生産チートの流され魔王ののんびり流されライフ

おげんや豆腐

文字の大きさ
77 / 183
五章 そしてまったりと

うっさい!

しおりを挟む
前の、親と過ごしていた時じゃあこうやって優しく抱き締められて、甘えることなんてなかったなぁ……。


僕がちっこい頃は多分されたんだろうけど………多分で括られてるなら………わからない。


アルさんもそうだけど、ここまで優しく割れ物を扱うような感じで接しられたり、は初めて。

しかもアイデンさんの頭を撫でる手つきが素晴らしく眠気を誘う………、これは簡易的な天国と言って良いだろう(キリッ)。




その心地よいまどろみの世界から戻されたのは急な話。


乱暴に開けられた扉の音にねむねむと目を開ければ少し離れた所のソファーに眉の皺が素敵な事になっているアルさんが座っておられました。


足組んで素敵な顔をしてらっしゃるアルさんの不機嫌な目が僕を写す。


「な~んでアイデンの所でグースカねてんだおめえは………」

予想通り酷く不機嫌でいらっしゃる………、何故だ。


でも僕が今お世話になってるアイデンさんに頭ポンポンされてまたまどろみの世界に沈んで……。


「寝るなおい」

おっと、危ない、


「おはようアルさん、………仕事終わったの? 」

「今日の分は終わった、もう夜だ」

ほうほう………、アルさんの貧乏揺すりしてるのなんでか怖い……。


「でだなラグーン」

ん?


「てめぇはなんでそいつの腕の中にいるんだぁ……? 」

そんな事で怒んないでよと言えたらいいのだろうけど………。





(´・ω・`)


寝起きで目付き鋭い鬼になったアルさんを相手にできるほど僕は強くない……。


さて、

もう一度眠りの世界へ……。


「アァン〝? 」

なんか圧力みたいの降りかかってきたんだけど!?

アルさんから真っ赤なオーラがでてらっしゃる!?


「そんな気は微塵もございませんアルギス様……、助けてアイデンさん」

もう死んでるのに死の気配がするよ。


「ふむ、アルギスよ、そんなラグーンを威嚇しては嫌われてしまうぞ?」

「…………とにかく、こっちこい」


あ、はい。

不機嫌ながらも不穏なオーラを静めてくれたアルさんに僕は頷いてむくりと起き上がった。


そんじゃ寝る場所変えるだけだから動こう。



「なんだ、もう行ってしまうのか? 」

アイデンさんから降りると背中から寂しげな声がかかる


振り向けばアイデンさんは眉をちょっとさげてあと引く笑み………。


え?(・ω・`?)


「俺の腕の中に丁度収まって良かったのだがな………、アルギスの所に行くのであれば仕方ないな………」

そ、そんな捨てられほやほやの犬みたいな顔されたって困るなり………。


いやでもここはワンチャン。

「ラ~グ? 」

なかったねうん。、


それにアイデンさんも良いけどやっぱり慣れ親しんだアルさんの方が心なしか安心する……気がする。


そう納得しテクテクとアルさんのいるソファーに行こうとすれば痺れを切らしたアルさんのテーブルを越えた暴挙によって意識が飛ぶ勢いで目的地の膝の上にちょこんと座ることになった。


む?


「これで良い」

何処が?

腕伸ばされて脇に差し込まれたと思ったら一瞬でついたよ。


「………チッ」

そしてなんでアイデンさんは笑顔で舌打ちをスルノカナ?


「それでアイデン、ここに虫が来たらしいじゃねえか、………ラグにおかしな事しなかっただろうなぁ? 」

アルさんが僕の頭を撫でながら言ったけど。


虫?、そういえば昼間に窓からモンシロチョウみたいのが入って来てそれを肴にアイデンさんとお茶のんだような。


「流石に耳が早いな、あの身分をわきまえない小娘の事ならこちらで対処しよう」

小娘? あの微小女の事だっけ?。

ええと、名前忘れた………。



「てこたぁしたって事だよな、対処なんて綺麗事言ってねえで消そうぜ」

「行動自体はまだ起こされて無いから消すのはまだ難しい、しばしまて」

アイデンさんも否定はしてない御様子………。


「………そんな物騒な話僕のいないときにやってもらえる?」

二人とも軽く言ってるけど。ここ異世界だしお国柄もあるから殺さないで! とか可哀想でしょう!!、とか喚きはしないからせめて他所でやっておくれ。


「だがこれはラグーンにも関係あることなんだぞ?」

「ん~、でもまだ実際にやられてはいないしねぇ……」

それいぜんにあの人と初対面だしね。


「【やられる前に動く】これ大事だぜ? 」

「攻撃こそ最大の防御みたいな? 」

僕の適当な答えにアイデンさんはゆっくりと頷く、


「そうだ、圧倒的な力で、上から粉々に砕く、相手の姑息な作戦もろともな」

「その点に関しちゃあ同意だな、でだラグ」

「ん? 」

退屈そうな顔から一転、にやりと笑うアルさんに僕は嫌な予感がしながらもアルさんを見る。


「話変わるが漸く仕事が落ち着いてきたからな、明日休みとって遠乗りに行こうぜ」

遠乗り? 馬に乗ってピクニック? アルさんと?


「いく! 」

二つ返事とばかりに僕は頷いた


「そうかそうか! 」

微小女さんの事は気になるけどアルさんとピクニック行くんだし、まあいっか。


明日早起きしなくちゃね、


ふとアイデンさんを見れば歯を噛み締め悔しそうに見ている……そしてアルさんは勝ち誇った顔している。


あーあーこりゃ喧嘩になるぞー……。


「表に出ろアルギス! その精魂叩き直してくれる!!」

「やーなこった! ただの嫉妬じゃねえか見苦しい」

「殴り倒してくれる! 」

「二人ともうるさい」

「「………………」」



僕は眠いんだよ










しおりを挟む
感想 181

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、 隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。 しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです… オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が なかたのでした。 本当の花嫁じゃない。 だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺

福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。 目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。 でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい… ……あれ…? …やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ… 前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。 1万2000字前後です。 攻めのキャラがブレるし若干変態です。 無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形) おまけ完結済み

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた

やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。 俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。 独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。 好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け ムーンライトノベルズにも掲載しています。 挿絵をchat gptに作成してもらいました(*'▽'*)

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

推しの完璧超人お兄様になっちゃった

紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。 そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。 ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。 そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

処理中です...