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第9話 結果発表
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一ヵ月前、ミーコは夢を語った。
それは有名になること。多くのファンから支持される存在になって、お兄ちゃんに「ミーコはもう大丈夫だよ」と伝えること。
手始めに、Vtuberとして活動する為の肉体を求めた。
ミーコは兄の協力によってイラストレーターとのコネクションを得た。
イラストレーターは条件を出した。
それは、一ヵ月以内にツイッターでフォロワーを千人集めること。
ミーコは一日も休まず活動した。
毎日反省会をして、一ヵ月前とは見違える程に動画のクオリティが向上した。
そして本日、事前に約束した期限を迎えた。
『結果発表~!』
深夜に行われる配信。
リスナーの数は相変わらず四人。Youtubeで配信をする際には、十人を超える日もあったけれど、こちらの配信は常に四人以下だった。
『一ヵ月、一瞬だったね』
:噓だ。まだ三日くらいのはず
『あのアニメは十年前、このアニメは二十年前』
:待ってそれ私の青春(っ^ཀ^c)
:(っ^ཀ^c)
『ヌヒヒッ、何その顔文字』
いつものように雑談が繰り広げられる。
それはまるで、結果を目にする瞬間を先延ばしにしているかのようだった。
『……さて、と』
しかし、やがて終わりが訪れる。
『そろそろ、行くぜ?』
:ドキドキ
:大学受験の時より緊張する
『十、九、八……』
ミーコはカウントダウンを始めた。
ゼロに近付く程、心拍数は速まり、声は遅くなる。
『じゃん!』
パソコン画面が配信された。
ミーコのツイッターアカウントが表示される。
フォロワー数を示す場所には、158と記されていた。
『……』
ミーコは沈黙した。
アバターの表情は、カメラとAI技術によって本人の表情を反映している。ミーコの口は小さく開いており、見る者に喪失感にも似た感情を抱かせた。
この一ヶ月、彼女は本当にがんばった。
毎日、同じ時間に活動をした。どうにか得られたひとつかふたつの反応に対して、しっかりと返事をした。
がむしゃらに活動するだけではない。
ユラティブの配信においてミーコは貪欲に助言を求めた。それを即座に実践した。
人気のあるVtuberの活動を参考にして、真似た。少ないフィードバックを元に改善を繰り返した。客観的に見ても、ミーコはゆっくりと成長していた。
これまでの十年間を見れば、彼女は引きこもっているだけだった。
しかしこの一ヵ月に限れば、彼女は間違いなく、世界でも上から数えた方が速い程に努力していた。
その成果が、画面に表示されている。
158。約束の数には遠く及ばず、最終目標とする百万人とは比較にもならない。
これが現実だった。
十年間、何もしなかった者が、たった一ヵ月がんばっただけでは何も得られない。その残酷な事実を、ただ静かに示していた。
コメントは沈黙した。
誰も、何も言えなかった。
気にするな。まぁこんなもんだよ。無名にしては良くやった。リスナー達は無数の言葉を入力しては消してを繰り返した。配信は、お通夜のような雰囲気になった。
『……ひゃく、ごじゅう、はち?』
やがてミーコが声を出す。
それは、現実を受け入れられないような声だった。
『……これ、ほんと?』
ミーコは声を震わせる。
『……夢じゃないよね?』
一人のリスナーが画面から目を逸らした。
一人のリスナーは、ミーコの努力を思い出して目に涙を浮かべた。
『……すごい』
彼女は、泣いていた。
『すごい。すごい。すごい。すごい』
その声には、配信を毎日見ている者達でさえも聞いたことのない響きがあった。
『ミーコの高校、一学年二百人だよ?』
彼女は、ずっと一人だった。
『お前ら四人でも奇跡なのに……こんなに?』
高校時代、味方は一人も居なかった。
『ミーコのこと好きってことだよね?』
彼女は確かめるようにして言った。
そして、たった158人のフォロワーが、まるで宝物であるかのように、鼻をすする音を交えながら、大きな声を出す。
『すごい。すごい。すごい!
158人だよ!? ほぼ全員じゃんか!』
十年前に止まった時間を進めるように。
教室の中で大騒ぎする高校生みたいに。
『ミーコ、モテモテじゃん!
