呪われた騎士に惚れられた夢魔は呑気にその腕の中で微睡んじゃう

おげんや豆腐

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これが最近の生活サイクル 「完」

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お風呂は最高、これ自明の理。


ほかほかと湯気放つお湯を口が沈むまで入りぶくぶくぶくぶく。

昼寝が終わった夕方からテキパキと色々と準備をするぐすたふをぼけーっと眺めてたら気がついたら風呂場に放り投げられている。

僕の目の前にはそれはそれは素晴らしい均等の取れた筋肉が……。

先にわしゃわしゃ石鹸で洗われ、体は専用の香油? でごしごしと洗い抜かれた僕。

お先に湯船の中で髪を浮かせぐすたふが洗っている様子をじっと眺めている。

「…………ぶくぶくぶくぶく」
僕の時は丁寧だった気がするけど自分の時はぱぱっと終わらせてる。



「楽しいかそれ?」
お風呂でやる事と言っても特にない。
だから何となくぶくぶくしていればにやにやと振り替えるぐすたふ。

「んー、わかんない」
「わかんないのか」
「うむ」
「そうかそうか」
む、なんか笑ってる……。

「……ぶぶぶぶ」
「こら沈むな沈むな、浮いてこい」
「ぶぐ?」
「良い子だから浸かるなら首までにしとけ、溺れるぞ」
「ブブー」
「文句を言わない」
なんで今の言葉通じたの……。

「所で湯加減はどうだ?」
「最高」
温かいお湯大好きよ。



あ、ぐすたふお風呂入ってきたらお湯溢れたじゃんやだー。




※※※

温かいお湯を出れば体がほかほかと火照り、あっという間に大きなタオルに包まれる。


「ん~…………」
「こーら動くな、ちゃんと拭けねえだろ」
「うー……」
ちょっと苦しいけど我慢我慢。

僕の着ていたぼろぼろな服は捨てられてぐすたふがちくちくと作ってた服がベッドに畳まれて置いてある。

……ぐすたふ器用だねほんと。

そう染々と思っていればぐすたふにの手にはその畳んでいた服が。

「ほーればんざーい」
「……自分で着る~」
「だめだー」
「やだー」
ほれほれと服を広げるぐすたふの腕をぺしぺしと拒否を示すけど間延びした返事でぐだぐだと服を着せられる。


そして出来上がったベッドに寝転び不機嫌な僕にぐすたふは苦笑しながら椅子に座る。

「もう少し裸でいたかった……」
「湯冷めするから許さん、風邪引くぞ」
「裸の解放感……て、あるじゃん?」
「おっさんだな」
「おだまりおっさん」
誰がおっさんじゃ、ぐすたふの方がよっぽどおっさんみたいな見た目してるじゃない。

「ああん? 俺だってぎりぎり二十代だ、おっさんじゃねえ」
ほう、ぐすたふはまだ二十代……若いな。

お酒片手に苦笑いするぐすたふに寝返りを打ち見る。

二十代……二十代。
ここは、こう……喉を狭くして猫なで声を。

「……………おにい、ちゃま」
「やめい」
「おにいちゃまぼくはだかになりたい」
「おう、裸になってどうすんだ」
「外に出て夜風にあたる」
「変態じゃねえか」
苦笑いから一転ぐすたふはぎょっとした顔で僕を見る。

「えー案外気持ちいいよ」
「…………やったことあるのか?」
「あるよ」
「うそだろ!?」
あらぐすたふ立ち上がった。

「ほんとだよ」
「何処でだ!?」
「森でだよ」
やだぐすたふ必死……夏の夕方に水浴びしたあとにわーっと。


「…………今後禁止だ」
怖い顔で僕を見ていたぐすたふは寝転ぶ僕の目と鼻の先まで来ると低い声で言われる。

「……えー」
「やったらおやつ無し」
「けちー」
「ああん゛?」
何でドス声だす……。

目力の圧力がやばいぐすたふと見つめあっていると、深いため息をついた。

「はぁー、もうこの野郎……」
「ぐすたふ怖いやだー」
「………お前が悪い」

なんでさ。


「ああたくっ、もっと早く会えばよかったぜ」
「?」
髪をくしゃくしゃしてるぐすたふが少し不思議だけど……まぁいいか。















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