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選挙の女
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「バンザーイ!、バンザーイ!」
スタッフ・支援者の歓喜の万歳が響くなか、高井景子はダルマの両目に墨を入れた。自身の目からは大粒の涙が溢れていた。横では、景子を支えてきた、夫で秘書の卓も泣いていた。
「えー、こちら北関東八区、民衆党・高井景子選挙事務所です。先ほど当確が出まして、ご覧のとおり、今、喜びと興奮に沸きかえっているところです。高井景子さん、泣いています…」
TVの女性記者が甲高い声でレポートをしていた。
「えー、準備ができたようなので、早速、共同インタビューを行います。景子さん、ご主人も、さ、こちらへ」
景子と卓は、スタッフに背中を押され、マイクの林立するお立ち台に上がった。
「では、幹事局である大湾岸TVの工藤によるインタビューを始めます。高井景子さん、まずは、おめでとうございます」
「あ、ありがとうございます。皆様方のおかげです」
景子が手を振り、横では卓がしきりにお辞儀を繰り返していた。
「大変な選挙戦となりましたが、やはり公認争いに関わるスキャンダルが影響したと思われますか?」
記者は、聞かれたくないことを真っ先に聞いてきた。いや、一般の関心、好奇もこの一点にあるのだろう。逃げることはできなかったし、もう逃げる必要もない。景子は卓夫と目を合わせ、覚悟を決めた。
「はい」
「ということは、つまりあのスキャンダル、民衆党の公認を得るために小川幹事長と寝た、というのは事実なんですか?、あの流出画像はご本人に間違いないのですか?」
記者は、景子のあっけない返答にさらに念を押した。
「…はい、事実です」
景子の凛とした態度に周りがシンとするなか、報道各社のカメラのシャッターが響き、ストロボが激しく閃光していた。
「そ、それは、ご自分から、所謂、枕営業を仕掛けた、ということなんですか?」
「い、いえ…。夫はかつて小川先生の秘書でしたので、そのよしみで、公認のお願いに先生の事務所へ伺ったのです…」
景子は少し上気してきた。
「ところが、先生からは、もう公認する候補を別の方に決めたから、と断られたのです。私達は、そこをなんとか、と食い下がりました。そしたら先生は…」
「景子さんの身体を要求したのですね?」
景子が話を詰まったところで、記者がせっかちにフォローした。
「…はい。私はびっくりして、流石にそれは無理です、と申し上げました。夫も隣におりましたし…。でも、夫が、…僕はかまわない、君の将来の可能性を広げてみてはどうか、と背中を押してくれて…」
景子の証言に記者は驚き、卓に確認を求めた。
「え!、ご主人がむしろ勧めたのですか?」
卓はもう割り切っていた。
「はい…。正しい政治を全うするには何かを犠牲にしなくてはならない。小川先生の以前からの教えでした。これで政界に出られるのであれば、景子にとっても充分価値のある代償だと思いました」
「ご主人は辛くなかったのですか?」
「無論、愛する妻が他人に抱かれるのですから…、とても辛いことでした。でも、相手が尊敬する小川先生でしたので…」
景子は夫の言葉を聞きながら、止まらなくなった涙を拭っていた。
「その場でした。先生の事務所のソファーで…」
「ご主人はそのときは?」
再び質問が卓に振られた。
「先生に、お前はこれで撮影しろ、とデジカメを渡されて…、様子をずっと撮影していました…」
「え?、では問題となったあの流出画像は?」
「ええ…、先生のPCがハッキングされて、出回ってしまったらしいのです…」
卓は肩を落とした。報道陣がざわめいた。
「なるほど…、それはご災難でしたね…。景子さん、小川幹事長との性交渉の内容は如何でしたか?」
記者は本題を景子に振った。
