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無口な魔族に人生お買い上げされた話
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「ヨーク、お前さっきから全然減ってねぇじゃねぇか!もっと飲めよ~ほら俺が注いでやるからさ!」
「おー…ハハハ、ありがとな。」
日が暮れると街の気温は一気に下がり、空に粉雪が舞い始める。
人通りは昼と比べるとずいぶん落ち着いたが街の喧騒は一向に静まる事なく、各地の酒場や宿屋で昼より陽気な声が響いている。
俺も大衆酒場の一角で行商人仲間に混じって、ちびちびと安酒を煽っていた。
最初は勇者の魔族討伐状況とか安全な交易ルートの話とかまともな話題で盛り上がっていた席だったが、夜が深まってくるにつれただの下ネタと愚痴の掃き溜めになる。
商人ギルドに加入していない非正規の行商人は、大抵は田舎から出てきた農民上がりの奴や、過去に難アリのならず者で構成されている。
一緒に旅する事なんて滅多にないが、交易ルートが重なったり、交易市のどこかで出会うことは度々あることだ。そんな俺たちが潰し合ったって何の旨みも意味もないから、基本的に行商人同士が出会った時はなるべく協力しようという暗黙の了解があった。
だから、一応の対面を保つためにこういうクソみたいな席に顔を出している。あまり飲まないように気を付けていたが、赤ら顔でわーぎゃー騒いでいる奴らにこうも長く囲まれると、流石に頭が痛くなってきた。
そろそろ席を立とうかと考えていたところで、ガルドという大柄な男に絡まれてしまった。
親しげに肩に手を回されて嫌悪感が顔に出そうになったが、無理やり愛想笑いで誤魔化した。
「なぁ聞いたぞお前、最近随分と儲かってるんだってな?」
「やーそんなこと無いって。今年はたまたま売れ行きがよかっただけで…」
「ぶはっ、お前の店しょ~もないガラクタしか売ってねぇんだから、どれだけ高く売り捌いたって大した金にはなんね~だろ~!」
「ハハハ…まぁな。今年は何故かよく売れて、運が良かったんだよ。」
「だははは、お前はそのうち天罰食らうだろうな!人を騙した金で飲む酒はうまいか?うまいに決まってるよな?!」
「ハハ…」
死ね。今すぐ目の前から消えてくれ。お前の売り物も大概パチモンしかねぇ癖に、よく言う。
ガルドは確か、どっかの国でデカい騒ぎを起こして国外追放された奴だ。
本人は「俺はもう悪どい稼業からは足を洗って、行商人として生まれ変わったんだ!」なんて宣言していたが、未だに当時の無法者とつるんで好き勝手やっているとの噂も耐え間なく耳に入ってくる。
素行の悪い行商人の中でも、トップクラスで関わりたくない人物だった。
「…あー、今日は随分飲んだから、もう帰ろうかな。それじゃ…」
「おい付き合い悪いぞ!俺達ギルドに入れない除け者同士なんだから、もっと仲良くしようぜ?な?そこ座れよ。」
ガルドの手に力が籠り、立ち上がろうとするのを強く阻まれる。
…本当に厄介な奴に目をつけられてしまった。
「いや、俺今日は本当にもう」
「聞いたぞ。お前、随分なお得意サマを掴んだらしいじゃねぇか。」
「…。」
そりゃ、あんな目立つ男と頻繁に会っていれば、多少は噂になるだろうと思っていたが…まさかこいつの耳にまで届いているとは。
内心覚悟を決めて、なんて事無い風な顔を装って向き直る。
「あー…何のことだ?」
「今日の昼、仲間がお前と黒いフードの男が一緒にいる所を見掛けたんだよ。」
「それがどうした。」
「誤魔化すなって。お前が最近ヤケに羽振りが良いのは、あの客のお陰なんだろ?」
ガルドがぐっと身を寄せてきて、下卑た笑みを浮かべながら話しかけてくる。
「なんでも溢れるような金貨だの、拳大の魔鉱石だのをたんまり貰ってたらしいじゃねぇか。いやぁ羨ましいなぁ!」
「…。」
「なぁ、お前みたいな何の取り柄もない商人がどうやってそんな上客捕まえたんだよ?ン?なんか魔術でも使ったのか?」
一部始終どころか最初から最後まで全部見られてるじゃねぇか。
なるべく人目のつかない路地に移動したつもりだったが…前々からコイツらに目をつけられてたのかもしれない。
話の中身までは流石に聞かれていなかったようだが、ここまで来て変に隠し事をするのは悪手だろう。率直に思ったことを話した。
「…はは、魔術なんて高度なもん、農民上がりの俺には使えねぇよ。確かにあの客の報酬は弾むし、簡単に騙せるしで良いカモだったが…実は縁を切ったんだ。
今日話してようやく分かったよ、あいつ、頭が完全にイカれてた。あんなのと長く付き合ってたらこっちの身が持たないよ。」
「…お前もケチだな~。そんなに俺達と金づるを共有するのが嫌かよ?」
「俺の言ったことが信じられないなら、お前も一度あの客と会ってみれば良い。俺が嘘つきの守銭奴かどうか、一発で分かるだろうよ。」
ガルドは俺が嘘をついていないことは見抜いているようだが、逆にそれが不満なようで明らかに機嫌が悪くなった。
ニヤニヤした笑みは消え去り、不機嫌さを隠すこともなく血走った目でこちらを睨み付けてくる。
「…俺を舐めてんのか?どうしても上客の事は教えたくないって訳かよ。」
「お前こそいい加減にしろよ。誰であろうと、商売人が客の事を他人に話すわけ無いだろ。…こんな商売の基本もわかんねぇ奴に、俺から話すことはもう無いよ。じゃあな。」
そう言い切って、席から立ち上がった。
ガルドはもう邪魔してくることはなく、ただじっと鋭い目つきで睨み付けてくるだけだった。俺はそのまま店を出た。
外はもう真っ暗で、粉雪が本格的な雪に変わり始めていた。街灯の明かりが雪に遮られ、ちらちらと揺れている。
あ~やっちまった…酔った勢いで、つい余計なことまで口走ってしまった。
完全に目をつけられたな。今からでもこの街出ないと、袋叩きに遭いそうだ。
そう思ったのとほぼ同時に、目の前に何人かの男が立ち塞がった。
…俺が思っていたより、俺は相当念入りに囲まれていたらしい。
ゆっくり後ずさろうとしたら、後ろから現れたガルドに肩を掴まれた。
「…なぁ、俺はまだ話し足りねぇんだよ。もうちょっと付き合ってくれねぇか?」
「おー…ハハハ、ありがとな。」
日が暮れると街の気温は一気に下がり、空に粉雪が舞い始める。
人通りは昼と比べるとずいぶん落ち着いたが街の喧騒は一向に静まる事なく、各地の酒場や宿屋で昼より陽気な声が響いている。
俺も大衆酒場の一角で行商人仲間に混じって、ちびちびと安酒を煽っていた。
最初は勇者の魔族討伐状況とか安全な交易ルートの話とかまともな話題で盛り上がっていた席だったが、夜が深まってくるにつれただの下ネタと愚痴の掃き溜めになる。
商人ギルドに加入していない非正規の行商人は、大抵は田舎から出てきた農民上がりの奴や、過去に難アリのならず者で構成されている。
一緒に旅する事なんて滅多にないが、交易ルートが重なったり、交易市のどこかで出会うことは度々あることだ。そんな俺たちが潰し合ったって何の旨みも意味もないから、基本的に行商人同士が出会った時はなるべく協力しようという暗黙の了解があった。
だから、一応の対面を保つためにこういうクソみたいな席に顔を出している。あまり飲まないように気を付けていたが、赤ら顔でわーぎゃー騒いでいる奴らにこうも長く囲まれると、流石に頭が痛くなってきた。
そろそろ席を立とうかと考えていたところで、ガルドという大柄な男に絡まれてしまった。
親しげに肩に手を回されて嫌悪感が顔に出そうになったが、無理やり愛想笑いで誤魔化した。
「なぁ聞いたぞお前、最近随分と儲かってるんだってな?」
「やーそんなこと無いって。今年はたまたま売れ行きがよかっただけで…」
「ぶはっ、お前の店しょ~もないガラクタしか売ってねぇんだから、どれだけ高く売り捌いたって大した金にはなんね~だろ~!」
「ハハハ…まぁな。今年は何故かよく売れて、運が良かったんだよ。」
「だははは、お前はそのうち天罰食らうだろうな!人を騙した金で飲む酒はうまいか?うまいに決まってるよな?!」
「ハハ…」
死ね。今すぐ目の前から消えてくれ。お前の売り物も大概パチモンしかねぇ癖に、よく言う。
ガルドは確か、どっかの国でデカい騒ぎを起こして国外追放された奴だ。
本人は「俺はもう悪どい稼業からは足を洗って、行商人として生まれ変わったんだ!」なんて宣言していたが、未だに当時の無法者とつるんで好き勝手やっているとの噂も耐え間なく耳に入ってくる。
素行の悪い行商人の中でも、トップクラスで関わりたくない人物だった。
「…あー、今日は随分飲んだから、もう帰ろうかな。それじゃ…」
「おい付き合い悪いぞ!俺達ギルドに入れない除け者同士なんだから、もっと仲良くしようぜ?な?そこ座れよ。」
ガルドの手に力が籠り、立ち上がろうとするのを強く阻まれる。
…本当に厄介な奴に目をつけられてしまった。
「いや、俺今日は本当にもう」
「聞いたぞ。お前、随分なお得意サマを掴んだらしいじゃねぇか。」
「…。」
そりゃ、あんな目立つ男と頻繁に会っていれば、多少は噂になるだろうと思っていたが…まさかこいつの耳にまで届いているとは。
内心覚悟を決めて、なんて事無い風な顔を装って向き直る。
「あー…何のことだ?」
「今日の昼、仲間がお前と黒いフードの男が一緒にいる所を見掛けたんだよ。」
「それがどうした。」
「誤魔化すなって。お前が最近ヤケに羽振りが良いのは、あの客のお陰なんだろ?」
ガルドがぐっと身を寄せてきて、下卑た笑みを浮かべながら話しかけてくる。
「なんでも溢れるような金貨だの、拳大の魔鉱石だのをたんまり貰ってたらしいじゃねぇか。いやぁ羨ましいなぁ!」
「…。」
「なぁ、お前みたいな何の取り柄もない商人がどうやってそんな上客捕まえたんだよ?ン?なんか魔術でも使ったのか?」
一部始終どころか最初から最後まで全部見られてるじゃねぇか。
なるべく人目のつかない路地に移動したつもりだったが…前々からコイツらに目をつけられてたのかもしれない。
話の中身までは流石に聞かれていなかったようだが、ここまで来て変に隠し事をするのは悪手だろう。率直に思ったことを話した。
「…はは、魔術なんて高度なもん、農民上がりの俺には使えねぇよ。確かにあの客の報酬は弾むし、簡単に騙せるしで良いカモだったが…実は縁を切ったんだ。
今日話してようやく分かったよ、あいつ、頭が完全にイカれてた。あんなのと長く付き合ってたらこっちの身が持たないよ。」
「…お前もケチだな~。そんなに俺達と金づるを共有するのが嫌かよ?」
「俺の言ったことが信じられないなら、お前も一度あの客と会ってみれば良い。俺が嘘つきの守銭奴かどうか、一発で分かるだろうよ。」
ガルドは俺が嘘をついていないことは見抜いているようだが、逆にそれが不満なようで明らかに機嫌が悪くなった。
ニヤニヤした笑みは消え去り、不機嫌さを隠すこともなく血走った目でこちらを睨み付けてくる。
「…俺を舐めてんのか?どうしても上客の事は教えたくないって訳かよ。」
「お前こそいい加減にしろよ。誰であろうと、商売人が客の事を他人に話すわけ無いだろ。…こんな商売の基本もわかんねぇ奴に、俺から話すことはもう無いよ。じゃあな。」
そう言い切って、席から立ち上がった。
ガルドはもう邪魔してくることはなく、ただじっと鋭い目つきで睨み付けてくるだけだった。俺はそのまま店を出た。
外はもう真っ暗で、粉雪が本格的な雪に変わり始めていた。街灯の明かりが雪に遮られ、ちらちらと揺れている。
あ~やっちまった…酔った勢いで、つい余計なことまで口走ってしまった。
完全に目をつけられたな。今からでもこの街出ないと、袋叩きに遭いそうだ。
そう思ったのとほぼ同時に、目の前に何人かの男が立ち塞がった。
…俺が思っていたより、俺は相当念入りに囲まれていたらしい。
ゆっくり後ずさろうとしたら、後ろから現れたガルドに肩を掴まれた。
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