目が覚めたら知らない部屋で背後にいたのは推しでした。

狐火

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帰り道

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「俺のせいで悪かった。」

「私の方が悪かったよ介人かいとさん。家事だってッ育児だってッ疲れてるはずなのにッ」

「いや、分かっていたんだ。仕事が上手くいかなかったから当たってしまった。
   お前の悲しそうな顔を見た時…言葉に詰まったはずなのに言った言葉は取り消せなかった…
   最低だよな俺。安月給な俺をパートまでして支えてくれていたのに。
   なあッ…こんな俺でもッ許してくれとは言わないッ言えないが…また着いてきてくれないか…?」

「…ええついてくよ。許すよ。介人さんに謝れないでッ喧嘩したまま会えなくならなくて良かった。置いてきてしまった浩には大変な事をしたッでも、今の私は何故か嬉しいんだよッ」

静かに抱きしめられた。 

暖かくて安心する匂いでかっこいい介人さん。

泣き止むと介人さんは手を握ってくれた。

「行くぞ」

「はい。この先に何があろうとなかろうとついて行きますよ。」

「あぁ。離すつもりすらない。」



いつからか頭にかかっていたふわふわとした感覚は晴れていた。

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