【R18版】豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜

自来也

文字の大きさ
62 / 228

第62話 休暇の終わり

しおりを挟む
ギルドにて…
「はぁ…でありんす…」

「トコヨちゃん、なんか元気ないですね」
ユキはトランシーバーの前で溜め息を吐くトコヨに声をかける。

「ショウからの電話が来ないでありんす…わっちだけ呼ばれてないのでありんす…」

「きっと呼ばれますよ。トコヨちゃんだって七聖竜なんですから。」

「そうでありんすかね…気分転換に散歩でも行ってくるでありんす…」
余りにも寂しい背中にユキはトランシーバーを手に取りショウに電話をかけるのであった。

「はい、緊急の依頼ですか?今ちょっと立て込んでて…」

「そういうワケでは無いんですけど…トコヨちゃんが自分だけ呼ばれないって落ち込んでますよ?何かトコヨちゃんに出来る事ないですかね、なんか可哀想で…」

確かにルナとエルナだけ呼んでトコヨは呼んでないけど…適材適所というものが…

「分かりました、トコヨにしか出来ない事があるので迎えに行くと伝えて下さい。すぐに向かいます!」

「ロンです!私の勝ちですね!!」
サエさんと騎士団は最後の日は地下室でゆっくりしたいと今麻雀中。
今度は王妃と王女も混ぜて一緒にやれたら楽しいだろうな。

「ちょっと運転してアルカリスに向かいます。七聖竜がちょっと落ち込んでるみたいで…」

「まだ知り合いの七聖竜が!?ショウさん何者なんですか!?」
何者なんでしょうね…僕って一体

アクセル全開でアルカリスの町に向かい、一時間ほどで到着、ギルドに入り、トコヨを見つけた。

「トコヨ!会いたかったぞ!すぐに来てくれ!」

「お?緊急でありんすな!すぐに行くでありんす!」
ユキさんは笑顔で手を振り僕達を見送ってくれた。

「トコヨ!この騎士団にお前のドライビングテクニックを教えてやってくれ!念力だから一緒に乗って教えてあげられるだろ?」
僕は大袈裟にトコヨにお願いをする。寂しい思いさせてごめんね!

「ふふ、そういう事でありんすか、任せるでありんす!」
自信満々のトコヨ、ごめんな、連絡係みたいにして。

「あの、この可愛いカメはいったいどなたですか?」
騎士団からの声にトコヨは…

「わっちは七聖竜の時絶龍常世インヴィディアでありんす!」
全員あれ?なんか違うな?という顔をしている。
ちょっとみんな反応薄いよ!盛り上げて盛り上げて!

「わっちは不死身でありんす!魔力増幅もできるでありんす!念力も使えるでありんす!!」
いいぞ!アピールポイントは全部出せ!悔いが残らないように!

「「「可愛いいぃ!!!」」」
そっちか…まあ良い落とし所かな。

トコヨは騎士団にもみくちゃにされているがまんざらでも無さそう。良かったな、トコヨ。

「まずわっちと勝負でありんす!実力を見せるでありんす!」
そう言って車に乗り込むトコヨ、サエさん含め七人の騎士団と勝負だ。

「ちなみにみんなはこれ乗った事あるの?」

「はい!やった事ありますよ!結構やりこんでいるメンバーもいます!」
ん?そんなにやってたの?飲酒運転だよね多分。

「私も自信ありますよ!このコースは結構練習してますからね!」
サエさんが練習したという山コース、結構な急カーブが多くアップダウンが激しい上級者コースだ。

3、2、1とランプが点灯し、0になった瞬間全員がスタート…ん?トコヨなんでスタートしないの?ちゃんとエサ貰ってないの?

「まあのんびりで良いでありんす、そろそろ行くでありんす。」
かなり遅れてスタートしたトコヨだったが、ドリフトを使いこなしどんどん差を詰める。

「これが七聖龍の力でありんすー!」
いや違うだろ、それ考えたのシロだぞ?

どんどん抜いていき、一周が終わる頃にはもうぶっちぎりの一位、結局周回遅れまでやってのけ、自慢げにゴールで騎士団を見送った。

「トコヨさん…早すぎます!さすが七聖竜!やばいっしょマジ」
サエさんちょっとエルナの喋り方混ざってるよ。やめた方がいいよ。

それからトコヨは一人一人に抱っこされ、ドリフトのやり方を教えて回っている。

「ここで…こうでありんす!」
「わぁ!トコヨちゃんすごーい!!」
トコヨってメスだよな?なんかこう…極小の嫉妬心みたいなものが湧くんだが…

「もうみんな一流のドライバーでありんす!わっちが教える事は何もない…」

「「トコヨちゃん!ありがとうございました!!」」
全員がドリフトを極め、ゴーカートは終了となった。
その後昼食を取り、トコヨと一緒に水族館で泳いで騎士団の長い休暇は終わったのだ。
トコヨはそろそろ帰るでありんす!と満足そうに帰っていった。ありがとうなトコヨ。

「そろそろ時間ですね…」
少し寂しそうにサエさんが口を開いた。

「サエさん、他のみんなも楽しかったですか?」
全員口々に夢のようだった、楽しい休暇だったと御礼を言われた。
良かった。僕もなんだかんだ楽しかったよ。

「色々な物を見せて貰いました。世界はこんなに広かったのですね。ショウさん、楽しい思い出をありがとうございました。」
そう言うとみんなで衣装室に入り、騎士団の制服を着て出てくる。

「着ていた服は持って帰っていいですよ?なんなら好きな服選んで持って行ってくれても」

「え?良いんですか?嬉しいんですけど!!」
その言葉遣いだけは抜いて帰った方がいいですよ?騎士団としたらヤベェじゃん?

そして王都まで運転し、王城に到着。
再度それぞれから御礼を言われ、騎士団はいつもの生活へと戻っていく。
最後にサエさんが一言。

「あの…二人で行った浮島…デートみたいで楽しかったです!またどこか行きましょうね!」
ルナもいたけどね。

「そうですね。また機会があったらどこか行きましょう。」

「約束ですからね!」
嬉しそうに笑うとサエさんは地下室を出て行った。
まあ僕も王妃に挨拶するから出るんですけどね。

外に出るとココさんとハンナちゃん、グアム王も出迎えてくれた。

「只今戻りました!休暇を頂きありがとうございます!!」
良かった、休暇まじありでーすとか言わなくて。

「みんな良い顔になりましたわね。ショウ様、ありがとうございました。堅物だったこの子達がこんなに柔らかな顔に、さぞ楽しかったのでしょう」

「ショウ様!次は私も遊びに行きたいです!」
「ワシも遠出してみたいのう…」
「そんな事言ったら私だって行きたいですわ!」
そりゃ王族も遊びたいよね。

「まあその時は何か依頼をギルドに出して下さい。時間あったらちゃんと受けますよ」

その時は宜しくお願いしますと見送られ、僕はアルカリアに向かった。

「そういえばサエ達は何を持っているんですの?服かしら?」

「これはショウさんに頂いたのです!見て下さい!この服!」
騎士団は自慢げに自分が貰ってきた服を見せる。

「お母様!依頼です!冒険者ギルドに依頼を!」
「そうですわね!何が良いかしら!?近くに魔獣はいない?それか…誰か国家転覆を!!」

「おいおい…そんな事でショウ君を呼び戻しちゃいかんよ…彼は他にも幸せにする人が大勢いるんじゃから…」

王妃と王女はいつか依頼を絶対に…そう思いながら騎士団の服を羨ましそうに見るのだった。

僕は冒険者ギルドに依頼達成の報告をし、地下室でのんびりだ。疲れたし少し休むか。騒がしい日々が続くと一人の時間も欲しくなる。

今回は七聖竜に世話になったな。
今度なにかお土産持ってこっちから遊びに行くか…

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男が少ない世界に転生して

美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです! 旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします! 交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

転生?したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

処理中です...