9 / 32
信頼
しおりを挟む
マリオンは、何時ものように温室にあるニーナの葉っぱのベットで本を読みながら、うたた寝をしていた。ふと目が覚めると、ニーナがマリオンの横で寝ていた。
(だいぶ懐いてきたなぁ……少し前のニーナじゃ考えられないぐらいだよ)
そのことに、マリオンの頬が綻んだ。ニーナはマリオンにとって理想の女の子であり、目に入れても痛くないほどに溺愛していた。ニーナの信頼を得られるように、マリオンは行動し、少しずつニーナとの距離を縮めてきた。その努力が、ようやく結実したのだ。
(……僕の白い蝶、可愛い……これが、親ばかってやつ?)
起こさないように、息を殺して寝顔を見ていたら、パチリ、とニーナの目が開いて、心臓が飛び出しそうになった。
「ご、ごめんね。起こしちゃった……?」
マリオンは上半身を起こして、思わず謝罪をした。ニーナは半分魔物なだけあって、感覚が鋭い。マリオンの視線に気が付いたのかもしれない。
「もっと寝ていて、いいからね、ニーナ」
この温室で、ニーナの眠りを妨げるものは誰もいない。
マリオンは、ふわりと笑ってニーナを見た。
――その数秒後、マリオンは驚愕することになる。
ニーナは、ベットから出て行こうとしたマリオンの腕を掴むと、どこにそんな力があるのか、ベットの中に引きずり込んだのだ。
「……わぁ!?」
完全に油断していたマリオンはバランスを崩して、ベットの中に倒れ込んだ。ニーナはベットに戻ってきたマリオンの唇を舐め、その柔らかな唇を押し付けてきた。
「ニ、ニーナ……!?」
思わず固まるマリオンに、ニーナは微笑んだ。ニーナは両手でマリオンの頬を抑えて再び口付けをし、舌をマリオンの口の中に入れようとしてきた。
そこで、ようやくマリオンは我に返り、ニーナの体を強引に引き離した。
「だめだよ、ニーナ……! 僕は、ニーナの親なんだから……! 僕はあいつと違うんだ。だから、そんなことはしなくてもいいんだよ……!!」
「……。…………?」
だめなの? だって、マリオンのここは、硬く勃ち上がっているのに、と言わんばかりの仕草と、物欲しそうな顔に、マリオンは目を疑った。
ズボン越しから膨らみを指で触らられて、かぁっと体が熱くなる。
(そうか……。ニーナは大人になったんだ……)
何時までも子供で居る生き物はいない。ニーナは大人の蝶人間として雄を求める成熟した雌になっていたのだ。蝶人間の雌は成熟すると、群れの中から生涯を共に過ごす雄を選ぶ。
マリオンはニーナの信頼を勝ち得た雄の番として、選ばれたのかもしれない。
「ニ、ニーナ……! 君の気持ちは嬉しいけど、僕には婚約者が……」
ニーナは、言い淀むマリオンの首に腕を回し、体を密着させた。
(む、胸が……!)
大きなニーナの乳房がマリオンの体に当たり、その感触に、マリオンの心はぐらついた。マリオンの顔をじっと見ていたニーナは、ニコリと笑って、服を捲った。
どれほどメイドが着せようとしても、窮屈なのが好きでないのか、ニーナは下着を脱ぎ捨てるから、服の下は何も着ておらず、素肌だった。
「な、何をするんだい!?」
ニーナは、揺れるほど大きな乳房を、両方の手で下から支えるように持ち、驚愕するマリオンの鼻先に差し出した。ニーナの乳首からは、何か液体みたいなものが零れ落ちていた。
(甘い……? なんかこれ、すごい良い匂い……)
マリオンは好奇心を抑えられず、ニーナの胸に手を伸ばした。気が付いた時には、マリオンはニーナの乳首に、赤ん坊のように吸い付いていた。
(あぁ、我慢なんて出来ない……。もっと……、もっと飲みたい……)
ニーナの乳首から出る液体は、マリオンの喉を潤した。確か、発情期の蝶人間からは、雄の発情を促す分泌液が出ると、何かの本で見た気がするなぁとは思ったけれど、どんなタイトルの本かは思い出せなかった。本に書いてあることが全てではないだろうけど、真実が書かれていたのだとマリオンは確信した。
(こんな分泌液を出すなんて……。そんなに、僕が欲しいの? ニーナ……)
マリオンは、その分泌液を飲めば飲むほど、ぼんやりと理性が崩壊していくのを感じたが、ニーナの乳首に吸い付くのをやめることが出来なかった。
(だいぶ懐いてきたなぁ……少し前のニーナじゃ考えられないぐらいだよ)
そのことに、マリオンの頬が綻んだ。ニーナはマリオンにとって理想の女の子であり、目に入れても痛くないほどに溺愛していた。ニーナの信頼を得られるように、マリオンは行動し、少しずつニーナとの距離を縮めてきた。その努力が、ようやく結実したのだ。
(……僕の白い蝶、可愛い……これが、親ばかってやつ?)
