。
良いんだそうです。
起きたら探検か…ちょっとテンション上がっちゃうな。
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