悪役令嬢だからってここまでする ⁉︎

sora

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熱い。身体が火照る。水だ、水を飲まねば、意識を保つのが辛い。
私は何処に運ばれているんだ?

微かに軋む扉の開く音を聞いた後、頭と膝裏を抱かれながら優しく降ろされる。髪を梳かれたかと思うと顔が近付き、私の閉じた唇にバロットが伸ばした舌を割り入れ歯列を舐め始める。何往復もし、次第に口腔に唾が溜まり出し、淫微な音を立て唾ごと吸われる。

やめろーー。言いたいが言葉に出せず睨むに留まる。
「はっ。お嬢様は煽られるのが得意の様だ。そんな潤んだ物欲しそうな上目遣いで見られたら、俺が我慢出来なくなるでしょう。甘く蕩かしたいのに、ただ快楽を求めて突っ込みそうになる」

口からは銀糸を引きながら、優しく頬を撫でられる。
胸をはだけられ、外気に晒された胸の頂きが勃つ。
「いつも鍛錬中は可哀想な程、締め上げられていた胸も白く柔らかく」
「 ⁉︎ 」
頂きを甘噛みされ、身体に痛みの様な震えが走る。
「甘い」
甘い声だけれど、バロットの本質が見え隠れする冷たい声質。支配欲に満ちた声。

ぞくりとする。
「やーー」
やめろ。悪戯はここまでだ。主家の娘に手を出す愚かさは分かっているだろう。
目で問うが、躱される。

膨らみを押し潰され痛みを感じつつ甘く舐め吸われる。

先端を甘噛みされ、自然と腰が浮くが流される訳にはいくまい、と唇を噛み締め、睨み続ける。

「煽るな。可愛いだけだと気付けよ」

耳許で熱い吐息ともに告げられ耳穴まで舐め吸われ、胸を弄ばれながら、口腔内も再び抉じ開けられ、余す事なく吸い上げられる。

度数の高い酒と相まって、身体全体が鋭敏になり、下腹部に熱が集まってくる。

冗談じゃない。こんな事は許されない。みすみすバロットを殺させる訳にはいかない。

私にはーー

頭では否定の言葉だけが溢れるが下半身から粘液性の体液が流れ脚を伝う。

女は自衛で濡れるとは聞いたが、狂人の場合は圧倒的暴力行為だけが勝り苦痛と恥辱しかなかったがーー

バロットは有言実行通り、私を蕩かすらしい。

私はとっくに楔を打たれているというのに。

狂人の楔ーー。

バロットの長い手指が私の下着に手を掛け布越しに膨らむ筋を指でなぞり何度も撫でる。

偶に爪で軽く引っ掛ける様に触られ、思わず声が出そうになる。

許されないぞ。
こんな事はーー。

下着は取り払われ、バロットの前に曝け出される。

バロットの指先が、ちゅぷと音を立てて軽く入れられる。

「っ」
駄目だ。かぶりを振り足をばたつかせるも、難なく諌められ、あろうことか膝裏を開かせられる。

ーーない。ないな。これは駄目だ。
バロットは私の下半身に口付けをしたかと思うと、卑猥な音を出して舐め始めた。

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