同じ学年の人、皆ミーコが好きじゃん!』
その様子はリスナー達に衝撃を与えた。
『う、ぅぁ、ぁあああああああ!』
彼女は大声で泣いた。
『うれじぃぃぃぃ!』
リスナー達は、初めて彼女の本音に触れたような気持ちになった。
『ミーコやったよぉ!
百人、百人だよ! すごいすごいすごい!』
その様子を見て、とあるリスナーは安堵したような息を吐き、カタカタと指先を動かした。
:目標、届いてないぞ
ひとつ目のコメントが投稿される。
それを見たミーコは、嬉しいのか悲しいのか分からないような声で返事をした。
『そうじゃぁぁぁん!
でも嬉しいぃぃぃぃぃぃぃ!』
:ミーコおめでとう!
:一ヶ月で四十倍とか神かよ
;このペースなら四ヶ月で百万人だな!
『がんばるぅぅぅぅ!
ミーコ学園マンモスにするぅぅぅぅ!』
:がんばれ!
:私ミーコのこと一生推す
:一期生として鼻が高いぜ
その数字を見た時、誰もがミーコを慰めようとした。
158というのは活動を始めてから一ヵ月ということを加味しても微妙な数字であり、成功と失敗を語るならば、間違いなく大失敗である。
だけどそれは、彼女にとっては奇跡だった。
ずっとずっと孤独な時間を過ごし、十年間を通して、味方は一人だけ。そんな彼女が自らの努力によって、158人のフォロワーを得たのだ。
彼女の時間は高校時代で止まっている。
1クラス40人、1学年200人。その基準から見れば、確かに奇跡と言える。
当然、リスナー達は彼女の事情を知らない。
彼女はミーコとして暗い身の上話をすることはなく、いつも、いつも笑顔だった。
だからこそ、この出来事はリスナー達の胸に刻まれた。
これまで「なんとなく」「ラジオとして」「たまたま良い時間にやってるから」等の理由でミーコを応援してきた。配信を見ること以外に時間を割くことは無かった。
それが、変わる。
ミーコの配信から三時間後、ひとつの動画が投稿された。
その僅か十分間の動画によって──物語は加速する。
それは有名になること。多くのファンから支持される存在になって、お兄ちゃんに「ミーコはもう大丈夫だよ」と伝えること。
手始めに、Vtuberとして活動する為の肉体を求めた。
ミーコは兄の協力によってイラストレーターとのコネクションを得た。
イラストレーターは条件を出した。
それは、一ヵ月以内にツイッターでフォロワーを千人集めること。
ミーコは一日も休まず活動した。
毎日反省会をして、一ヵ月前とは見違える程に動画のクオリティが向上した。
そして本日、事前に約束した期限を迎えた。
『結果発表~!』
深夜に行われる配信。
リスナーの数は相変わらず四人。Youtubeで配信をする際には、十人を超える日もあったけれど、こちらの配信は常に四人以下だった。
『一ヵ月、一瞬だったね』
:噓だ。まだ三日くらいのはず
『あのアニメは十年前、このアニメは二十年前』
:待ってそれ私の青春(っ^ཀ^c)
:(っ^ཀ^c)
『ヌヒヒッ、何その顔文字』
いつものように雑談が繰り広げられる。
それはまるで、結果を目にする瞬間を先延ばしにしているかのようだった。
『……さて、と』
しかし、やがて終わりが訪れる。
『そろそろ、行くぜ?』
:ドキドキ
:大学受験の時より緊張する
『十、九、八……』
ミーコはカウントダウンを始めた。
ゼロに近付く程、心拍数は速まり、声は遅くなる。
『じゃん!』
パソコン画面が配信された。
ミーコのツイッターアカウントが表示される。
フォロワー数を示す場所には、158と記されていた。
『……』
ミーコは沈黙した。
アバターの表情は、カメラとAI技術によって本人の表情を反映している。ミーコの口は小さく開いており、見る者に喪失感にも似た感情を抱かせた。
この一ヶ月、彼女は本当にがんばった。
毎日、同じ時間に活動をした。どうにか得られたひとつかふたつの反応に対して、しっかりと返事をした。
がむしゃらに活動するだけではない。
ユラティブの配信においてミーコは貪欲に助言を求めた。それを即座に実践した。
人気のあるVtuberの活動を参考にして、真似た。少ないフィードバックを元に改善を繰り返した。客観的に見ても、ミーコはゆっくりと成長していた。
これまでの十年間を見れば、彼女は引きこもっているだけだった。
しかしこの一ヵ月に限れば、彼女は間違いなく、世界でも上から数えた方が速い程に努力していた。
その成果が、画面に表示されている。
158。約束の数には遠く及ばず、最終目標とする百万人とは比較にもならない。
これが現実だった。
十年間、何もしなかった者が、たった一ヵ月がんばっただけでは何も得られない。その残酷な事実を、ただ静かに示していた。
コメントは沈黙した。
誰も、何も言えなかった。
気にするな。まぁこんなもんだよ。無名にしては良くやった。リスナー達は無数の言葉を入力しては消してを繰り返した。配信は、お通夜のような雰囲気になった。
『……ひゃく、ごじゅう、はち?』
やがてミーコが声を出す。
それは、現実を受け入れられないような声だった。
『……これ、ほんと?』
ミーコは声を震わせる。
『……夢じゃないよね?』
一人のリスナーが画面から目を逸らした。
一人のリスナーは、ミーコの努力を思い出して目に涙を浮かべた。
『……すごい』
彼女は、泣いていた。
『すごい。すごい。すごい。すごい』
その声には、配信を毎日見ている者達でさえも聞いたことのない響きがあった。
『ミーコの高校、一学年二百人だよ?』
彼女は、ずっと一人だった。
『お前ら四人でも奇跡なのに……こんなに?』
高校時代、味方は一人も居なかった。
『ミーコのこと好きってことだよね?』
彼女は確かめるようにして言った。
そして、たった158人のフォロワーが、まるで宝物であるかのように、鼻をすする音を交えながら、大きな声を出す。
『すごい。すごい。すごい!
158人だよ!? ほぼ全員じゃんか!』
十年前に止まった時間を進めるように。
教室の中で大騒ぎする高校生みたいに。
『ミーコ、モテモテじゃん!
同じ学年の人、皆ミーコが好きじゃん!』
その様子はリスナー達に衝撃を与えた。
『う、ぅぁ、ぁあああああああ!』
彼女は大声で泣いた。
『うれじぃぃぃぃ!』
リスナー達は、初めて彼女の本音に触れたような気持ちになった。
『ミーコやったよぉ!
百人、百人だよ! すごいすごいすごい!』
その様子を見て、とあるリスナーは安堵したような息を吐き、カタカタと指先を動かした。
:目標、届いてないぞ
ひとつ目のコメントが投稿される。
それを見たミーコは、嬉しいのか悲しいのか分からないような声で返事をした。
『そうじゃぁぁぁん!
でも嬉しいぃぃぃぃぃぃぃ!』
:ミーコおめでとう!
:一ヶ月で四十倍とか神かよ
;このペースなら四ヶ月で百万人だな!
『がんばるぅぅぅぅ!
ミーコ学園マンモスにするぅぅぅぅ!』
:がんばれ!
:私ミーコのこと一生推す
:一期生として鼻が高いぜ
その数字を見た時、誰もがミーコを慰めようとした。
158というのは活動を始めてから一ヵ月ということを加味しても微妙な数字であり、成功と失敗を語るならば、間違いなく大失敗である。
だけどそれは、彼女にとっては奇跡だった。
ずっとずっと孤独な時間を過ごし、十年間を通して、味方は一人だけ。そんな彼女が自らの努力によって、158人のフォロワーを得たのだ。
彼女の時間は高校時代で止まっている。
1クラス40人、1学年200人。その基準から見れば、確かに奇跡と言える。
当然、リスナー達は彼女の事情を知らない。
彼女はミーコとして暗い身の上話をすることはなく、いつも、いつも笑顔だった。
だからこそ、この出来事はリスナー達の胸に刻まれた。
これまで「なんとなく」「ラジオとして」「たまたま良い時間にやってるから」等の理由でミーコを応援してきた。配信を見ること以外に時間を割くことは無かった。
それが、変わる。
ミーコの配信から三時間後、ひとつの動画が投稿された。
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