起こさないように、息を殺して寝顔を見ていたら、パチリ、とニーナの目が開いて、心臓が飛び出しそうになった。
「ご、ごめんね。起こしちゃった……?」
マリオンは上半身を起こして、思わず謝罪をした。ニーナは半分魔物なだけあって、感覚が鋭い。マリオンの視線に気が付いたのかもしれない。
「もっと寝ていて、いいからね、ニーナ」
この温室で、ニーナの眠りを妨げるものは誰もいない。
マリオンは、ふわりと笑ってニーナを見た。
――その数秒後、マリオンは驚愕することになる。
ニーナは、ベットから出て行こうとしたマリオンの腕を掴むと、どこにそんな力があるのか、ベットの中に引きずり込んだのだ。
「……わぁ!?」
完全に油断していたマリオンはバランスを崩して、ベットの中に倒れ込んだ。ニーナはベットに戻ってきたマリオンの唇を舐め、その柔らかな唇を押し付けてきた。
「ニ、ニーナ……!?」
思わず固まるマリオンに、ニーナは微笑んだ。ニーナは両手でマリオンの頬を抑えて再び口付けをし、舌をマリオンの口の中に入れようとしてきた。
そこで、ようやくマリオンは我に返り、ニーナの体を強引に引き離した。
「だめだよ、ニーナ……! 僕は、ニーナの親なんだから……! 僕はあいつと違うんだ。だから、そんなことはしなくてもいいんだよ……!!」
「……。…………?」
だめなの? だって、マリオンのここは、硬く勃ち上がっているのに、と言わんばかりの仕草と、物欲しそうな顔に、マリオンは目を疑った。
ズボン越しから膨らみを指で触らられて、かぁっと体が熱くなる。
(そうか……。ニーナは大人になったんだ……)
何時までも子供で居る生き物はいない。ニーナは大人の蝶人間として雄を求める成熟した雌になっていたのだ。蝶人間の雌は成熟すると、群れの中から生涯を共に過ごす雄を選ぶ。
マリオンはニーナの信頼を勝ち得た雄の番として、選ばれたのかもしれない。
「ニ、ニーナ……! 君の気持ちは嬉しいけど、僕には婚約者が……」
ニーナは、言い淀むマリオンの首に腕を回し、体を密着させた。
(む、胸が……!)
大きなニーナの乳房がマリオンの体に当たり、その感触に、マリオンの心はぐらついた。マリオンの顔をじっと見ていたニーナは、ニコリと笑って、服を捲った。
どれほどメイドが着せようとしても、窮屈なのが好きでないのか、ニーナは下着を脱ぎ捨てるから、服の下は何も着ておらず、素肌だった。
「な、何をするんだい!?」
ニーナは、揺れるほど大きな乳房を、両方の手で下から支えるように持ち、驚愕するマリオンの鼻先に差し出した。ニーナの乳首からは、何か液体みたいなものが零れ落ちていた。
(甘い……? なんかこれ、すごい良い匂い……)
マリオンは好奇心を抑えられず、ニーナの胸に手を伸ばした。気が付いた時には、マリオンはニーナの乳首に、赤ん坊のように吸い付いていた。
(あぁ、我慢なんて出来ない……。もっと……、もっと飲みたい……)
ニーナの乳首から出る液体は、マリオンの喉を潤した。確か、発情期の蝶人間からは、雄の発情を促す分泌液が出ると、何かの本で見た気がするなぁとは思ったけれど、どんなタイトルの本かは思い出せなかった。本に書いてあることが全てではないだろうけど、真実が書かれていたのだとマリオンは確信した。
(こんな分泌液を出すなんて……。そんなに、僕が欲しいの? ニーナ……)
マリオンは、その分泌液を飲めば飲むほど、ぼんやりと理性が崩壊していくのを感じたが、ニーナの乳首に吸い付くのをやめることが出来なかった。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
身を引いたのに、皇帝からの溺愛が止まりません ~秘された珠の還る場所~
ささゆき細雪
恋愛
五年前、内乱の混乱のなかで姿を消した最愛の妃・白瑤華(はくようか)。
彼女を失った皇帝・景玄耀(けいげんよう)は、その後ただ一人を想い続けながら執務に追われていた。そんなある日、書類に彼女の名前を発見し、居ても立っても居られなくなる。
――死んだはずの彼女が、生きている?
同姓同名かもしれないが確かめずにいられなくなった彼は地方巡察を決行。そこで、彼によく似た幼子とともに彼女と再会、地方官吏として働く瑤華と、珠児(しゅじ)を見て、皇帝は決意する――もう二度と、逃がさないと。
「今さら、逃げ道があると思うなよ」
瑤華を玄耀は責めずに、待ちの姿勢で包み込み、囲い込んでいく。
秘された皇子と、選び直した愛。
三人で食卓を囲む幸福が、国をも動かすことになるなんて――?
* * *
後宮から逃げ出して身を引いたのに、皇帝の溺愛は止まらない――これはそんな、中華風異世界ロマンス。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる