20 / 221
最初の一歩
人生ゲームを作った日(2)
しおりを挟む
曰く、プログラミング技術は書いた量に比例して上達する。
原文、
『
プログラムゎぁ(*ノωノ)
たくさん書けば(/ω\)
うまくなるんだぉ(*´ω`*)
』
「……この本に慣れつつある自分が怖い」
2日目。
俺は兄貴の店でパソコンをカタカタしていた。店は営業時間外で、わざわざ足を運んだのは電気を貰う為だ。我がボロアパートに電気は通っていない。
「……ええと、この箱は、こうなってるから……うげっ、またエラー」
数時間パソコンと睨み合った結果、少しは手が動くようになった。
本にあるサンプルをマネて、そこから何かを吸収して、自分で何か作ってみて、エラーが起きて、原因を探して……そんなことの繰り返し。
この作業を続けていれば目標を達成できるのだろうか?
まるで先が見えないから、少し不安になる。
……不安? 俺が?
ちょっとした違和感を抱えながら勉強を続け、ふとパソコンに表示された時計に目を移すと――16:24
「やっべ、迎えに行く時間じゃねぇか!!」
俺は本とパソコンを閉じて、全力で走り出した。
荷物は店に放置だ。兄貴なら悪いようにはしないだろう。
……まだ間に合う、行ける!
いつかと同じように裏道なんかも使いながら、ひたすら走る。
その途中、今日学んだ内容を頭の中で復習する。
結局、どれだけ学んでも俺に与えられた武器は三種の神器だけだ。
追加で箱に物を突っ込む道具を手に入れたが、箱を使う手段でしかない。
復習終わり。
次は考えろ。考えるんだ。
テメェに与えられた手札をフルに使えば、きっと人生ゲームを作ることが出来る。あの和崎なんたらとかいうロリコンが姑息な手を用いてトンズラしただけという可能性もあるが……いやいや、後ろを向いても仕方ねぇ。
……使える道具は、箱と鍵と眼鏡。
所持金とかは箱に突っ込むしかないよな。これを弄るには鍵を使って……どんな鍵を用意すればいいんだ? ひとまず保留で、ボードは箱に文字を突っ込んで眼鏡で表示すればいいとして――
「――あっぶね、わりぃ!」
「いえ、此方こそ……」
路地を出る直前、人にぶつかりかけた。
やべぇやべぇ、これが車だったら大惨事だ……って、あれ、こいつ前に会ったような。
「あ――っ! あなた! この前の不良!」
あぁ、あの時の変な女……今日はドレスなんか着てやがるな。これからパーティにでも行くのか? なら車で行けよ、なんで徒歩なんだよ。
とりあえず、逃げよう。
「待ちなさい! 今度は逃がしません!」
「やめとけ、またヒール壊れるぞ」
「あ、そうでした」
お、納得しやがった……って脱いで追っかけて来るのかよ!?
「私は裸足の方が速いタイプなんです! 覚悟なさい!」
「今度は靴下が破れるぞキチガイ!」
「誰がキチっ――あぁそうだった! この靴下一足8000円もするのに!」
靴下に8000円だと!?
どんだけ金持ちなんだあいつ!
いや気にしてる場合じゃねぇ、今のうちに逃げろ!
はぁ、はぁ……疲れた。
あいつ、最近この辺りに不審者が出ますって感じに指名手配した方がいいんじゃねぇの?
「あら天童さん、お疲れ様です」
と、すっかり顔見知りになった若い保育士さん。
ほんとだよ、ほんとに疲れたよ。
「こちらこそ……みさきは?」
「ええと、まだゆいちゃんと遊んでるみたいで……ゆいちゃん、お迎えが来るの遅い時間ですから」
ゆいちゃんって、このまえ言ってた友達か。
「なら、待ちます。一段落したら、声をかけてやってください」
「はい、分かりました」
……あの、分かったならもう門の前に居なくていいんじゃないっすか?
「えっと、何か用っすか?」
「いえ、お父さんが迎えに来るのは珍しいので……育児、手を貸していらっしゃるんですね」
手を貸すっつうか、一人親なんだが……。
「まぁ、そんな大したことじゃないっすよ」
「そんなことありませんよ。父親が手伝ってくれないって愚痴、よく聞きますから」
「……ははは、そっすか」
「ええ、そうなんですよ」
……なんだこれ、世間話ってヤツか?
なら、こっちからも何か言った方がいいのか?