「端的に申して、とても凄かったです…」
「それは、モノがですか?、それとも行為がですか?」
「どちらもです」
下賎な質問にも景子は逃げずに即答した。
「行為は、具体的にはどのように進んだのですか…?」
「…先生はとてもお忙しい方ですが、きちんと前戯をされました。まず、スーツの上から…私の色々なところを摩ったり揉んだり…」
流石に景子は恥ずかしくなってきた。
「色々なところとは?」
「む、胸や…、腰や、お尻や…、あそことか…」
「どうでした?」
若い記者は興味津々であった。
「…すごく、…とても凄かったんです…」
「どのように?」
「…私も、夫も、性生活には淡白でして…、特に私は、…それまで、感じる、という経験がありませんでした。…でも先生の指の動きは、とても繊細で…、私の感じやすいポイントをすぐ察知されて…、身体中が感電したようになって…いつのまにか喘いでいました…。ホントに凄い刺激だったんです…」
景子はみるみる真っ赤に染まった。
「幹事長の責めは更に続いたんですよね?」
「ええ、わ、先生は私が上気してしまったのを見て、暑いだろう、と私の纏っていたものを脱がせました…。ショーツだけにされた時、私は自分のあそこがとんでもなく濡れていることに気づきました…。ショーツのあそこの部分が…、びしょびしょで変色していることを、先生に指摘されたのです…」
「幹事長は何かおっしゃってました?」
「旦那にあまりかまってもらってないから、こんなに溜まっちゃったんだろう…、と。私、恥ずかしくて…、夫にも申し訳なくて…」
「ご主人は、そのときどう思われました?」
記者は矛先を卓に向けた。
「い、いや…、妻があれだけ興奮したところは初めて見ましたし…、先生の巧みさに驚くと同時に…、改めて自分の不甲斐無さを認識しました」
記者は頷き、再び景子にマイクを向けた。
「そしていよいよ、幹事長は、本当の行為に及んだ訳ですよね?」
「はい…。濡れて重くなったショーツを脱がせ、先生は私を抱きかかえるようにソファーに寝かせました。そして自らズボンだけお脱ぎになって…、私に被さって来られました。先生は、全裸の私の、ありとあらゆる部分を…、揉んだり、舐めたり…、されました…」
「どんな感じでした?」
「ホントに凄い刺激で…、身体が勝手にヒクヒク痙攣したみたいになって…、身悶えしてしまって…、訳が分からなくなってしまいました…、あうう…」
流石に、景子はとてつもない羞恥に襲われ、涙声になっていた。
「ご主人は、そんな奥様をご覧になってどう思いました?」
「…美しい、と思いました…。女性の感情の全てを曝け出し…、喘ぐ妻に…、なんというか欲情を覚えました…」
記者も興奮していた。頷きながらどもりがちに景子に尋ねた。
「か、幹事長は、ち、ちん…、つまり、自分のモノを景子さんに…、挿入なさったんですよね?」
「はい…、先生は、大きく固くなったご自身を…、私のあそこへあてがいました…。私は、その時もう、性への欲望が抑えきれず…、自分から…腰を浮かして…迎え入れました…。久しぶりの、擦過をあそこに感じて…、私は仰け反って嬌声をあげてしまいました…、くうう…」
景子は片手で顔を覆う仕草をして涙を拭った。
「幹事長の動きはどうでした?」
「先生は…、私の腰を抱えるようにして、激しく上下に動かれました…。私の色々なところを、揉んだりしながら…。私は、もう駄目になって…、何度も…、ええ…、何度も何度も、いってしまいました…、あわわあああ…」
若い女性記者にとっても、余り凄絶な告白だった。記者は知らぬ目にマイクを持たぬほうの手を、自分の乳房にあてがっていた。泣き崩れかけた景子に配慮し、記者は卓にマイクを向けた。
「全てをご覧になっていたご主人、如何でした?、その時の奥様は?」
「…はい、…妻は、発狂したように、泣き叫ぶように…嬌声を上げて…、全身を、両足をくねらせて…、感情の発露を、抑えららないようでした…」
