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第329話
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ミスリルゴーレムと融合した男を完全に消滅させた後、俺たちは地下の奥へと進み、封印の場所が何処かにないか探索した。そして、暫く間探索をした結果見つかったのが、新たな地下へと向かう為の階段であった。
「この地下は、一体何階層まであるんじゃろうな?」
「分からん。とりあえずは、封印の場所がある階層まで順番に降りていくしかないの」
「そうですね。ローザ様の言う通り、封印の場所が何処にあるのか分からない以上、この階段を降りて探すしかありませんね」
「という訳じゃ。ウォルターもイザベラお嬢さんたちも、準備はよいかな?」
「うん、大丈夫」
『はい、大丈夫です』
「それじゃあ、また俺が先頭で降りていくね」
「頼むの」
「任せて」
このさらに地下へと向かう階段からは、まだ濃密で膨大な魔力を感知する事が出来る。この事から、さらなる地下へと向かう階段を降りた先には、ミスリルゴーレムと融合した男の様な敵が待ち構えているのは間違いない。
ミスリルゴーレムと融合した男は、俺たちを簡単に殺す事が出来ると見下し、階段を降りて直ぐに奇襲を仕掛けてはこなかった。だが次の階層で待ち構えている敵は、俺たちがミスリルゴーレムと融合した男を倒した事を知っている。階段を降りている際中、または階段を降りきった直後に、奇襲を仕掛けてくる可能性も十分に考えられる。先程よりも警戒し、さらに慎重に階段を降りていく必要があるな。
(流石に、仲間を倒した俺たちの事を見下したままなんて事はないよな?)
奇襲を警戒しながら、先頭に立って階段を降りていく中で、一つの可能性としてそんな事を考える。
よくあるゲームや漫画、ラノベの中のセリフや展開として、こいつは四天王の中で最弱というものがある。そして、このセリフが使われるパターンとしては、個人的には二通りあると思っている。
二つあるパターンの内、一つ目のパターンとしては、無双系主人公の強さを引き立たせる為に使われるパターン。どちらかというとギャグ寄りになるのか、四天王の実力は大差がない様に描かれる事が多く、主人公が簡単に他の四天王たちも倒してしまう。
そしてもう一つのパターンが、敵の強さをより際立たせる為に使われるパターンだ。こちらのパターンは、王道ファンタジーものの主人公が成長して強くなっていく上で、四天王などの強い敵を倒したと思ったらさらに強い敵が現れて、その敵がこのセリフを言って主人公たちを絶望に叩きつけるパターン。こちらのパターンの時には、次々と出てくる敵の強さが段違いで、主人公たちは敵を倒す為に毎回死力を尽くすのだ。
(前者ならば、見下し舐めてくれている事で、油断や隙を突いて攻撃しやすい。ただ後者ならば……)
もし後者のパターンであったのならば、これから先の戦いはより厳しい戦いになっていく。少なくとも、ミスリルゴーレムと融合した男よりも、元々の実力と特殊な魔法の使い方は上だと考えていいだろう。
この階段の先、次の階層で待ち構える敵が一体どんな魔物と融合したのかや、どういった戦い方で仕掛けてくるのかなど、色々な状況を頭の中でシミュレーションしながら階段を降りていった。
「この地下は、一体何階層まであるんじゃろうな?」
「分からん。とりあえずは、封印の場所がある階層まで順番に降りていくしかないの」
「そうですね。ローザ様の言う通り、封印の場所が何処にあるのか分からない以上、この階段を降りて探すしかありませんね」
「という訳じゃ。ウォルターもイザベラお嬢さんたちも、準備はよいかな?」
「うん、大丈夫」
『はい、大丈夫です』
「それじゃあ、また俺が先頭で降りていくね」
「頼むの」
「任せて」
このさらに地下へと向かう階段からは、まだ濃密で膨大な魔力を感知する事が出来る。この事から、さらなる地下へと向かう階段を降りた先には、ミスリルゴーレムと融合した男の様な敵が待ち構えているのは間違いない。
ミスリルゴーレムと融合した男は、俺たちを簡単に殺す事が出来ると見下し、階段を降りて直ぐに奇襲を仕掛けてはこなかった。だが次の階層で待ち構えている敵は、俺たちがミスリルゴーレムと融合した男を倒した事を知っている。階段を降りている際中、または階段を降りきった直後に、奇襲を仕掛けてくる可能性も十分に考えられる。先程よりも警戒し、さらに慎重に階段を降りていく必要があるな。
(流石に、仲間を倒した俺たちの事を見下したままなんて事はないよな?)
奇襲を警戒しながら、先頭に立って階段を降りていく中で、一つの可能性としてそんな事を考える。
よくあるゲームや漫画、ラノベの中のセリフや展開として、こいつは四天王の中で最弱というものがある。そして、このセリフが使われるパターンとしては、個人的には二通りあると思っている。
二つあるパターンの内、一つ目のパターンとしては、無双系主人公の強さを引き立たせる為に使われるパターン。どちらかというとギャグ寄りになるのか、四天王の実力は大差がない様に描かれる事が多く、主人公が簡単に他の四天王たちも倒してしまう。
そしてもう一つのパターンが、敵の強さをより際立たせる為に使われるパターンだ。こちらのパターンは、王道ファンタジーものの主人公が成長して強くなっていく上で、四天王などの強い敵を倒したと思ったらさらに強い敵が現れて、その敵がこのセリフを言って主人公たちを絶望に叩きつけるパターン。こちらのパターンの時には、次々と出てくる敵の強さが段違いで、主人公たちは敵を倒す為に毎回死力を尽くすのだ。
(前者ならば、見下し舐めてくれている事で、油断や隙を突いて攻撃しやすい。ただ後者ならば……)
もし後者のパターンであったのならば、これから先の戦いはより厳しい戦いになっていく。少なくとも、ミスリルゴーレムと融合した男よりも、元々の実力と特殊な魔法の使い方は上だと考えていいだろう。
この階段の先、次の階層で待ち構える敵が一体どんな魔物と融合したのかや、どういった戦い方で仕掛けてくるのかなど、色々な状況を頭の中でシミュレーションしながら階段を降りていった。
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