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四章 僕の迷宮へ
二つ目の特殊スキル
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【サブコントロール起動】
何処からともなく無機質な女性音が響く声と同時に神殿全体が脈を打つ。
建物全体に響く機械音に入り口で睨みあっていたアルさんたちも固まり訝しげな顔を僕に向ける。
まぁ当然だよね。
「……………ん!? 」
王様が驚く様子を尻目に魔石によって輝き始めた木に掌を当てると、当てた箇所から緑色の波紋が広がり木全体が淡く輝くと、枝から緑の光が降り注ぎ僕を包みこむ。
【指紋認証………完了……、魔力認証………完了……生体情報認証………完了…………お帰りなさいませ、マスターラグーン】
「はいただいま」
久しぶりに聞く声に返事を返し僕は息を吐く。
くるりと振り替えれば先に我に返った王様は口を開いた。
「なぁラグーン………なんなんだそれ? 」
「この木はね、この神殿とダンジョンのサブコントロールを司るAIだよ」
「なるほどわからん」
「でっかい参謀だよ」
「………逆にわからん」
「じゃあもういいや」
「軽っ」
「はじめは神殿の御神木みたいな感じで造ったんだけど……」
だけど?
「途中からこの木に魔力が有る限り触れれば怪我治したり足りない魔力補充できたり、ダンジョンの情報や改築とかが出来るようスキル使って改造したんだよね」
やりこみ要素が凄いねまったく。
「…………改造と一言に言うが、そんな簡単にできるものなのか?」
「ん? できるよ?」
運営のマニュアルに従えばある程度はできるし慣れれば自然と手が動く。
「造るために費やす時間、材料を用意する手間、何よりこの繊細な構造の木を含めそれらを造るための技術……言っちゃ悪いががそれをラグーンが出来るようにはとても思えん」
すまないなと言い、苦笑する王様に向き直りながら僕も苦笑する。
「まぁ、造るときに結構時間かかったし、材料も調達するのにもかなり手間かかったけどね、技術力なら自信あるよ」
「そうなのか? 」
怪訝な顔の王様、ここはちょっとどや顔しても構わないだろう。
「僕は鍛冶に調合、あとは料理もできるしそれに特殊技能も持ってるからね、へへん」
「影を操る能力か?」
「それもあるけど、もういっこあるよ」
首をふり言えば王様は顎に手を当て少し考えると思い出したように手を叩く。
「………あぁ、もう一つあると言ってたな」
「そうそう、僕のもう一つのスキルはね、【創生の申し子】って名前のやつ」
「創生の申し子? つくる、のか?」
「要するにどんな物でも作れるって事だね」
「なんでも……そうか 」
なんだそれ? と首を傾げる王様にに僕もよく知らないと肩をすくめる。
「例えば、この水晶の木、水晶って長い時間特殊な環境下で結晶化する必要があるけど、この力があれば必要な分、必要な手順さえわかっていればノータイムで結晶化させることができるし、少し手を加えればアメジストにだってなる、宝石だって炭があればいくらでもができちゃう」
by 運営
「な~んかまどろっこしい能力だなそれ、んなもんどうでもいいから早く行こうぜ~」
長々とした説明に考えはじめる王様、後ろからのしのしとあくびをして歩いてきたアルさんに妨害される。
「どうでもよくはないだろう………、今の話は中々に興味深い」
「後で聞けばいいだろうが、な、ラグ!」
祭壇の下にある地下へと続く階段を見ながらめんどくさそうにアルさんが頭をかくと王様はみかねて眉を寄せた。
「それもそうだね、ここで話すのもいいけど歩きながらでも説明できる」
「仕方ないな……ラグーン今度時間を設ける、じっくりとその能力について教えてくれ」
「はーい」
祭壇から降りた僕とアルさんに諦めてため息をついた王様は階段を下りはじめた。
何処からともなく無機質な女性音が響く声と同時に神殿全体が脈を打つ。
建物全体に響く機械音に入り口で睨みあっていたアルさんたちも固まり訝しげな顔を僕に向ける。
まぁ当然だよね。
「……………ん!? 」
王様が驚く様子を尻目に魔石によって輝き始めた木に掌を当てると、当てた箇所から緑色の波紋が広がり木全体が淡く輝くと、枝から緑の光が降り注ぎ僕を包みこむ。
【指紋認証………完了……、魔力認証………完了……生体情報認証………完了…………お帰りなさいませ、マスターラグーン】
「はいただいま」
久しぶりに聞く声に返事を返し僕は息を吐く。
くるりと振り替えれば先に我に返った王様は口を開いた。
「なぁラグーン………なんなんだそれ? 」
「この木はね、この神殿とダンジョンのサブコントロールを司るAIだよ」
「なるほどわからん」
「でっかい参謀だよ」
「………逆にわからん」
「じゃあもういいや」
「軽っ」
「はじめは神殿の御神木みたいな感じで造ったんだけど……」
だけど?
「途中からこの木に魔力が有る限り触れれば怪我治したり足りない魔力補充できたり、ダンジョンの情報や改築とかが出来るようスキル使って改造したんだよね」
やりこみ要素が凄いねまったく。
「…………改造と一言に言うが、そんな簡単にできるものなのか?」
「ん? できるよ?」
運営のマニュアルに従えばある程度はできるし慣れれば自然と手が動く。
「造るために費やす時間、材料を用意する手間、何よりこの繊細な構造の木を含めそれらを造るための技術……言っちゃ悪いががそれをラグーンが出来るようにはとても思えん」
すまないなと言い、苦笑する王様に向き直りながら僕も苦笑する。
「まぁ、造るときに結構時間かかったし、材料も調達するのにもかなり手間かかったけどね、技術力なら自信あるよ」
「そうなのか? 」
怪訝な顔の王様、ここはちょっとどや顔しても構わないだろう。
「僕は鍛冶に調合、あとは料理もできるしそれに特殊技能も持ってるからね、へへん」
「影を操る能力か?」
「それもあるけど、もういっこあるよ」
首をふり言えば王様は顎に手を当て少し考えると思い出したように手を叩く。
「………あぁ、もう一つあると言ってたな」
「そうそう、僕のもう一つのスキルはね、【創生の申し子】って名前のやつ」
「創生の申し子? つくる、のか?」
「要するにどんな物でも作れるって事だね」
「なんでも……そうか 」
なんだそれ? と首を傾げる王様にに僕もよく知らないと肩をすくめる。
「例えば、この水晶の木、水晶って長い時間特殊な環境下で結晶化する必要があるけど、この力があれば必要な分、必要な手順さえわかっていればノータイムで結晶化させることができるし、少し手を加えればアメジストにだってなる、宝石だって炭があればいくらでもができちゃう」
by 運営
「な~んかまどろっこしい能力だなそれ、んなもんどうでもいいから早く行こうぜ~」
長々とした説明に考えはじめる王様、後ろからのしのしとあくびをして歩いてきたアルさんに妨害される。
「どうでもよくはないだろう………、今の話は中々に興味深い」
「後で聞けばいいだろうが、な、ラグ!」
祭壇の下にある地下へと続く階段を見ながらめんどくさそうにアルさんが頭をかくと王様はみかねて眉を寄せた。
「それもそうだね、ここで話すのもいいけど歩きながらでも説明できる」
「仕方ないな……ラグーン今度時間を設ける、じっくりとその能力について教えてくれ」
「はーい」
祭壇から降りた僕とアルさんに諦めてため息をついた王様は階段を下りはじめた。
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