12 / 28
12、籠の鳥は檻の中 (後)
しおりを挟む
曇り空と同じく鈍く重たい時が、塔の中で静かに積み重なっていく。
リアンは、寝台の傍の椅子に腰かけたまま、窓の外に遠く目を向けていた。
風も、空の色も、手が届かない。
まるで絵の中の景色を眺めているような、現実味のない静けさだった。
そこへ、扉が軋む音が響いた。
ガチャリ──鉄の音。
リアンは、ゆっくりと振り返る。
扉の向こうに現れたのは、やはりカイオスだった。
当然のように、何のためらいもなくこの空間に足を踏み入れてくる。
「……何の用だ」
いつものように吐き捨てるような声。
返事はない。ただ、彼は静かに歩を進めてくる。
その手に提げられていたのは、小さな鳥籠だった。
中で白い小鳥が、ふわふわとした羽根を膨らませ、リアンの方を無垢な目で覗き込んでいた。
「……これは?」
自然と警戒心が滲む。
カイオスの行動は、どこまでも一貫していて、そして予測できない。
「お前のものだ」
淡々と告げられる。
「お前が寂しくないようにと思ってな」
言葉の内容に、リアンは思わず眉をひそめた。
(……閉じ込めておきながら、“寂しくないように”だと?)
矛盾に満ちた優しさ。
それは甘い毒にしか思えなかった。
縛り、閉じ込め、逃げ場を奪ったくせに。
そのくせ、こんなものを与えてくる。
孤独を慰めるためか? 罪悪感のつもりか?
リアンの胸の奥が、ざらりとささくれ立つ。
(わかってない……こいつは、何も……わかっていない……!)
そんな苛立ちを見透かしたように、カイオスがふいに鳥籠の扉に手をかける。
その仕草は、無造作で——けれど、どこか挑発めいていた。
「いらないなら放すか?」
軽く呟かれたその言葉に、リアンの指先がぴくりと動いた。
「——っ!」
リアンの身体が咄嗟に動いていた。
無意識のままに、腕が伸び、鳥籠を自分の胸へと抱き寄せる。
それを見たカイオスの口元が、わずかに笑んだ。
「……気に入ったか?」
悔しいほど、自然に、腕の中で鳥籠を守っている自分に気づいてしまう。
「……ありがとう、とは言わない」
リアンの声は低く、掠れていた。
「言わなくていい」
満足げにそう言ったカイオスの指が、リアンの頬をそっと撫でる。
やわらかな感触が、酷く冷たく思えた。
「お前が、私の与えるものを受け入れるだけで十分だ」
リアンは唇をきゅっと結ぶ。
この鳥には、罪はない。
けれど、カイオスの“優しさ”を受け取る自分が、どうしようもなく惨めに思えた。
でも……この小鳥だけは、本当に、自分のものであるような気がした。
鳥は、リアンの指先をつつくようにして、小さく鳴いた。
「……お前の名前、どうしようか」
囁くように呟けば、小鳥は小首を傾げて返事のような声をあげる。
「……ノア」
リアンの声に、鳥は「チュン」と可愛らしく鳴いた。
「ノア……気に入った?」
そう言いながら、リアンは鳥籠を大切そうに机の上へと置いた。
その小さな命に、意識のすべてが向かっていた。
まるで、ここにカイオスという存在がいないかのように——
「……ノア」
優しく指を伸ばす。
触れる寸前、その瞬間——
「……リアン、私を見ろ」
低く、地を這うような声が背後から響いた。
「——っ!」
腕が、強く引かれる。
「なっ……何を……!」
問いかける間もなく、背中が冷たい壁に打ちつけられる。
次いで、熱を帯びた身体が押し寄せた。
カイオスの腕が、絡みつくようにリアンの全身を封じ込める。
「お前は……私のものだ。リアン……」
目の前に迫る顔。
呼吸が触れ合う距離。
リアンの唇が、強く引き結ばれる。
だが──カイオスは構わず、そのまま顔を寄せてくる。
リアンの唇に、乾いた音も立てずに、自らの唇を重ねた。
——淡く、けれど確かに。
囁きの代わりに伝わる熱と意志。
「っ……」
リアンは抵抗するように顔を背けようとする。
だが、それを見越していたかのように、カイオスの腕が背中に回り、リアンの身をしっかりと支えた。
片手はそのまま夜着の裾へと滑り、ゆっくりと指を差し入れる。
冷たい空気が、肌の奥へと入り込んだ。
それだけで、リアンの身体がびくりと跳ねる。
太腿の内側をなぞるような指先。
そこには荒々しさも力任せな押し付けもないのに、やけに体温を奪っていく。
ぞくり、と背筋に走った感覚が、今でも鮮明だ。
熱ではない。冷たさでもない。
ただひたすらに「快感」という名の毒が、皮膚の内側から染み込んでくる。
「んっ……」
零れた声に、リアン自身が驚いた。
こんなふうに感じたくなんてなかった。
身体は嘘をついても、カイオスの手は、すべてを暴いてしまう。
唇が、また重ねられた。
今回は深く、逃がさないように。
湿り気を帯びた熱が、絡むように、じわじわと意識を溶かしていく。
(嫌だ……!)
