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35 ヒカル叔父さん
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臣君が「来た来た~」と言って、玄関に向かった。僕の夫はなぜか楽しそうにしている。へへへ、僕の夫。
叔父になんて言おうかな、なんて考えていると玄関では楽しそうな声が聞こえてきた。
少ししてから、リビングに入ってきた人たちを見た僕は驚いた。
叔父の隣には、大きな外国人男性が隣にいる。しかも叔父の腰を支えていたのは、とてもイケメンだった。しかし、ガタイのいい男が二人くっついているのを見るのは、なんていうか……、むさくるしい。
「奈月~! たっだいま! 会いたかった」
「うん。おじさん、お帰りなさい」
なんだか、僕は若干叔父に引いてしまった。今日は僕の結婚報告と番報告という日なのに、なぜか叔父が宝くじにでもあたったかのような嬉しそうな顔だった。
ここはマグロ漁船から命を懸けて帰ってきた、男の哀愁みたいなものを漂わせるシーンじゃないの?
叔父が熱い抱擁をしてきた。うん、相変わらずの叔父だ。マグロ漁に出たからなのか、以前よりもたくましさが増していた。そして、肌通艶がいい。というか、太った? え、過酷なマグロ漁船でむしろ健康になっている?
叔父と抱き合っていると、臣君が僕の腕を取り、叔父のたくましい胸からはがされた。
そして叔父の隣にいた男性は叔父をはがし、後ろから羽交い絞めにしていた。
「こら! ビル、抱きつくな」
え、羽交い絞めではなく、ハグなの? 叔父が嬉しそうに後ろにいる外国人に言った。
「だって、僕のヒカルが他の男を抱きしめるなんて、嫉妬しちゃう」
彼は何と言った? 「僕のヒカル」聞いたことのない言葉が、僕の脳裏にリピート再生される。僕が疑問いっぱいの顔をすると、臣君が隣でささやいた。
「ヒカルさん、マグロ漁船で出会ったその人と結婚したんだって」
「え、ええええええ!」
僕の大きな声に叔父がきょとんとした。
「なんだ? 奈月」
「え、おじさん、その人……」
「ああ、俺のハズバンドだ」
「ハズ……え?」
「お前の叔父さんにもなるぞ。俺の夫のビルだ」
「……」
え、今日は僕の結婚報告……え、え、え、何が起こった?
「とりあえず皆さん、リビングへどうぞ」
「タツオミ、ありがとう! さ、ヒカル座ろうか」
「おお、ビル。達臣君、遠慮なくお邪魔するよ」
臣君が放心状態の僕を支えている。
「奈月がヒート中に、報告もらってたんだ。ヒカルさんも幸せそうで良かったよね」
「う、うん?」
「ほら、たくさん話を聞こう」
そして僕たち四人の対面。
叔父の話によると、マグロ漁船の持ち主が叔父の夫になったアルファ男性ビルということだった。そこで二人は出会い恋に落ちた。……なぜ?
そこは僕にはわからない事情があるのだろう。そういえば、僕は叔父に恋人がいるのを見たことがない。叔父は、男の人が好きだったのか。それも知らなかったけど、相手はアルファ男性というのに驚きだった。金髪で青い瞳のさわやかな男性は、実業家といった雰囲気。投資家で、造船技師というよくわからない肩書を持っていた。そしてどこかの御曹司らしい。
ベータで中年のさえない叔父がなぜこのような極上アルファを射止めたのか、不思議だった。もちろん僕の臣君の方が極上だけど。
とにかく幸せそうで僕は安心した。
叔父になんて言おうかな、なんて考えていると玄関では楽しそうな声が聞こえてきた。
少ししてから、リビングに入ってきた人たちを見た僕は驚いた。
叔父の隣には、大きな外国人男性が隣にいる。しかも叔父の腰を支えていたのは、とてもイケメンだった。しかし、ガタイのいい男が二人くっついているのを見るのは、なんていうか……、むさくるしい。
「奈月~! たっだいま! 会いたかった」
「うん。おじさん、お帰りなさい」
なんだか、僕は若干叔父に引いてしまった。今日は僕の結婚報告と番報告という日なのに、なぜか叔父が宝くじにでもあたったかのような嬉しそうな顔だった。
ここはマグロ漁船から命を懸けて帰ってきた、男の哀愁みたいなものを漂わせるシーンじゃないの?
叔父が熱い抱擁をしてきた。うん、相変わらずの叔父だ。マグロ漁に出たからなのか、以前よりもたくましさが増していた。そして、肌通艶がいい。というか、太った? え、過酷なマグロ漁船でむしろ健康になっている?
叔父と抱き合っていると、臣君が僕の腕を取り、叔父のたくましい胸からはがされた。
そして叔父の隣にいた男性は叔父をはがし、後ろから羽交い絞めにしていた。
「こら! ビル、抱きつくな」
え、羽交い絞めではなく、ハグなの? 叔父が嬉しそうに後ろにいる外国人に言った。
「だって、僕のヒカルが他の男を抱きしめるなんて、嫉妬しちゃう」
彼は何と言った? 「僕のヒカル」聞いたことのない言葉が、僕の脳裏にリピート再生される。僕が疑問いっぱいの顔をすると、臣君が隣でささやいた。
「ヒカルさん、マグロ漁船で出会ったその人と結婚したんだって」
「え、ええええええ!」
僕の大きな声に叔父がきょとんとした。
「なんだ? 奈月」
「え、おじさん、その人……」
「ああ、俺のハズバンドだ」
「ハズ……え?」
「お前の叔父さんにもなるぞ。俺の夫のビルだ」
「……」
え、今日は僕の結婚報告……え、え、え、何が起こった?
「とりあえず皆さん、リビングへどうぞ」
「タツオミ、ありがとう! さ、ヒカル座ろうか」
「おお、ビル。達臣君、遠慮なくお邪魔するよ」
臣君が放心状態の僕を支えている。
「奈月がヒート中に、報告もらってたんだ。ヒカルさんも幸せそうで良かったよね」
「う、うん?」
「ほら、たくさん話を聞こう」
そして僕たち四人の対面。
叔父の話によると、マグロ漁船の持ち主が叔父の夫になったアルファ男性ビルということだった。そこで二人は出会い恋に落ちた。……なぜ?
そこは僕にはわからない事情があるのだろう。そういえば、僕は叔父に恋人がいるのを見たことがない。叔父は、男の人が好きだったのか。それも知らなかったけど、相手はアルファ男性というのに驚きだった。金髪で青い瞳のさわやかな男性は、実業家といった雰囲気。投資家で、造船技師というよくわからない肩書を持っていた。そしてどこかの御曹司らしい。
ベータで中年のさえない叔父がなぜこのような極上アルファを射止めたのか、不思議だった。もちろん僕の臣君の方が極上だけど。
とにかく幸せそうで僕は安心した。
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