「どのような…、声を、上げられていたのですか?」
「あーあー、とか、くわー、とか、いくー、とか…。妻は家では声を上げたことがなかったので…、驚きました…」
「悔しくは無かったですか?、自分以外の男性によって、いかされていまう妻を見るのは…」
「い、いえ…、むしろ、自分の未熟を恥じました…。先生には感謝さえしております」
涙を拭い、落ち着きを取り戻した景子に、記者またマイクを向けた。
「幹事長は、…その、射精のほうはされたんですか?」
「先生は、私に…、今日は大丈夫な日なのか?と尋ねました。私、知らぬ間に、ハイと答えていたようで…。先生は一層腰使いを激しくして…、そして私の中に…、膣内に…、凄い量を…、発射されました…。ううう…。私は瞬間にその刺激を感じて…、またいってしまって…、大きく跳ね上がって…、一瞬、気を失ってしまいました…、あううう…」
記者は今度は手を、自らの股間に添えていた。
「幹事長の発射は、一回だけでしたか?」
「い、いえ…。その後も、短い時間でしたが…、ありとあらゆる格好を私にさせて…、三回…、私に発射されました。私、それまで正常位しか経験が無く…、その格好自体にも興奮してしまい…、また何度もいってしまったんです…、うう…」
「あらゆる格好というのは?」
「後ろからとか、横向きで足を開かされて、とか…、先生の上に乗せられて、とか…。恥ずかしくて、本当に凄くて…、」
もやは周囲の報道陣も絶句していた。
「…い、いま、…あらためてご自身の今回のご経験を、どう総括されますか?」
景子は、恥ずかしさと涙を堪えながら、きっとした表情でマイクに向かった。
「私は…、自分の行いに誇りを持っています。全てが終わった後、放心状態となった私の横で、先生は公認証書にポンポンッと印鑑を押してくださいました。私はその時、確信したのです。前へ行ける、皆様方のお役に立てる、と。これも全て、先生と、夫と、そしご支援をいただいた方々のお陰です」
景子は卓と、お互い涙で潤んだ目を見つめ合い、そしてしっかりと抱き合った。
スタッフ・支援者の歓喜の万歳が響くなか、高井景子はダルマの両目に墨を入れた。自身の目からは大粒の涙が溢れていた。横では、景子を支えてきた、夫で秘書の卓も泣いていた。
「えー、こちら北関東八区、民衆党・高井景子選挙事務所です。先ほど当確が出まして、ご覧のとおり、今、喜びと興奮に沸きかえっているところです。高井景子さん、泣いています…」
TVの女性記者が甲高い声でレポートをしていた。
「えー、準備ができたようなので、早速、共同インタビューを行います。景子さん、ご主人も、さ、こちらへ」
景子と卓は、スタッフに背中を押され、マイクの林立するお立ち台に上がった。
「では、幹事局である大湾岸TVの工藤によるインタビューを始めます。高井景子さん、まずは、おめでとうございます」
「あ、ありがとうございます。皆様方のおかげです」
景子が手を振り、横では卓がしきりにお辞儀を繰り返していた。
「大変な選挙戦となりましたが、やはり公認争いに関わるスキャンダルが影響したと思われますか?」
記者は、聞かれたくないことを真っ先に聞いてきた。いや、一般の関心、好奇もこの一点にあるのだろう。逃げることはできなかったし、もう逃げる必要もない。景子は卓夫と目を合わせ、覚悟を決めた。
「はい」
「ということは、つまりあのスキャンダル、民衆党の公認を得るために小川幹事長と寝た、というのは事実なんですか?、あの流出画像はご本人に間違いないのですか?」
記者は、景子のあっけない返答にさらに念を押した。
「…はい、事実です」
景子の凛とした態度に周りがシンとするなか、報道各社のカメラのシャッターが響き、ストロボが激しく閃光していた。
「そ、それは、ご自分から、所謂、枕営業を仕掛けた、ということなんですか?」
