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第321話
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魔人となった粗暴な男と理知的な男を倒した俺たちは、暗き闇が封印されている場所を探す為に、地下室があると思われる教会の奥へと進んでいる。俺たちやアモル神は、暗き闇が封印されているのは教会の最奥、その真下の位置である地下だと予想している。
教会の最奥へと進む俺たちに、次々と襲い掛かってくる魔法使いたち。襲いくる魔法使いたちの腕は、教会の敷地内で戦った魔法使いたちよりも上ではあるが、魔人となった粗暴な男や理知的な男よりも相当下であった。まあ魔人と比べるのはあれだが、人間状態であった時のあの二人よりも腕は下で、自分たちの腕に驕り過ぎていて目も当てられなかった。
「こやつら全員、魔人へと変質する魔石を持たされていないのを考えるに、暗き闇や付き従う魔法使いたちにとって下っ端だった様じゃの」
「まあ、仕方ないの。こやつらに魔石を渡した所で、大した戦力にはならん事は分かり切っておる。それならば、この戦力にならん者たちを私らにぶつける事で手間をかけずに処分し、あわよくば私らを打ち取れれば儲け物といった所かの」
「そうじゃな」
ローザさんが冷静に分析してそう言い、ジャック爺が同じく冷静に同意して答える。そんな二人の冷静な考えに、俺も内心でその考えに同意する。暗き闇は自身の完全なる復活を見据えて、自分たちの身辺整理を始めたという所か。
長きに亘り存在を隠して活動を続けてきた事で、暗き闇にとっても色々と煩わしい事が積み重なっていたのだろう。その最たるものこそが、既に使い物にならなくなり、何にも使い道のなくなった魔法使いたち。そんな連中を手間をかけずに処分する為に、魔人へと変質する魔石も持たせずに、俺たちを討つように命令を下した。
「なんにしても、連中の戦力を削れるのならそれに越した事はないよ」
「ウォルターの言う通りじゃな。こやつら下っ端でも、この国の未熟な魔法使いたち相手ならば、十分に脅威となる戦力だからの」
「確かにの」
襲いくる魔法使いたちを倒し、アンデッドにならない様に処理をし、足止めをされる事なくズンズンと進んでいく。
俺たちに倒された魔法使いたちは、自分たちがこれまで行ってきた事を棚に上げて、皆一様に死にたくないと懇願してきた。だが、そんな懇願が許される事は絶対にない。暗き闇に付き従ってきた魔法使いたちは、自分たちの欲の為だけにその力を使い、多くの者たちを深く傷付け命を奪い取ってきた者たち。だからこそ、懇願されてたとしてもその命が延命される事はない。
「……今度は逆に、誘われとる様じゃの」
「ジャック。舐められようが誘われようが、私らがやる事は変わらん。それにここからは先は、全員が魔人に変質する魔石を持っておると考えた方がよい」
アモル教総本山、その最奥にあるのは巨大な木製の両扉。その巨大な木製の両扉の奥は、この教会の最重要・最優先の場所である、アモル神に祈りを捧げる祭壇が存在する大聖堂だ。
そんな大聖堂の中から、隠す事もなくあえて気付かせる様に、濃密で膨大な魔力が溢れ出ている。そんな濃密で膨大な魔力は、ジャック爺の言う様に、この中に入って来いとばかりに俺たちを誘ってきている。だがローザさんの言う様に、舐められていようが誘われていようが、罠だろうが何だろうが俺たちはこの先に進むしかない。
(鬼が出るか蛇が出るか、か)
「舐められていようが誘われていようが、相手の罠だろうが何だろうが、全部喰い破って進みましょうか」
俺は皆にそう言って、大聖堂へと入る為に巨大な木製の両扉に手を添える。そして、気合を入れて巨大な木製の両扉を開き、大聖堂の中へと足を踏み入れた。
教会の最奥へと進む俺たちに、次々と襲い掛かってくる魔法使いたち。襲いくる魔法使いたちの腕は、教会の敷地内で戦った魔法使いたちよりも上ではあるが、魔人となった粗暴な男や理知的な男よりも相当下であった。まあ魔人と比べるのはあれだが、人間状態であった時のあの二人よりも腕は下で、自分たちの腕に驕り過ぎていて目も当てられなかった。
「こやつら全員、魔人へと変質する魔石を持たされていないのを考えるに、暗き闇や付き従う魔法使いたちにとって下っ端だった様じゃの」
「まあ、仕方ないの。こやつらに魔石を渡した所で、大した戦力にはならん事は分かり切っておる。それならば、この戦力にならん者たちを私らにぶつける事で手間をかけずに処分し、あわよくば私らを打ち取れれば儲け物といった所かの」
「そうじゃな」
ローザさんが冷静に分析してそう言い、ジャック爺が同じく冷静に同意して答える。そんな二人の冷静な考えに、俺も内心でその考えに同意する。暗き闇は自身の完全なる復活を見据えて、自分たちの身辺整理を始めたという所か。
長きに亘り存在を隠して活動を続けてきた事で、暗き闇にとっても色々と煩わしい事が積み重なっていたのだろう。その最たるものこそが、既に使い物にならなくなり、何にも使い道のなくなった魔法使いたち。そんな連中を手間をかけずに処分する為に、魔人へと変質する魔石も持たせずに、俺たちを討つように命令を下した。
「なんにしても、連中の戦力を削れるのならそれに越した事はないよ」
「ウォルターの言う通りじゃな。こやつら下っ端でも、この国の未熟な魔法使いたち相手ならば、十分に脅威となる戦力だからの」
「確かにの」
襲いくる魔法使いたちを倒し、アンデッドにならない様に処理をし、足止めをされる事なくズンズンと進んでいく。
俺たちに倒された魔法使いたちは、自分たちがこれまで行ってきた事を棚に上げて、皆一様に死にたくないと懇願してきた。だが、そんな懇願が許される事は絶対にない。暗き闇に付き従ってきた魔法使いたちは、自分たちの欲の為だけにその力を使い、多くの者たちを深く傷付け命を奪い取ってきた者たち。だからこそ、懇願されてたとしてもその命が延命される事はない。
「……今度は逆に、誘われとる様じゃの」
「ジャック。舐められようが誘われようが、私らがやる事は変わらん。それにここからは先は、全員が魔人に変質する魔石を持っておると考えた方がよい」
アモル教総本山、その最奥にあるのは巨大な木製の両扉。その巨大な木製の両扉の奥は、この教会の最重要・最優先の場所である、アモル神に祈りを捧げる祭壇が存在する大聖堂だ。
そんな大聖堂の中から、隠す事もなくあえて気付かせる様に、濃密で膨大な魔力が溢れ出ている。そんな濃密で膨大な魔力は、ジャック爺の言う様に、この中に入って来いとばかりに俺たちを誘ってきている。だがローザさんの言う様に、舐められていようが誘われていようが、罠だろうが何だろうが俺たちはこの先に進むしかない。
(鬼が出るか蛇が出るか、か)
「舐められていようが誘われていようが、相手の罠だろうが何だろうが、全部喰い破って進みましょうか」
俺は皆にそう言って、大聖堂へと入る為に巨大な木製の両扉に手を添える。そして、気合を入れて巨大な木製の両扉を開き、大聖堂の中へと足を踏み入れた。
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