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ユーリには個人所有している人間の女が複数いる。
うっかり手を付けてしまった女に懇願され、売らずに個人所有をしているケースが殆どだったが、それは借金持ちのオーガにとって、身の丈に合わない状況だった。処女を失っても、人間の女は、それなりの値段で売れるからだ。
「俺の肉便器3号うぅ!!」
「高く買い取って貰える顧客を見つけたんだ。あきらめろ」
人間の女も、強い男に惹かれるのだ。
「何これぇえ! ユーリより、ずっと長くて太い……!」
とあへって、ユーリの時には見せなかったイキ顔を目の前で披露した。
(……泣いていいですか、わりと本気で)
悔しすぎて、あそこが大きくなる薬を買って飲んだら、雄っぱいが大きくなって、訴訟もんだ。
「こんなん、あいつに見られたら、ぜってー揉んでくるじゃん」
主張強めな雄っぱいにサラシか何かすれば、ばれないだろうかと一瞬思ったが、ユーリはオーガだ。普段から上半身には何も着ていないので、怪しまれそうだし、サラシをしたところで剥ぎ取られそうだと思い、やめた。
借金取りのオーガ、ジャッキーはやばいやつだ。
「俺、ノーマルだから! 女が好きなんだって!」と言っても聞きやしない。
ユーリの体が普通のオーガより一回り小さいためか、ジャストフィットするらしく、虎視眈々とユーリの体を狙っている。ジャッキーは、その職業上、体を鍛えている。オーガらしいオーガで、筋肉も隆々としている。
「どうせ俺の体はダルダルですよ!? 自慢ですか!? この筋肉寄越せよ!!」
「いっしょに筋トレすればいいだろ」
「お前の筋肉が増えるだけじゃん!」
こっそり筋トレに励んだ時期もあったが、ユーリの体は筋トレしても中々筋肉にならず、脂肪がつきやすい体だった。
「俺は、この体も好きだぞ?」
「あー、そりゃようござんした。……おい、そんなに顔近づけんなって言ってるだろ!」
そのため、ジャッキーにとっては抱き心地が良いらしいが、ユーリはプンプンと怒ってはジャッキーの頭を叩いた。ジャッキーには、いちども喧嘩で勝てたことはなく、借金の返済の猶予をしてもらう代わりにケツ穴を掘られている。
赤字まみれでも、人間牧場の管理者として、かろうじて生活を維持出来ているのは、ジャッキーのおかげだったが、好きで掘られているわけではなかった。
「あいつ、しつこいし、長いからしんどいんだよな~」
ユーリは、どうやって、この危機を乗り越えるか、悩みながら寝た。そして朝になり、目覚めたユーリは驚いた。
「お、俺のちんこがない!」
なんとユーリは♀オーガになっていた。鏡で何度見ても、自慢のちんこはなかった。その代わりに立派なまんこが出来ていた。
これには、わりと楽天家なユーリも、大ショックだった。どのくらいショックだったかというと、でっかいハンマーで頭を殴られたぐらいショックだった。
「もう女にちんこぶっこめないじゃん……!」
前世は男だったし、性自認も男だった
でも、長年の疑問の理由が分かって、納得した。
「なるほど。だから、体が小さかったんだなあ」
オーガのメスは希少種で、1000匹いたら、999匹はオスだ。
しかし、オスばかりだと他種族のメスに依存しないといけない。そのためオーガという種族を残すためにメスが産まれることもあるらしい。
さすがに後天的にオスになることは聞いたことがなかったが、心当たりがあった。
「あれか……? ってか、あれしかないよなぁ……」
ユーリは、ドブのような色をした液体を思い浮かべた。
それは、ちんこがでかくなると評判の薬だった。
うっかり手を付けてしまった女に懇願され、売らずに個人所有をしているケースが殆どだったが、それは借金持ちのオーガにとって、身の丈に合わない状況だった。処女を失っても、人間の女は、それなりの値段で売れるからだ。
「俺の肉便器3号うぅ!!」
「高く買い取って貰える顧客を見つけたんだ。あきらめろ」
人間の女も、強い男に惹かれるのだ。
「何これぇえ! ユーリより、ずっと長くて太い……!」
とあへって、ユーリの時には見せなかったイキ顔を目の前で披露した。
(……泣いていいですか、わりと本気で)
悔しすぎて、あそこが大きくなる薬を買って飲んだら、雄っぱいが大きくなって、訴訟もんだ。
「こんなん、あいつに見られたら、ぜってー揉んでくるじゃん」
主張強めな雄っぱいにサラシか何かすれば、ばれないだろうかと一瞬思ったが、ユーリはオーガだ。普段から上半身には何も着ていないので、怪しまれそうだし、サラシをしたところで剥ぎ取られそうだと思い、やめた。
借金取りのオーガ、ジャッキーはやばいやつだ。
「俺、ノーマルだから! 女が好きなんだって!」と言っても聞きやしない。
ユーリの体が普通のオーガより一回り小さいためか、ジャストフィットするらしく、虎視眈々とユーリの体を狙っている。ジャッキーは、その職業上、体を鍛えている。オーガらしいオーガで、筋肉も隆々としている。
「どうせ俺の体はダルダルですよ!? 自慢ですか!? この筋肉寄越せよ!!」
「いっしょに筋トレすればいいだろ」
「お前の筋肉が増えるだけじゃん!」
こっそり筋トレに励んだ時期もあったが、ユーリの体は筋トレしても中々筋肉にならず、脂肪がつきやすい体だった。
「俺は、この体も好きだぞ?」
「あー、そりゃようござんした。……おい、そんなに顔近づけんなって言ってるだろ!」
そのため、ジャッキーにとっては抱き心地が良いらしいが、ユーリはプンプンと怒ってはジャッキーの頭を叩いた。ジャッキーには、いちども喧嘩で勝てたことはなく、借金の返済の猶予をしてもらう代わりにケツ穴を掘られている。
赤字まみれでも、人間牧場の管理者として、かろうじて生活を維持出来ているのは、ジャッキーのおかげだったが、好きで掘られているわけではなかった。
「あいつ、しつこいし、長いからしんどいんだよな~」
ユーリは、どうやって、この危機を乗り越えるか、悩みながら寝た。そして朝になり、目覚めたユーリは驚いた。
「お、俺のちんこがない!」
なんとユーリは♀オーガになっていた。鏡で何度見ても、自慢のちんこはなかった。その代わりに立派なまんこが出来ていた。
これには、わりと楽天家なユーリも、大ショックだった。どのくらいショックだったかというと、でっかいハンマーで頭を殴られたぐらいショックだった。
「もう女にちんこぶっこめないじゃん……!」
前世は男だったし、性自認も男だった
でも、長年の疑問の理由が分かって、納得した。
「なるほど。だから、体が小さかったんだなあ」
オーガのメスは希少種で、1000匹いたら、999匹はオスだ。
しかし、オスばかりだと他種族のメスに依存しないといけない。そのためオーガという種族を残すためにメスが産まれることもあるらしい。
さすがに後天的にオスになることは聞いたことがなかったが、心当たりがあった。
「あれか……? ってか、あれしかないよなぁ……」
ユーリは、ドブのような色をした液体を思い浮かべた。
それは、ちんこがでかくなると評判の薬だった。
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