「い、いえ…。夫はかつて小川先生の秘書でしたので、そのよしみで、公認のお願いに先生の事務所へ伺ったのです…」
景子は少し上気してきた。
「ところが、先生からは、もう公認する候補を別の方に決めたから、と断られたのです。私達は、そこをなんとか、と食い下がりました。そしたら先生は…」
「景子さんの身体を要求したのですね?」
景子が話を詰まったところで、記者がせっかちにフォローした。
「…はい。私はびっくりして、流石にそれは無理です、と申し上げました。夫も隣におりましたし…。でも、夫が、…僕はかまわない、君の将来の可能性を広げてみてはどうか、と背中を押してくれて…」
景子の証言に記者は驚き、卓に確認を求めた。
「え!、ご主人がむしろ勧めたのですか?」
卓はもう割り切っていた。
「はい…。正しい政治を全うするには何かを犠牲にしなくてはならない。小川先生の以前からの教えでした。これで政界に出られるのであれば、景子にとっても充分価値のある代償だと思いました」
「ご主人は辛くなかったのですか?」
「無論、愛する妻が他人に抱かれるのですから…、とても辛いことでした。でも、相手が尊敬する小川先生でしたので…」
景子は夫の言葉を聞きながら、止まらなくなった涙を拭っていた。
「その場でした。先生の事務所のソファーで…」
「ご主人はそのときは?」
再び質問が卓に振られた。
「先生に、お前はこれで撮影しろ、とデジカメを渡されて…、様子をずっと撮影していました…」
「え?、では問題となったあの流出画像は?」
「ええ…、先生のPCがハッキングされて、出回ってしまったらしいのです…」
卓は肩を落とした。報道陣がざわめいた。
「なるほど…、それはご災難でしたね…。景子さん、小川幹事長との性交渉の内容は如何でしたか?」
記者は本題を景子に振った。
「端的に申して、とても凄かったです…」
「それは、モノがですか?、それとも行為がですか?」
「どちらもです」
下賎な質問にも景子は逃げずに即答した。
「行為は、具体的にはどのように進んだのですか…?」
「…先生はとてもお忙しい方ですが、きちんと前戯をされました。まず、スーツの上から…私の色々なところを摩ったり揉んだり…」
流石に景子は恥ずかしくなってきた。
「色々なところとは?」
「む、胸や…、腰や、お尻や…、あそことか…」
「どうでした?」
若い記者は興味津々であった。
「…すごく、…とても凄かったんです…」
「どのように?」
「…私も、夫も、性生活には淡白でして…、特に私は、…それまで、感じる、という経験がありませんでした。…でも先生の指の動きは、とても繊細で…、私の感じやすいポイントをすぐ察知されて…、身体中が感電したようになって…いつのまにか喘いでいました…。ホントに凄い刺激だったんです…」
景子はみるみる真っ赤に染まった。
「幹事長の責めは更に続いたんですよね?」
「ええ、わ、先生は私が上気してしまったのを見て、暑いだろう、と私の纏っていたものを脱がせました…。ショーツだけにされた時、私は自分のあそこがとんでもなく濡れていることに気づきました…。ショーツのあそこの部分が…、びしょびしょで変色していることを、先生に指摘されたのです…」
「幹事長は何かおっしゃってました?」
「旦那にあまりかまってもらってないから、こんなに溜まっちゃったんだろう…、と。私、恥ずかしくて…、夫にも申し訳なくて…」
「ご主人は、そのときどう思われました?」
記者は矛先を卓に向けた。
「い、いや…、妻があれだけ興奮したところは初めて見ましたし…、先生の巧みさに驚くと同時に…、改めて自分の不甲斐無さを認識しました」
記者は頷き、再び景子にマイクを向けた。
「そしていよいよ、幹事長は、本当の行為に及んだ訳ですよね?」
「はい…。濡れて重くなったショーツを脱がせ、先生は私を抱きかかえるようにソファーに寝かせました。そして自らズボンだけお脱ぎになって…、私に被さって来られました。先生は、全裸の私の、ありとあらゆる部分を…、揉んだり、舐めたり…、されました…」
「どんな感じでした?」
「ホントに凄い刺激で…、身体が勝手にヒクヒク痙攣したみたいになって…、身悶えしてしまって…、訳が分からなくなってしまいました…、あうう…」
流石に、景子はとてつもない羞恥に襲われ、涙声になっていた。
「ご主人は、そんな奥様をご覧になってどう思いました?」
「…美しい、と思いました…。女性の感情の全てを曝け出し…、喘ぐ妻に…、なんというか欲情を覚えました…」
記者も興奮していた。頷きながらどもりがちに景子に尋ねた。
「か、幹事長は、ち、ちん…、つまり、自分のモノを景子さんに…、挿入なさったんですよね?」
「はい…、先生は、大きく固くなったご自身を…、私のあそこへあてがいました…。私は、その時もう、性への欲望が抑えきれず…、自分から…腰を浮かして…迎え入れました…。久しぶりの、擦過をあそこに感じて…、私は仰け反って嬌声をあげてしまいました…、くうう…」
景子は片手で顔を覆う仕草をして涙を拭った。
「幹事長の動きはどうでした?」
「先生は…、私の腰を抱えるようにして、激しく上下に動かれました…。私の色々なところを、揉んだりしながら…。私は、もう駄目になって…、何度も…、ええ…、何度も何度も、いってしまいました…、あわわあああ…」
若い女性記者にとっても、余り凄絶な告白だった。記者は知らぬ目にマイクを持たぬほうの手を、自分の乳房にあてがっていた。泣き崩れかけた景子に配慮し、記者は卓にマイクを向けた。
「全てをご覧になっていたご主人、如何でした?、その時の奥様は?」
「…はい、…妻は、発狂したように、泣き叫ぶように…嬌声を上げて…、全身を、両足をくねらせて…、感情の発露を、抑えららないようでした…」
「どのような…、声を、上げられていたのですか?」
「あーあー、とか、くわー、とか、いくー、とか…。妻は家では声を上げたことがなかったので…、驚きました…」
「悔しくは無かったですか?、自分以外の男性によって、いかされていまう妻を見るのは…」
「い、いえ…、むしろ、自分の未熟を恥じました…。先生には感謝さえしております」
涙を拭い、落ち着きを取り戻した景子に、記者またマイクを向けた。
「幹事長は、…その、射精のほうはされたんですか?」
「先生は、私に…、今日は大丈夫な日なのか?と尋ねました。私、知らぬ間に、ハイと答えていたようで…。先生は一層腰使いを激しくして…、そして私の中に…、膣内に…、凄い量を…、発射されました…。ううう…。私は瞬間にその刺激を感じて…、またいってしまって…、大きく跳ね上がって…、一瞬、気を失ってしまいました…、あううう…」
記者は今度は手を、自らの股間に添えていた。
「幹事長の発射は、一回だけでしたか?」
「い、いえ…。その後も、短い時間でしたが…、ありとあらゆる格好を私にさせて…、三回…、私に発射されました。私、それまで正常位しか経験が無く…、その格好自体にも興奮してしまい…、また何度もいってしまったんです…、うう…」
「あらゆる格好というのは?」
「後ろからとか、横向きで足を開かされて、とか…、先生の上に乗せられて、とか…。恥ずかしくて、本当に凄くて…、」
もやは周囲の報道陣も絶句していた。
「…い、いま、…あらためてご自身の今回のご経験を、どう総括されますか?」
景子は、恥ずかしさと涙を堪えながら、きっとした表情でマイクに向かった。
「私は…、自分の行いに誇りを持っています。全てが終わった後、放心状態となった私の横で、先生は公認証書にポンポンッと印鑑を押してくださいました。私はその時、確信したのです。前へ行ける、皆様方のお役に立てる、と。これも全て、先生と、夫と、そしご支援をいただいた方々のお陰です」
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