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23. 幕間
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※狂人の自慰、暴力を彷彿とさせるシーン有り
湿り気を帯びた風が砂塵と共に舞い上がる。
王城から南下した場所にある不毛の地。
歴史上、幾度となく英雄と敵対者が相対し歴戦を積んだ。
芽吹く緑や木々を無惨にも巻き込み、地形を抉り変え焦土と化し、土壌を毒に侵す強すぎる魔の力かもたらしたもの。
毒は今尚、活性し範囲を広げる。王国を人々が生活する地を呑み込むまで侵蝕は止まらない。呪われた不毛の地ーディストピアー崩壊された地には、打ち捨てられた者が一人ーー。
傅く者はいない。
長身で筋肉質な身体は、今は痩せていた。落ち窪んだ眼。皮膚の色を変える程に疲労を見せる隈。瞳は白濁とし、死んだ魚を思わせる。口から吐き出される呼気も死臭を伴うのか、黴臭くすえた臭いを放つ。痩けた頬は土気色。粘着性のある涎が垂れ、視線は空を見、きょろきょろと忙しなく上下斜め左右に眼球を動かし、ニタリニタリと笑む。
「うま、うま、う、うま、れた、ね。け、穢れ、た、血……。あ、会い、会いに、いく、よ」
下半身に熱が篭り、陰茎が脈打ち、屹立する。
「あああ、ああ、は、はやく、あ、あなたに埋めた、いーー」
泣き叫ぶ、彼の者を組み敷いて、殴り、血飛沫を飛ばして歪んだ骨を顔をしゃぶ、るんだ。怯えた瞳にーー
「あっ、あっ、ああああっ‼︎」
びゅるるると、熱い精液が放たれる。
だが、屹立は止まず、感覚を置いて放ち続ける。
彼の者の涙が怯えが、懇願が、恐怖が痛みが、絶望が、自身の命を長らえさせるのだ。
湿り気を帯びた風が砂塵と共に舞い上がる。
王城から南下した場所にある不毛の地。
歴史上、幾度となく英雄と敵対者が相対し歴戦を積んだ。
芽吹く緑や木々を無惨にも巻き込み、地形を抉り変え焦土と化し、土壌を毒に侵す強すぎる魔の力かもたらしたもの。
毒は今尚、活性し範囲を広げる。王国を人々が生活する地を呑み込むまで侵蝕は止まらない。呪われた不毛の地ーディストピアー崩壊された地には、打ち捨てられた者が一人ーー。
傅く者はいない。
長身で筋肉質な身体は、今は痩せていた。落ち窪んだ眼。皮膚の色を変える程に疲労を見せる隈。瞳は白濁とし、死んだ魚を思わせる。口から吐き出される呼気も死臭を伴うのか、黴臭くすえた臭いを放つ。痩けた頬は土気色。粘着性のある涎が垂れ、視線は空を見、きょろきょろと忙しなく上下斜め左右に眼球を動かし、ニタリニタリと笑む。
「うま、うま、う、うま、れた、ね。け、穢れ、た、血……。あ、会い、会いに、いく、よ」
下半身に熱が篭り、陰茎が脈打ち、屹立する。
「あああ、ああ、は、はやく、あ、あなたに埋めた、いーー」
泣き叫ぶ、彼の者を組み敷いて、殴り、血飛沫を飛ばして歪んだ骨を顔をしゃぶ、るんだ。怯えた瞳にーー
「あっ、あっ、ああああっ‼︎」
びゅるるると、熱い精液が放たれる。
だが、屹立は止まず、感覚を置いて放ち続ける。
彼の者の涙が怯えが、懇願が、恐怖が痛みが、絶望が、自身の命を長らえさせるのだ。
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