「みさきは、どんな感じっすか?」
「とっても良い子ですよぉ~」
だろうな。
「大人しくて、利口で……きちんと教育していらっしゃるのが伝わってきます」
「いや、そんな、俺なんて」
みさきの場合、一人で育ってるというか……。
「それから、なんと言ってもゆいちゃんですね」
「……はぁ」
「あの子、同年代の子とは話が合わなかったみたいで、孤立気味だったんです。だけど嫌われているわけでも、嫌っているわけでも無かったので、此方としては扱いが難しく……でも、みさきちゃんを通じて、最近はいい感じなんです」
「ああ、そういう」
「ゆいちゃんのお母さんも、娘がみさきちゃんの話ばかりしてと……あっ、そうでしたそうでした。ゆいちゃんのお母さんから、よろしく言っておくように言われていたのでした」
……なんか、ちょっとアレな保育士さんだな。ガキばっか相手にしてるからか? 人のこと言えねぇけど。
「みさきちゃんにも、それとなく伝えてあげてください」
「はい、そういうことなら」
話が出来て良かった……のか?
こんな感じで立ち話を続けていたら、ひょっこりみさきが現れた。
結局仕事しなかったぞ、この保育士。
「では、また」
「はい、また明日。みさきちゃんも、また明日」
「……ん」
みさきは可愛らしく保育士さんに手を振り返して……って、なんか違うとこ見てねぇか? あれは……あぁ、あれがゆいちゃんか。
……これからも、みさきと仲良くしてやってくれよ。
「行くか」
「……ん」
心の中で挨拶をしてから、振り返った。
少し歩いたところで、みさきに声をかける。
「今日も楽しかったか?」
「……ん」
問いかけると、嬉しそうに頷いた。
やっぱり保育園に通わせて良かったと思いつつ……さて、帰った後みさきが寝たら勉強だ。
原文、
『
プログラムゎぁ(*ノωノ)
たくさん書けば(/ω\)
うまくなるんだぉ(*´ω`*)
』
「……この本に慣れつつある自分が怖い」
2日目。
俺は兄貴の店でパソコンをカタカタしていた。店は営業時間外で、わざわざ足を運んだのは電気を貰う為だ。我がボロアパートに電気は通っていない。
「……ええと、この箱は、こうなってるから……うげっ、またエラー」
数時間パソコンと睨み合った結果、少しは手が動くようになった。
本にあるサンプルをマネて、そこから何かを吸収して、自分で何か作ってみて、エラーが起きて、原因を探して……そんなことの繰り返し。
この作業を続けていれば目標を達成できるのだろうか?
まるで先が見えないから、少し不安になる。
……不安? 俺が?
ちょっとした違和感を抱えながら勉強を続け、ふとパソコンに表示された時計に目を移すと――16:24
「やっべ、迎えに行く時間じゃねぇか!!」
俺は本とパソコンを閉じて、全力で走り出した。
荷物は店に放置だ。兄貴なら悪いようにはしないだろう。
……まだ間に合う、行ける!
いつかと同じように裏道なんかも使いながら、ひたすら走る。
その途中、今日学んだ内容を頭の中で復習する。
結局、どれだけ学んでも俺に与えられた武器は三種の神器だけだ。
追加で箱に物を突っ込む道具を手に入れたが、箱を使う手段でしかない。
復習終わり。
次は考えろ。考えるんだ。
テメェに与えられた手札をフルに使えば、きっと人生ゲームを作ることが出来る。あの和崎なんたらとかいうロリコンが姑息な手を用いてトンズラしただけという可能性もあるが……いやいや、後ろを向いても仕方ねぇ。
……使える道具は、箱と鍵と眼鏡。
所持金とかは箱に突っ込むしかないよな。これを弄るには鍵を使って……どんな鍵を用意すればいいんだ? ひとまず保留で、ボードは箱に文字を突っ込んで眼鏡で表示すればいいとして――
「――あっぶね、わりぃ!」
「いえ、此方こそ……」
路地を出る直前、人にぶつかりかけた。
やべぇやべぇ、これが車だったら大惨事だ……って、あれ、こいつ前に会ったような。
「あ――っ! あなた! この前の不良!」
あぁ、あの時の変な女……今日はドレスなんか着てやがるな。これからパーティにでも行くのか? なら車で行けよ、なんで徒歩なんだよ。
とりあえず、逃げよう。
「待ちなさい! 今度は逃がしません!」
「やめとけ、またヒール壊れるぞ」
「あ、そうでした」
お、納得しやがった……って脱いで追っかけて来るのかよ!?
「私は裸足の方が速いタイプなんです! 覚悟なさい!」
「今度は靴下が破れるぞキチガイ!」
「誰がキチっ――あぁそうだった! この靴下一足8000円もするのに!」
靴下に8000円だと!?
どんだけ金持ちなんだあいつ!
いや気にしてる場合じゃねぇ、今のうちに逃げろ!
はぁ、はぁ……疲れた。
あいつ、最近この辺りに不審者が出ますって感じに指名手配した方がいいんじゃねぇの?
「あら天童さん、お疲れ様です」
と、すっかり顔見知りになった若い保育士さん。
ほんとだよ、ほんとに疲れたよ。
「こちらこそ……みさきは?」
「ええと、まだゆいちゃんと遊んでるみたいで……ゆいちゃん、お迎えが来るの遅い時間ですから」
ゆいちゃんって、このまえ言ってた友達か。
「なら、待ちます。一段落したら、声をかけてやってください」
「はい、分かりました」
……あの、分かったならもう門の前に居なくていいんじゃないっすか?
「えっと、何か用っすか?」
「いえ、お父さんが迎えに来るのは珍しいので……育児、手を貸していらっしゃるんですね」
手を貸すっつうか、一人親なんだが……。
「まぁ、そんな大したことじゃないっすよ」
「そんなことありませんよ。父親が手伝ってくれないって愚痴、よく聞きますから」
「……ははは、そっすか」
「ええ、そうなんですよ」
……なんだこれ、世間話ってヤツか?
なら、こっちからも何か言った方がいいのか?
「みさきは、どんな感じっすか?」
「とっても良い子ですよぉ~」
だろうな。
「大人しくて、利口で……きちんと教育していらっしゃるのが伝わってきます」
「いや、そんな、俺なんて」
みさきの場合、一人で育ってるというか……。
「それから、なんと言ってもゆいちゃんですね」
「……はぁ」
「あの子、同年代の子とは話が合わなかったみたいで、孤立気味だったんです。だけど嫌われているわけでも、嫌っているわけでも無かったので、此方としては扱いが難しく……でも、みさきちゃんを通じて、最近はいい感じなんです」
「ああ、そういう」
「ゆいちゃんのお母さんも、娘がみさきちゃんの話ばかりしてと……あっ、そうでしたそうでした。ゆいちゃんのお母さんから、よろしく言っておくように言われていたのでした」
……なんか、ちょっとアレな保育士さんだな。ガキばっか相手にしてるからか? 人のこと言えねぇけど。
「みさきちゃんにも、それとなく伝えてあげてください」
「はい、そういうことなら」
話が出来て良かった……のか?
こんな感じで立ち話を続けていたら、ひょっこりみさきが現れた。
結局仕事しなかったぞ、この保育士。
「では、また」
「はい、また明日。みさきちゃんも、また明日」
「……ん」
みさきは可愛らしく保育士さんに手を振り返して……って、なんか違うとこ見てねぇか? あれは……あぁ、あれがゆいちゃんか。
……これからも、みさきと仲良くしてやってくれよ。
「行くか」
「……ん」
心の中で挨拶をしてから、振り返った。
少し歩いたところで、みさきに声をかける。
「今日も楽しかったか?」
「……ん」
問いかけると、嬉しそうに頷いた。
やっぱり保育園に通わせて良かったと思いつつ……さて、帰った後みさきが寝たら勉強だ。
1
あなたにおすすめの小説
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
わたしにしか懐かない龍神の子供(?)を拾いました~可愛いんで育てたいと思います
あきた
ファンタジー
明治大正風味のファンタジー恋愛もの。
化物みたいな能力を持ったせいでいじめられていたキイロは、強引に知らない家へ嫁入りすることに。
所が嫁入り先は火事だし、なんか子供を拾ってしまうしで、友人宅へ一旦避難。
親もいなさそうだし子供は私が育てようかな、どうせすぐに離縁されるだろうし。
そう呑気に考えていたキイロ、ところが嫁ぎ先の夫はキイロが行方不明で発狂寸前。
実は夫になる『薄氷の君』と呼ばれる銀髪の軍人、やんごとなき御家柄のしかも軍でも出世頭。
おまけに超美形。その彼はキイロに夢中。どうやら過去になにかあったようなのだが。
そしてその彼は、怒ったらとんでもない存在になってしまって。
※タイトルはそのうち変更するかもしれません※
※お気に入り登録お願いします!※
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる