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第212話
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イザベラたちと一緒に魔法学院に向かうと、今日は何時もより一段と騒めており、魔法学院全体が落ち着きがない様に感じた。男子生徒も女子生徒も、一般生徒も貴族の子息・子女も関係なく、その話題一色で持ちきりであった。生徒たちがずっとヒソヒソと話し続けているので、その話題がどういったものであるのかを、イザベラの派閥に属している生徒たちに教えてもらった。
「……なる程。確かに後もう一押しだって言ってたものね」
「各家揃って同じ日に婚約破棄。大変めでたい事だわ」
「誰かとローラが結婚したとしたら、必然的に公爵家の娘であるローラが正妻となりますからね。政略結婚であるにも関わらず、自分の娘が側室となってしまうのなら、正直彼女たちの家にとって旨味がありませんからね」
「才色兼備な方々ですから、相応しい男性が直ぐに見つかると思います。あの方々を、心から愛してくださる男性が」
「女性としても魔法使いとして素晴らしい方々。ナタリーさんの言う様に、直ぐにでも彼女たちに相応しい男性が現れるわ」
「まあ、それぞれ次期当主の座を奪い取られなかっただけでも、本人的にも御の字って所じゃないですか?」
「そうね。ただ私個人としては、今回の決断に関して言えば甘いと言わざるを得ないわ。でも各家の当主が決めた事に、部外者の私が何を言っても変わらない。そして、今回付いてしまった悪い印象を払拭するには、相当な時間と功績が必要になる。周りも彼らのこれからの行動を見るし、そんな中でもう一度何かをやらかしてしまったら…………」
今度こそ確実に次期当主の座を剥奪されるだろうし、各家において厳しい処分を下される可能性も高い。そして最悪の場合、やらかした事が事だった時、マルグリットの時の様に各家から追放となる可能性もある。特にピエール家とランドン家は、代々アイオリス王国の宰相と魔法師団長という要職に就いてきた家系。次期当主の座を狙う者は親族の中にもいるだろうから、ご両親ともに今回の件は深刻であると考えているだろうな。
そう考えると、次期騎士団長やコルネ侯爵家の次期当主となるべく頑張っているジャンは、マリー嬢との仲も非常に良好であるし、勉学にも真面目に取り組んでいるから、コルネ侯爵も安心して見ていられるだろうな。まあ、普段からあれだけマリー嬢との惚気話をしているのだから、心配する要素が全くないというのもあるんだろうがな。ジャンとマリー嬢ならば、コルネ侯爵家はこの先も安泰だろう。
(ジャンやマークとも、一度会って近況報告や情報交換をしておきたいな。マリー嬢やソレーヌ嬢から情報が入っているだろうが、直接話した方が伝わる情報に誤りが少なくなる。イザベラたちと相談して次の休日、もしくは時間の空いた日に屋敷に来てもらって、今後の事について話し合おう)
「……なる程。確かに後もう一押しだって言ってたものね」
「各家揃って同じ日に婚約破棄。大変めでたい事だわ」
「誰かとローラが結婚したとしたら、必然的に公爵家の娘であるローラが正妻となりますからね。政略結婚であるにも関わらず、自分の娘が側室となってしまうのなら、正直彼女たちの家にとって旨味がありませんからね」
「才色兼備な方々ですから、相応しい男性が直ぐに見つかると思います。あの方々を、心から愛してくださる男性が」
「女性としても魔法使いとして素晴らしい方々。ナタリーさんの言う様に、直ぐにでも彼女たちに相応しい男性が現れるわ」
「まあ、それぞれ次期当主の座を奪い取られなかっただけでも、本人的にも御の字って所じゃないですか?」
「そうね。ただ私個人としては、今回の決断に関して言えば甘いと言わざるを得ないわ。でも各家の当主が決めた事に、部外者の私が何を言っても変わらない。そして、今回付いてしまった悪い印象を払拭するには、相当な時間と功績が必要になる。周りも彼らのこれからの行動を見るし、そんな中でもう一度何かをやらかしてしまったら…………」
今度こそ確実に次期当主の座を剥奪されるだろうし、各家において厳しい処分を下される可能性も高い。そして最悪の場合、やらかした事が事だった時、マルグリットの時の様に各家から追放となる可能性もある。特にピエール家とランドン家は、代々アイオリス王国の宰相と魔法師団長という要職に就いてきた家系。次期当主の座を狙う者は親族の中にもいるだろうから、ご両親ともに今回の件は深刻であると考えているだろうな。
そう考えると、次期騎士団長やコルネ侯爵家の次期当主となるべく頑張っているジャンは、マリー嬢との仲も非常に良好であるし、勉学にも真面目に取り組んでいるから、コルネ侯爵も安心して見ていられるだろうな。まあ、普段からあれだけマリー嬢との惚気話をしているのだから、心配する要素が全くないというのもあるんだろうがな。ジャンとマリー嬢ならば、コルネ侯爵家はこの先も安泰だろう。
(ジャンやマークとも、一度会って近況報告や情報交換をしておきたいな。マリー嬢やソレーヌ嬢から情報が入っているだろうが、直接話した方が伝わる情報に誤りが少なくなる。イザベラたちと相談して次の休日、もしくは時間の空いた日に屋敷に来てもらって、今後の事について話し合おう)
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