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二章 城
ああもう………やってられんわ!!
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「いい加減ラグーンから離れんか馬鹿者! 話が進まないだろうが!! 」
部屋に入ってきた王様が早々にアルさんに一喝をした、けれどされたご本人はめっちゃ不機嫌なオーラを隠しもせず舌打ちをしてらっしゃる。
「うるせえなぁ…………さっき十分話しただろうが………」
アルさんも十分僕とスキンシップしたでしょうよ…………。
「さっきってパーティーの時は半ば建前だからな? だからこうして改めてラグーンと話し合おうって聞けやこら!! 」
王様が説明ををしようとしているが、言われているアルさんはテーブルの上にあるお菓子を僕に与えて完全無視で。
「邪魔すんじゃねえよ……?」
耳元で恐ろしく低い声出さないでよ、鳥肌が立っちゃうんだから……、あ、キャラメルあるね、頂戴。
「ラグーンに飴与えながらこっちにガンを飛ばすな全く! そもそも直接手で口にいれずに普通に渡してやればいいだろう!」
「俺だって妥協してんだよ、本当なら口移ししてえんだがそれだとラグが怒るだろうからな」
いやあんた舌打ちしながら言うことじゃないでしょ……………。
「今でも半分キレてますけど……? 」
「おいアル、ラグーンの目がマジだからその辺にしておけ」
「………しゃあねぇな、ほれ焼き菓子」
「ありがと」
「……………イウァン、もう埒が明かないからこのまま話を進めましょうか」
話が脱線してきてるし話以前に全てが進まない気がする…………。
「ハァ………仕方がないな……………じゃあラグーン、さっき会場で話した内容は覚えてるか? 」
軽くため息をついた王様は諦めたような顔でソファーに腰掛け、僕に聞いてきた。
やっぱり聞かれるか………………えっと、
「覚えてない、かなぁ………?」
「………え? 」
「演説? スピーチ? を始めた時からなんか記憶が無いんだよねぇ…………」
あぁ王様固まっちゃった。
記憶が消えるとか初めての体験だね…………。
「え…………まじでか? 」
信じられないような顔で言われている、けど。
「本気と、書いてマジです(キリッ)」
ここはもう開き直るのが得策(な気がする)。
「無駄にシャキッとした顔で言うことではないぞ…………」
無駄にって酷いな………、あ、大事なこと聞かねば。
「で、僕きちんとできてました……? スピーチ」
記憶が無くてスピーチも駄目じゃあ救いようがない………。
「そんなこの世の終わりみたいな顔しなくても十分なくらいできていたぞ? むしろラグーン、お前もしかしてああ言う場所慣れているんじゃあ無いのか? かなり様になっていたようだが」
「全然慣れてないっす……」
慣れる慣れない以前に一般中学生がパーティーなんか行く機会早々ないでしょ………でも王様にこれ言っても変だし……。
すると顎に手を当てた王様は少し考え込む様子を見せると、ちらりとミネルスさんを見る。するとミネルスさんはニコリと頷き懐から大きめの紙を出してテーブルに広げた。
「…………それじゃあ、後付けみたいになって悪いがラグーンと話したこと、まぁ簡単な契約だが要約する」
用意してたんだ…………。
【一 ラグーン・パイライト含め、ダンジョン【影の神殿】とセンブレルは友好的な関係を築く】
【二 ラグーン・パイライトとイウァン・キング・セットは良き友人関係を築いているものである】
「……友達? そうだっけ? 」
「ぽっと出のラグーンを今後この国でどういう位置付けにするかまだ決まってないからな、最低限心許ないとはいえ俺の友人として後ろ楯を用意した。因みに建前とかではなく普通に友人になってくれ」
え~国の頂点と仲良くするの? え~………。
「あんな心が老人そのものなイウァンなんかとダチになる必要はねえぜラグ」
アルさんにも似たようなこと返せる気がする………。
「お前は黙っていろ」
ほら言われた………。
「へいへい………」
「…………話が逸れたが次だ」
【三 センブレルの有事の際、ラグーン・パイライト及び影の神殿による支援はセンブレル国王、イウァン・キング・センブレルが認めた時のみ可とする】
【四 センブレルの臣下及び市民や他国の者がラグーン・パイライトに危害を加えた場合、臣下個人に対する処罰をラグーン・パイライトが行使することを許可する】
「許可しちゃっていいの? 」
「わざわざ貴族全員のまえで王であるこの゛俺が゛言ったんだ、それでなにかしようとする阿呆な輩など部下にいらん」
至極全うな事だ…………。
「成る程………」
うーん、処罰………どうしようかな?
「これの他に追加して欲しい項目はあるか? 」
ん? 増やしていいの?
「んー? じゃあねえ、ここの城下町とか行きたいんだけど行ってもいい?」
自由に伸び伸びと過ごしたい。
「今は慌ただしいから駄目だが……………… 来月辺りならいいぞ、他には? 」
え、他?
「この城探索したいんだけどいいかな? 」
こんなでっかいお城僕みたいな好奇心旺盛な男子なら誰しも探検したいとおもうだろう♪
「特に構わないんだが……………」
突然王様が口を手で押さえて黙りこんでしまった…………。
「なんか問題あるの? 」
別に宝物庫なんてのはいかないよ………?なんでちょっと震えてるの?
「いや、発想が中々可愛いなと………」
「え? まぁ追加して欲しいときはそのとき言うよ」
「あぁ、わかった」
「おしラグ!」
「ぐぇっ」
「明日街にデートするか! 」
「「おいこら」」
さっきまで妙におとなしかったアルさんが勢い良く立ち上がり僕を抱き上げる。
ん? でえと?
「…………話聞いてなかったんですかあなたは、アホなんですか?」
深いため息をついたミネルスさんがアルさんを、論しに入るが毒舌っていうかもろ毒を吐いたミネルスさんの言葉だと。
「誰がアホだゴルァ!! 」
逆効果なんだよね。
「貴方しかいないでしょうが」冷血対熱血とか勝つのどっちだろうね…………。
でもするのは別にいいけど。
「結構耳にくるんだからで叫ばないでよアルさん………」
怒鳴るのは気にしないけどせめて僕の耳元で叫ぶのやめてよ………いやそもそも僕を放せや。
「ほらみなさい、そのうちラグーン君に愛想尽かされますよ」
そのうちっていうかアルさんに愛想あるのか僕…………?
「んなことは無えな」
「…………自信満々に言う根拠は? 」
「この俺がそんな失態を犯すような真似をするわけがねえからな」
自信満々に言った台詞がそれって…………。
「今まさに犯してるじゃないですか………」
…………駄目だこりゃ。
「………アルさんはほっとくとして、そういえばアリムさんたちの姿が見えないんだけどあの人たち今何処にいるの? 」
アルさんが色々言ってるけど気にしないでと、
僕の部下らしいのに今の今まで僕の近くにいないのは謎だね?
するとミネルスさんはニコリと笑みを浮かべた。
「あぁ、あの方達なら先程【マスターが心地好く過ごせる環境に整えて参ります!】てダンジョンの方へ行かれましたよ?」
整えるってなに…………?
「? ダンジョンは僕以外動かせない筈だけど………」
機械の兵士とか動かせるようには設定していた筈だけど、ダンジョン自体はマスターである僕しか動かせないんだよね。
「恐らくダンジョンのある神殿の方に用があるのでしょうね」
「へー…………?」
神殿? 影の?
僕が頭に?マークを出していると腕につけた時計を見たミネルスさんはにこっと再度微笑み。
「もうそろそろこちらに着くんじゃないですかね?」
「何でわかるの………?」
その言葉と同時に扉がノックされた、そして勢い良く開く扉。
え?
「「お待たせしました(わ)マスター!!」」
賑やかだねこの二人…………。
「丁度来ましたね」
丁度良すぎるでしょうが………。
「いや来ましたねって…………ちょい…………」
カシャカシャと金属音を立ててアリムさんが僕の前で片膝をつく。
「本来ならマスターのすぐ傍にいなければならないのに長時間離れてしまい申し訳ございません! 今後このようなことは…………どうされましたマスター?」
すぐ後ろでクロユリさんも土下座して 土下座!?
あ、いやそんなことより。
「何でアリムさん赤いのついてるの…………? 」
塗料だよ…ね? なんか生臭いし心なしかまだ乾いてない様子だけど………。
「あぁ、これは申し訳ございません、下卑た者共の返り血を浴びたまま来てしまいましたね、後程洗い流しますのでご安心を」
………………ん?
部屋に入ってきた王様が早々にアルさんに一喝をした、けれどされたご本人はめっちゃ不機嫌なオーラを隠しもせず舌打ちをしてらっしゃる。
「うるせえなぁ…………さっき十分話しただろうが………」
アルさんも十分僕とスキンシップしたでしょうよ…………。
「さっきってパーティーの時は半ば建前だからな? だからこうして改めてラグーンと話し合おうって聞けやこら!! 」
王様が説明ををしようとしているが、言われているアルさんはテーブルの上にあるお菓子を僕に与えて完全無視で。
「邪魔すんじゃねえよ……?」
耳元で恐ろしく低い声出さないでよ、鳥肌が立っちゃうんだから……、あ、キャラメルあるね、頂戴。
「ラグーンに飴与えながらこっちにガンを飛ばすな全く! そもそも直接手で口にいれずに普通に渡してやればいいだろう!」
「俺だって妥協してんだよ、本当なら口移ししてえんだがそれだとラグが怒るだろうからな」
いやあんた舌打ちしながら言うことじゃないでしょ……………。
「今でも半分キレてますけど……? 」
「おいアル、ラグーンの目がマジだからその辺にしておけ」
「………しゃあねぇな、ほれ焼き菓子」
「ありがと」
「……………イウァン、もう埒が明かないからこのまま話を進めましょうか」
話が脱線してきてるし話以前に全てが進まない気がする…………。
「ハァ………仕方がないな……………じゃあラグーン、さっき会場で話した内容は覚えてるか? 」
軽くため息をついた王様は諦めたような顔でソファーに腰掛け、僕に聞いてきた。
やっぱり聞かれるか………………えっと、
「覚えてない、かなぁ………?」
「………え? 」
「演説? スピーチ? を始めた時からなんか記憶が無いんだよねぇ…………」
あぁ王様固まっちゃった。
記憶が消えるとか初めての体験だね…………。
「え…………まじでか? 」
信じられないような顔で言われている、けど。
「本気と、書いてマジです(キリッ)」
ここはもう開き直るのが得策(な気がする)。
「無駄にシャキッとした顔で言うことではないぞ…………」
無駄にって酷いな………、あ、大事なこと聞かねば。
「で、僕きちんとできてました……? スピーチ」
記憶が無くてスピーチも駄目じゃあ救いようがない………。
「そんなこの世の終わりみたいな顔しなくても十分なくらいできていたぞ? むしろラグーン、お前もしかしてああ言う場所慣れているんじゃあ無いのか? かなり様になっていたようだが」
「全然慣れてないっす……」
慣れる慣れない以前に一般中学生がパーティーなんか行く機会早々ないでしょ………でも王様にこれ言っても変だし……。
すると顎に手を当てた王様は少し考え込む様子を見せると、ちらりとミネルスさんを見る。するとミネルスさんはニコリと頷き懐から大きめの紙を出してテーブルに広げた。
「…………それじゃあ、後付けみたいになって悪いがラグーンと話したこと、まぁ簡単な契約だが要約する」
用意してたんだ…………。
【一 ラグーン・パイライト含め、ダンジョン【影の神殿】とセンブレルは友好的な関係を築く】
【二 ラグーン・パイライトとイウァン・キング・セットは良き友人関係を築いているものである】
「……友達? そうだっけ? 」
「ぽっと出のラグーンを今後この国でどういう位置付けにするかまだ決まってないからな、最低限心許ないとはいえ俺の友人として後ろ楯を用意した。因みに建前とかではなく普通に友人になってくれ」
え~国の頂点と仲良くするの? え~………。
「あんな心が老人そのものなイウァンなんかとダチになる必要はねえぜラグ」
アルさんにも似たようなこと返せる気がする………。
「お前は黙っていろ」
ほら言われた………。
「へいへい………」
「…………話が逸れたが次だ」
【三 センブレルの有事の際、ラグーン・パイライト及び影の神殿による支援はセンブレル国王、イウァン・キング・センブレルが認めた時のみ可とする】
【四 センブレルの臣下及び市民や他国の者がラグーン・パイライトに危害を加えた場合、臣下個人に対する処罰をラグーン・パイライトが行使することを許可する】
「許可しちゃっていいの? 」
「わざわざ貴族全員のまえで王であるこの゛俺が゛言ったんだ、それでなにかしようとする阿呆な輩など部下にいらん」
至極全うな事だ…………。
「成る程………」
うーん、処罰………どうしようかな?
「これの他に追加して欲しい項目はあるか? 」
ん? 増やしていいの?
「んー? じゃあねえ、ここの城下町とか行きたいんだけど行ってもいい?」
自由に伸び伸びと過ごしたい。
「今は慌ただしいから駄目だが……………… 来月辺りならいいぞ、他には? 」
え、他?
「この城探索したいんだけどいいかな? 」
こんなでっかいお城僕みたいな好奇心旺盛な男子なら誰しも探検したいとおもうだろう♪
「特に構わないんだが……………」
突然王様が口を手で押さえて黙りこんでしまった…………。
「なんか問題あるの? 」
別に宝物庫なんてのはいかないよ………?なんでちょっと震えてるの?
「いや、発想が中々可愛いなと………」
「え? まぁ追加して欲しいときはそのとき言うよ」
「あぁ、わかった」
「おしラグ!」
「ぐぇっ」
「明日街にデートするか! 」
「「おいこら」」
さっきまで妙におとなしかったアルさんが勢い良く立ち上がり僕を抱き上げる。
ん? でえと?
「…………話聞いてなかったんですかあなたは、アホなんですか?」
深いため息をついたミネルスさんがアルさんを、論しに入るが毒舌っていうかもろ毒を吐いたミネルスさんの言葉だと。
「誰がアホだゴルァ!! 」
逆効果なんだよね。
「貴方しかいないでしょうが」冷血対熱血とか勝つのどっちだろうね…………。
でもするのは別にいいけど。
「結構耳にくるんだからで叫ばないでよアルさん………」
怒鳴るのは気にしないけどせめて僕の耳元で叫ぶのやめてよ………いやそもそも僕を放せや。
「ほらみなさい、そのうちラグーン君に愛想尽かされますよ」
そのうちっていうかアルさんに愛想あるのか僕…………?
「んなことは無えな」
「…………自信満々に言う根拠は? 」
「この俺がそんな失態を犯すような真似をするわけがねえからな」
自信満々に言った台詞がそれって…………。
「今まさに犯してるじゃないですか………」
…………駄目だこりゃ。
「………アルさんはほっとくとして、そういえばアリムさんたちの姿が見えないんだけどあの人たち今何処にいるの? 」
アルさんが色々言ってるけど気にしないでと、
僕の部下らしいのに今の今まで僕の近くにいないのは謎だね?
するとミネルスさんはニコリと笑みを浮かべた。
「あぁ、あの方達なら先程【マスターが心地好く過ごせる環境に整えて参ります!】てダンジョンの方へ行かれましたよ?」
整えるってなに…………?
「? ダンジョンは僕以外動かせない筈だけど………」
機械の兵士とか動かせるようには設定していた筈だけど、ダンジョン自体はマスターである僕しか動かせないんだよね。
「恐らくダンジョンのある神殿の方に用があるのでしょうね」
「へー…………?」
神殿? 影の?
僕が頭に?マークを出していると腕につけた時計を見たミネルスさんはにこっと再度微笑み。
「もうそろそろこちらに着くんじゃないですかね?」
「何でわかるの………?」
その言葉と同時に扉がノックされた、そして勢い良く開く扉。
え?
「「お待たせしました(わ)マスター!!」」
賑やかだねこの二人…………。
「丁度来ましたね」
丁度良すぎるでしょうが………。
「いや来ましたねって…………ちょい…………」
カシャカシャと金属音を立ててアリムさんが僕の前で片膝をつく。
「本来ならマスターのすぐ傍にいなければならないのに長時間離れてしまい申し訳ございません! 今後このようなことは…………どうされましたマスター?」
すぐ後ろでクロユリさんも土下座して 土下座!?
あ、いやそんなことより。
「何でアリムさん赤いのついてるの…………? 」
塗料だよ…ね? なんか生臭いし心なしかまだ乾いてない様子だけど………。
「あぁ、これは申し訳ございません、下卑た者共の返り血を浴びたまま来てしまいましたね、後程洗い流しますのでご安心を」
………………ん?
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