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二章 城
記憶がないぞぅ?
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気がつくと。
僕はアルさんの膝の上にいた………やだ怖いんだけど…………。
なに? なにがあったの??
挨拶、スピーチをしてくれと王様に言われてキラキラしてた人達の前でしてた筈なのに……………。
そこからの記憶がぷつりと消えて全然違う場所…………ちょっとしたホラー。
「ん? どうしたラグ」
「なんでもないよ~…………」
僕の雰囲気に気付いたのか頭の上からアルさんが声を掛けてくる。
まぁねぇ、今の僕結構動揺してるし………。
うーん………スピーチを始めたときの記憶はくっきりと残ってたのにいつの間になんで会場じゃなくて別の部屋なんかに来てるんだろ……。
いやそもそも記憶が消し飛ぶ事なんてあるんだ…………、初めて知ったよ………。
にしてもなんでアルさんの膝の上にいるの?
それにどう見ても豪華な部屋は何処よ。
情報量多すぎて頭パンクするわ。
ん、まってまってまって?
アルさんの? 膝の上? ヒザノウエ??
今更ながら、自分の状況に気づいた僕は頭の上を見るとそこにはにやにやとしたアルさんのお顔。
僕が見ていることに気づいたアルさんはそのまま顔を近づけてくる。
「ちょい待てや」
思わず反射的にアルさんの鼻の部分を手で押さえればアルさんの顔が中々面白いことになる。
「…………あ゛? 」
「物騒な声出してるんじゃないよなんで近づいてくるの」
僕の質問にアルさんはニヤリと笑う。
「そんなもん決まってんだろ」
知らねえよ。
「決まってるだろってなに」
「んなもん一つしかねえだろ、ほれっ、つべこべ言わずその手退けてキスさせろやキス」
そう言って鼻についてる僕の手ごと強引に近づいていき。
「嫌だかっ、~………………!!! 」
(★~少々お待ちください~☆)
「たく、恥ずかしいからって抵抗なんてしないで潔く受け入れろよ」
「ああもうさいっあく………!」
僕の頭を優しく撫でながらアルさんは上機嫌になってやがるけどこちとらシンプルに、疲れた……!
「できるわけないでしょうが…………」
五分もキスとか世界記録でも狙ってるのアルさん………、精神的に疲れたよ……。
「全く………、可愛いんだからラグーンは堪んねぇなぁ~」
「ぐえ……」
一通り僕をなで回したアルさんは何を思ったのか僕を目一杯抱き込む。
抱き込まれたショックでカエルみたいな声だした奴可愛いか………?
「可愛くないよ………? 」
「可愛い」
「いや可愛いくないって」
そんな甘ったるいみたいな笑顔されたって変わらん、ていうか暑苦しいんだから離れてちょうだい!
もぞもぞと脱出を図ろうとする僕をアルさんは更に抱き込こみ頬をすりつけてくる。
「そうやって俺の腕の中でじゃれている所とか抱き締めてやりたいくらい可愛いぜ~」
髭がじょりじょりしていたいわ!
「じゃれてない逃げてるの! それに実際抱き締めてるじゃん、ちょい苦しいし痛いから放してっ」
僕の悲鳴にアルさんはニヤリと不穏な笑みを浮かべる。
「嫌だね、放したらどうせ逃げるだろお前」
「当たり前だ!! 」
もがもがと抵抗をしていると、耳元に口を寄せたアルさんは自身が出せる最も低い声を出した。
「逃がさねえからな゛?」
せ、背中が、ヒヤッと来た今。
「耳元でそんな声を出すな! 鳥肌が立つでしょ! 」
実際たったけど!!
「ん? そりゃあもっとやれってことか?」
「ちっがう!」
「そうかそうかやって欲しいのか」
「やらないで!」
「イテッ、やりやがったなラグ~」
たまらずペシャリとアルさんの頭をはたくが効く様子がないどころか脇腹に手を差し込まれそこからはもう………。
「にゃ?! 脇は反そ 離、にゃあああ!! 」
地獄である………。
「まるっきり猫じゃねえかよ~」
なんか、もうにやにやと髭付きの頬擦りされても抵抗する気力がないよ………。
「ぐぇ…………」
「そろそろ……よろしいですか? 」
「ゑ? 」
てっきり僕とアルさんしかいないと思っていたためにピクリと反応すると、扉の前には苦笑しているミネルスさんが……。
「貴方達仲が良いのは大変良いことですが、少しは遠慮というものをしてもらえます? 主にアルギス、貴方です」
「ああん? 」
よくよく目を凝らしてみるとミネルスさんが青筋を立てながら微笑んでいた……器用だな………。
いや、あの……何時からいらっしゃいました? ミネルスさん。
「せめてそういった事はイウァンと話を合わせてからで、いいですね? 特にアルギス」
「やかましいボケ」
「ほう……? 」
「あぁ゛? 」
いや困ったもの見る目で僕見られてもいちゃついてないし、話合わすってなにを?
まあうん、そういうのも全部引っくるめて。
「話する気力がもうないんだけどそういう場合はどうすれば…………? 」
疲れた混乱した動けないの三拍子だよ? 今とてもクローゼットの中に引きこもりたい気分なんですけど?
「なら今すぐベッド行って寝ようぜ」
あ、うん、それがいい………。
「仕方ないですねぇ、……………イウァンを連れてくるので少し待っててください」
やれやれと首をふったミネルスさんはメガネを取り、布で拭いてかけなおすと苦笑を浮かべ部屋から出ていった。
なんでため息つかれたの…………?
僕はアルさんの膝の上にいた………やだ怖いんだけど…………。
なに? なにがあったの??
挨拶、スピーチをしてくれと王様に言われてキラキラしてた人達の前でしてた筈なのに……………。
そこからの記憶がぷつりと消えて全然違う場所…………ちょっとしたホラー。
「ん? どうしたラグ」
「なんでもないよ~…………」
僕の雰囲気に気付いたのか頭の上からアルさんが声を掛けてくる。
まぁねぇ、今の僕結構動揺してるし………。
うーん………スピーチを始めたときの記憶はくっきりと残ってたのにいつの間になんで会場じゃなくて別の部屋なんかに来てるんだろ……。
いやそもそも記憶が消し飛ぶ事なんてあるんだ…………、初めて知ったよ………。
にしてもなんでアルさんの膝の上にいるの?
それにどう見ても豪華な部屋は何処よ。
情報量多すぎて頭パンクするわ。
ん、まってまってまって?
アルさんの? 膝の上? ヒザノウエ??
今更ながら、自分の状況に気づいた僕は頭の上を見るとそこにはにやにやとしたアルさんのお顔。
僕が見ていることに気づいたアルさんはそのまま顔を近づけてくる。
「ちょい待てや」
思わず反射的にアルさんの鼻の部分を手で押さえればアルさんの顔が中々面白いことになる。
「…………あ゛? 」
「物騒な声出してるんじゃないよなんで近づいてくるの」
僕の質問にアルさんはニヤリと笑う。
「そんなもん決まってんだろ」
知らねえよ。
「決まってるだろってなに」
「んなもん一つしかねえだろ、ほれっ、つべこべ言わずその手退けてキスさせろやキス」
そう言って鼻についてる僕の手ごと強引に近づいていき。
「嫌だかっ、~………………!!! 」
(★~少々お待ちください~☆)
「たく、恥ずかしいからって抵抗なんてしないで潔く受け入れろよ」
「ああもうさいっあく………!」
僕の頭を優しく撫でながらアルさんは上機嫌になってやがるけどこちとらシンプルに、疲れた……!
「できるわけないでしょうが…………」
五分もキスとか世界記録でも狙ってるのアルさん………、精神的に疲れたよ……。
「全く………、可愛いんだからラグーンは堪んねぇなぁ~」
「ぐえ……」
一通り僕をなで回したアルさんは何を思ったのか僕を目一杯抱き込む。
抱き込まれたショックでカエルみたいな声だした奴可愛いか………?
「可愛くないよ………? 」
「可愛い」
「いや可愛いくないって」
そんな甘ったるいみたいな笑顔されたって変わらん、ていうか暑苦しいんだから離れてちょうだい!
もぞもぞと脱出を図ろうとする僕をアルさんは更に抱き込こみ頬をすりつけてくる。
「そうやって俺の腕の中でじゃれている所とか抱き締めてやりたいくらい可愛いぜ~」
髭がじょりじょりしていたいわ!
「じゃれてない逃げてるの! それに実際抱き締めてるじゃん、ちょい苦しいし痛いから放してっ」
僕の悲鳴にアルさんはニヤリと不穏な笑みを浮かべる。
「嫌だね、放したらどうせ逃げるだろお前」
「当たり前だ!! 」
もがもがと抵抗をしていると、耳元に口を寄せたアルさんは自身が出せる最も低い声を出した。
「逃がさねえからな゛?」
せ、背中が、ヒヤッと来た今。
「耳元でそんな声を出すな! 鳥肌が立つでしょ! 」
実際たったけど!!
「ん? そりゃあもっとやれってことか?」
「ちっがう!」
「そうかそうかやって欲しいのか」
「やらないで!」
「イテッ、やりやがったなラグ~」
たまらずペシャリとアルさんの頭をはたくが効く様子がないどころか脇腹に手を差し込まれそこからはもう………。
「にゃ?! 脇は反そ 離、にゃあああ!! 」
地獄である………。
「まるっきり猫じゃねえかよ~」
なんか、もうにやにやと髭付きの頬擦りされても抵抗する気力がないよ………。
「ぐぇ…………」
「そろそろ……よろしいですか? 」
「ゑ? 」
てっきり僕とアルさんしかいないと思っていたためにピクリと反応すると、扉の前には苦笑しているミネルスさんが……。
「貴方達仲が良いのは大変良いことですが、少しは遠慮というものをしてもらえます? 主にアルギス、貴方です」
「ああん? 」
よくよく目を凝らしてみるとミネルスさんが青筋を立てながら微笑んでいた……器用だな………。
いや、あの……何時からいらっしゃいました? ミネルスさん。
「せめてそういった事はイウァンと話を合わせてからで、いいですね? 特にアルギス」
「やかましいボケ」
「ほう……? 」
「あぁ゛? 」
いや困ったもの見る目で僕見られてもいちゃついてないし、話合わすってなにを?
まあうん、そういうのも全部引っくるめて。
「話する気力がもうないんだけどそういう場合はどうすれば…………? 」
疲れた混乱した動けないの三拍子だよ? 今とてもクローゼットの中に引きこもりたい気分なんですけど?
「なら今すぐベッド行って寝ようぜ」
あ、うん、それがいい………。
「仕方ないですねぇ、……………イウァンを連れてくるので少し待っててください」
やれやれと首をふったミネルスさんはメガネを取り、布で拭いてかけなおすと苦笑を浮かべ部屋から出ていった。
なんでため息つかれたの…………?
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