リアンは、必死に首を振った。
そのたびに、銀色の髪が揺れ、頬をかすめる。
「……っふ……触る、な……!」
気力を振り絞って言う。
だが、カイオスは静かに笑っていた。
その目には、怒りも欲望も浮かんでいない。ただ確信と執着だけ。
「リアン、お前はここから逃げられない」
囁くように、耳元で告げられる。
その言葉はまるで呪いのようにリアンの胸に落ちた。
視界がじわじわと暗くなる。
意識を手放しかけたその瞬間、カイオスの囁きが、最後の杭のように深く刺さる。
「お前がどれだけ私を拒んでも、私は構わない。何度でも、お前をこうして抱きしめる」
囁きと体温と──沈みゆく意識が重なり、リアンの心はまた、軋むように傷んだ。
カイオスの囁きと、密着する体温。
それが、じわじわとリアンの意識を引きずり込んでいく。
けれど——
心は、まだ抗っていた。
このまま流されてはいけない。
ここで終われば、本当に自分は壊れてしまう。
「……やめろ……」
リアンは、カイオスの胸を押し返そうと両手を突く。
だが、その腕にはまるで力が入らない。
足枷のせいで逃げ場もなく、身じろぎするたび、冷たい鎖が鈍く鳴った。
逃げなければ。
この男の手から、息のかかる距離から——。
だが次の瞬間、リアンの腰が突然浮く。
視界が大きく揺れ、身を包んでいた温もりが一瞬だけ離れた。
「……っ⁉」
気づいた時には、カイオスの腕がリアンの腰を強く抱えていた。
まるで玩具のように軽々と持ち上げられ、逃げる隙など一切与えられない。
「や……っ、放せ!」
リアンの抗議も虚しく、カイオスは無言のまま、寝台へと一歩踏み出す。
空気が変わった。
寝台に近づくにつれて、部屋の中の温度が緩やかに上昇するように感じた。
——何かが始まる予感。
それは、抗うほどに濃く、重く、背後から覆いかぶさるようだった。
カイオスはそのままリアンの身体を寝台の上へと、ほとんど投げるように置いた。
ふわり、と跳ねた布の感触。
続いて、自身の体が沈む音。
「っ、く……!」
起き上がろうとした瞬間、カイオスの影が覆い被さってきた。
広げられた両腕がリアンの頭上に落ちる。
そのまま、身動きを封じられる形で、身体を囲い込まれる。
「……どこへ行くつもりだ?」
低い囁きが耳元をくすぐる。
その声に、リアンの心臓が高鳴った。
怒りでも、恐怖でもない。
もっと曖昧で、触れてはならない感情が、皮膚の内側でじくじくと疼き始めていた。
(逃げられない……でも……)
潤んだ視界の中で、カイオスの金の髪が揺れていた。
眼差しはどこまでも冷静で、それでいて熱を孕んでいる。
ゆっくりと、指先が夜着の裾へと再び這い寄った——
———————
投稿は毎日8時・21時の2回です。
リアクションやコメントいただけると嬉しいです♪
-——————
リアンは、寝台の傍の椅子に腰かけたまま、窓の外に遠く目を向けていた。
風も、空の色も、手が届かない。
まるで絵の中の景色を眺めているような、現実味のない静けさだった。
そこへ、扉が軋む音が響いた。
ガチャリ──鉄の音。
リアンは、ゆっくりと振り返る。
扉の向こうに現れたのは、やはりカイオスだった。
当然のように、何のためらいもなくこの空間に足を踏み入れてくる。
「……何の用だ」
いつものように吐き捨てるような声。
返事はない。ただ、彼は静かに歩を進めてくる。
その手に提げられていたのは、小さな鳥籠だった。
中で白い小鳥が、ふわふわとした羽根を膨らませ、リアンの方を無垢な目で覗き込んでいた。
「……これは?」
自然と警戒心が滲む。
カイオスの行動は、どこまでも一貫していて、そして予測できない。
「お前のものだ」
淡々と告げられる。
「お前が寂しくないようにと思ってな」
言葉の内容に、リアンは思わず眉をひそめた。
(……閉じ込めておきながら、“寂しくないように”だと?)
