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第341話
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上の階層で戦った、ミスリルゴーレムと融合した男が残したミスリルと違い、グリフォンと融合した男との戦いでは何も手元に残すことなく、翼も羽も全て魔法で消し去った。
ミスリルゴーレムが生み出したミスリルは、漆黒の魔力によるものとはいえ、魔法によって生み出された無機物であった事から、俺たちが再利用する為に回収した。勿論だが、呪いなどがないかを確認してから回収している。
しかしミスリルとは逆に、グリフォンと融合した男の翼と羽は、血が通っている生物としての一つの器官だ。その為、漆黒の魔力の強化による影響を大きく受けてしまっており、素材として再利用する事は危険過ぎた。なので、翼も羽も回収する事なく、問題が起こらぬ様に魔法で消し去っておいた。
「最初はミスリルゴーレムで、その次はグリフォンとはの」
「どちらも高ランクの魔物じゃ。恐らくは、暗き闇の力を使って倒したのじゃろうな」
「あの程度の力量で、ミスリルゴーレムやグリフォンを倒せるとは思えません。暗き闇の力を使って倒したのは間違いないでしょう」
ジャック爺たち三人の言う通り、あの二人の力量では到底倒せるとは思えない。暗き闇に授かった力を使って、一人もしくは複数人で戦闘をして、ミスリルゴーレムとグリフォンを倒したのだろう。
「ミスリルゴーレムとグリフォンを倒すのには、どれ程の戦力が必要なんですか?」
「四・五人で組んでおる高位冒険者パーティーが、二つか三つあればといった所じゃろうな」
「それでも余裕で倒せる訳ではないがの。優位に立ち回る事が出来て、比較的楽に倒す事が出来るというだけじゃ。絶対に倒せるという訳でもないし、犠牲が出ないという訳でもない」
「それに、ミスリルゴーレムとグリフォンを倒す為には、色々な準備と情報収集が必要になるわ。その為の時間と労力、それに豊富な資金も必要になるわね。だから、倒すとなるとそれ以外の依頼は受けないのが一般的ね」
「もし準備期間中に、怪我や最悪の場合亡くなったりでもしたら、それまでの全てが無駄になるからの。普段は酒や女にだらしなくとも、そういう時だけは真面目にやるんじゃよ」
『なる程』
ベイルトンにいるベテラン冒険者たちも、休みの日はギルド兼酒場で酒を楽しんで飲んだくれているが、依頼を受ける時などはベテランらしくキリッとしている。長く冒険者を続けている者ほど、仕事の時とプライベートの時のオンオフの切り替えが上手く、ストレスを溜め込まない様に適度に発散している。
「ミスリルゴーレムにグリフォンときたら、次の階層で待ち構えている奴は何の魔物と融合したんだろうね?」
「ミスリルゴーレムやグリフォンと同じく、高ランクの魔物である事は間違いないじゃろう」
「魔物は多種多様じゃから、容易に想像する事は出来んの」
「陸海空、どの様な場所に生息している魔物と融合したのかは、実際に相対して見ない事には分からないわね」
次の階層で待ち構えている敵が、一体どんな魔物と融合したのかを考えつつ、奇襲を警戒しながら下に向かう階段を降りていった。
ミスリルゴーレムが生み出したミスリルは、漆黒の魔力によるものとはいえ、魔法によって生み出された無機物であった事から、俺たちが再利用する為に回収した。勿論だが、呪いなどがないかを確認してから回収している。
しかしミスリルとは逆に、グリフォンと融合した男の翼と羽は、血が通っている生物としての一つの器官だ。その為、漆黒の魔力の強化による影響を大きく受けてしまっており、素材として再利用する事は危険過ぎた。なので、翼も羽も回収する事なく、問題が起こらぬ様に魔法で消し去っておいた。
「最初はミスリルゴーレムで、その次はグリフォンとはの」
「どちらも高ランクの魔物じゃ。恐らくは、暗き闇の力を使って倒したのじゃろうな」
「あの程度の力量で、ミスリルゴーレムやグリフォンを倒せるとは思えません。暗き闇の力を使って倒したのは間違いないでしょう」
ジャック爺たち三人の言う通り、あの二人の力量では到底倒せるとは思えない。暗き闇に授かった力を使って、一人もしくは複数人で戦闘をして、ミスリルゴーレムとグリフォンを倒したのだろう。
「ミスリルゴーレムとグリフォンを倒すのには、どれ程の戦力が必要なんですか?」
「四・五人で組んでおる高位冒険者パーティーが、二つか三つあればといった所じゃろうな」
「それでも余裕で倒せる訳ではないがの。優位に立ち回る事が出来て、比較的楽に倒す事が出来るというだけじゃ。絶対に倒せるという訳でもないし、犠牲が出ないという訳でもない」
「それに、ミスリルゴーレムとグリフォンを倒す為には、色々な準備と情報収集が必要になるわ。その為の時間と労力、それに豊富な資金も必要になるわね。だから、倒すとなるとそれ以外の依頼は受けないのが一般的ね」
「もし準備期間中に、怪我や最悪の場合亡くなったりでもしたら、それまでの全てが無駄になるからの。普段は酒や女にだらしなくとも、そういう時だけは真面目にやるんじゃよ」
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ベイルトンにいるベテラン冒険者たちも、休みの日はギルド兼酒場で酒を楽しんで飲んだくれているが、依頼を受ける時などはベテランらしくキリッとしている。長く冒険者を続けている者ほど、仕事の時とプライベートの時のオンオフの切り替えが上手く、ストレスを溜め込まない様に適度に発散している。
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「ミスリルゴーレムやグリフォンと同じく、高ランクの魔物である事は間違いないじゃろう」
「魔物は多種多様じゃから、容易に想像する事は出来んの」
「陸海空、どの様な場所に生息している魔物と融合したのかは、実際に相対して見ない事には分からないわね」
次の階層で待ち構えている敵が、一体どんな魔物と融合したのかを考えつつ、奇襲を警戒しながら下に向かう階段を降りていった。
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