コレット・アグリネスの誤算【完結】

ちゃむにい

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その後(???編)上編

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その日の夜は、やけに寝苦しかった。だけど私は、なんとか寝ようとしていた。明日はずっと楽しみにしていたドミニクと逢える日なのだ。
他の夫とかだったら、別に寝不足のままでもいいけど、ドミニクには可愛い自分を見て欲しい。出来るだけ体も、最高の状態に仕上げておきたかった。
けれども、どうしても眠れない。というか、違和感がすごくて、ぱちり、と目を開けた。

「う~ん、……? エルフィ……?」

エドモンが連れてきたベビードラゴンが私の体の上にのしかかっていた。羽毛布団だと思っていたものは、どうやらドラゴンの腹毛だったらしい。
どうりで寝苦しいわけだと思って、どかそうとしたが、無理だった。

「ねぇ。……やけに、でかくない……?」

よく見ると、何時もは子犬サイズなのに、一回り、いやそれどころではないぐらいにでかい。下手すると私よりも大きいのではないだろうか。

むしろ、よく押し潰されていないものだというぐらいに大きいが、これはエルフィが私に負担をかけないように、体重をかけていないためだろうか。

もふもふなんだけど、口の中に毛が入るともじゃもじゃで不快だ。私の寝間着が大きくはだけており、胸から下腹部のあたりにかけて殆ど全裸の状態になっているいることに気が付くが、体の上にあるもふもふのせいで、何も出来なかった。

というか、パンツも履いていないようだ。どうりでスースーすると思った。

「エルフィ、ちょっと……!」
「あ、コレット起きた?」
「さすがにこんなことされたら起きるわよ!? って、エルフィ喋れたの!?」

ベビードラゴンは人語は理解出来ても、喋ることは出来ないはずだ。

私を覗き込む、エルフィの目が満月のように、爛々と輝いているのを見て、すごく嫌な予感がした。エドモンがベビードラゴンだというから、その言葉を鵜呑みにしていたけれど、本当にこのドラゴンはベビードラゴンなのだろうか。 

しかもエルフィから発せられる流暢な人語は、知能レベルが相当に高そうだ。

エルフィは真っ赤な舌をチロリと出すと、驚愕の発言をした。

「君が可愛がっているベビードラゴンは、神獣なんだよね」
「――!?」

ズシンとした衝撃が私を襲った。エルフィの男性器は、どの夫のものよりも太く、大きかった。それが胎内の奥底まで入り込む。無遠慮に貫かれ、膣奥に叩きこまれた。

エルフィは腰を動かし、その重みのある巨根が何度も狭い膣壁を往復する。

「あぐッ!? ひいッ、ああッ!?」

快楽よりも痛みのほうが強くて悲鳴を上げる。逃げ戸惑う私に、エルフィの長い舌が、口内を荒らした。

私は、今、何をされているのか。

避妊薬だって飲んでないし、このままだと、このケダモノに孕ませられてしまう。
次第に激しさを増していく行為に、危機感を覚え、私は息も絶え絶えになって「マリア……マリアは居ないの……!? 誰か、誰でもいいから、助けて……!」と叫んだが、「助けを呼んでもむだだよ。僕の力で、いくら叫んでも聞こえなくなってるからね」と言うエルフィの言葉通りに、外はとても静かで、私の声に応じる者は、誰1人いなかった。

低い咆哮と共に、力強く穿たれ、どくどくと最奥に中出しされたような感覚があったが、それはすぐに猛りを取り戻し、身を引き裂かれるような、交尾が始まった。





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