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第61話 カナヅチ 水中散歩
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騎士団の休暇二日目、みんなこの地下室に慣れたのかそれぞれお酒を飲んだり水族館を散歩したり満喫しているみたいだ。
ずっと訓練ばかりだったみたいだし余程楽しいのだろう。僕の地下室には笑顔が溢れている。
「ショウさん、ご相談なのですが…」
サエさんじゃないですか。ポエムでも思いついたんですか?
「確かにここは楽しいのですけど、なんか身体を動かさないと落ち着かないというか…」
まぁ毎日訓練してて急にダラダラすると落ち着かないのは少し分かるな…
「バスケットとかナイトプールで泳げば良いのでは?」
バスケットボールもかなり走るし水泳なんて全身運動じゃないか。
「泳ぎ?ですか?私達は泳いだ事が無いのですが…」
近くに海とか無いもんな…そう言えばみんなナイトプールでも泳いでないや。
と、言う事で騎士団の泳ぎの練習に付き合う事になり、今ナイトプールに来ています。
10人の女の子に囲まれて怪しい広告のワンシーンみたいだ。
「僕も大して泳ぎが上手いわけでは無いんですけど一応教えるくらいは出来るのでなんとか泳いでみましょう。」
実際運動はできそうな人達だしすぐ泳げるだろ。
そんな軽い気持ちで始めた練習だったが…
これ溺死者とか出ないよね?なんでみんなこんな泳げないの?
浮き輪やビート板を持ってバタ足はかなりの速さなのだがいざ一人で泳ごうとすると沈む。
何?筋肉量の話?確かにみんな引き締まってるけど…
「ショウさん!これは良い運動になりますね!」
サエさん…沈みゆく瞬間に元気だな…でもまあ満足してるなら良いか…
この先水中戦とか無いだろうし、そもそも水中で戦うなんて御伽話、人間は水中では戦えない。
「そう言えば騎士団って今までどんな敵と戦ってきたんですか?」
浮上してきたサエさんに聞いてみる。
「まあ魔獣ですかね、そんな大きなものでは無いですけど、戦闘経験としたらゼロに等しいですよ。大体冒険者が倒してしまうので。」
そう言えばそうだな。じゃあ本当にいざと言う時の為の訓練なのか。
しかし沈むなぁ…
あの竜呼ぶか、ヒマしてるでしょ。
トランシーバーを取りに行きまた電話をかける。
「ショウさん?まだ依頼中ですか?」
「まあそうなんですけど、トコヨにエルナ呼んで欲しいんですよ。」
「七聖竜をそんな簡単に…じゃあトコヨちゃんに変わりますね。」
「はいでありんす!エルナディアでありんすな。今呼んだので少ししたら行くはずでありんす!」
「助かるよ、ありがとうな」
電話を切りしばらくすると…
「呼ばれて飛び出てエルナでーす♪ショウが呼ぶなんて珍しくない?」
大体呼ばれて飛び出てくるな。実際暇なんだろう。
「今騎士団の休暇中なんだけど泳ぎの練習中なんだよね。んで泳げないみたいだからあの加護みたいなヤツかけて欲しいなって。」
「全然余裕っしょ!ショウの頼みなら全然かけちゃうよー」
いやぁ軽くて助かるわ本当。あざーす。
ナイトプールに行くと全員がビート板でバタバタ泳いでいる。その状況を見てエルナは少し考え…
「努力と根性でなんとかなるっしょ、加護使うまでもないよこれ、ウチが教えたらすぐよすぐ」
なるほど、指導者が悪かったわけね。僕だね。
エルナは全員を集め自己紹介。
「天海竜のエルナディアでーす♪みんなに泳ぎ方教えてあげちゃうよ!」
「あの…まさかまた七聖竜ですか?」
サエさん、そうです。呼ぶと来るんです。
エルナは全員を手取り足取り教え、全員見事に泳げるようになった。
わずか数分の出来事だ。全員七聖竜に初めは恐縮していたが、この軽いノリに押されてすぐに仲良くなったようだ。
全員水の中を自由に泳げるようになり良い運動になっているようだが…なんか狭いんだよな流石に。
元々泳ぐ用のプールじゃないしな…。
「なぁエルナ、天海竜って言うくらいだから水の中ではかなり強いの?」
「まあ強いかな、魔物とかはまず喧嘩売ってこないよね。」
まあ大きいからな、そもそも戦う気にすらならないって事か。
「じゃあ海の中連れて行ってよ、なんかここじゃ狭いと思うんだよね。」
「お!いいねぇ!みんなー!海行って泳ごうよ!加護で水中呼吸付けるからどこでも行けるよ!」
全員ノリノリで水着のまま外に出る。そしてエルナの背中の乗って海を目指した。
みんな初めて乗る竜にテンションは上がり、キャッキャと騒ぐ。
「ひんやりしてるー!すごい気持ちいい!ね!ショウさん!!」
サエさんは人一倍楽しんでいるようだ。もう騎士団長の風格みたいなものが無くなっているけどちゃんと戻ってから仕事できるのだろうか…
すると一番近くに座っていた騎士団の女の子が振り返り話しかけてきた。
「昨日騎士団長ずっとお酒飲みながら竜とショウさんの話してたんですよ。どうですか?うちの団長、可愛いしスタイルも良いですよ?」
むむむ…確かに可愛い…しかし早計ではなかろうか、まだ出会ってからそれほど…
「まあ今の団長は舞い上がってますからね!心の隅にでも置いておいて下さい!そろそろ海みたいですよ!」
うわーモヤモヤするぅー。
すぐに海に到着、流石早いな。
海だ!僕のいた世界と何も変わらない。しかし所々に魔物っぽい何かが…
「一気に降りるよー!加護は付けたから安心してねー!」
いやちょっと待て!ど真ん中に降りるの?せめて陸地から近い場所で慣らしてから…
水飛沫をあげ僕たちは海のど真ん中に突っ込まされた。
海の中で目を開けるとそこは…
「すごいなこれ、遺跡か?」
海に沈んだ遺跡を魚が自由に泳ぎ回り、珊瑚礁がキラキラしている。
城か?なんでこんな海の底に?
「これウチのお気に入りスポットなんだよね、どう?感動するっしょ?パねぇっしょ?」
「水…生命の帰る場所、流れに身を任せて良いなら私は魚にならなくてもいい…」
サエさんのポエム!新作だ!相変わらず絶妙だぜ!
「サエっちも気に入ったみたいだね!みんなで中入ってみようよ!なんか色々落ちてるんだよ!」
確かに色々落ちてるな…見たことない金貨とか宝石?お宝っぽい物がチラホラある。
騎士団は拾っては物珍しそうに眺め、元の位置に戻す。
「別に持って帰っても良いんじゃないの」
近くの女の子に話しかける。
「いえ、これはここの人達の物です。大事な物だったのかも知れません。確かに魅力的ですが私達が貰って良い物ではないですよ。」
確かにそうだ…騎士団だもんな。騎士道みたいなものもあるのだろう。しかし格好良いと思ってしまう。
「わぁ!これすごい綺麗!今度お給料入ったらなにか宝石買っちゃおうかな?なーんて♪」
さっきまでポエム読んでた人間のセリフではない。
楽しんでいるのだろうが疲れているのかと心配になる。
「もっと深くまで行くと大きい魚いっぱいいるんだよーでっけぇヤツ!」
エルナから見てでっけぇってそりゃ相当でっけぇんじゃないの?
興味本位で潜って行くと確かにでっけぇ…クジラの群れだ。
「あんな大きな魚!?ちょっと近くで見てきます!」
サエさんに続き騎士団のメンバーもクジラと一緒に泳ぎ出した。
怖くないの?僕は少し怖いんだけど。
「あの魚超大人しいし、ショウも行けばいいのに」
いやなんか海の中で巨大なものって怖くない?僕だけみたいだけど。
それからしばらく水中散歩を楽しみ、夜になってしまったのでエルナの背中に捕まって浮上した。
「どう!?楽しかったっしょ?海の中!」
みんな楽しかったようで夢の中みたいだと盛り上がっていた。
「こんな経験が出来るなんて夢のようでした…、エルナさんには感謝しかありません」
なんかもうギャップがありすぎて誰が喋ってんのか分からないよ。サエさん…。
じゃあ肉食うべ!とエルナが言い出したので地下室に戻り焼肉パーティーだ。
エルナ用の鉄板は肉で埋まり、今日の御礼だと騎士団がどんどん焼いてくれている。
エルナはビール片手にまた数トンの肉を食べて満足げにしている。
「じゃあそろそろ帰ろっかな!また何かあったら呼んでよね!やべぇヒマしてっからさ!」
一応帰るあたり気を遣ってるのかな?別にいても良いのに。
みんなでエルナを送り出し、全員慣れない泳ぎで疲れたのか大人しく寝る事になった。
明日の夕方には王都に帰る、最後の一日は何して過ごそうかな…
ずっと訓練ばかりだったみたいだし余程楽しいのだろう。僕の地下室には笑顔が溢れている。
「ショウさん、ご相談なのですが…」
サエさんじゃないですか。ポエムでも思いついたんですか?
「確かにここは楽しいのですけど、なんか身体を動かさないと落ち着かないというか…」
まぁ毎日訓練してて急にダラダラすると落ち着かないのは少し分かるな…
「バスケットとかナイトプールで泳げば良いのでは?」
バスケットボールもかなり走るし水泳なんて全身運動じゃないか。
「泳ぎ?ですか?私達は泳いだ事が無いのですが…」
近くに海とか無いもんな…そう言えばみんなナイトプールでも泳いでないや。
と、言う事で騎士団の泳ぎの練習に付き合う事になり、今ナイトプールに来ています。
10人の女の子に囲まれて怪しい広告のワンシーンみたいだ。
「僕も大して泳ぎが上手いわけでは無いんですけど一応教えるくらいは出来るのでなんとか泳いでみましょう。」
実際運動はできそうな人達だしすぐ泳げるだろ。
そんな軽い気持ちで始めた練習だったが…
これ溺死者とか出ないよね?なんでみんなこんな泳げないの?
浮き輪やビート板を持ってバタ足はかなりの速さなのだがいざ一人で泳ごうとすると沈む。
何?筋肉量の話?確かにみんな引き締まってるけど…
「ショウさん!これは良い運動になりますね!」
サエさん…沈みゆく瞬間に元気だな…でもまあ満足してるなら良いか…
この先水中戦とか無いだろうし、そもそも水中で戦うなんて御伽話、人間は水中では戦えない。
「そう言えば騎士団って今までどんな敵と戦ってきたんですか?」
浮上してきたサエさんに聞いてみる。
「まあ魔獣ですかね、そんな大きなものでは無いですけど、戦闘経験としたらゼロに等しいですよ。大体冒険者が倒してしまうので。」
そう言えばそうだな。じゃあ本当にいざと言う時の為の訓練なのか。
しかし沈むなぁ…
あの竜呼ぶか、ヒマしてるでしょ。
トランシーバーを取りに行きまた電話をかける。
「ショウさん?まだ依頼中ですか?」
「まあそうなんですけど、トコヨにエルナ呼んで欲しいんですよ。」
「七聖竜をそんな簡単に…じゃあトコヨちゃんに変わりますね。」
「はいでありんす!エルナディアでありんすな。今呼んだので少ししたら行くはずでありんす!」
「助かるよ、ありがとうな」
電話を切りしばらくすると…
「呼ばれて飛び出てエルナでーす♪ショウが呼ぶなんて珍しくない?」
大体呼ばれて飛び出てくるな。実際暇なんだろう。
「今騎士団の休暇中なんだけど泳ぎの練習中なんだよね。んで泳げないみたいだからあの加護みたいなヤツかけて欲しいなって。」
「全然余裕っしょ!ショウの頼みなら全然かけちゃうよー」
いやぁ軽くて助かるわ本当。あざーす。
ナイトプールに行くと全員がビート板でバタバタ泳いでいる。その状況を見てエルナは少し考え…
「努力と根性でなんとかなるっしょ、加護使うまでもないよこれ、ウチが教えたらすぐよすぐ」
なるほど、指導者が悪かったわけね。僕だね。
エルナは全員を集め自己紹介。
「天海竜のエルナディアでーす♪みんなに泳ぎ方教えてあげちゃうよ!」
「あの…まさかまた七聖竜ですか?」
サエさん、そうです。呼ぶと来るんです。
エルナは全員を手取り足取り教え、全員見事に泳げるようになった。
わずか数分の出来事だ。全員七聖竜に初めは恐縮していたが、この軽いノリに押されてすぐに仲良くなったようだ。
全員水の中を自由に泳げるようになり良い運動になっているようだが…なんか狭いんだよな流石に。
元々泳ぐ用のプールじゃないしな…。
「なぁエルナ、天海竜って言うくらいだから水の中ではかなり強いの?」
「まあ強いかな、魔物とかはまず喧嘩売ってこないよね。」
まあ大きいからな、そもそも戦う気にすらならないって事か。
「じゃあ海の中連れて行ってよ、なんかここじゃ狭いと思うんだよね。」
「お!いいねぇ!みんなー!海行って泳ごうよ!加護で水中呼吸付けるからどこでも行けるよ!」
全員ノリノリで水着のまま外に出る。そしてエルナの背中の乗って海を目指した。
みんな初めて乗る竜にテンションは上がり、キャッキャと騒ぐ。
「ひんやりしてるー!すごい気持ちいい!ね!ショウさん!!」
サエさんは人一倍楽しんでいるようだ。もう騎士団長の風格みたいなものが無くなっているけどちゃんと戻ってから仕事できるのだろうか…
すると一番近くに座っていた騎士団の女の子が振り返り話しかけてきた。
「昨日騎士団長ずっとお酒飲みながら竜とショウさんの話してたんですよ。どうですか?うちの団長、可愛いしスタイルも良いですよ?」
むむむ…確かに可愛い…しかし早計ではなかろうか、まだ出会ってからそれほど…
「まあ今の団長は舞い上がってますからね!心の隅にでも置いておいて下さい!そろそろ海みたいですよ!」
うわーモヤモヤするぅー。
すぐに海に到着、流石早いな。
海だ!僕のいた世界と何も変わらない。しかし所々に魔物っぽい何かが…
「一気に降りるよー!加護は付けたから安心してねー!」
いやちょっと待て!ど真ん中に降りるの?せめて陸地から近い場所で慣らしてから…
水飛沫をあげ僕たちは海のど真ん中に突っ込まされた。
海の中で目を開けるとそこは…
「すごいなこれ、遺跡か?」
海に沈んだ遺跡を魚が自由に泳ぎ回り、珊瑚礁がキラキラしている。
城か?なんでこんな海の底に?
「これウチのお気に入りスポットなんだよね、どう?感動するっしょ?パねぇっしょ?」
「水…生命の帰る場所、流れに身を任せて良いなら私は魚にならなくてもいい…」
サエさんのポエム!新作だ!相変わらず絶妙だぜ!
「サエっちも気に入ったみたいだね!みんなで中入ってみようよ!なんか色々落ちてるんだよ!」
確かに色々落ちてるな…見たことない金貨とか宝石?お宝っぽい物がチラホラある。
騎士団は拾っては物珍しそうに眺め、元の位置に戻す。
「別に持って帰っても良いんじゃないの」
近くの女の子に話しかける。
「いえ、これはここの人達の物です。大事な物だったのかも知れません。確かに魅力的ですが私達が貰って良い物ではないですよ。」
確かにそうだ…騎士団だもんな。騎士道みたいなものもあるのだろう。しかし格好良いと思ってしまう。
「わぁ!これすごい綺麗!今度お給料入ったらなにか宝石買っちゃおうかな?なーんて♪」
さっきまでポエム読んでた人間のセリフではない。
楽しんでいるのだろうが疲れているのかと心配になる。
「もっと深くまで行くと大きい魚いっぱいいるんだよーでっけぇヤツ!」
エルナから見てでっけぇってそりゃ相当でっけぇんじゃないの?
興味本位で潜って行くと確かにでっけぇ…クジラの群れだ。
「あんな大きな魚!?ちょっと近くで見てきます!」
サエさんに続き騎士団のメンバーもクジラと一緒に泳ぎ出した。
怖くないの?僕は少し怖いんだけど。
「あの魚超大人しいし、ショウも行けばいいのに」
いやなんか海の中で巨大なものって怖くない?僕だけみたいだけど。
それからしばらく水中散歩を楽しみ、夜になってしまったのでエルナの背中に捕まって浮上した。
「どう!?楽しかったっしょ?海の中!」
みんな楽しかったようで夢の中みたいだと盛り上がっていた。
「こんな経験が出来るなんて夢のようでした…、エルナさんには感謝しかありません」
なんかもうギャップがありすぎて誰が喋ってんのか分からないよ。サエさん…。
じゃあ肉食うべ!とエルナが言い出したので地下室に戻り焼肉パーティーだ。
エルナ用の鉄板は肉で埋まり、今日の御礼だと騎士団がどんどん焼いてくれている。
エルナはビール片手にまた数トンの肉を食べて満足げにしている。
「じゃあそろそろ帰ろっかな!また何かあったら呼んでよね!やべぇヒマしてっからさ!」
一応帰るあたり気を遣ってるのかな?別にいても良いのに。
みんなでエルナを送り出し、全員慣れない泳ぎで疲れたのか大人しく寝る事になった。
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【作者より、感謝を込めて】
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
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アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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