矛盾に満ちた優しさ。
それは甘い毒にしか思えなかった。
縛り、閉じ込め、逃げ場を奪ったくせに。
そのくせ、こんなものを与えてくる。
孤独を慰めるためか? 罪悪感のつもりか?
リアンの胸の奥が、ざらりとささくれ立つ。
(わかってない……こいつは、何も……わかっていない……!)
そんな苛立ちを見透かしたように、カイオスがふいに鳥籠の扉に手をかける。
その仕草は、無造作で——けれど、どこか挑発めいていた。
「いらないなら放すか?」
軽く呟かれたその言葉に、リアンの指先がぴくりと動いた。
「——っ!」
リアンの身体が咄嗟に動いていた。
無意識のままに、腕が伸び、鳥籠を自分の胸へと抱き寄せる。
それを見たカイオスの口元が、わずかに笑んだ。
「……気に入ったか?」
悔しいほど、自然に、腕の中で鳥籠を守っている自分に気づいてしまう。
「……ありがとう、とは言わない」
リアンの声は低く、掠れていた。
「言わなくていい」
満足げにそう言ったカイオスの指が、リアンの頬をそっと撫でる。
やわらかな感触が、酷く冷たく思えた。
「お前が、私の与えるものを受け入れるだけで十分だ」
リアンは唇をきゅっと結ぶ。
この鳥には、罪はない。
けれど、カイオスの“優しさ”を受け取る自分が、どうしようもなく惨めに思えた。
でも……この小鳥だけは、本当に、自分のものであるような気がした。
鳥は、リアンの指先をつつくようにして、小さく鳴いた。
「……お前の名前、どうしようか」
囁くように呟けば、小鳥は小首を傾げて返事のような声をあげる。
「……ノア」
リアンの声に、鳥は「チュン」と可愛らしく鳴いた。
「ノア……気に入った?」
そう言いながら、リアンは鳥籠を大切そうに机の上へと置いた。
その小さな命に、意識のすべてが向かっていた。
まるで、ここにカイオスという存在がいないかのように——
「……ノア」
優しく指を伸ばす。
触れる寸前、その瞬間——
「……リアン、私を見ろ」
低く、地を這うような声が背後から響いた。
「——っ!」
腕が、強く引かれる。
「なっ……何を……!」
問いかける間もなく、背中が冷たい壁に打ちつけられる。
次いで、熱を帯びた身体が押し寄せた。
カイオスの腕が、絡みつくようにリアンの全身を封じ込める。
「お前は……私のものだ。リアン……」
目の前に迫る顔。
呼吸が触れ合う距離。
リアンの唇が、強く引き結ばれる。
だが──カイオスは構わず、そのまま顔を寄せてくる。
リアンの唇に、乾いた音も立てずに、自らの唇を重ねた。
——淡く、けれど確かに。
囁きの代わりに伝わる熱と意志。
「っ……」
リアンは抵抗するように顔を背けようとする。
だが、それを見越していたかのように、カイオスの腕が背中に回り、リアンの身をしっかりと支えた。
片手はそのまま夜着の裾へと滑り、ゆっくりと指を差し入れる。
冷たい空気が、肌の奥へと入り込んだ。
それだけで、リアンの身体がびくりと跳ねる。
太腿の内側をなぞるような指先。
そこには荒々しさも力任せな押し付けもないのに、やけに体温を奪っていく。
ぞくり、と背筋に走った感覚が、今でも鮮明だ。
熱ではない。冷たさでもない。
ただひたすらに「快感」という名の毒が、皮膚の内側から染み込んでくる。
「んっ……」
零れた声に、リアン自身が驚いた。
こんなふうに感じたくなんてなかった。
身体は嘘をついても、カイオスの手は、すべてを暴いてしまう。
唇が、また重ねられた。
今回は深く、逃がさないように。
湿り気を帯びた熱が、絡むように、じわじわと意識を溶かしていく。
(嫌だ……!)
リアンは、必死に首を振った。
そのたびに、銀色の髪が揺れ、頬をかすめる。
「……っふ……触る、な……!」
気力を振り絞って言う。
だが、カイオスは静かに笑っていた。
その目には、怒りも欲望も浮かんでいない。ただ確信と執着だけ。
「リアン、お前はここから逃げられない」
囁くように、耳元で告げられる。
その言葉はまるで呪いのようにリアンの胸に落ちた。
視界がじわじわと暗くなる。
意識を手放しかけたその瞬間、カイオスの囁きが、最後の杭のように深く刺さる。
「お前がどれだけ私を拒んでも、私は構わない。何度でも、お前をこうして抱きしめる」
囁きと体温と──沈みゆく意識が重なり、リアンの心はまた、軋むように傷んだ。
カイオスの囁きと、密着する体温。
それが、じわじわとリアンの意識を引きずり込んでいく。
けれど——
心は、まだ抗っていた。
このまま流されてはいけない。
ここで終われば、本当に自分は壊れてしまう。
「……やめろ……」
リアンは、カイオスの胸を押し返そうと両手を突く。
だが、その腕にはまるで力が入らない。
足枷のせいで逃げ場もなく、身じろぎするたび、冷たい鎖が鈍く鳴った。
逃げなければ。
この男の手から、息のかかる距離から——。
だが次の瞬間、リアンの腰が突然浮く。
視界が大きく揺れ、身を包んでいた温もりが一瞬だけ離れた。
「……っ⁉」
気づいた時には、カイオスの腕がリアンの腰を強く抱えていた。
まるで玩具のように軽々と持ち上げられ、逃げる隙など一切与えられない。
「や……っ、放せ!」
リアンの抗議も虚しく、カイオスは無言のまま、寝台へと一歩踏み出す。
空気が変わった。
寝台に近づくにつれて、部屋の中の温度が緩やかに上昇するように感じた。
——何かが始まる予感。
それは、抗うほどに濃く、重く、背後から覆いかぶさるようだった。
カイオスはそのままリアンの身体を寝台の上へと、ほとんど投げるように置いた。
ふわり、と跳ねた布の感触。
続いて、自身の体が沈む音。
「っ、く……!」
起き上がろうとした瞬間、カイオスの影が覆い被さってきた。
広げられた両腕がリアンの頭上に落ちる。
そのまま、身動きを封じられる形で、身体を囲い込まれる。
「……どこへ行くつもりだ?」
低い囁きが耳元をくすぐる。
その声に、リアンの心臓が高鳴った。
怒りでも、恐怖でもない。
もっと曖昧で、触れてはならない感情が、皮膚の内側でじくじくと疼き始めていた。
(逃げられない……でも……)
潤んだ視界の中で、カイオスの金の髪が揺れていた。
眼差しはどこまでも冷静で、それでいて熱を孕んでいる。
ゆっくりと、指先が夜着の裾へと再び這い寄った——
———————
投稿は毎日8時・21時の2回です。
リアクションやコメントいただけると嬉しいです♪
-——————
33
あなたにおすすめの小説
冤罪で追放された王子は最果ての地で美貌の公爵に愛し尽くされる 凍てついた薔薇は恋に溶かされる
尾高志咲/しさ
BL
旧題:凍てついた薔薇は恋に溶かされる
🌟第10回BL小説大賞(2022年)奨励賞。2025年11月アンダルシュノベルズより刊行🌟
ロサーナ王国の病弱な第二王子アルベルトは、突然、無実の罪状を突きつけられて北の果ての離宮に追放された。王子を裏切ったのは幼い頃から大切に想う宮中伯筆頭ヴァンテル公爵だった。兄の王太子が亡くなり、世継ぎの身となってからは日々努力を重ねてきたのに。信頼していたものを全て失くし向かった先で待っていたのは……。
――どうしてそんなに優しく名を呼ぶのだろう。
お前に裏切られ廃嫡されて最北の離宮に閉じ込められた。
目に映るものは雪と氷と絶望だけ。もう二度と、誰も信じないと誓ったのに。
ただ一人、お前だけが私の心を凍らせ溶かしていく。
執着攻め×不憫受け
美形公爵×病弱王子
不憫展開からの溺愛ハピエン物語。
◎書籍掲載は、本編と本編後の四季の番外編:春『春の来訪者』です。
四季の番外編:夏以降及び小話は本サイトでお読みいただけます。
なお、※表示のある回はR18描写を含みます。
🌟第10回BL小説大賞での応援ありがとうございました!
🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。
ぼくの婚約者を『運命の番』だと言うひとが現れたのですが、婚約者は変わらずぼくを溺愛しています。
夏笆(なつは)
BL
公爵令息のウォルターは、第一王子アリスターの婚約者。
ふたりの婚約は、ウォルターが生まれた際、3歳だったアリスターが『うぉるがぼくのはんりょだ』と望んだことに起因している。
そうして生まれてすぐアリスターの婚約者となったウォルターも、やがて18歳。
初めての発情期を迎えようかという年齢になった。
これまで、大切にウォルターを慈しみ、その身体を拓いて来たアリスターは、やがて来るその日を心待ちにしている。
しかし、そんな幸せな日々に一石を投じるかのように、アリスターの運命の番を名乗る男爵令息が現れる。
男性しか存在しない、オメガバースの世界です。
改定前のものが、小説家になろうに掲載してあります。
※蔑視する内容を含みます。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
伯爵家次男は、女遊びの激しい(?)幼なじみ王子のことがずっと好き
メグエム
BL
伯爵家次男のユリウス・ツェプラリトは、ずっと恋焦がれている人がいる。その相手は、幼なじみであり、王位継承権第三位の王子のレオン・ヴィルバードである。貴族と王族であるため、家や国が決めた相手と結婚しなければならない。しかも、レオンは女関係での噂が絶えず、女好きで有名だ。男の自分の想いなんて、叶うわけがない。この想いは、心の奥底にしまって、諦めるしかない。そう思っていた。
婚約破棄させた愛し合う2人にザマァされた俺。とその後
結人
BL
王太子妃になるために頑張ってた公爵家の三男アランが愛する2人の愛でザマァされ…溺愛される話。
※男しかいない世界で男同士でも結婚できます。子供はなんかしたら作ることができます。きっと…。
全5話完結。予約更新します。
失恋したと思ってたのになぜか失恋相手にプロポーズされた
胡桃めめこ
BL
俺が片思いしていた幼なじみ、セオドアが結婚するらしい。
失恋には新しい恋で解決!有休をとってハッテン場に行ったエレンは、隣に座ったランスロットに酒を飲みながら事情を全て話していた。すると、エレンの片思い相手であり、失恋相手でもあるセオドアがやってきて……?
「俺たち付き合ってたないだろ」
「……本気で言ってるのか?」
不器用すぎてアプローチしても気づかれなかった攻め×叶わない恋を諦めようと他の男抱かれようとした受け
※受けが酔っ払ってるシーンではひらがな表記や子供のような発言をします
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
薄幸な子爵は捻くれて傲慢な公爵に溺愛されて逃げられない
くまだった
BL
アーノルド公爵公子に気に入られようと常に周囲に人がいたが、没落しかけているレイモンドは興味がないようだった。アーノルドはそのことが、面白くなかった。ついにレイモンドが学校を辞めてしまって・・・
捻くれ傲慢公爵→→→→→貧困薄幸没落子爵
最後のほうに主人公では、ないですが人が亡くなるシーンがあります。
地雷の方はお気をつけください。
ムーンライトさんで、先行投稿しています。
感想いただけたら嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる