2 / 4
元パーティの仲間がやってきました
しおりを挟む
そんな事を考えていると、部屋の外からドンドン!!とノックの音がして、返事をする前に勝手にドアを開け、飛び込んで来た者が居た。銀翼のメンバー、魔法使いのヒルダだ。ヒルダは私に駆け寄り抱きつく。
「ユリ~~。クビになったんだって?!」
そう言うと、半泣きで私の頭を抱き締めたまま撫でる。
「アイツ、バカなの?!」
あっ、今度は怒り出した。
「アンタのお陰でウチらのパーティはBからAに上がったってのに……。今まで皆のフォロー全てやってたのユリなのに~~!!」
もぉアイツ、見る目無さ過ぎ!!とヒルダが叫んだ。
「……ヒルダ……ちょっ……苦しい……。」
「ぷ~」
私とスーちゃんが抗議の声を上げると、ごめん、とヒルダは慌てて離れた。危うくヒルダの胸で窒息するところだったわ。恐るべし、Fカップ。
そしてヒルダは私の隣にポスンと腰を下ろした。
「……で、これからどうするつもり?」
ヒルダが私に尋ねた。
「うん、暫くゆっくり休んでそれから新しいパーティを探すつもり……。」
「そっか、じゃあ冒険者を辞めるつもりは無いのね?」
ヒルダが念押しした。私がうん、と頷くと、ヒルダはニヤリと笑って、
「良かった。」
と、答えた。
ん?なんで悪い顔……?心無しか、そう見えたのは気のせいか……?
ヒルダは、んじゃあまた来るわね。と言い残して手を振りながら出ていった。いつもながら賑やかなお姉さんだよね~と、スーちゃんに言いながら、その日はゆっくり休んだ。
数日後、ゆっくり休んで心身共にリフレッシュした私が新しいパーティを探しにギルドに行くと、そこにはヒルダが待っていた。
「ユリ~~♪。」
と、手を振るヒルダ。
「どうしたの?」
と、私が首を傾げると、ヒルダはニッコリ笑った。
「新しいパーティ探しに来たんでしょ?私が紹介してあげる♪」
えっ?と戸惑う私の手を引っ張りヒルダはあるアジトに連れて行く。コンコンとノックすると、中から出てきたのは元パーティメンバーの戦士、リカルドだった。
「おう、来たか。入れ入れ。」
戸惑いながら二人に促され中に入ると、テーブルに着いていたのは、ディエゴとロティ以外の元パーティの面々だった。
「えっ?みんな……、どうしたの?」
不思議に思った私が尋ねると、皆が笑った。
「俺達も銀翼辞めたんだよ。」
「それで新しいパーティを作ったの。」
「やっぱりユリと一緒が良いし……。」
えーーっ!みんな私の為にこんな事を……?良い人達だ……。
ちょっと感動してうるっとなると、ヒルダが肩にポンと手を置いた。
「大丈夫、ユリの為だけじゃないから(笑)」
ユリの事は唯のきっかけなのよ、とヒルダが言うと、他の面々も頷いた。
「ユリ~~。クビになったんだって?!」
そう言うと、半泣きで私の頭を抱き締めたまま撫でる。
「アイツ、バカなの?!」
あっ、今度は怒り出した。
「アンタのお陰でウチらのパーティはBからAに上がったってのに……。今まで皆のフォロー全てやってたのユリなのに~~!!」
もぉアイツ、見る目無さ過ぎ!!とヒルダが叫んだ。
「……ヒルダ……ちょっ……苦しい……。」
「ぷ~」
私とスーちゃんが抗議の声を上げると、ごめん、とヒルダは慌てて離れた。危うくヒルダの胸で窒息するところだったわ。恐るべし、Fカップ。
そしてヒルダは私の隣にポスンと腰を下ろした。
「……で、これからどうするつもり?」
ヒルダが私に尋ねた。
「うん、暫くゆっくり休んでそれから新しいパーティを探すつもり……。」
「そっか、じゃあ冒険者を辞めるつもりは無いのね?」
ヒルダが念押しした。私がうん、と頷くと、ヒルダはニヤリと笑って、
「良かった。」
と、答えた。
ん?なんで悪い顔……?心無しか、そう見えたのは気のせいか……?
ヒルダは、んじゃあまた来るわね。と言い残して手を振りながら出ていった。いつもながら賑やかなお姉さんだよね~と、スーちゃんに言いながら、その日はゆっくり休んだ。
数日後、ゆっくり休んで心身共にリフレッシュした私が新しいパーティを探しにギルドに行くと、そこにはヒルダが待っていた。
「ユリ~~♪。」
と、手を振るヒルダ。
「どうしたの?」
と、私が首を傾げると、ヒルダはニッコリ笑った。
「新しいパーティ探しに来たんでしょ?私が紹介してあげる♪」
えっ?と戸惑う私の手を引っ張りヒルダはあるアジトに連れて行く。コンコンとノックすると、中から出てきたのは元パーティメンバーの戦士、リカルドだった。
「おう、来たか。入れ入れ。」
戸惑いながら二人に促され中に入ると、テーブルに着いていたのは、ディエゴとロティ以外の元パーティの面々だった。
「えっ?みんな……、どうしたの?」
不思議に思った私が尋ねると、皆が笑った。
「俺達も銀翼辞めたんだよ。」
「それで新しいパーティを作ったの。」
「やっぱりユリと一緒が良いし……。」
えーーっ!みんな私の為にこんな事を……?良い人達だ……。
ちょっと感動してうるっとなると、ヒルダが肩にポンと手を置いた。
「大丈夫、ユリの為だけじゃないから(笑)」
ユリの事は唯のきっかけなのよ、とヒルダが言うと、他の面々も頷いた。
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。
しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹
そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる
もう限界がきた私はあることを決心するのだった
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
豊穣の巫女から追放されたただの村娘。しかし彼女の正体が予想外のものだったため、村は彼女が知らないうちに崩壊する。
下菊みこと
ファンタジー
豊穣の巫女に追い出された少女のお話。
豊穣の巫女に追い出された村娘、アンナ。彼女は村人達の善意で生かされていた孤児だったため、むしろお礼を言って笑顔で村を離れた。その感謝は本物だった。なにも持たない彼女は、果たしてどこに向かうのか…。
小説家になろう様でも投稿しています。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる